チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

Wー2つの世界ー 第11話(2)

2016-08-30 23:04:26 | Wー2つの世界
12話の放送見ました~^0^

どきどきしたけど カン・チョル あったまいい~

(いやいや 脚本家さんが かしこいのよね)

でもでも 最後までどきどきはらはらでした。

今回は 若干 ホラー色は薄まっていましたね。

スボンは相変わらずキャラがぶれなくていい!!

脇役がみんな上手に自分の持ち場で光っているいいドラマになりつつあります。

(満足満足)

これで めでたし めでたしにしてもいいくらいだけど

と思っていたら 13話の予告で なんと また~~~!!

怖い展開 残ってるみたいです。う~ん 私もカン・チョルの

ハッピエンドを願っている一人ですよお~

では気を取り直して 11話 ネタバレストーリー参ります。

************************************ 

Wー2つの世界ー 第11話(2)

タブレット画面から 貞子よろしく突き出てきた手によって

首を絞められるヨンジュですが 間一髪のところでタブレットの

電源を落とし 難を逃れます。(そうそう OFFにすればよかったんだよね。)

それと同時に 部屋の外でドアをたたいていた父ソンムも

操り人形の糸が切れたかのように 倒れます。

一人漫画の中で 不安げな顔の真犯人。




ヨンジュは 静かになった室外が気になり ドアを開けます。

顔のない父が倒れています。一回り小さくなったかのような父。

傍らに座り泣き崩れるヨンジュ。しばらくして ヨンジュは 父を自分の

部屋に連れて行き寝かせます。今はどうしようもありませんが

どうにかして 解決しなければと決意して部屋を出ます。




そのころ 家の外にはスクボムに ついてきてもらって スボンが

こわごわ戻ってきました。事情を知らないスクボムはどんどん家の中に

入っていきます。

あまりの怖さに おもわず スクボムの腕をとり 手の指を絡めてしまいます。

(恋人か!?)やんわりスクボムに拒否られます。

それでも 怖いのでなんとか手を握ろうとするのですが

ふりほどかれてしまい 「すみません」と誤ります。




ヨンジュは 電源の消えたタブレットを見つめ途方に暮れています。

そこへスボンが来ておそるおそる部屋を覗きます。

ヨンジュがいることに気がついて駆け寄ってきます。

大丈夫か 怪我はなかったかと聞き 最後に 先生は?と尋ねます。

部屋に閉じこめ 寝かせたわ 方法が他になくて…というヨンジュ。

その間 スクボムは作業場がめずらしくて あちこちさわっています。

ふと奥に部屋があることが気になり ドアをあけようとしますが

鍵が閉まっていて開きません。ソンムがベッドで寝ている部屋でした。

(閉じこめておいて正解でしたね。これ以上目撃者を増やす必要はないでしょう。)


書斎では ヨンジュがスボン相手に 真犯人に襲われ 電源を切って

撃退した話をしています。

そして,また夢だったことにすれば…と言います。

それを聞いて スボンは大いに乗り気ですが

ヨンジュは 電源を付けたら真犯人が待っているかもと言って

このままでは続きが描けないと途方に暮れます。




そこへ スクボムがノックして書斎に入ってきます。

入ってきたスクボムが聞きます。

「ヨンジュは?」

「ここにいるじゃないですか」

「どこですか?」

何を言ってるのかとため息をついて横を振り返ると…

いるはずのヨンジュがいませんでした。(また です。)

もう笑うしかない スボン。残念ながら スクボムには

『どうかしてる変なやつ』と完全に 思われちゃいましたね。



漫画の世界

でもって なぜか ヨンジュが 現れたのは…ハン・チョロ議員の部屋

ここはどこと見回して すぐ横でハン・チョロが自分の写真を見ながら

「オ・ヨンジュ?何者だ?…オ・ヨンジュを探せ。」

電話で誰かに指示しています。

おっかなびっくりしながら…身をかがめてそおっと部屋から

出ようとしますが 議員室の重厚なドアは 気付かれずに開けることが

できなくて 見つかっちゃいます。



そして 猛ダッシュで逃げます。

なんとか 国会議事堂前からちょっと離れたところまで

逃げました。運良く誰も追ってきません。(ハン・チョロに怒鳴られて

秘書さんたち しばらく フリーズしてましたから)

しかし どうして ハン・チョロの議員室なのか分かりません。

ハン・チョロが自分を探していたから 呼び寄せられたのだろうか?

それとも 真犯人が 怒って 自分を引き込んだんだろうか?

いくら考えても分かりません。主人公であるカン・チョルが自分を

呼んでいるのではないのにと…。


そのころ議員室では 秘書が「見失ってしまいました」と

ハン・チョロに報告。ハン・チョロは激怒しますが 机の上の写真を

見るとさっきの女性の顔とうり二つなことに気付きます。

「これは どういうことだ?」


ヨンジュは コンビニへ 入って 今日が何日か聞きます。

「22日です」と店員。

続けて何時か聞きます。

「11時です。」

そして カン・チョルの消息を聞き まだつかまってないことを確かめます。



あの モーテルにまだいるかもしれない…と考えたヨンジュは

大通りに戻って タクシーを捕まえようとします。

カン・チョルのもとをはなれてから2時間しか経っていないので

急いで戻らないと…と考えようですが

そのとき 以前も経験した 早回し現象に襲われます。



どのくらい 日数がたったのか分からないので またまたコンビニへ

同じ店員さんですね。気まずいけど 何日か聞きます。

「22日です。」

ん?さっきと同じです。でも 同じわけないので

「もしかして…9月22日ですか?」

そうだと答える店員。思い切ってカン・チョルの消息を尋ねます。

カン・チョルはまだ捕まっていなくて 消息不明なこと

逃げるとき撃たれたので 死亡説も出ていることを教えてくれます。

モーテルへ向かうタクシーの中でラジオのニュースが カン・チョル

所有の放送局の放送停止のニュースが流れ 運転手もこの1ヶ月こんな

ニュースばかりで…と嘆きます。

モーテルのカン・チョルの部屋があったと思われる壁をたたいて呼びかけますが

応答はありません。裏庭の駐車場へ行ってみますが 車も消えていました。


一方 カン・チョルのペントハウスでは

ドユンが後片付けをしています。カン・チョルの個人ボディガードではありましたが

彼が一番信頼している友でした。互いに通じ合っていた彼らですから

ドユンの気持ちは複雑でしょう。リビングでは ユン・ソヒが ワインを開けて

勝手に飲んでいました。最後なので記念よ。ドユンさんも飲む?と言います。

「彼 死んだのよね。死んでないならこんなに長く耐えてられないわ。

 (音沙汰ないことはないわ)撃たれて死んだか 自暴自棄になって

 貯水池に身を投げたかどっちかだわ。そうでしょ?」

ドユンは何も言いません。

死んだのなら最悪だとソヒは言います。何も言わずに死ぬなんて…と。



(自分はチョルの特別と思っていたのですから 当然ですね。)

そのとき あのいつもくっついて歩いていたボディガードくんが

あらわれドユンを呼びました。私服なので誰かと思いました。

ユン・ソヒに聞こえないところで

「誰か探しに来たんですけど…」

「誰?」

「…オ・ヨンジュです。」

(名前が 漫画の世界でかなり浸透してしまっていますね。)

「あのとき 自分 見たじゃないですか。まちがいありません。

 ドユンさんに 会いたがっています。」

「どこにいるの?」


ペントハウスの入り口で座り込んでいるヨンジュ。

そこへドユンが出てきました。

「オ・ヨンジュさん?」

「はい」立ち上がるヨンジュ。



警戒するドユン。(ヨンジュにとってはドユンに会うのはかけみたいなものですよね。

だって 警察にまた突き出されるかもしれないんですから…。)

「本当に オ・ヨンジュさん? カン代表が乗って逃げた車の中にいた?」

「ええ」

「警察が捜しているのに なぜここに来たんです?」

「事情があって…」

「でも 来た。私のところへ。」

「カン・チョルさんが どうなっているかご存じかと…

 あの時から 私も 会えてなくて…もしかしたら彼のこと何か分かるかもと…」

「あの友達がどこにいるか どうして私が知ってると?

 警察だって見つけられてないのに。」

下を向くヨンジュ。

「カン代表とどんな関係ですか?」

下を向いたまま

「何の…関係もありません…けど…ただ…生きているか気になって…

 生きてなきゃいけないのに…(みんなが)死んでるって…

 私が最後に見たとき 大怪我をしてて…あのとき あのように

 残していっては いけなかったのに…薬も十分なくて…」

さめざめと泣くヨンジュ。

おもむろに胸ポケットから メモ用紙を取り出し何か書きます。

「ここへ行って」

驚き ドユンを見るヨンジュ。

「連絡しておきます。…カン代表がオ・ヨンジュさんを探しています。」

「生きて…いるんですね…」

メモをもらって エレベーターに乗ると ドユンがお願いがあると言います。

「あなたが カン・代表とどんな関係があるか知りませんが

 彼に 会ったら 伝えてください…もう 方法はありません。罪を軽くするには

 戻ってくるしかありません。もうしばらくか 助けられないのです。

 説得してください。」



そして 閉まる扉。ユヒが出てきて「だれ?」と聞きますが

「ホテルの従業員」とごまかすドユンでした。


バスに乗って 田舎までやって来ました。

『シノリ村会館前』もらったメモに書いてあった場所に来ました。

詳しい住所でないので 合ってるかどうかは不安ですが

地元のハルモニやアジュンマたちがバスを待つ中

何時間も経ち続けました。最後はくたびれて 放心状態で

道端にしゃがみ込んでしまいました。

そこへ ヨンジュの脇に静かに停車するシルバーの車

(あ!このナンバー…)

カン・チョルが現れました。



「オ・ヨンジュさん」

運転席から声を掛けるチョル。

顔を上げるヨンジュ。そこには あんなに 気にかけていた人の顔が…

「久しぶりですね。」

…生きてた…生きてる…そんな表情のヨンジュ。

「乗って」

生きてるかどうかを確かめることだけで良かったのだけれど…

促されるまま車に乗り込むヨンジュ。

「どう過ごしてましたか?」

カン・チョルの問いに答えないヨンジュ。人形のように 前を見続けます。

「嬉しいです。また会えて。」

黙っているヨンジュにカン・チョルは言います。

「何か言ってみてよ。…久しぶりに人と話すから楽しいんだ。」

「…死んだと…思いました。」

ようやく絞り出すようにつぶやくオ・ヨンジュ。

「まさか…オ・ヨンジュさんが 親切に治療の仕方を教えてくれたんですよ。」

回想シーン

モーテルのベッドの上で目をさますと ベッドサイドにメモがありました。

メモを読んで オ・ヨンジュの指示通りに治療をしたチョル。

抗生物質の注射 ピンセットで患部から銃弾を取り出す。

医療用ホッチキスで傷口をとめる。

夜が明けて ソン・ヒョンソクの携帯の音声ファイルを聞くチョル。

繰り返し聞くが 最後は怒りで携帯を床に投げつけ壊してしまう。

はっきりとした意志のこもった「真犯人め 許さない」という顔

すると 部屋の入り口が現れる。やはり 主人公の彼の強い意志で

漫画の世界に変化が現れるのは ほんとうのようですね。

チョルが部屋から出ると消える扉。振り返って扉がなくなったことに

驚くでもなく冷静に確認するチョル。物が急に現れたり消えたり

変な現象が自分の周りで起こっていることを自覚しています。

裏の駐車場でも 車がなくなっているので 試しにスマートキーを

操作してみると 見知らぬ車が反応。でも これなら ナンバーも

違うので逃げるのには好都合とささっと乗り込みました。


隠れ家で テレビのニュースを見るチョル。

このころには 隠れているだけの生活 犯人を捜すこともできない生活のために

徐々にお酒の量が増えてる感じです。



すると 酒の缶を持っている右手が消えかかるのを目撃し驚きます。

「本当に狂ったのかな」

(自分が気が狂ってるのかもと思い始めてるのかな?)




そんなことは オ・ヨンジュには話さず

「オ・ヨンジュさんが行ってしまった後で あちこち移動したんです。

 ここで5回目です。」

と言います。そう言っている間にも左手が消えかかります。

さりげなくハンドルを右手に持ち替え 左手を隠します。

「ところで 時間がかかりましたね すぐ帰ってくるっていったのに…

 解決する方法をさがしてみるって…だから 私は (あなたが)すぐ

 帰ってくると思ったんです。」

「事情があったんです。」

「どんな事情?」

それには答えないヨンジュ。

左手が 元通りになったので また ハンドルを左手で握るチョル。

「解決策を見つけることができなかったように見えるけど…

 やっぱり (あなたが)慰めてくれたおかげかな…また希望が出てきたんだ。

 この人と何か関係があるのだろうか?みんなが 私を真犯人だと言っているのに

 彼女は 私が無実だと 確信を持っている。もしかして 彼女はスパイ?

 または 真犯人がだれだか知っているとか?まさか共犯?真犯人の娘?」



黙って聞いていたヨンジュですが 思わず最後のセリフに反応してしまいます。

今度は チョルの方が ヨンジュのその反応に知らん顔をします。

「解決策がないのに どうして私を捜したんです。」

「心配だったから…あのあと とても心配だったから…」

チョルは平気な顔をして聞きます。

「あなたの夫はまだ帰ってこないんですか?あなたは 夫が恋しかったんですか?

 私にキスして消えたでしょう。」

デリカシーのない言い方に 少しむかつくヨンジュ。

「あなたの夫に 私が 似てるんでしょ。」

「欲求不満って言ってるんですか?」

笑うチョル。ヨンジュをからかったようです。

「夕飯食べるでしょ。食べ物を買いましょう。家になにもないから…」

はあ~とため息をつくヨンジュ。チョルを心配してきたのに

からかわれてるだけなんですものね。

「行くとこないでしょ。お金もなくて行く当てもなくて…

 知ってる人もいない。私が逃亡者であっても,必要でしょう。違いますか?」

「そうです。」

「お金はないけど,責任をとる必要があるからね。

 私はあなたに人生の借りがあるから。」



















 





 


Wー2つの世界ー 第11話(1)

2016-08-29 22:43:38 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第11話(1)

今回のナレターは オ・ソンムでしたね。

前回までの話を 見てると オ・ソンム役のキム・ウィソンさんの

演技が 秀逸ですね。作者の時は姑息で意志薄弱そのくせプライド高くて

でも父親で…という演技が完璧でした。真犯人の役もするようになってからは

ほんとうに悪魔が憑依したようなサイコパスぶりが圧巻!

**********************************

現実の世界に戻ってきたヨンジュ。

急いで薬や治療用の道具を集めます。

そして,急いで父の家にやってきました。

家の門が開きっぱなしです。不審に思いながら入ります。

スボンを呼びますが 返事がありません。

書斎に入っていくと 父が背を向けて座っていました。

(来~る~よ~)

「父さん どうしちゃったの?ハッピーエンドにするんだったでしょ?

 人をたくさん殺して カン・チョルに濡れ衣を着せるの?

 彼を幸せにしてくれることはできないんですか?…」

無反応な父。少し不安になって

「父さん?…父さん?」



それでも 返事がないので 父の方に近づいていくヨンジュ。

床に『喰われるぐらいなら むしろ 喰ってやる』と書いてある

あのカードがやぶられて落ちているのに気付きます。

不審に思いながら 父の顔を覗き込むヨンジュ。

そして 溶けたように目も鼻も口もない父の顔を見つけます。

悲鳴をあげて 家から飛び出るヨンジュ。


そのころ スボンは ヨンジュがいると思って医局に来ていました。

飛び込んできたスボンに驚く看護師とカン・スクボム。

ちょうど ヨンジュから電話がかかり 廊下へと出るスボン。

病院に来たのに姉さんいないから…どこにいるんですか?と聞きます。

「スタジオにいるわ。父さんが…いったいどういうことなの?」



顔が消えてしまって…目も鼻も口もなくなって…というスボンです。

スボンの回想シーン

気を失って しばらくして気がつくと 目も鼻も口もないソンムは

誰かに命ぜられるままに 絵を描いているようでした。

「本部長の心臓を撃て。カン・チョルの手に拳銃を描け。」

声はソンムにそっくりですが やっぱりソンムの顔はなくなったままでした。

悲鳴をあげて スタジオから飛び出ていくスボン。

「先生は狂ったみたいに…真犯人に命じられた通りに…」

「父さんが 真犯人の命令に従って描いてるってこと?」

分かりません分かりません。ただ怖くて…と泣き始めるスボン。

「ってことは とうさんはどうなるの?とうさんが真犯人?

 それってどういう…」

「分かりません…そこは危険です。すぐ…離れてください…」

看護師とスクボムが 尋常でない様子のスボンに驚いて 医局から出てきます。

「カン・チョルが撃たれたの。だから,彼は死ぬかもしれないの。」

「姉さんが先に死んじゃいますよ。先生は先生でなくなっています!

 先生じゃないんです!ドアの鍵をかけてすぐに離れてください!」

と言ってスボンは電話を切ります。ちょっと…と言ってスクボムが

腕を掴んだので 飛び上がって驚くスボンでした。

「先生~怖いんです~中に入れてください」

と言ってスクボムに抱きつくスボンです。(ここはちょっと笑う場面ですね。)


ヨンジュはおそるおそる家の中に戻ります。父の書斎を覗くと

さっきと全く同じ格好で座り続けているソンムの背中が見えました。

こわごわ近づいてペンタブレットを持ち出そうとしたとき

急に手をつかまれ 顔のないソンムが目の前に迫ってきました。

画面は書斎のドアの外廊下だけうつし ヨンジュの悲鳴と物音だけが

響いています。(ホラーの映画とかで見そうな感じです。

効果音も完全にホラー使用で 怖い。)


漫画の世界

カン・チョルのペントハウスでは 家宅捜索の真っ最中です。

パク刑事が ドユンに 今まで捜査に協力し情報提供してきたのにと

悔しそうに話しています。そこへ部下がやって来て カン・チョルの

逃走経路が分かったと報告に来ます。最後に目撃された場所の周辺を

検問しくまなく探しているようです。そして,とうとうカン・チョルが

潜伏しているモーテルにも警官が二人やって来ました。

宿泊者名簿を見ながら 一部屋一部屋調べるようです。

カン・チョルの部屋のノブには血がべったりついています。大ピンチです。

部屋の中でカン・チョルは痛みをこらえていました。



隣の部屋に警官が調べに入っていく声が聞こえてきました。体を起こそうとし

激痛に苦悶の表情を浮かべます。それでもなんとか上着から

拳銃を取ると 入り口にねらいを定めて入ってくるのを待ちます。

(撃ったしまったらさらにまずいですよね。撃っても捕まるし

 撃たなくっても捕まりますね。絶体絶命!!!!!)

警官が チョルの斜め前の部屋から出てきたとき チョルの部屋のドアが

消え始めました。ちょうど消しゴムで消すかのように。廊下に

あった血痕も消えてしまいました。

「213号室はないな。記入ミスか?」

「(無線のピピピという合図の後に)2階は調べました。

 3階に行きます。」

遠ざかる足音。緊張の糸が切れて疲労困ぱいのチョル。

警官たちがエレベーターに乗って 宿泊者名簿を覗き込んでいるすきに

エレベーターのCCTVも消えてしまいました。



現実の世界

(もしかすると…と視聴者が予想したとおり)

ヨンジュが 父の書斎で ペンタブレットを操作していました。

書斎から閉め出されドアをどんどんたたいているソンム。

ヨンジュは モーテルの外に止めていた車の色とナンバーも変えました。


漫画の世界

ちょうど ヨンジュが塗り替えたところに警官たちが来てナンバーと

色を確認。違うなという顔で他の場所へ捜査に向かいました。


現実の世界

次にヨンジュがしたことは 持ってきた薬や治療用具を 描くことでした。

(なあるほど…頭いい!描けば 漫画の世界に現れるものね。)


漫画の世界

悪夢にうなされるカン・チョル。

家族が殺された場面 ソン先生が撃たれた場面。

「私ではありません。私ではありません。…先生」

すると スタンド台の上にあったガーゼや消毒薬が消え

代わりに新しい薬や医療用具 目覚まし時計が 現れます。

目覚まし時計の音に 目を覚まし 傍らを見るチョル。



スタンドをつけ 痛みに顔をゆがめます。

「オ・ヨンジュさん あなたですか?」

返事はありません。静かな部屋とさっきの悪夢の余韻に

無性に絶望的な気分になるチョルです。

「答えてください。(声が震えています。怪我のせいもあるでしょう。)

 どこ?」

誰の声も返ってきません。しかし,ふとスタンド台を見ると

さっきはなかったメモ用紙があります。みると,メッセージが

書かれてありました。

ヨンジュからのメッセージでした。

「しっかりして。起きて。私は今行くことができません。

 だから 自分で治療しないといけません。どうか 起きてください。」



読み終えて 気を失う カン・チョル。


現実の世界

ヨンジュはさらに医療用具を描き続けます。その間も ドアを開けようと

ノブを回し ドアをたたき続けるソンム。しかし 激しくたたくような

感じではなく壊れたロボットのように同じ動作を繰り返しているようです。

と 突然 ペンタブレットが光り出しました。

(おおっと!これはまたもやホラーの合図ですね。

 今少しだけ ほっこりしたのに…)

「お前 誰だ?」

乱暴な声が聞きます。父の声そっくりです。

ヨンジュも 白くなった画面の向こうにいるのは 真犯人だと気付きます。

「お前…オ・ヨンジュだな? いつ出たんだ?」

と言うやいなや 真犯人の手が突き出てきてヨンジュの首を絞めます。



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今度はヨンジュが絶体絶命です。

オットケ~    Σ(・ω・ノ)ノ








 




Wー2つの世界ー 第10話(2)

2016-08-28 17:15:12 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第10話(2)

結局 警察にヨンジュを引き渡すことを やめた カン・チョルでした。

結びたくないカン・チョルとの縁 エキストラとして登場したいヨンジュ。

ヨンジュが願ったとおりには いきません。

自分より警察の方が居心地良さそうだから…という理由で

(わざと)引き渡さないんだという チョルに 慌てて

「私が何を言ったっていうの?私 泥棒ですよ。」

なんとかチョルから 離れなきゃと必死ですが…そんなヨンジュの言葉を

無視して「出発しろ」というカン・チョル。

「本当に 何なんですか? 私に関心を持たないでください。」

「それは違いますよ。関心ではなく疑いです。」

ソン・ヒョンソクから チョルに電話がかかってきます。

会えないかというので 病院に寄ってから オフィスへ行くことにします。


ハン・チョロの事務所で ハン・チョロと 派閥のボス的な人(?)が

話しています。テレビのニュースによると 今回の襲撃事件から端を発し

以前のカン・チョルの家族を殺した事件の犯人も チョルではないという

世論が大半をしめているようです。「辞任しなさい。ゲームは終わりだ。」

といわれるハン・チョロ。

車で移動中のハン・チョロ。車内で荒れています。そこへ電話が…

真犯人がかけてきました。そしてお前がしようとしていることを知ってるぞ

といいます。ソンムが最初に考えたストーリーを話して聞かせます。

俺が捕まったら あんたは俺を殺すだろう。そのせいで カン・チョルを

ハッピーエンドにするために 自分たちは死ななきゃならないことになるだろうと

分かってるか? 何をする必要があるか?だれのためか?と続け さらに言います。

「俺が あんたを大統領にしてやるよ。手伝ってやるよ。」




病院に到着したカン・チョル。ヨンジュを置いて病院の中に入っていきます。

証拠が見付からないと言ってたけど…とボディガードさんに尋ねるヨンジュ。

そうですと答えるボディガードさん。


そのころ 真犯人は ソンムに 命令してセリフを作らせています。




ソン・ヒョンソクの病室にチョルがやって来ました。

ソン・ヒョンソクは 妻にちょっと出ててくれと言い 誰も入れるなよと

付け加えます。そして,カン・チョルに 事件前日にメールを受け取って

いたことを告げました。チェックできてなかったので 確認したと。

10年前の事件についてだと言います。この音声だ。聞いて見ろと言って

再生ボタンを押します。

すると 言い争うカン・チョルとカン・チョル父の声。

「(驚いて)これ,なんですか?」

音声は続き カン・チョル母が あなたやめて チョルやめなさいと 激しく言う声。

その直後 パン と乾いた銃声。

カン・チョルは 何のことか分からないので 真っ白になった頭で

「これ…なん…ですか?」と聞き

「私が 何なのか 聞きたかったんです。」と答えるソン・ヒョンソク。

携帯を手に取りもう一度再生する カン・チョル。

今までお前を疑ったことなど 一度もないというソン・ヒョンソク。

「捏造です! 話になりません。こんな会話したことないんです。」

「どうやって 捏造するんだ?お前の父と母の声 私は覚えている。

 10年前に死んだ人の声を どうやって 捏造するんだ?

 何か隠し事があるんなら 話してくれ。もしかして 酔っていたから

 覚えてないのか?(音声,はチョルが酒を飲んでいるのを見つけた父が

 激怒しているという感じのものだったようです。)」

「今 私を 疑ってらっしゃるんですか?」

「真実を知りたいんだ。チョル 私は 今 とても恐ろしいんだ。

 本当に お前は 無罪なのか?」

「誰が これを送ってきたんですか?話にならない捏造だ。この捏造を」

バン!チョルのセリフの途中で ソン・ヒョンソクの胸に銃弾が…

部屋には チョル以外誰もいなくて 驚くチョル。

「先生!先生!」

と呼びかけるも どう見ても即死状態で…思わず傷口を押さえて

手にべっとり血がついてしまいます。その手を見ると 突然 手の中に

拳銃が浮かび上がってきます。(またまたホラ~)

いったい何が起こったのか 理解できないカン・チョル。

(誰だって理解できません。マジックじゃないんだから)



そこへ 銃声を聞いた 奥さんや警官が入ってきます。

拳銃を握っているカン・チョルに気付いた警官が近づこうとしたとたん

チョルは思わず銃口を警官に向けてしまいます。いつもなら冷静な

カン・チョルですが 今はパニック状態です。そして 逃走します。

病院内を 今まで見たことのないような 血相を変えた顔で逃げます。

非常階段を下りるとき 警官に発砲され 腹部に被弾します。

玄関まで逃げ, 車からボディガードさんを追い出し 

制止する追っ手を振り切って 車を発車させました。

(だから ヨンジュを乗せたままだったのね~よく考えてありますね。)



ほどなく ドユンから電話が かかります。(すごい 車に電話が内蔵されてる。

ボタン一つで通話って!)どうしたのかと聞くドユンに

「罠にはめられた。…警察では解決できないから 逃げたんだ。

 後でまた連絡する。」

それを聞いた ヨンジュは また ストーリーが変な方向へ

操作されていることを感じます。そのとき チョルが 腹部を押さえます。

出血していることを知り ヨンジュが心配します。

「怪我してるの?どこを?」

「行きたいところを言ってくれたら そこで下ろすから…」

「あなた怪我してるんじゃない。車をとめて。」

「今は止めてる時間はないんだ。」

車を随分走らせましたが チョルの腹部の傷から出血が止まりません。

チョルの痛みも増しているようです。車ものろのろ運転になっています。

体に力が入らないのでしょう。(瀕死の重傷じゃないですか!)

「車をとめて。私が運転します。」

ためらうチョル

「車をとめて。これじゃあ 二人とも死んじゃうわ。」

車を道の端に寄せてとめるチョル。後の座席から降りてきてヨンジュが

声を掛けます。

「後ろに座って」

「あなたの好きなところに行って(かまわない)私は警察に追われて

 いるんです。あなたの窃盗よりも悪い罪で…私と一緒にいると

 良くないでしょう。」

「どこに行くと言うんですか。私が?行くところがないと言ったでしょ。

 行くあてもないし 知り合いもいないんです。さあ 出て。」

カン・チョルに手を貸して後部座席に座らせます。

そして 自分は 運転席へ。

「どうして怪我したんですか?」

答えをためらうカン・チョル。

「財布を貸して…薬を買うの 私お金持ってないのよ。」

胸ポケットから財布を取り出し渡します。

日が暮れて 町はずれのひとけの少なそうな薬屋に入るヨンジュ。

そこで テレビのニュースから今日の出来事を知り

そして 父とチョルが計画していた 真犯人を消す計画が

失敗したことに気付きました。



ハン・チョロは議員室でニュースを見て どういうことだと言います。

そこに 後輩から電話がかかってきて カン・チョルが

ソン・ヒョンソクを撃った動機であろう証拠のことを聞きます。

高笑いするハン・チョロ。

ヨンジュの声で ナレーション。

―――つまり 今は 真犯人が 制御する世界なのだ。

          悪者が支配する世界だ。―――

人気のないところに止めてある車にもどってきたヨンジュ。

「どこか隠れられる場所ありますか?」

と尋ねるが返事がない 振り向くと チョルは出血のせいか

意識がもうろうとしているよう。

郊外のホテルに 車を乗り入れ 一人で宿泊手続きをして

車から人目につかないようにチョルを抱えてエレベータに乗ります。

エレベーターにCCTVが取り付けてあることに気付きまずいと思いますが

しかたありません。

「頭を上げないで。CCTVにうつるから…」

ヨンジュの言動に何かを感じて チョルが口を開きます。

「わたし達…もしかして 知り合いなのか? 君 知ってるの?」

それには答えないヨンジュ。

ホテルの部屋に入り ベッドに寝かせます。

(寝かせるときも おかあさんみたいに頭を最後まで支えてあげてるのね。)

バスタオルで患部を圧迫止血するヨンジュ。



痛みをこらえるチョル。ふとヨンジュが涙を流していることに気付きます。

「なんで泣くんです?泣いてるよね…私…死ぬんですか?」

「死なないわ。泣いてなんかないわ。」

血が少し止まったので 消毒をするヨンジュ。

「ここはどこ?」

「モーテルよ。見付かりそうにないところにしたけど まだ不安だわ。」

傷口にガーゼをあてテープでとめました。

「濡れ衣なんでしょ。話にならなくて,それで逃げたんでしょ。」

なんで知ってるんだ?という顔をするチョル。

「どうしてそんなことが起こったのか どうして追われるのか

 見つけてみるわ。なにか 大きなことがあったんだと思うわ。

 今は 分からないけど…」

チョルは 何かを感じて ヨンジュを見つめます。

「ここに居ては危険だわ。それに まだ治療と薬が必要だわ。

 だから 必ずここからでなくちゃならないの。

 一人で大丈夫?」



うんとうなずきながら「ねえ オ・ヨンジュさん」とチョル

それは聞かずに「ちょっとだけ 待ってて。」

「あなたの話が 一つも理解できなんです。今のはどういう意味?

 あなたは どうやって助けるの?」

「私は カン・チョルさんの人生が ハッピーエンドになることを

 期待している一人なんです。」

思い詰めたような表情のヨンジュ。

「オ・ヨンジュさん…?あなた…だれ…です?」

見つめ合っていた視線をそらすヨンジュ。

「ここから 必ず出なきゃなりません。だから これが どうぞ うまく

 いってくれるといいんだけど…」

そう言って  チョルの顔に近づきます。

ヨンジュの瞳から涙が溢れ チョルの頬をぬらします。

そして キスします。



(そうだよね。キスしても チョルの心が波立たなかったらだめなんだものね。

 記憶ないわけだから 実質ここ3日ぐらいで出会ったばかりの人なんですから)

で,で,で~でも,『つづく』でました~!!

慌てて バスルームへ消えるヨンジュ。


現実の世界

仮眠室に戻っているヨンジュ。

戻ってくることに成功したこともですが

唇に残るチョルの感触 彼の心が動いたこと

これからのこと いろいろ複雑な気持ちでしょう。


漫画の世界では

チョルも自分の心にたってるさざ波に 驚くのと

頬を伝う涙に 不思議な感触を覚えているようです。

もう覚えてない夢でも 心は 覚えているのでしょうね。




*********************************

10話 完了です! 11話では まだまだ ローラーコースター。

ホラ~度も健在のままです。ラブラインもお楽しみに~

































 


Wー2つの世界ー 第10話(1)

2016-08-26 23:39:06 | Wー2つの世界


今まで オープニングで 前回までの話を

ヨンジュが ナレーターでしていました。たまに カン・チョルが

言うこともありましたが ほとんど ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)でした。

滑舌がよく 耳あたりの良い声なので 韓国語ネイティブでない私でも

聞き取りやすくて助かります。今回は ドユンくん?

オープニングで前回までの話をしてくれないと ちょっと分かりづらいドラマなので

みんな 助かるでしょうね。それと 日本のドラマでは良くあるんだけど

前回の最後をもう一度 そのまま放送するっていうやりかた。

ほんと 複雑なドラマなので 何度も見ないと どういうこと???って

思うかも そういう人にも配慮してくれてるのかな?

*********************************

Wー2つの世界ー 第10話(1)

前回 ソンムの顔を奪った犯人が Wの放送スタジオを襲撃するという

話で終わっていました。今回は なぜ 犯人が 急に 襲撃することが

可能だったのか ネタばらしからです。


現実の世界

ソンムが あと4話でWを終わらせるために 意欲的に

製作に取り組んでいます。スボンが,夜食を買いに行ってくるので

豚足を買ってきましょうかとソンムに声を掛けます。

「…ん」

生返事になるぐらい頑張っています。しばらくして 何か思いつき

スボンを呼びますが返事はありません。もう 外出したようです。

あきらめて 立ち上がり資料を探します。資料の間から1枚の絵が

落ちます。『喰われるぐらいなら むしろ 喰ってやる』と裏に

書いたあの進撃の巨人みたいな絵です。ソンムは思い切って絵を

破り捨てます。と 同時に ペンタブレットが急に光り出します。

その光の中から声が聞こえます。

「約束を守ったな。…これが俺の顔か。」

驚くソンム。



タブレットの中のソンムそっくりの男は続けて言います。

「俺はお前だ。俺にとって とてもいい顔だ。お前は カン・チョルに

 死んで欲しかったろ 俺と一緒で…。」

ホテルの屋上でカン・チョルを刺したとき 

ソンムは 本当は真犯人と出くわしていたんですね。

「あの時 分かったんだ。お前と俺は同じ魂を持ってるってね。」

そういって そのせいか 顔がとってもしっくり合うと言います。

光が急に消えたので ソンムは慌てて机に駆け寄り (たぶん)電源を切ろうと

します。突然,タブレット画面の中から 腕が突き出てソンムを捕まえます。

画面の中から 犯人が半分出てきます。(ホラ~ホラ~)



顔をやったろ。約束を守ったじゃないか。というソンムに

確かに約束は守ったが,今はカン・チョルと手を組んで俺を殺そうと

しているだろ。それは裏切りじゃないか?と言い返す真犯人。

今までお前の命令に従ってきた。お前は俺だ 俺はお前だ。

今からは 俺の命令に従うんだ!と言うやいなや ソンムを

思い切り引き寄せました。

(ここで画面が切り替わったので 詳細は分かりませんが) 

このあと 画面につっぷし顔がない状態で スボンに発見されます。

(スボンに発見されたシーンは何度見ても ホラー映画です。

 夏だから季節的には良いのかもしれませんがR15指定でよかった

 小さい子が見たら ビビッてトイレに行けなくなっちゃう。)

スボンが気を失ったあと 真犯人から要求されます。

「銃を描け いいやつを。…いいぞ。たくさんの弾もだ。」

描いてやるソンム。

「もっと…もっともっと…たくさんよこせ。たくさん殺すんだ。」

そして W放送のスタジオを襲撃したというわけです。

もちろん 逃げ道もソンムが作ったのでしょう。

(いわゆる心神喪失状態にあるのでしょう。)

モニター室から駆けつけたカン・チョルの目の前で

Wのスタジオは阿鼻叫喚の様相を呈していまいした。


病院のヨンジュはテレビを見て 父とそっくりの顔の真犯人が

襲撃したことを知ります。スボンが言っていたストーリーと

違うことに不審がります。それよりなにより なぜ自分が

またこの世界に引きずり込まれたのかが 分かりません。

カン・チョルは自分のことを知らないのに…と考え込みます。


カン・チョルも 今回の出来事には不審な点が多すぎることを

感じていました。自分はスタジオにいなかったのにいたかのような誤報

どこから入ってどこへ消えたか分からない犯人。



インタビューに答えるカン・チョル。

記者は 10年前の真犯人と同一人物と思うかと尋ねます。

その場合 カン・チョルは濡れ衣を着せられたことについてはどうかと。

今はそのことについてはっきり言うべき時でないが 国民はみんな知って

いるでしょう。本人自身がよくご存じです。と答えます。

放送されたインタビューをテレビで見ているハン・チョロ。

「狂った サイコパスめ。」


病院で患者の応急処置を続けているヨンジュ。

少しあたりも落ち着いて来たせいで 病院の白衣と違うのを

見とがめられます。妹のを借りてきたとその場はごまかし すぐに

立ち去ります。逃げ隠れしながら 医局へもどり その場にあった

他人の白衣に着替えます。

「どうしたらいいの?どこへいけば…」

途方に暮れます。とりあえず患者から没収されてた

お酒のパックを拝借して 屋上へ行きます。

ベンチに腰掛け1パック飲み干し どうしたもんかと深いため息をつきます。

2パックめを取り出そうとしたとき エレベータのドアが開き

カン・チョルが降りてきました。

(どうしましょ。縁を結んではいけないのに どんどん結びつきが

 強くなっていきます。)

「…なんでどぎまぎしたのかしら…分からないのに…」

小さく独り言を言うヨンジュ。

屋上の手すりの前で 深いため息をつくカン・チョル。

頬を涙が伝います。(若干 キャラが変わってきてますよね。

強い意志を持ったキャラから,人間らしく涙することのできる

感情の豊かなキャラへ…)

涙を指でぬぐう後ろ姿を見て ヨンジュは思わず彼のシルエットを

優しくなでます。



そして 手を下ろしたとき カン・チョルが

振り返ります。ヨンジュに気付くチョル。目が離せないヨンジュ。

しかし すぐ 目を離します。(そうです。縁を結んではだめなんですよ…)

ヨンジュの気持ちと裏腹に チョルが彼女を無視せずに

近づいてきます。

「オ・ヨンジュさん…」

名前を呼ばれ 驚いて顔を上げるヨンジュ。(名前 覚えちゃってるよお)



「医者が病院で酒を飲んでもいいんですか。」

とがめるような口調です。さらに,緊急事態で呼ばれたのでは?と。

今は 十分に医師がいるので…と言葉を濁すヨンジュ。

「一口 もらってもいいですか?」

今 ストローをさしたばかりのパックをチョルに差し出します。

ためらわずに ヨンジュの横に座るチョル。

できるだけ平静を装うヨンジュ。

ほんとに一口飲んで ヨンジュに返そうとするチョル。

「全部飲んでいいですよ。」

と言い 新しいお酒のパックを ポケットから出して 

ストローをさします。ずっと 緊張して平静を保とうと頑張っています。

「ありがとう」

と言って 視線を外し 前を向いて 残りを飲むチョル。

自分から視線が外れたので 思わずチョルの横顔を見つめてしまうヨンジュ。

ヨンジュの視線を感じて ヨンジュの方を向くチョル。

一瞬目が合い 慌ててでもさりげなく 目をそらすヨンジュ。

「どうして そんなに 見るの?」

チョルは 病院内でも同じ様子だったのを思い出したのか 思わず尋ねます。

「はじめから気になってるんだ。私を見つめるのはなんで?」

(記憶がないので 一応 『俺』ではなくて『私』にしてみました)

「似てるから…」

「私が?…誰と?」

「………夫です。」

ヨンジュの胸に下がっている指輪を見て

「ああ…結婚指輪なんですね。」



そのとき チョルの電話が鳴りました。

ソヒからの「先生(ソン・ヒョンソクのことですね)の手術が終わったわ」という

連絡を聞いて 席を立ち「ごちそうさま」と言って去っていくカン・チョルでした。



翌朝 仮眠室で寝ているヨンジュ。

入ってきた女性レジデントに「誰ですか?」と聞かれて

「間違えました(汗)」

と言って 部屋を飛び出てきます。

とりあえず 病院の配置は 現実の世界と同じなので

医局から 歯ブラシと歯磨き粉を拝借し トイレで歯を磨きます。

「どうしてまだここにいるの?」

病院内を できるだけ目立たないように 徘徊するヨンジュ。

廊下で目撃した パク刑事は チョルとドユンに

証拠が一つも見付からないと嘆いていました。

チョルも頭をかかえます。

その日も その次の日も その後の日も 

ヨンジュは漫画の世界に留まり続けました。(3日間ですね)

しかし,お金を持っていないヨンジュです。 お腹が減ってしまったので

仕方なく食堂で 自由にとっていい たくあんとキムチだけを

皿にのせて 目立たぬように食べていました。

みんなが ごはんやおかず,汁物をトレイにのせているのを

うらやましげに 眺めるだけです。(ペゴパ~)

すると 視線の先に 食事をしに来たチョルと仲間たちが…

慌てて靴のひもを直すフリをして 体を隠します。

しかし チョルに見付かります。ヨンジュが そっと 振り向くと 

こっちを向いて足を止めているチョル。

何か言いたげでしたが 気を取り直して奥の席に座ります。



ヨンジュは思います。(私は主人公にとって 何の意味もない人物よ。

私はただのエキストラなのよ。)まだ食べている途中ですが

エキストラなので 退場します。医局に舞い戻って冷蔵庫を

あさっていると 入ってきたレジデントの女性に 誰かと尋ねられます。

運の悪いことに 拝借していた白衣は彼女のものでした。

慌てて部屋から出て とうとう病院の外へ出てきます。

入り口前の道端に座り込みます。

どこにも安心できる場所もなく お腹もぺこぺこです。

そこへ 黒塗りの車が…ユン・ソヒがお偉いさんを連れてやってきました。

それを見て はっといいことに気がつくヨンジュです。

ヨンジュは ユン・ソヒのマンションへやって来ました。

(暗証番号も知ってるから入れるもんね)

まんまと 侵入に成功したヨンジュは とにかくお腹がすいているので

冷蔵庫をあさり お菓子(三兄松鼠という小さなクルミのローストナッツ)

をパクつきます。それからラーメンを見つけて 大胆にも調理を始めます。



水を入れた鍋を火にかけて…ふと 3日間 着替えをしていないことを

思い出します。大胆にも 寝室へ侵入し着がえも拝借。ブラの入っている箱を

取り出すと 偶然ユン・ソヒが隠していたお金を発見。

「ごめんなさい…ちょっとの間だけ 貸してね。」

と言ってこれも拝借。リビングへ戻ってきたとき

ドアの外で人の声が…カン・チョルです。

ユン・ソヒから 暗証番号を聞いて ドアを解錠します。

あわてて 寝室のクローゼットに隠れます。



カン・チョルは何か書類を取りに来たようです。

書類を見つけたとき カン・チョルは沸騰している鍋 

半開きの戸棚を発見し 何者かの侵入に気付きます。

侵入者に聞こえるように「見付かったよ。もう帰るよ。」と大きな声で

言い,様子をうかがいます。

ヨンジュは 物音がなくなったので用心しながらクローゼットから出てきます。

そして,ドアに耳をあてて…と そのとき 

カン・チョルが足でドアを蹴破りました。

顔を見られまいと突っ伏すヨンジュ。顔を見ようと引っぱるカン・チョル。

無駄な攻防の末 ヨンジュひっくり返されます。

険しい顔をしていたカン・チョルが 虚を突かれて一瞬目をぱちくり。

「オ・ヨンジュさん…?」




政府のお偉いさんがソン・ヒョンソクを見舞いにやってきています。

そばに立っているユン・ソヒに チョルからメールが

ヨンジュの写真の下に『知ってる女か?』とメッセージが


ユン・ソヒの部屋 

ソヒからチョルに返信が入ります。

『初めて見る。誰?』

「うちの秘書は あなたを知らないと言っています」



目を合わさず 答えないヨンジュ。

「暗証番号はどうやって分かったんですか?」

やはり 答えないヨンジュ。

「ちょっと オ・ヨンジュさん。」といいながら 

ヨンジュの目の前の テーブル(?代わりの箱?)に腰掛けます。

(ち 近い…)

「私にちゃんと話してくれないなら,警察を呼びますよ。

 話してください。あなたはなぜここに来たんですか?」

引き続き黙っているヨンジュ。

「どうしてここにいるんですか?」

「……お腹が…すいてたから…」

下を向いたまま ようやく答えるヨンジュ。

「何て?」

「…とても お腹が すいてて…3日 食べてなくって…」

「それが 話になります?お腹がすいてたら 

 食べればいいでしょう。なぜここに来たんですか?」

「お金がなくて…」

「どうしてお金がないんです?医者が?」

「私は医者ではありません。あの病院の医者じゃないんです。

 あなたが錯覚したんです。」

あきれたようにチョルが言います。

「ああ~医者じゃない…じゃあ,どうしてあの日緊急医療センターにいたんです?」

答えないヨンジュ。

「あなたは 泥棒じゃない。…警察を呼んでくれ。」

ボディガードくんに声を掛けます。

「ここ何日間かの事情をしているでしょう。小さな事でも 

 確かにしなきゃならないんです。警察が来るので 聴取を受けてください。」

「はい」

「留置所に入るのに 関係ないんですか?」

「むしろ そこでいいです。そこなら食べられるし…眠れるし…」

「……留置所がどんなところか知ってるんですか…?

 ホテルじゃないんですよ。」

「知ってます…そこに いったことありますから…ただ 警察に私行きます。」

不思議そうに見つめるカン・チョル

「でも 警察が来る前に ラーメンを食べてはいけませんか?

 水が沸騰してるし…本当にお腹がすいてるんです。」

結局 チョルがラーメンを作ります。



(ん~これ,あのラーメン食べられなかった時のリベンジ??)

「名前は何ですか?」

「オ・ヨンジュです。」

「本当の名前」

「オ・ヨンジュです。」

「家はどこですか?住所は?」

「ないです。」

「家族 いないんですか?」

「はい」

「結婚してるでしょ?夫に私が似てるって…」

ラーメンが出来上がり ヨンジュの前に鍋を置いてくれます。

「キムチが必要ですか」

「はい。」

遠慮せずに答えるヨンジュに少しあきれるチョルです。

慌てて食べようとしたヨンジュですが 熱い麺が唇の怪我に触れ

痛がります。でも つらそうにしながらもラーメンをすすります。

「ちょっと 待って」

見るに見かねて 塗り薬を唇に塗ろうとするチョルです。

「2・3日は痛いよ。」

そう言って 優しくぬってくれます。驚くヨンジュ。



一生懸命塗るチョル。ふと 我に返るヨンジュ。

「(もう)いいです。」

「もうちょっとだから…」

「いいんです。…やめてください!」

強い口調で断るヨンジュです。(エキストラが主人公に関わったら

また 登場人物たちにゆがみが出てしまいますから…何のために

別れたのか,わからなくなっちゃいますよね。強い子です。)

「だって 痛いって」

「やめってください もう…  なぜ 私に触れるの?

 なぜ 悲しい気持ちにさせるの? あなたに近づかないように努力したのに」

必死に訴えるヨンジュです。

「あなたの人生に関わらないでいたかったのに…なんで急にここに現れて

 世話して親切にするんですか?」

「…(少し狼狽えて)なぜ 怒るんです?」



「ええ 私は結婚してます。…結婚指輪です。そうですよ。

 でも 夫はいません。助けてくれる人もいません。」

「結婚してるのに どうして夫がいないんです?」

「いないったら いないんです!死んでもないし離婚もしてないし

 でもいないんです!ただ いないんです! 何もしたいことできなかったの。

 甘いこと4つしか。甘いこと4つして いなくなったの。

 わずか1日で…笑えるでしょ…私に愛してるっていうこともせずに…

 私が 全て話したから いなくなったんです。ああ 悔しい 本当に…

 でも 予定ではハッピーエンディングになるはずだったの そのために

 忘れようとしたのに…これじゃあ サッドエンディングよ。

 これじゃあ 私たちが別れたのが なんだったのか 分からないじゃない。

 (彼は)私を分からないし 私がここで何してるのか分からないのよ。

 家に帰りたくても その方法が分からないのよ。ここでは知っている人もいなくて

 お金もないし…」

最後は 号泣。困惑するチョル。

「ダム(泣いてる姿がということ?)だな これは…何の話かさっぱり分からないんだけど…」

「分かってもらおうなんて思ってないわ ほっといて。」

泣きながらラーメンを再び食べ始めます。







 

















 













Wー2つの世界ー 第9話(3)

2016-08-24 23:48:21 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第9話(3)

現実の世界

ミョンセ病院の胸部外科のパク教授が 廊下を小躍りしながら

やって来ました。めちゃくちゃ嬉しそう うひひひひと 変な

笑い声まで出しています。医局で休憩しようとコーヒーを注いでいる

ヨンジュ。突然パク教授が入ってきてびっくりします。

「オ・ヨンジュ みたか? みたか? Wみたのか?」

「いいえ まだ…」

「王が帰ってきたんだ。偉大なオ・ソンムが戻っていらした。

 オ・ヨンジュが消えたとたん ストーリーがすばらしく

 進んでるよ。W見てみろよ。」



平気なフリをして小さく首を横に振るヨンジュ。

パク教授は興奮してしゃべり続けます。Wが台無しになって胸が…

でも 作家先生が病気だったから何も言えなかったんだ。と。

「正直言うと 最近のストーリーは完全なゴミだったよ。

 三流の幼稚なロマンスだったね。」

ヨンジュはコーヒーを飲みながら知らんぷりします。

(わたしのせいじゃないもんって感じで)

「すべては~夢だった…あああああ!

 これから また 始まるんだ!カン・チョルが真犯人を

 捕まえる。ユン・ソヒと一緒になる。それが 正しい!」

とても気分が良さそうなパク教授です。満足満足と言った表情の後で

はっとして

「お父さんのコンディションはいかが?大丈夫だよな。

 絶対に無理をなさらないように。無理はしない…私がとても期待していると

 伝えてくれ。OK?」

「はい」

ご機嫌で部屋を後にしようとしたとき パク教授がふと思い出して

犯人の顔が先生の顔にとても似ている気がすると言います。

戸惑うヨンジュにかまわず,パク教授はヒッチコックの映画のように

自分の作品に自分を残しているのか~と一人で納得しちゃいます。

一人で感動しまくっています。最後に指でWの字を作って

「W! Wほほ~い やっほう」と言いながら 去っていきました。


パク教授の去り際の言葉が 気になって Wをネットで

確認するヨンジュ。スボンにも電話を掛けてどういう事か問いただします。

「ハッピーエンディングで 終える?」

「いえいえ 4話で終わるんです。 姉さんが見たのはその1話目です。」

「ハッピエンディングって どんな?」

「ああ…今 手がかりを落としてるとこなんです。

 放送で捕まえるでしょう。」




ここから これ以後のストーリーを 映像化して 説明されます。

Wのスタジオで放送中 

「この写真をごらん下さい。去る5月25日ソウルプライムホテルで

 カン・チョルさんが襲われたときの 有力容疑者です。」

服装や身長,年齢などを紹介し 情報を寄せてくださいと放送。



寄せられた情報を元に 最終的に犯人が見付かります。

ハン・サンフンという61歳の人物でした。カン・チョル父のチームメイトで

カン・チョル父を恨んでいました。精神病を患っていて被害妄想癖があります。

家宅捜索で数々の証拠が発見されます。



取り調べ室

パク刑事がカンチョルを招き入れます。

「少しなら話せます。」

礼を言って入室するカン・チョル。

犯人が顔を上げて言います。

「俺が殺した。お前の父親は礼儀知らずで傲慢だった。

 あの日の前の日 バーで5年ぶりに会ったんだ。

 あの酔っぱらい相変わらず厚かましい態度だった。

 だから 殺した。実際お前の父親だけ殺すつもりで行ったが

 やってみたら みんな殺していた。

 お前が家にいたら 一緒に殺したのに…」

悪びれもせず たんたんと言う犯人。

すぐ捕まるかと思っていたら カン・チョルが容疑者として

捕まったから しらんぷりしていたと続けます。

しかし その後10年もの間カン・チョルが自分を探し続けていたので

だんだんうんざりしてきて 屋上でとうとう刺したんだと告白します。

「だが お前は死んでない。なんで死んでないんだ?

 撃ち殺した方がいいのかな?父親と同じように…(笑)」

「こいつ!!」

頭に血が上りつかみかかり殴りつけるカン・チョルでした。




ここで一度現実の世界に戻り ソンムがスボンにストーリーを

説明しているシーンになります。

ソンムはそれで終わりにせずに 真犯人を殺し 漫画の中から

除去しなくてはならないと言います。

「カン・チョルが 復讐するんですか?」

とスボンが尋ねると ソンムは首を横に振り

「それじゃあ ハッピーエンドにならん。 悪者を殺すのは 悪者だ。」

映像化してストーリーが説明されます



漫画の世界

ハン・チョロ国会議員の 部屋

ハン・チョロとだれか派閥のボス的な人?が もう自白までしているのだから

終わりだよ。といいます。ハン・チョロは大きな声で「ちがう!ちがいます!」

否定します。しかし,君はカン・チョルに負けたんだ。辞任しなさい。

と 言われてしまいます。

ハン・チョロは 手下を使って 逮捕された真犯人を自殺に見せかけて

始末させます。カン・チョルに脅されてうその自白をしたと書いた遺書を

握らせて…ハン・チョロの思惑通り事が運ぶと思いきや 手下に使った

チンピラがあっさりWの放送で自白しちゃいます。(いいのか?こんな

展開で?と思うくらい安易な展開。スボンがかいつまんでヨンジュに

教えているストーリーなので こんなものかも…)

…というわけで カン・チョルを目の敵にしていたハン・チョロも逮捕。

真犯人は死に ハン・チョロは刑務所 完璧な勧善懲悪になりました。



「どう?どう? 人々は(読者は)好きでしょうか?」とスボン。

(いや~スボンったらスーパーでそんな話したら 広まっちゃうよ。)

「好きなんじゃない?」

これでよく眠れる。最初からこうすればよかったのに~と

一人嬉しそうなスボン。

「それで…終わりなの?」

ヨンジュが聞きます。本当は一番に聞きたかったことを。

「最後のシーンは何?」

「ああ,ラブライン?ラブラインもどうにか終わらせなきゃならないから…」

「どうやって?…ユン・ソヒと結婚するの?」

「いやいや そこまでじゃなくって…」

漫画の世界を映像でまたもや再現。

長年追ってきた事件が解決し おめでとうと書いてあるソヒからの手紙を

読むカン・チョル。いまどこにいるの?とソヒに電話で聞いて

嬉しそうに 信号のところまで来ます。

信号を渡っているソヒに声を掛け 振り向くソヒ。

互いに歩み寄って 横断歩道のまん中で 笑い合う二人…。




二人がうまくいくんだろうと思わせるような感じで終わります とスボン。

黙っているヨンジュに。

「姉さん 聞いてます?」と言うスボン

ヨンジュは だれも そこで 私のこと覚えてないのよね。…としみじみ。

写真もない。写真も撮らなかったなんて…バカみたい。と嘆きます。

それで 昨日 私が何したか知ってる?と問います。

(う~ん デリカシーのないスボンに言ってものね。と思うけど

 話せる相手はスボンしかいないもんね。)

ヨンジュは Wの最新刊を買ってきて 思い出のシーンを

切り取り 部屋の 窓に貼りました。カン・チョルとの

思い出を一つずつかみしめながら…。

すいかを持ってきてくれた母に 本物の恋人の写真を貼りなさい。と

言われてしまいます。恋人って言えば恋人だったんだけどね~。





「笑えるでしょ。スボン。」

と言って電話を切ります。休憩のため 医局の隣の仮眠室に行くヨンジュ。

だれかが置いているWの最新号に目をとめます。

仮眠用のベッドに横になり Wの表紙のカン・チョルをなでます。



「カン代表 お元気ですか?…幸せですか?近頃…」

そのとき 同僚のカン・スクボムが入ってきました。

顔を見られたくなくて 顔の上に本を載せるヨンジュ。

ちょっと寝るというヨンジュを残して仮眠室から出て行くスクボム。

本に隠れていますが 涙が頬を伝います。さめざめと泣くヨンジュ。



と,突然 コードブルー(緊急事態発生)の放送が入ります。

銃で撃たれた患者がたくさん運び込まれると聞いて 飛び起きるヨンジュ。

医局から慌てて出て行きます。仮眠室の窓ガラスに書かれてある病院名が

クローズアップされて…「ハングク ソンジン ビョンウォン」

(え?え?漫画の世界の 病院名ですよ。)

エレベーターの中で 放送局が襲われたと聞くヨンジュ。

救急患者用の搬入口に向かうとユン・ソヒが患者に付き添って入ってきました。

驚くヨンジュの目の前にドユンもあらわれます。



テレビでは Wの放送スタジオが 襲われたことが ニュースで流れています。

驚いたことに ソンムが 描いていたストーリーでは CCTVを放送して

まもなく犯人がつかまると言うことだったはずなのに,CCTVの放送と

同時に犯人が放送局を襲撃して無差別殺人を行ったようです。

「こんなはずじゃないわ」

と駆け出すヨンジュ。緊急医療センターには大勢のけが人が運び込まれ

さながら戦場のようになっています。

辺りを見回していると急に誰かに手首をつかまれました。

振り向くとカン・チョルでした。あんなに会いたかった人を

目の前にぼおっとしているヨンジュに カン・チョルはけが人を

見てくれと言います。今まで 何度か再会していますが どのときも

通りすがり程度だったのに 今回は胸の名前の縫い取りを見られてしまい

「オ・ヨンジュ先生」と呼ばれてしまいます。

カン・チョルの顔をまじまじと見つめるヨンジュにカン・チョルが

声を荒げます。

「オレの言うことが聞こえませんか?なんとかしてください!

 あなた 耳が聞こえないのか?」

はっと気がつくヨンジュ。慌てて応急処置を行います。



立ち去るカン・チョル。ヨンジュが 患部を確かめ消毒していると

今 立ち去ったはずのカン・チョルが戻ってきます。

「具合はどうですか?」

驚いてカン・チョルを見るヨンジュ。彼の方もヨンジュを見て

一瞬 本の一瞬 見つめ合います。

「手術しなきゃいけませんが 出血はひどくありません。」

務めて 冷静に言うヨンジュ。

「さっきは声を荒げてすみませんでした。」

とあやまるカン・チョル。

「怪我はありませんか?」

「ありません。」

「さっき ニュースで…」

「ああ 誤報です。」

カン・チョルは,ヨンジュの胸元に 指輪を通したネックレスを見つけて

「先生のこと 覚えてますよ。その指輪…落としたでしょう。」

じっと見つめるヨンジュに どうしてそんなに見るのかと問うカン・チョル

私がどうしてここにいるか分からないから…と答えるヨンジュ。

その時,ユン・ソヒが 呼びに来て カン・チョルは行ってしまいます。






現実の世界

お買い物から帰ってきた スボンは オ・ソンムに声を掛けます。

オ・ソンムは ペンタブレットに突っ伏しています。

寝てるのか?と思いながら声を掛けると…

空中に「スボンか?」と文字が浮かび上がります。

「スボン 私だ」という文字とともに 顔あげるソンム。

悲鳴をあげて尻餅をつくスボン。

ソンムの顔が溶けたようになくなっていました。

「スボン 助けてくれ…奴が私の顔を持っていったんだ。」



気を失う スボン。そのとき 声が…

「椅子に座りな。」漫画の中から真犯人が声を掛けてきました。



漫画の世界

1時間前 Wの放送が始まり予定通りCCTVの画像が放送されています。

モニター室で 放送の様子を見ているカン・チョルとドユン。

MCがこの不審人物の様子を紹介した直後 銃声が。

MCの男性がこめかみを打たれ 倒れます。その場にいた全員が

凍り付きました。ADが様子を見に行きますが即座に打たれます。

居合わせた警官も 駆け寄ると同時に打たれてしまいました。

周りに発砲しながら カメラの前へ 犯人が やってきました。

倒れたADのインカムを奪い取って

「(マイクテストをするように)あーあーあー,カン・チョール

 そこにいるか? 俺の声が聞こえるか?必死で探してるようだから来たぞ。

 俺の顔 見せてやろうとさ。10年現れなかったから

 つらかっただろ?俺もつらかったよ。方法がなくてさ。」

手を広げて見せつけるようにして言葉を続けます。

「これが 俺だ。俺の顔 どうだ? 気に入ってるよ。また会おうぜ。」



そう言うと 犯人は モニターを次々撃ちました。

そして 現れた白い光の中を通って自分の家へと。

スタジオから消えてしまいました。



*****************************

ホラー色は 10話へも まだまだ続きます。

11話の放送では しっちゃかめっちゃかです。

こんなこと してもいいの?  って感じでした。

まずは 10話のアップ 頑張ります。お楽しみに^0^









































 

Wー2つの世界ー 第9話(2)

2016-08-23 11:05:16 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第9話(2)

ヨンジュの 深い悲しみをよそに

漫画の世界では 正義の味方 アクションヒーロー カン・チョルが

戻ってきます。ドユンと車に乗っていても パトカーが 追跡している

犯人の車を 追いかけます。(警察でもないのにね)

そして カーチェイスの末 逃走車両確保に 一役買います。




『そして 読者のその人(読者が良く知っている)

 カン・チョルが 戻ってきた。

 常に 強く 挫折を知らない 私たちの主人公に』





現実の世界

オ・ソンムの自宅兼スタジオに スボンが訪ねてきました。

オ・ソンムは また お酒を始めたのですね。

スボンが ほかのアシスタントは水曜日に戻ってこれますと伝えると

ソンムは 俺たち二人でいいんだ。と言います。

スボンは 故郷へ帰ろうとしているところだと答えます。

漫画をやめるつもりだと。とても恐ろしいのだと。

先生が撃たれてから よく眠れたことがないのです。と続けます。

教会や寺院でお札をもらって タブレットに張り付けてあります。



(「運勢ロマンス」か!?)

「エンディングをちゃんとした話にするために 呼んだんだ。

 ……Wをハッピーエンドに するつもりだ。」

(このソンムのセリフの……のところで ソンムがスボンの顔を

 じっと見るとスボンが 無精ひげを隠して「今日剃ります。」と

 ぽつり。いい味出てますねぇ~)

カン・チョルが真犯人を見つけ 復讐し 永遠に消す 

そうすれば 二度と(恐ろしいことは)怒らないだろうと

ソンムは言葉を続けます。

自分が 作ったから 自分が始末しなければと言います。

そして お酒を一口。

(気持ちはわかるけど 飲まないで~ もしも ラストで

 全部ソンムの酔った末の 妄想でしたなんて オチに

 なりそうで 怖いの~~~そんな陳腐なことは しないでしょうが…)

カン・チョルは ソンムにあてた USBの中で 真犯人作成の

ヒントも提案してありました。

(キャラに 教えられる 作者って?)

まず最初に 真犯人の身元を作る必要があること。(その条件として)

いまのような幽霊ではなくて 自分が捕まえられる実体のある人間に。

Wプロジェクトの報告書を添付したファイルに 353人の容疑者の

調査書があるから あなたは調査書にない新しいキャラを作ること。

そうしてこそ 自分が納得できること。

自分が納得すれば この漫画は 終われること。

ソンムは USBから 大量の報告書をプリントアウトしました。



それを スボンに渡して 

「全部読まなきゃならん。そして 重複する設定を除去しなきゃならん。

 (つまり 容疑者の設定と似ていてはいけないということですね。)

 でないと カン・チョルが(真犯人の存在について)疑いを持つようになる。

 カン・チョルが疑念を持ったら またあの 呪いが 始まる。」

スボンは 完全犯罪を作ったのに 真犯人をどうやって作るんですかと

尋ねます。すると,ソンムは

「カン・チョルが 信じられる顔を考えた。」

といって スケッチブックを スボンに見せます。

「カン・チョルが 真犯人と信じられるのは こいつだけだ。」

そこには なんと!! (と ここで場面が変わっちゃいます。)





漫画の世界

ジョギングしているカン・チョル。

すっかり元気になっているアピールですね。



(ちなみにカン・チョルが走っているのは 一山湖水公園

 近くに旧MBC社屋があり よくMBCのドラマでは

 出てくる公園です。おととし行きましたが,かなり広い

 公園なので ゆったり散歩ができます。地元の人が結構

 ジョギングしています。ちなみにブログ上部の写真の

 ベンチもここにあります。)

シャワーを浴びて すんだとき ソン・ヒョンソクから

車載カメラに 怪しい人物が移っているのを見つけたと 連絡が入ります。

急いで Wのスタッフの待つ放送局へ向かいます。



(Wの放送局は MBCの新社屋ですね。デジタルメディアセンター

 通称DMCと呼ばれる場所にあります。最近のドラマには この付近も

 よく出てきます。「運命のように愛してる」「彼女はきれいだった」など)

ヒョンソク ドユンらと 映像をチェックするカン・チョル

ヒョンソクが 怪しいと指摘した人物の顔は…


現実の世界

スボンに見せた スケッチブックの似顔絵は ソンム自身のものでした!



「これは…先生に似ていますが…」

「そうだ 私だ」

「先生が真犯人のキャラクターなんですか?」 

「私以外だと彼は信じないさ。カン・チョルが唯一見た容疑者が私なんだ。

 私の顔を見れば 信じるさ」


漫画の世界

ソンムが思った通りの展開になっています。

「はい 見たことあるやつです。」

カン・チョルは 映像を確認して言います。

「屋上で刺したやつですよ。なにもわからなかったから 幻かと思っていました。

 どうやって見つけたんですか ほかのCCTVには映ってなかったって…」

賢いから ちょっとした違和感にすぐ気づきますね。(ホームズだわ)



ドユンくんが それは今重要じゃないだろと言ったので みんなそれ以上

深く追求しません。

ソンヒョクが今日の放送で 公開捜査しようと提案します。

真犯人確保に向けて 大きく動き出しました。


**********************************

明日は 水曜日ですが 9話 おわりそうにありません。

でも 本放送に追いつくように頑張りま~す。^0^








 




Wー2つの世界ー 第9話(1)

2016-08-22 16:59:27 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第9話(1)

ますます ホラー色が 強くなってきました。

どうしましょう。(オットケ~)

*****************************

8話 のラストシーンから 始まります。



何度見ても 悲しいわ~


現実の世界

飛行機の トイレの中で 真犯人に 襲われるオ・ソンム。

『俺は だれだ』

『お前が 俺を 裏切ったんだ』

『俺の 顔を さらせ(あばけ)』

真犯人は オ・ソンムの胸ぐらをつかんで 締め上げます。

ソンムは白目をむいて 今にも 死にそうです。

様子が変なことに気付いた キャビンアテンダントが 外から

声を掛けます。すると よろよろと ソンムが出てきます。



(作者を殺しちゃ 続きを描いてもらえないもんね。)

座席に戻った ソンムですが 雑誌を持つ手が 震えています。

漫画の世界で 何か恐ろしいことが 起こり始めているのに

気が付きます。

一方 ヨンジュは カン・チョルとの約束通り

スボンがぶつけたまま放置した車の中で

漫画の続きを描き上げます。

『思い出すことのない長い夢だったことにして』

真犯人の姿は 現実の世界から 消えてしましました。

(ヨンジュが続きを描き替えたからか ソンムと約束して

 真犯人が納得したのか…)

しかし,現実の世界で3人の被害者が出てしまいました。

(漫画の世界の人物が 現実の世界の人物を 殺したということ

 影響を及ぼしたということは この後のストーリー展開にも

 影響がありそうですね。)

現実の世界での 経過時間は 1時間もたっていないようですね。

スボンに 車を走らされていた ヨンジュ母は 

スボンが止めるのも聞かずに ソンムの家の前まで車で

戻ってきました。

「何言っているかわからないわ ホントに!
 
 車に一緒に乗っていたのに ヨンジュだけ消えるなんて…!」

そう言って 車から降りると 駆け出します。

スボンもこわごわ追いかけます。

車を見つけた母が 近づくと そこには 疲労からか

気を失っているヨンジュが…


漫画の世界

病室で眠るカン・チョルに付き添い 看病するユン・ソヒ

『漫画の中の登場人物も 消えることはなかった。』


現実の世界

仁川空港に 降り立つ ソンム。

あれ?ニュージーランドにいるんじゃ?

空港からタクシーに乗ります。

車内でWの続きを確認するソンム。

すぐ ヨンジュの家 つまり 元奥さんの家を訪ねます。

「どうしてきたの?

 昨日 ニュージーランドに 向かったんじゃないの?」

ヨンジュ母が オ・ソンムに言います。

(おお ということは ここまでの何話かの話は

 ほぼ1日か2日の話ってことですね。

 行ったり来たりのワッタガッタストーリーなので

 時間感覚が へんになりますね。)

2人とも 気まずそうですが オ・ソンム的にはそんなこと言ってられないので

「ちょっと 入ってもいいか?」

「ええ……ど…うぞ…」

ヨンジュを心配して 部屋に入るソンム

「車の中で 絵を描いて 気を失ってるところを見つけたのよ」

とヨンジュ母。ヨンジュ母はスボンが話すことを頭から信用してなくて

何を怖がってるのか分からないと言います。

そこに電話がかかってきて ヨンジュ母が部屋から出ていきます。

ヨンジュの手に指輪を見つけるソンムです。



彼は 漫画を全部 チェックしたので 娘がつらい選択を

したことを理解していました。そして,最後のシーンで ヨンジュが

カン・チョルからUSBを預かったことを思い出します。

ヨンジュの上着を調べると ポケットに入っていました。

急いで 携帯に接続してみると

W関連の フォルダとともに 

『オ・ソンム作家様へ』と書かれた文書ファイルが…

それは ユン・ソヒのマンションから 戻る車の中

信号待ちの時に書いたものでした。

『オ・ソンム作家様へ

 あなたが生きていると聞きました。 俺も生きています。

 あなたが 生きていて 良かったですが, 謝罪するつもりはありません。

 俺は許される資格もないですから かと言って

 あなたは 私を許す資格もありませんから。』

「なんて傲慢な奴…」オ・ソンムの口から思わず漏れます。



『俺は 謝罪する代わりに これを書きます。

 俺たちが 一緒にしなければならないことが 残っています。

 俺は あなたが作った残酷な運命を 受け入れます。

 だから あなたも けじめをつけてください。 これ以上 逃げずに。

 俺のためでなく あなたの娘のためだから 今度はできます。

 Wのハッピーエンディング…』

明け方 ようやく ヨンジュは気が付きます。

床の上で寝ている母が 半分寝ながら ソンムが来た事

半月旅行に行っているはずだったのに なぜか もう帰ってきたことを

話します。ヨンジュは リビングに行って 

いったん電話を掛けようとしますが やめます。

時計は 朝の5時過ぎを指しています。

時計から目を離し 振り返ると なぜか カン・チョルの病室にいました。

(記憶がなくなったのなら 漫画の世界に

 引き込まれることはないんじゃなかったっけ?)

生きている…良かった…と近づいて 彼の頬に触れようとしたとき

ノックの音が…驚いて振り向くと 元の自分の家のリビングでした。



漫画の世界

病室に ソン・ヒョンソクがやってきました。

ドユンに ホテルの周りのCCTVを全部見ていると話しています。


現実の世界

『しばらくの間 (彼の)夢に 無意識に残っていたのか…

 私は 何度か カン・チョルを見ることができた。

 とても 短い間だけど(ほんの一瞬だけど)』

(ああ そういうことだったのですね。思い出さない夢だけど

 無意識の中に強く残っていたということ なのね。

 だから まだ ヨンジュは 引きづりこまれたのね。納得。)

2回目は 駐車場に車をとめて車から出た瞬間。

車から降りると カン・チョルの病室の前でした。

看護師がドアを開け 一瞬彼が見えました。

病室のドアが閉まると同時に 元の駐車場にいました。



3回目は 手術の準備をしているとき

現実の世界では1週間がたっていました。

ぼおっと 消毒の順番を待っていたら パク教授に

帽子がないことと指輪をしていることを見とがめられます。

指輪を外そうとして 手が滑り 指輪が転がっていきます。

誰かの足にぶつかって指輪が止まったとき

ヨンジュはその誰かにぶつかったのでした。カン・チョルでした。

カン・チョルと 正面から向き合ったのですが

彼に何の反応もありません。親切に指輪を拾ってくれて

「指輪 きれいですね。」と言いながら 手渡してくれます。

電話がかかってきて カン・チョルは病院の外へ歩いていくのですが

ドユンと 車のそばで話しながら振り返ります。

じっとまだ見ているヨンジュに気が付き 会釈します。

(この時の目が 覚えてるんじゃなかろうか…?

 と思わせるような意味深な目つき…でも,まさかね。

 本当に深読みじゃなくて そうなら ジョンソク君の

 演技力 半端ないです。)

「だれ?」

「知らない。ずっと俺のこと見てるんだ。俺は彼女を知らないのに」

「彼女 悲しそうだな 元カノのじゃないのか。

 傷つけて 捨てたんだろ。」(ドユン君 するどい!)

「やめろよ。行くぞ。」





(漫画の世界では2か月がたっていて カン・チョルの退院の日だったようです。)

ドユンからサングラスを取り上げ 車に乗り込みます。

2人とも まだじっと見ているヨンジュが気になってるよう。

車が走り去ります。指輪に目を落として 再び顔を上げると

現実に戻っていました。

『カン・チョルは 私が描きました…でも

 全部 忘れていました。』

ヨンジュは 深い喪失感を覚え 涙が止まらなくなります。

『体がよくなり 仕事が忙しくなれば カン・チョルは夢を見ることなく

 彼は 私を… 永遠に…忘れる。

 深い打撃を受け 人生を捨てさせられ

 愛を頼り 生きる力にした カン・チョルは …消えた。』



(カン・チョルの 記憶がなくなり

 自分が 愛した カン・チョルは もう そこには いないし

 自分を愛してくれた 彼の想いも どこかに永遠に 消えてしまった。

 …ということです。 悲しいよ~)











 

 




Wー2つの世界ーOST

2016-08-22 10:35:51 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ーOST 見つけました。

ご堪能ください。



W 더블유 OST Part.1

[MV] JUNG JOON YOUNG(정준영) _ Where Are U(내가 너에게 가든 네가 나에게 오든) 「あなたはどこに?」

W 더블유 OST Part.2

Park Boram (박보람)- Please Say Something, Even Though It is a Lie (거짓말이라도 해줘요) 「嘘でもいいから」



W 더블유 OST Part.4

KCM Remember(기억)「記憶」




W 더블유 OST Part.5

JoHyunAh(조현아) (Urban Zakapa(어반자카파)) Falling 「フォーリン」

Wー2つの世界ー 第8話(3)

2016-08-21 17:42:55 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第8話(3)

万事休すと思った 次の瞬間 ヨンジュは

漫画の世界へ とんでいました。

ちょうど カン・チョルが 

『真犯人は まだ 戻れずに現実世界に留まっている』と

推理したところだったということでしょうか。

『ヨンジュさんが 危ない!』と強く思って

再び引きずり込もうと試みたのでしょう。



その証拠に 

「浴室は?」

「誰もいません。」

車を運転しながら SPと話しています。

「わたし ここにいるわ。」

震えながら 声を掛けるヨンジュ。 驚いて助手席を見るカン・チョル。

SPさんが「代表? 今 奥様の声が?」

「…会えたよ…もういい。」

電話を切ると すかさず ヨンジュに

「大丈夫か? けがしてない?」

やっぱり 真犯人が殺しに来るということを

予想していたのですね。

「わたし……真犯人に 会ったわ…

 真犯人が 私を 撃ったわ…」

「どこで?」

父の家に直接電話をかけてきたこと

家から車で逃げたが 数分後に目の前に現れたこと

そして 撃ってきたこと…震える声で一気に話すヨンジュ。

思わず 抱きしめるカン・チョル。



落ち着いた ヨンジュは 

「スボンは どうしたかしら?」

「スボンって 誰?」

「父さんの助手なの。私と一緒に車に乗ってたんだけど…」



現実の世界

「助けて~許してください~助けて~」

永遠と同じことを繰り返しているスボンですが

真犯人は スボンには 目もくれず 消えてしまいます。

車を放置して 走って逃げるスボン。



漫画の世界で

スボンもおそわれてるかも……と心配するヨンジュに

襲う目的のない人に危害は加えないはずだと慰めるカン・チョル。

母さんのところへ 私を探しに行ったら どうしよう…

不安なヨンジュです。


現実の世界では

グッドタイミングというか バッドタイミングというか

ソンムの家に ヨンジュの母が 家に帰ってこないヨンジュを

心配して 車でやってきたところでした。

スボンもちょうど到着して 母親の車に軽く接触

でも気にせずに乗り込みます。

「ここにいちゃいけません。すぐにでなくっちゃ。

 あっち,あっちへ行ってください。」

わあわあ言いながら,車を発進させます。

しかし,スボン ファインプレーです。

ちょうど 真犯人は ソンムの書斎に現れたところでしたから。

ソンムの旅行日程を確認して 瞬間移動する真犯人。

8月4日から8月15日までの 日程のようですね。

飛行機の中の様子に場面が変わります。(これは まだ現実)

機内アナウンスによると あと30分でオークランド国際空港に着くということ

ソンムはトイレに立ちます。

(いやな予感がします。)

トイレで手を洗うソンム。

と 突然 鏡に文字が

『俺は だれだ?』

『お前は だれだ?』

『カン・チョルは どこだ?』

『俺は だれだ? なぜ 俺がだれなのか知らない?』

慌ててトイレから出ようとするソンムの手を黒い手袋をした手が捕まえます。




(きゃ~またホラーですよ~。ソンム どうなっちゃうの?)




漫画の世界

カン・チョルが ヨンジュに訪ねます。

「お父さんに この話をしたの?」

「いいえ。 父さん 電話に出なかったの。 飛行機の中だったみたい。

 どこか 行く途中だったの?」

カン・チョル 複雑な気持ちでヨンジュを見つめます。

何も言わずに ユン・ソヒのマンションにヨンジュも連れてきたカン・チョル

しかし ヨンジュには すぐソヒの部屋だと分かっちゃいます。

呼び鈴を鳴らしても ノックしても 声をかけても 部屋のドアすら

開けないソヒです。

どうしたのかと問うヨンジュに もしかして 暗証番号を知ってる?

(本で)見たことない?記憶にない?と聞くカン・チョル。

おやおや 33巻までの女主人公で 女友達の

暗証番号を知らないとは…それほどの仲じゃないじゃん。

ヨンジュは スボンが ユン・ソヒの看板を抱いて

妄想ごっこしていたことを思い出します。

(スボン 違う意味で こわいです。)

なんと ソヒの部屋の番号を702にしたのは 自分の誕生日が7月2日だからで

暗証番号2405は 自分の携帯の番号だと…ユン・ソヒは自分のものだ~!と。



カン・チョルが2405と入力すると一発で開く扉。

(やっぱりここは漫画の世界なんだなと 思わされます。)

一人で リビングに入っていくカン・チョル。

しかし,ソヒが消えかかっていることは 玄関で待っているヨンジュにも

聞こえてしまいます。思わず中に入って驚くヨンジュ。

カン・チョルの 指に結婚指輪を見つけた ソヒは

また興奮します。ソヒが消えるのを阻止するために カン・チョルは

「誤解だ 偽装結婚なんだ。」と告げます。

「誤解だ 何も心配することはないんだ」

カン・チョルが ソヒを安心させるように言うと

だんだん消えかかっていたソヒの輪郭が戻ってきます。

「俺の人生に必要なんだ」

その言葉で 完全に戻ります。

カン・チョルは自分の推理が正しかったことを確信します。

高校からの長い友達のユン・ソヒです。



「忘れるところだったけど ユン・ソヒが女主人公だったのよね。

 私のせいでこんなことになって…」

ヨンジュも この現象について 理解しているようです。

「君の父さんがつくったひどい設定のせいだよ。

 生まれてきた理由が一つだけなんて…俺たちも人間なのに…」

帰りの車で ずっと泣いてるヨンジュ。

「めちゃくちゃだわ 本当にめちゃくちゃ…

 私が望んだ続編はこんなんじゃなかったのに…」



信号で停まるカン・チョルの車

悲しみに暮れるヨンジュを見て 何か考えついたのか

スマホを取り出して USBを取り付けると おもむろに 打ち込み始めます。

『オ・ソンム作家様…』

何かを決心したような表情です。



ペントハウスに向かうエレベータ

ヨンジュの靴紐を結びなおすカン・チョル

「靴のひもを結びたかったんだ。 機会があってよかった。

 これで 甘いこと 4つやったかな?」



ほかのことは一切言わず ヨンジュの手を取ります。

ペントハウスの階につくと 「風に当たろう」と言って

屋上のボタンを押します。

屋上に着くと そこが最初に出会った場所だということに

初めて気がつくヨンジュ。初めてあったときのことを思い出すヨンジュ

カン・チョルはつないでいた手をそっと離して言います。

「約束して また(この世界から)でられたら,すぐに 絵を描いて…」

「何の 絵?」

「夢」

「夢?」

「俺が 夢からさめたシーン」

「……?」

「2ヶ月前 俺たちが初めてあったときからこの瞬間まで すべて夢にしてほしい。

 とても長い夢を見たように」

戸惑い 真意をはかりかねる ヨンジュ。

「むずかしくないでしょ。ここにはなにもなくなり 君も死なずにすむ。

 どんなに考えても 今はそれ以外方法がないんだ。

 オ・ヨンジュが 俺の人生のキーになる前に戻るんだ…

 俺が君にここで初めて会い 君のことが気になって 探して

 君はここに引っ張り込まれつづけ 君を通して真実を知り

 君のお父さんに会い,してはいけないことをやり

 真犯人は俺の後を追い あなたの世界を混乱させ

 俺の友人は瀕死の状態にある。それに 一番重要なこと。

 君は死んではだめだ。俺の目で それを見ることはできない。

(見たくない)俺たちが出会った瞬間へ時間を戻せば

 全部解決するでしょ。俺が君を知らなければ 探すこともない。

 君のことを考えることもない。そうすれば 君はここに来ることもない。

 君を通して 真実を知ることもない。」



悲しいお願いです。

「俺を助けてくれたこと ありがたいと思ってる。

 どうやって生きていくか分からないけど これだけは分かってる。

 運命に従って生きるってこと。俺の存在理由 捕まえられない犯人を

 捕まえること。だから それをしなきゃ。 何考えてるの?」

黙っているヨンジュ。

「僕の気持ち 理解した?」

まだ,黙っているヨンジュ。しかし,小さく頷く。ようやく顔をあげ

「理解したわ…」

「君なら できるでしょ。これは全部夢です。俺は怪我をした後 

 思い出すことのできない夢を見た。」

USBをヨンジュに渡します。



「約束だよ。戻ったら すぐにして。躊躇せずに

 奴は 脈絡なくいつでも現れることができるから。」

黙ってるヨンジュ。

「答えて 時間はないよ。」

小さく頷きながら やっとの思いで

「やく…そく…するわ」

「わかった。」

ポケットに手を入れ 後ずさりし始めるカン・チョル

「甘いロマンスが4つしかできなかったのが 残念だね。

 まだ100以上残ってたのに…」

さらに後退る。

「もう一度抱きしめたいけど,できないよ。…未練が残りそうで…」

「どこへ いくの?」



ヨンジュに背を向けるカン・チョル。

「時間がなくて これが確かな方法です。

 …オ・ヨンジュさん 今 俺を忘れて 俺はただの漫画の中にいるんです。

 これからは 俺に会いたかったら 書店で本を見て

 わかるでしょ。…元気でね。」

そして,屋上から飛び降りました。




漫画の世界は 2ヶ月前に戻っています。

ちょうど ソヒが病室に入ってきたシーンです。

目を覚ましたカン・チョル。

なぜだか 泣いていたようです。



ソヒとドユンが驚きます。

ドユンは紅茶パックを カップに落としちゃいます。



現実の世界

スボンがぶつけて止まった自動車のなか

ヨンジュが一生懸命 カン・チョルが目覚めたシーンを

描いています。

描き終わって ヨンジュは 結婚指輪を見つめます。

そして 一人で泣きじゃくります。



**********************************

8話がようやく 終わりました~

なんとか 水曜までに 9話を終えたいと思います。

お楽しみに~^0^






 

 

 

 
















Wー2つの世界ー 第8話(2)

2016-08-20 00:24:08 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第8話(2)

リムジンに 乗っている カン・チョルとヨンジュ。

カン・チョルは白いタキシード ヨンジュはさっきのピンクのドレス

ヨンジュはやたらとお酒を飲んでいます。

相当緊張しています。

「笑って 降りるんだよ。」

というカン・チョルのアドバイスにも 

「うまくできる気がしない…」と 超動揺!

カン・チョルはそんなヨンジュの手を握って

「俺が手をつないでるよ ついてきて。分かった?」



そして 会場に着きました。シンデレラのように

王子カン・チョルにエスコートされて歩くヨンジュ。

すっかり王子様とお姫様です。

(いや~2人とも背が高くて すらっとしてるから 見とれちゃう~)

ダンスシーンも 見とれるぐらい いい雰囲気。

(春のワルツの時と違って ハン・ヒョジュちゃん 素敵)

…と思ったら ターンを連続3回もしたせいか 足もとがぐらり…



あやややややややや???  ヨンジュの夢でした。

ベッドから 落ちたもんだから SPのお兄さんは入ってくるわ

(あああ,またです。寝室に…)

カン・チョルは 銃を持って 駆けつけるわ。

ちょっと気まずいよね。

ヨンジュが言います。

「ちょっと 警護の人が近くない?
 
 ドアが開く度 見られてる気がして よく眠れないわ。」

(やっぱり そう思うよね)

「真犯人が どこにあらわれるか分からないんだ。」

「私 ここでは不死身じゃない。」

「いつ何が起きるか分からないからね。」

どれくらいこの状態がつづくのかな。 パーティ行けないよね。と

窮屈な生活への不満と 本に描いてあるショッピングなど

甘いことがちっともできないことへの不満をちょっぴり漏らすヨンジュ。

「外へでなくても ここでできることをしようか?」

お腹すいていない?と言って ヨンジュの手を引いて

キッチンに連れて行きます。(朝の3時に!?)

やんわりと,spのお兄さんたちを外に出したカン・チョル。

「ちょっと待ってて。」

と言ったものの困惑。

「ねえ 正直言うと 俺 料理できる物が一つしかないんだよね。」

「え?何?」

「(苦笑いして)ラーメン」

「ラーメンって 料理なの?」



「どうして? 俺 一番好きなんだけど」

二人でラーメンを作ることに…

「ところで 君のお父さんは なぜ あんなことしたんだろう?

 どうして娘を殺せなんて 真犯人に命じたのかな?」

「分からないわ 私も…でも まさか お父さんがそんなこと

 するかしら?」

「じゃあ だれが?」

「そうね…でも お父さんは 絵はもう描かないって言ってたのよ。

 なのに お父さんが なぜ?だから…お父さんは2度と描かない…あっ。」

話ながら ネギを切っていたので うっかり指を切ってしまうヨンジュ。

ヨンジュの指を止血しながら はっと気付くカン・チョル。

もう一度ヨンジュの指を確認するが,ぱっくり切れた指先はそのまま。

「…なんで…血が出てるんだ…?」

「え?」

驚く2人。



「これって 君が撃たれたら 死ぬってことだろ…今。」

驚愕の事実に カン・チョルの心は 動揺

『つづく』が現れちゃいます。

(このルールだけは 今のところ揺るがないのね)

そして,消えるヨンジュ。

ヨンジュが消えた後 なぜ怪我が治らなくなってしまったのか

考え込むカン・チョル。


漫画を描いていた部屋に戻ったヨンジュ。

部屋から出ると 奥のソファで スボンが寝ています。

…ということは 現実の世界では 夜から朝になっただけということですね。

「どういうことかしら…血が出るなんて…」



独り言を言いながら 傷口に絆創膏を貼ります。

『…変数…この世に変数のない現象なんてないよ。』

カン・チョルの言葉を思い出し Wの続きを確認します。



そこで 真犯人がカン・チョルに接触してきたことや

真犯人が ヨンジュのことを知っていること

幻覚ではあったけど ヨンジュが額を打ち抜かれたシーンも

見てしまいます。思わず自分の額に手をやるヨンジュ。

指先を確認すると そこには さっき貼った絆創膏が…

今 撃たれれば 現実の世界でも 漫画の世界でも

自分は命を落とすことに気がつきます。


カン・チョルも まだ キッチンで うろうろしながら

考え込んでいます。最初は 確かにソンムもヨンジュも

刺されても撃たれても 平気だったのです。

「何だ?何が違ったんだ?…」



あったはずの脈絡も失われてきたことに 何か恐ろしい変化が

漫画の世界に起こっていることを確信します。


ヨンジュは父に電話をかけますが,まだ飛行機の中のようで

通じません。


カン・チョルの方は まだキッチンの床に座り込んだままでした。

携帯で時刻を確認します。6時10分。寝室へ移動すると

そこ ここに ヨンジュの 痕跡が残っています。

そこに ユン・ソヒから電話がかかってきます。

ユン・ソヒは 自分から辞表を出して そばにはいられないと

去ったはずなのに 酔った勢いで 電話しちゃったんですね~

すごい 泣いてます。ちょっとかわいそうです。

「私は何?私はなんなの?…あなたにとって私は何なの?」

自分がカン・チョルの1番の友達で 1番そばでずっと見守って来たのに

突然現れた 謎の女に その居場所をとられてしまったんですものね。

そのとき ソヒの手が消えかかります。驚くソヒ。

手だけでなく 体も消えかかっていくのが鏡にうつり悲鳴をあげます。

慌てて ソヒのマンションに向かう カン・チョル。



(この辺りから ちょくちょく 漫画の世界の 画面は
 
 加工が施されているような気がします。シャープな

 画面になって 少しエッジがはっきりしているような。

 画像の上でも 少しイメージが違うように効果を狙ってるのかも)

カン・チョルは少しずつ 生じているズレに気づき始めました。

最初の設定した目的がなくなると その登場人物も消滅する。

カン・チョルによってクビを言い渡され女友達の座も追われたユン・ソヒが

まさしくそうで,Wの番組プロデューサーの ソン・ヒョンソクも

番組を打ち切ると カン・チョルが宣言したときから その条件に

当てはまるようになったのです。

テレビ局の廊下を歩いている ヒョンソクの手もまた消えかかっていました。

「この世界から 永遠に消えるということか?

 では 反対に キャラクターの目的がはっきりしたなら

 登場人物になると言うことか!?…強制的に?」




現実の世界で ヨンジュもまた その事実に 気がつきます。

「私が 本当に 漫画のキャラクターになったってこと?

 主人公と結婚したから?…だから 血も出たし,死ぬことも

 あり得るってこと?」


カン・チョルはもっと大変なことに気付きます。

「それじゃあ,真犯人は? 真犯人は目的が消えたのに 

 なぜ 消えないんだ?

 まさか 自分で 気がついた? 俺のように?]


なんと 真犯人は, カン・チョルが 現実の世界へ出て行ったとき

同じ場所を通って 外の世界へ出ていたのです。

自分の身元が あきらかにならないまま 漫画が終わってしまったことに

激しい怒りを覚えます。どうしておわりにできるんだと…

で,漫画を終わらせないようにしたのでした。



漫画のストーリーを変えるその強い意志の力は カン・チョルと

同じですね。すごい怨念。カン・チョルが正の力なら

真犯人のは 負の力ですね。(やっぱ ホラ~)

そのうえ まだ 戻れずに現実世界に留まっていると カン・チョルは

推理します。(えええええええええ~!?大変じゃん!!)



ヨンジュのところに電話がかかってきます。

こんな時間に?と言いながら 受話器を取ります。

もしもしと 話しかけても返事はありません。

…と!!突然空中に文字が…カン・チョルの部屋に 現れていたあれです。

真犯人です!!!

『お前は もどったのか?』

『オ・ソンムの 娘だな?』

『お前が オ・ヨンジュか? カン・チョルと結婚した女…』

ヨンジュは受話器を放り投げます。



真犯人は 編集部で女性を殺し オ・ソンムの住所と携帯番号をゲット

していました。その前には 漢江大橋で サイクリング中の男性2人も

襲ってるし…目的のためには 手段をえらばずって感じがします。

ヨンジュは寝ていた スボンをたたき起こし 車を出して!と言います。

小さいタブレットを持つと 何のことか分からず おたおたしているスボンを

追い立てて 車に乗り込みます。「早く早く」と言いながら

めったやたらに スボンをたたいています。

車が出発した直後,作業場に 真犯人が現れます。



(しかし,これはある意味 本当に すごい 意志の力ですね。

 自分の意志で 現れたり消えたりできるんですから…)




車を適当に走らせ 作業場からどんどん離れる スボンとヨンジュ。

「どういうことですか?」

と聞くスボンに

「犯人が…私を捜してるの!」

…と,言ったとたん 前方に 真犯人が…

「…来たわ」息を呑むヨンジュ。



しかし,一向に意味が分かっていないスボンは

犯人の近くまで車を近づけちゃいます。

近づいて初めて 銃を持っていることに気付きます。

慌てて 車をバックさせて逃げます。

ですが 程なく 電柱に ぶつかって 車は止まります。

真犯人が構えた 銃口から 弾が発射されます。

ヨンジュの額をめがけて 一直線で進んできました。



(撃たれちゃう!万事休す!?)



 

























Wー2つの世界ー 第8話(1)

2016-08-19 21:55:13 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第8話(1)

白い文字は 忽然と消え 元の静けさが戻ったペントハウスの部屋。

ヨンジュが目を覚まし いつ戻ったのと聞きます。

カン・チョルは Wの話が『終わり』から『つづく』になったきっかけを尋ねますが

ヨンジュは ただ 突然変わったので まだ終われない理由があると思ったと答えます。

カン・チョルは考え込みます。


そこに侍女が「奥様のドレスが届きました」と入ってきて言います。

(気になってるんだけど,寝室にみんなどんどん入って来過ぎじゃないか?)

ヨンジュが行ってみると 何着ものドレスが用意されていました。

カン・チョルに「どういうこと?」と尋ねると

「1番 盛大なパーティのあるシンデレラコンセプトって 聞いたでしょ。

 君がドレスを着て出席できるパーティを探したんだ。

 運良く,国賓晩餐会に招待されたから…」

「国賓晩餐会?」

「青瓦台であるんだ。」

「青瓦台!?」


ちょうど 電話がかかってきて その場を離れるカン・チョル

ドユンに調べてもらっていた 正体不明の電話の主は 

位置確認もできない不審な電話でした。


カン・チョルは W(つまり自分の家族を殺した事件のことです)の

今までのすべての調査報告書は廃棄し,今から完全に新しい仮説を立てることに

します。真犯人はいるとして。


一方 ヨンジュはピンクのドレスに着替えて ご機嫌ですが

国賓晩餐会ということは ダンスもするかもと 妄想して

一人踊りながら歩いてきます。(SPのお兄さんたちも苦笑)


「これ どう?」



カン・チョルに ドレスを見せます。

カン・チョルは 真犯人が言った言葉を思い出します。

『今度はその女の番だ額に 銃の穴を 開けてやるぜ。待ってろ』

(こういうとき 日本語では 銃の穴って言わずに風穴っていうかな)

だまって難しい表情をしているカン・チョル。

「おかしいよね。」と言って ヨンジュは部屋を出ようとしました。

「戻って…」

「行くわよ,行くってば…そんなに変かな?」

「家に帰るんだ…ここは危険だから…」

「え?」

「帰る方法はないのか?」

「急に どうして帰れだなんて…私だって 帰ることができないのに…

 さっきから どうしたの?」

と ヨンジュが返事を言い終わるか終わらないかのタイミングで

カン・チョルの目の前を 弾丸が通過する。



窓を見ると ガラスに弾の穴が…驚いて振り返ると

額を撃ち抜かれたヨンジュが崩れ落ちます。

驚いて 倒れた床を覗き込むカン・チョル。

しかし,床には誰も倒れていません。

「どうしたの?」

すぐそばで ヨンジュの声。

カン・チョルの幻覚だったようです。

(いや~2つの世界が行き来しているので どこまでが

 妄想か 幻覚か 漫画の世界から現実の世界へ消えたのか

 境界線が 分からなくなってきます。カン・チョルや

 ヨンジュも同じような状態なのでしょうね。)



安心したので 思わず ヨンジュを抱きしめてしまうカン・チョル。

そして『おでこキス』(今日2回目だ~)して 

もう一度 今度は確かめるように抱きしめます。












Wー2つの世界ー 第7話(2)

2016-08-18 22:38:20 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第7話(2)

ちょっと長めのキスになっちゃってる2人

走りだしたら止まれない感じです。(//・_・//)

パク刑事がコーヒーを持ってきましたが

驚いて出て行っちゃいました。

それに気付いて ヨンジュが

「大丈夫? 今 刑事さんが来たわよ…」




カン・チョルは ヨンジュから目を離さず

「関係ないよ。」

と 今度は机の上に座らせて 仕切り直しです。

ヨンジュも手錠をしたままの腕の中に 彼の顔を引き寄せて…

再びキスします。심쿵(シムクン)胸きゅん『手錠キス』です。



パク刑事が ドユンに尋ねます。

「カン代表と 容疑者は 知り合いなんですか?」

 
拘置所の房の中で 幸せをかみしめているヨンジュ。

面会だ言われて 面会室に行くと カン・チョルではなく

ドユンと弁護士がいた。

代表の代わりにメッセージを伝えに来たというドユン

<回想シーン>

服を着替えながら ドユンに告げるカン・チョル

「女の人たちが好きな甘いロマンスというのは 

 調査したらたくさん種類があったから 

 ちょっと範囲を狭めてくれ(と伝えてくれ。)

 借りを返せるように…

 1番 盛大なパーティのあるシンデレラコンセプト

 2番 田舎で二人だけのロマンテックな旅行

 3番 日常のシンプルなロマンス

 4番 挑発的破壊的な19禁コンセプト フー(007のピストル フーかな)」



「はあ~?」

あきれるヨンジュ。

「ちなみに 代表は4番が好きだと…」

どれにしますか?と問うドユン。

甘いロマンスが好きと言ったんでしょ?

言った見ただけなのに…そんな1番 2番 3番 4番って…

困惑するヨンジュン。

「これが代表のスタイルです。選んでください。準備するのに良いですから…」

本当に選ぶんですかとヨンジュ。

だいぶ悩んで

「3番」(でも手は4番になっちゃいました。)

分かりました 代表に電話します。とドユン




「結婚ですって!?」

弁護士が 拘置所から出る手続きをしてくれました。

そのための説明を受けるヨンジュ。

去年 アメリカで結婚したことに…。と弁護士

「え?これからするんじゃなくて もうしてるって?私が?」

そうですよ。と弁護士。 オ・ヨンジュさんの問題は2つ。

身分証明ができないことと最初にげてしまったことです。と告げます。

カン・チョルが襲われたとき ペントハウスに一緒にいたが

極秘結婚が (世間に)分かってしまうので 逃げたということにした。

(なるほど 身分が証明できないことも 逃げてしまったことも
 
 全部 納得できる理由ですね。)




急に結婚したと聞いて 親代わりのソン・ヒョンソクは

カン・チョルを心配します。親代わりなので 婚約式とかなんとか

きっちりしてやりたいと思っていたのでしょう。

それに 正体不明の女ということで警戒しています。

祭祀をする意味もなく 真犯人を捜すのもあきらめたというカン・チョルに

とまどいを隠せません。

前 カン・チョルが話していた別の次元に

カン・チョル自身が行ったのではないかと思うソン・ヒョク

正直に言ったことを告白するカン・チョルですが

そこがどこなのかは絶対に言えないと固持します。

オ・ヨンジュがどんな女性か分かったんだ 

心配していたような気の狂ったやつじゃなくて 

俺の妻になっても 何の問題もないということ

それと真犯人を捜す必要がなくなったということ 

この2つは 先生に告げることができるといいます。



ヨンジュは身元の確認が済んで 警察署の外に出ることになります。

ドユンから 結婚指輪とサングラスを受け取ります。

待ち受けているマスコミの多さに驚きながら車に乗り込みます。


カン・チョルのペントハウスに戻ってきました。

そこには 奥様に挨拶しようと ホテルの従業員などが待っていました。

驚くヨンジュ。ばれないように 奥様らしく振る舞います。



寝室も カン・チョルと一緒と聞いてびっくり。

テーブルの上の新聞に3紙ともトップニュースで

カン・チョルの結婚と結婚相手について 憶測が

書かれてあります。

「本当に結婚しちゃったの!?」




シャワーを浴びてさっぱりしたヨンジュ。

バスルームをきょろきょろ見回すと

なにもかもペアのセットになっています。

興味津々で 下着の入った家具をあけ 

ボクサーパンツを取り出し じろじろ。

そこへカン・チョルが 戻ってきました。

慌てるヨンジュ。

ヨンジュをからかうカン・チョル

「何で笑うのよ。」

「いや 顔を見るのが良くて(会えてうれしくてと言う意味)」

照れ隠ししながら1度も会いに来なかったのにと言います。

忙しかったんだ 急に結婚したから…とカン・チョル

「そうよ 急ぎすぎたんでしょ

 だいたい甘いロマンスって言ったのに 結婚なんて」

「これからすればいいんでしょ。甘いこと 勉強頑張ったんだよ」

「勉強?」

「ああ そうだ。ここで できることがある。ここにいて。」

とバスルームから出て行く。ヨンジュ 心臓を押さえて

「ああ…心臓が…」

カン・チョルが持ってきたのは1さつの本でした。

「初めてだから よく分からないんだけど。」

と言いながら 本に描いてあるように ヨンジュの髪を結ぶ。



これが本当に甘いってことなのか ヨンジュに尋ねるカン・チョル。

こんな姿 初めて見たわと カン・チョルに言うヨンジュ。

「(本から)やりたいことを選んで 一生懸命やれば 1日10個はできるでしょ」

「宿題してるみたい」

「できるときにしないと いつ会えなくなるか分からないでしょ」



真顔になって 鏡に映るカン・チョルを見るヨンジュ。

「そんなに見つめないで…どうするんだ 消えたら…

 このところ 心臓が故障したように よく動揺し…

 泣くとか告白するとか…そんなことはやめろよ。

 俺と (ここに)とどまりたかったら…さあ できた。」と明るく言う。

「もっと何する?夕食を食べるまで ちょっと時間があるから」

本のページをめくり することを探すヨンジュ

「あ そう読んじゃだめだよ。来て」

ヨンジュの手を取って 寝室へ。 ヨンジュをベットに座らせ

覆い被さり 顔を近づけ…おっかなびっくりのヨンジュに にこっと笑います。



自分も横に寝転んで 自分の肩においでよと 誘います。

ヨンジュを引き寄せ

「こうやって読まなきゃ…」

と言って 本をめくり 自分たちと同じ様子の挿絵を開きます。



こんなのもいいのかな… とページをめくるカン・チョル。

甘い挿絵を見て すごいいと言うヨンジュ。幸せな時間です。

『おでこキス』のページを見つけて 

「これは 簡単だな」

とヨンジュのおでこにキスするカン・チョル。



照れまくるヨンジュ。照れ隠しに普通の顔して言います。

「借りを 宿題で返すの?」

「違うの?」

「すごく楽しんでるでしょ」

「ああ そうだから?」


またまた キスシーン!?…と思ったら SPさん登場!

慌てて平然を装う二人 でも 思いっきりヨンジュの行動は不審です。

ドユンに呼び出されたようです。



やりたいことに インデックスをつけておいてとヨンジュに言う カン・チョル。

頭をなでて 「ずっと言ってるけど ぼくは19禁がいいな。」と言い

ウインクまでする。

(本当にキャラコンセプトが崩壊しつつあります。)

ご機嫌で エレベーターに乗ったのですが 扉が閉まると同時に

どこからか電話がかかってきます。

電話に出ると 目の前に 文字があらわれます。

「おまえは どこだ」



(ホラーです~ホラードラマですよ~やっぱり)

(サスペンス&ロマンス じゃないですホラー&ロマンスですぅ)

「どうやって 生き返った?(どうやって 助かった?)」

驚くカン・チョル。エレベーターの非常電話を掛けてみますが

外では異常なさそう…

ドユンの所に行くと ソヒから預かったという辞表を手渡されます。

ソヒの様子が変だったとも 言われます。幽霊のように手が消えかかったと…


ペントハウスに戻ってきた カン・チョル。

ヨンジュは 疲れて ぐっすり眠っています。

ここ2ヶ月くらいは よく眠れていなかったものね。

大量の付箋を付けた本を抱えて眠るヨンジュ。

カン・チョルは優しく頭をなでます。



(やっぱ 2人的には 偽装結婚じゃないね。

 カン・チョルにとっては一石二鳥?渡りに船?)

…と そこへ再び 怪しい電話が…

「おまえは どこにいる」

空中に 白い文字が 浮かび上がります。

(ほらほら ホラー)

「どうやって もどってきた?」

(これは 現実の世界から 漫画の世界にってことかな?)

「誰が 思いのまま 死ぬ?」

「わたしが お前を どのくらい待ったか」

白い文字に向かって 銃を突きつけ

「お前は 誰だ」

と言うカンチョル

「誰だか 分からない」

「わたしが お前の家族を殺したんじゃないか。10年前に お前の家で 」

ソンムが 真犯人はいない。設定していないんだ。と言っていたことを

思い出すカン・チョル。見えないものに向かって 銃を突きつけながら

「お前は 誰なんだ!」と叫びます。

「わたしが お前の父母,弟,みんな 殺したんだ」

「たった四発で 全部額に命中させたんだ。」

「わたしは 名手なんだ おまえのように」

「だから わたしを 探せ。わたしを探さずに なぜ 死ぬ?」

「お前は 今 死んではだめだ。終わりは わたしとお前と決着を

 見てこそ終わりなんだ。」 

「おまえは 家族が 新しくできたな。今度は その女の 番だ。」

「額に 銃の穴を 開けてやるぜ。待ってろ。」



********************************

7話 終了です。 韓国の放送は 9話まで終了しました。

8話も9話も どんでん返しの上に どんでん返し…

息つく間もありません お楽しみに~^-^






































 













Wー2つの世界ー 第7話(1)

2016-08-18 13:18:38 | Wー2つの世界

Wー2つの世界ー 第7話(1)

6話の ラストシーンから始まります。

現実の世界 Wの続きを描こうとして

うまく描けなかったスボンがラーメンを作り始めます。

そのとき ふと思い出します。

ヨンジュに思い出した話をします。

「もしかして 覚えてませんか?

 だいぶ前に 先生から聞いた話なんですけど…

 Wの話です。…姉さんが…姉さんが作ったんですって。

 カン・チョルのキャラクターは 姉さんが作ったんですよ。」

「それ…どういうこと?」

「だから…姉さんが子どもの頃 Wのキャラクターを

 作ったって…覚えてないんですか?」

ヨンジュが 中学生の頃 友達とオリンピックの

射撃大会を観戦している。韓国代表の女子選手は

あと一歩というところで金メダルを逃してしまいます。

このときの代表選手が 女子高生でとってもかわいい

(…とヨンジュの友達が ヨンジュの母にいいます。)

そのとき ヨンジュは 思いつきます。理想のキャラクターを。

夜 自分の部屋で 勉強している振りをしながら

思いついたキャラクターの設定を紙に書きます。

(部屋には好きな漫画のポスターを貼ったりして…

 漫画大好き少女だったのでしょう。血は争えませんね。

 でも 母は 勉強させようとしていたのでしょうね。)


「高校2年生   射撃の国家代表

 背は180㎝ いや185㎝(高く設定しましたね。)

 名前…どうしようか」



そのとき 母が友達からの電話を取り次ぎに来ます。

慌ててノートの下に隠すヨンジュ。

明日 行けなくなったと言う友達に 私も忙しいからと

返事します。それから

「ねえ 私 とうとう 理想の人を見つけちゃった。」

「ああ 理想のタイプまた変わったの?」

「ちがうわ 今度はほんとよ。聞いて…高校2年生

 射撃 国家代表。 彼は競技に参加して試合の流れを変えるの。

 かっこいいでしょ。それに 天才なの 運動選手で 勉強もできるの。

 背は185㎝ 細身だけど筋肉質なの くふふ。

 それに やさしいし 親切だし おもしろいのよ。」

「最高じゃない で,誰? うちの学校の先輩?」

「ううん」

「なら どこに行ってる人?私も顔みたいな~。」

「顔は見られないわ。…会うこともできない。…」

また明日と言って 電話を切る ヨンジュ。

(この年頃の子は するよね。こんな妄想。)




さあ 今のヨンジュは 一生懸命 続きを描こうと頑張っています。

しかし うまくいきません。

スボンに 新しいキャラクターですか?と笑われてしまいます。

漫画家になることが夢だったでしょ。先生は上手だと言ってましたよと

言うスボン

いつのことよ だいたいペンがいけないのよ 昔はこんなペンじゃなかったと

タッチペンに八つ当たりします。

あきらめて あとで先生に描いてもらいましょう。と言うスボン。

父さんに 一言も言っちゃだめよ。 私が助けるわと 

再び液晶タブレットに向かうヨンジュ。




漫画の中 川の中に沈んでゆくカン・チョル。


はっと目を覚ますヨンジュ。


全く進んでない画面を見て 涙ぐみます。

手には痛々しいペンだこが…


漫画の中

漢江大橋の上から 川に飛び込む カン・チョル

警察のボートが その瞬間を目撃し

大急ぎで現場に急行。

カン・チョルをダイバーが引き揚げます。



夜の拘置所では 巡回中の職員が 

面会室の床に横たわるヨンジュを 見つけます。

気がつき 起き上がったヨンジュ。

自分が面会室にいることに 気付き 笑顔になります。


カン・チョルは 自分の部屋で 目を覚まします。

長い悪夢を見ていたかのような感じです。

ベッドのすぐ横で ユン・ソヒが電話で誰かと話しています。

後ろ姿を見て ヨンジュかと思い 後から掴んで自分の方に顔を向かせます。

あからさまに 残念そうな顔。

なぜこんなことをしたのか 説明しろと言うユン・ソヒ

どうなってるんだ?とカン・チョル

ユン・ソヒの話では オ・ヨンジュに会ったあと

どこかに行ってしまってと。

「1日中探したけど電話も出ないし…

 そうしたら警察から連絡が来て 漢江に飛び込んだって言うじゃない。

 何がいったいあったっていうのよ。」

そこへ ドユンが駆け込んできます。

「オ・ヨンジュが…あ,気がついたのか?」

ドユンの心配をよそに

「オ・ヨンジュが何?」

「漢江でどうしたんだ?」と聞くドユン

再び質問を無視して

「今 オ・ヨンジュがなんて言った?」

ユン・ソヒが悲しい顔で見つめます。

「オ・ヨンジュがつかまった。」



慌てて拘置所に向かう カン・チョル

しかし ラジオのニュースで 大きな拘置所へ移送された。と聞いて

行き先を変える。(Uターンシーン結構ドラマではありますね。)

移送車の行く手をさえぎるカン・チョル

(アメリカだったら撃たれてるよ)

パトカーから出てきた 警察官に

ちょっと彼女と話があると言います。



だめですよと警官は言いますが,長くはかからないからと

強引に移送車に乗り込みます。

移送車に入ったカン・チョル

見上げるヨンジュは カン・チョルが無事なのを見て

少しうれしそうです。カン・チョルの方は

どうなっているのか さっぱり知らないので

どう声を掛けようかためらっている様子。

(だって 最後の記憶は 事態の収拾にはこれしかないと
 
 決心して 漢江に跳びこんだ記憶ですものね。)

ヨンジュの方から声を掛けます。

「大丈夫ですか?…漢江に身投げした人がそのあとどうなったか

 気になってたの…大丈夫そうに見えますね。」

「…どうやって」

「どうやって…助かったのかって?…代表が身投げしたとき

 本当偶然なんだけど警察のボートが通りがかって…それから

 また 本当に偶然なんだけど そのボートにダイバーが2人乗ってて…

 水に落ちた瞬間 ダイバーが水の中に入り あなたを助けたの。

 本当についてたわね。こんな幸運聞いたことないわ。」



「あなたの お父さんは?」

「生きてるわよ…あれから2ヶ月経って 傷も癒えて 旅行に行ってるわ。」

「まさか…あなたのお父さんが…俺を…」

「父さんじゃないわ…私が助けたの。」

いぶかしむカン・チョル。ペンだこのできた指を見せながら

「私が助けたのよ…だから,もう3回助けたことになるのかな(笑)」

「あなたは どうして…」

「気になる?気になるんなら,さきに私の話に答えてくれる?

 そしたら,言うわ。…人生の目標がなくなったんなら

 新しい目標を目指せばいいでしょ。身投げして死のうなんて考えずに」

場の空気をなごますように笑顔で続けます。

「人生の目標が なんで 復讐だけなの?

 生きてても何をしたらいいのか分かんないなら
 
 私がいますぐ何したらいいか教えてあげる。」

警察官の方を気にしながら…お願いします。

「私をここから出して…」

この前のような方法 すなわち脱獄とかじゃなくて

合法的に出してほしいとお願いします。

代表に会いに行く度に つかまらなくてすむように。

命の恩人だなんて言って 今まで何もしてくれなかったじゃない。と ヨンジュ。

つい最近 脱獄した人をそこから出すことは簡単じゃないよというカン・チョル

しかし しっかり考えてくれなきゃと きっぱり言い返すヨンジュ。

ヨンジュと話すうちに 生きる目標が 出きてきた気がするカン・チョル。

時間がきたという警察官 

ヨンジュは 最後に一言付け加えます。

今からあなたは父さんの作品ではないわ。それは終わったのよ。完全に

今からは わたし達が一緒に作る続編と思って。

私の好きなのは父さんと違うの 甘いロマンスが好きなの。…と。

(言っちゃった~どうなっても知らないぞ~)

移送車から 降りるカン・チョル

「すみませんでした」

と知り合いの警察官にわびます。

「彼女にお会いしたかったら 明日の朝 警察署の方へおいでください。」

「ええ そうします。」

ヨンジュを乗せた移送車が去っていきます。

残されたカン・チョルは深いため息をつきます。



ペントハウスに戻りますが 改めて自分の周りの物や人が

ソンムによる設定通りなのに心を痛めます。

しかし ドユンに言います。

「法務チームを呼んでくれ オ・ヨンジュさんを助ける。」と。



次の日 ヨンジュは早速 パク刑事から 尋問を受けています。

らちのあかない尋問にパク刑事も疲れているようですね。

部下がパク刑事を呼びます。

「いらっしゃいました。」

ドユンと弁護士を連れて面会に来た カン・チョル

パク刑事に無理を言って この面会を させてもらっているようです。

二人だけになると うれしそうに カン・チョルと向かい合って

座るヨンジュ。

はしゃぐ ヨンジュに対して 表情が硬いカン・チョル



「あなが何で…あなたが何で 俺の人生を決めるんだ?」

どうやって助けたか聞かなくても 絵を描いたんだろと言うカン・チョル

自分が選んだ死を 描きかえたヨンジュに怒りをぶつけます。

ソンムが ヨンジュに変わっただけで

自分の意志とは 関係ないところで 自分の人生が

決められていくことに耐えられない様子です。

(そういうことが 耐えられる キャラ設定じゃないものね)

「からかってるのか 今?あなたたちは スリルがあっておもしろいか?」

「何でそんなこと言うの?

 私が…まさか(そんなことを考えてるって思ってないでしょ?)」

「助けたから ただありがたいと感謝すると思ったんだろう?

 続 編…続編って言ったね。甘いロマンスが好きだと…
 
 だから 俺と一緒に 遊ぼうと?」

凍り付くヨンジュ。



 時々ここに来て楽しんで 本当の世界に戻れば終わりでしょう。

 ロマンスごっこをするために 助けたのか?俺が おもちゃのように見える?と

 冷たく言い放つカン・チョル。

「どうして…私の話を…そんな風に聞いていたの?」

ヨンジュの想いは カン・チョルの耳には届きません。



自分の家族は 死んだと思っていたが もともと最初から

何もなくて一人だったのだ ソンムの手によって生み出されたと

自分のしてきたこと 感じてきた想い すべてが ペンの先から

表れてきたものと知った以上 むなしさだけに包まれるカン・チョル

漢江の川の中で 一人孤独に沈んでる方がまだましと思うのでしょうか。

ヨンジュのしたことは 自分をこのむなしさの中に

生き返らせただけだと 思うのです。

「もう分かったでしょう?あなたの失敗したこと…」

「ええ  もう分かりました。(泣きながら)なぜ 悩んだのかしら…

 何もしなければ…一生水の中にいようが無視して…何をそんなに

 一人で悩んで… 2ヶ月も …私…一人で…」

めちゃくちゃ 悩んでいたので涙が止まりません。

(二人とも 本当に真剣なんだな~)

冷静に装っていましたが,自分の境遇にむなしさを感じる以上に

ヨンジュがまた戻ってきてしまった。そのことの方が気になっているのが

本音でしょうね。だんだん冷静を保てなくなってきています。

「そうだな。どうしてそうしなかったんだ? 病院でしっかり働いて 

 恋愛もして 幸せに暮らせばよかったのに…何をしてたんだ?

 こんな哀れな漫画に未練をもって…手錠もはめられて…」

「사랑하니까요.(サランハニッカ)愛してるからよ!」



頭 ガーンって 

「話にならないのは 知ってるけど…本当に好きになってしまったの…」

そして ヨンジュが消えます。

ということは…カン・チョルの気持ちも 

『 사랑하니까요. (サランハニッカ)』ということじゃないですか?

ヨンジュも 現実の世界へ 戻ったことで気付きます。

カン・チョルの 自分への本当の気持ちを。

(今まで何度も 愛していると言っても 戻らなかったのですから…)

現実の世界の 自室でカン・チョルへ 思いをはせるヨンジュ

漫画の世界の さっきの面会室で ヨンジュに会いたいと 

思いをはせるカン・チョル



しばらく 座っていたカン・チョルでしたが

どうしようもないと 立ち上がり 入り口へと

数歩歩いたとき 背後で何か気配を感じます。

こわごわ(予想していたものがなかったらどうしようと)振り向くと…

ヨンジュが 座っていました。

「(急になんでもないことのように話し出します。)

 絶対動揺しないって 偉そうに言ってたのに

 そんな言葉に動揺したの?それに わたしのせいばっかりにしないで

 わたしがここに来たくて来るって?私も引きずり込まれてるのよ。

 あなたが 私のことばかり考えるから…水の中でも…今も…

 ……ちがいます?…」

「…(観念したように微笑んで)その通りです。恐れてたんだ。」

「…何が?」

「…あなたに 二度と会えなくなることを…」

そして ヨンジュに 近づく カン・チョル。

ヨンジュの頬に 手を添えて キスします。  (〃∇〃)



 

 





 























Wー2つの世界ー 第6話(2)

2016-08-17 23:01:32 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第6話(2)

カン・チョルの自殺から1ヶ月が経ちました。

季節はすっかり夏です。

ヨンジュは 父の書斎を片付けています。

どうやら 引退することにしたようです。

パク編集長から呼び出されてカフェに出向くヨンジュ。

ヨンジュは休暇を取って 父に付き添っているようです。

パク編集長の話では 1ヶ月経っても まだ 読者は結末に

納得してなくて騒いでるのだそうです。

しかも 同席した映画関係者も カン・チョルが死んでしまったので

とても困っていると言います。

パク編集長は もしかしたらオ・ソンム作家は退院したことだし

エンディングを少し変えたりはしないだろうか…と聞きます。

ヨンジュはきっぱり。否定し,引退すると言っていると伝えます。

驚くパク編集長。

歳もとったし,ここの所とても無理をしたのだから理解してほしいというヨンジュ。

パク編集長は 理解しますと言いつつも

何カットかだけでもいいんだけど…と言葉を続けます。

「しないでしょう。もう二度と描かないでしょう。できないんです。」

パク編集長は動揺します。気を落ち着けようとアイスコーヒーを

一気飲みしますが,半分くらいシャツにこぼれてしまいます。



「ヨンジュさん 正直とても気に入らないんです。

 かっこいい死に方でもなく 感動的な死に方でもなく

 こんな…こんな死に方…」

パク編集長も カン・チョル ロスですね。

一緒に作り上げてきた気持ちが あるから余計ですね。

心の動揺がばれないように 平静を装って ヨンジュが言います。

「漫画じゃないですか。漫画の主人公なのに そんなにまで

 …感情移入されないでください。すぐ忘れますよ。」

自分に言い聞かせていますね。立ち去るヨンジュの方が

よっぽど つらそうです。

家に帰ったヨンジュ。父は浴室にいました。

パク編集長に会って 父さんは引退すると伝えたと言います。

オ・ソンムは一言「よくやった。」と返事します。

心の整理のつかないヨンジュ。

そこへ スボンが漢江で溺死死体があがったからと

迎えに来ます。警察に確認に行きますが 

カン・チョルではありませんでした。

二人とも 死んだことが信じられなくて

気になっていたのですね。



夕飯の準備をするヨンジュ。

しかし一人分だけです。食欲のないヨンジュ。

父に昼間スボンとどこに行ったのかと聞かれ

正直に話すヨンジュ。

「どうしてみつからないのかしら…1ヶ月も経つのに…

 たぶん カン・チョルは漫画の世界に帰ったからよね…そうでしょ?」

「分からんよ」とソンム。

ずっと気になっていることをソンムに問うヨンジュ。

漫画が終わりになったら そのあとどうなるのか。

そこで終わるのか それとも まだその世界で続いてるのか

(このシーンのハン・ヒョジュの表情 ほんとの父親に

 尋ねている娘そのもので 改めて ハン・ヒョジュの

 演技力に驚きました。)

続きを描けと言うのかと聞くソンム

ううん そういうことじゃないのとヨンジュ。

すると ソンムが妙なことを言います。

「できない理由があり しない理由があるんだ。」

ヨンジュが留守の時に 警察が ソンムが壊して捨てたモニターを

届けに来たことを告げます。それを受け取ったとき 助けようかと思ったと言います。

カン・チョルは射撃の名手で しかも至近距離で1㎝も外すはずないのに

わざと外して自分に生きる余地を残したから

自分も彼を生かす余地を残さないといけないかもと…

しかし,書き直そうとしたが できなかった。





漫画の画面の 『終わり』を消そうとしても反応しなかったのです。


だから,あきらめたのだと ソンムは言います。

「どうして (画面が)変わらなかったのかな?」とヨンジュ。

「さあな。」

描かない理由は ヨンジュにあると言います。

カン・チョルの最後の手紙を見て気付いたと。

ヨンジュが 漫画の女主人公になってしまったからだと。

(ヨンジュを助けるという意味で ソンムもカン・チョルも

 知らず知らずのうちに 同じ考えに至ってるってことですよね。

 女主人公のままでは いずれヨンジュがこの世界から

 漫画の世界へまた引き込まれてしまう。もしかしたら

 戻って来れなくなる可能性も あるってことでしょ。

 カン・チョルもそのことに気付いたのでしょう。

 彼女は ちゃんと現実の世界で生きている人なのだと…

 病院で会ったときにすごく感じたはずです。)


「お前は現実の人間なんだ。
 
 父さんの娘で 母さんの娘なんだ。」



この台詞の ソンム めっちゃいいお父さんじゃないですか!

ちょっと娘的には うれしい。

はずなんだけど…それでも カン・チョルがどうなったのかが

とても 気になる ヨンジュです。漢江の川の中で 一人

終わりのない時間の中で 永遠に 孤独にいるのではないだろうかと

心配し 涙するのです。



しばらくして ヨンジュは仕事に復帰し

オ・ソンムは ニュージーランドへ 旅行に行きます。

父に電話を掛け 「お酒は絶対飲んじゃだめ!」と

釘を刺します。電話が終わったところに パク教授が 来て食事に誘います。

断っても 無視して 「5分後にロビーでな。化粧して来いよ。」

なんと ソゲッティングでした。でも 来たのは 頭はいいけど

ちょっと残念なこんな男性。



この俳優さんは アン・セハさん。「彼女は綺麗だった」にも出てました。

と? 自己紹介で「キム・プンオ」って言ってますね。「キム・プンオ」は

「彼女は綺麗だった」の出てくる彼の役名です。カメオ出演ってこと?

パク教授は 背 顔 学歴 は  一度にそろうもんか。と言います。

いやいや,そろってた人がこの間まで

お相手だったんだから…いやでも 思い出すじゃないですか。

ちょうど カン・ソンボムから電話がかかり 中座して

トイレで電話に出るヨンジュ。

電話の途中で 急に電波の状態が悪くなります。

ヨンジュの足もとの床が水面に変わり 水の中に沈み込んでいきます。 



―――漢江の川の中。カン・チョルに気付くヨンジュ。

カン・チョルを助けようと必死に泳ぐヨンジュ。



しかし,あと少しというところで 彼はさらに遠のき

息も続かなくなり しかたなく 浮上します。

次の瞬間 トイレの洗面台の前に戻っていました。

びしょびしょのまま パク教授のところに戻り

電話を貸してくれと言います。

電話はさっき漢江の中に落としたんだよね。

キム・プンオから電話を借り Wのサイトを見ます。

案の定 「終わり」が「つづく」に書きかえられます。



慌てて スボンがアシスタントしている漫画家の

スタジオに駆けつけます。

(おお この漫画家も「彼女は綺麗だった」に出てきたファン・ソクチョンさんです。)

(あっ そうか チョン・デユン監督は「彼女は綺麗だった」を撮影した監督でした。)

スボンを呼び出し カン・チョルを助けてくれと頼みます。

川の中のカン・チョルを見たというヨンジュに

スボンはどうしてヨンジュがびしょ濡れなのか悟ります。

スボンと一緒に 父の家に行くヨンジュ。

ネットでは ラストシーンが「つづく」になったことで

大騒ぎが始まっているようです。

どうして「つづく」になったか理由を考えるスボンですが

混乱するばかりで どうしたらいいのかわかりません。

ヨンジュは父のモニターを用意します。

「なにか 終われない理由ができたのよ。」

「終われない理由?何?」


その頃 漢江大橋では 欄干に黒づくめの男が立っていました。

自殺者と思った通行人に声を掛けられ 飛び降りて逆に威嚇してくる男

あの漫画の中に出てきた 真犯人の男です。


ああだこうだ言っているスボンに とにかく 続きを描いてくれと

頼むヨンジュです。警察のボートがブーンと駆けつけ…

ボートにはダイバーも乗せて…と最初のシーンを考えます。

もしすぐダイバーが潜ったら 彼を助けられるわ。

彼の死は確認できなくなるでしょ。わたしたちは ただ水の中の彼を見ただけに…

だから 助けられるわ。

「ちょっと待って ぼくに 描けっていうんじゃないよね?」

「あんたしかいないでしょ。」

だめだとスボン。先生の作品だから だめだと。

似てるかもしれないけど できないと言います。

スボンが何を言っても もうヨンジュは カン・チョルを

助けようと決めています。

父は結局生きてるし,あんたも あたしも何もなかったように

生きてるし…でも カン・チョルだけは 冷たい川の中で 

殺人者だと思って… もう2ヶ月も ひとりぼっちで…

残酷じゃない。私のせいなのよ…お願いスボン。

…と泣き疲れて しかたなく描き始めるスボン。

しかし ソンムのように描くこともできず

かといって 漫画の方が勝手に続きを描く あの現象も起こらず…

完全に手詰まりになったようです。

「先生が帰ってきたら 頼んで描いて貰いましょうよ。」

「父さんは…描かないわ…」

おなかがすいたと ラーメンを作りに台所に行くスボン。

ふと 思い出して ヨンジュのそばに戻ってきます。

「覚えてます?ず~っと前に先生に聞いたことなんだけど…

 Wの話です。姉さんが…」


ここで 漫画の中の 拘置所の面会室に 画面が切り替わります。

漫画の世界が 動き始めましたね。

面会室の床に横たわるヨンジュが発見されます。



そして,漢江では カン・チョルが飛び込んだ直後に

運のいいことに警察ボートがそれを目撃し

現場に急行 ダイバーに助けられるカン・チョル


自分の部屋のベッドで 目を覚まし 驚くカン・チョル。

拘置所の面会室の床で 気がつき 喜ぶヨンジュ。



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漫画の世界が動き出しました。

このあと どうなるのでしょうか。

お楽しみに















 





 

Wー2つの世界ー 第6話(1)

2016-08-16 20:18:37 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第6話(1)

銃声を聞いて 庭で 自分が撃たれたと思ってのたうち回るスボン。

そして 家から出てきたカン・チョルを目撃します。

(カン・チョルだ…本物だ…どうしよう…みたいなスボンの表情に注目!)

すぐ救急車を呼んだら 運が良ければ 生きることができます。というカン・チョル

ヨンジュが家に駆けつけたときには 救急車も警察もかけつけており

スボンが泣いていました。

ヨンジュが勤めている病院に 運ばれます。

救急車の中で一度心拍がとぎれ ヨンジュが心臓マッサージします。

病院に運ばれると パク教授がやって来ました。

冷静に状況を判断して指示を出す様子 頼もしいですね。

パク教授は ヨンジュに出ているようにと言います。

待合室に出てきたヨンジュ。

誰も辺りにいないことを確認して スボンが告げます。

「カン・チョルがいました。」

銃を持っていたことを告げます。

「彼はどこに行ったの」

「分かりません」

「確かなことはひとつもなくて…警察に襲撃者を見たかと聞かれて

 答えられませんでした。なんて言ったらいいのか分からなくて」

先生は最初から知ってたんじゃないか 姉さん何でカン・チョルを助けたの

あいつ死なせるべきだったんだ 姉さんが助けたからこんなことに

漫画のキャラクターじゃないですか と。

そこに母と母の妹が駆け込んでくる。

手術は進み 弾丸が摘出されます。

そのころ 病院の受付に カン・チョルがあらわれます。

ヨンジュへの手紙をことづけて 去ります。

翌日 テレビでは オ・ソンムのニュースが流れ 大変な反響です。

オ・ソンムは一命を取り留めました。



ICUで まだ 意識の戻らないソンムの 横に座り 

どうしてこんなことになってしまったのかとうつむくヨンジュ。

そこへ パク編集長から電話が…

まだ意識が戻らないことを告げると

言いにくそうに Wの最新版をチェックしてほしいと言われます。

今朝 送られてきた内容が 少しおかしいので…と。

誰が送ってきたのか分からないし…と

ソンムは病院だったものね。

パソコンに原稿を送ってもらってチェックしてみると…

やはり昨夜からの顛末がそこに描かれていました。



昨夜 ソンムの家から去ったカン・チョルは

町外れで ゴミ置き場に銃を捨てました。

捨てた銃を振り返り なんてことをしてしまったんだと

後悔します。ほどなく 雨が降り始め 濡れながら

歩いていきます。コンビニまで来ると そこにはWのポスターが。

『この時代の正義の守護者 カン・チョル』



『果たして カン・チョルは 真犯人を捜すことができるのか』

雨に紛れて 涙が頬を伝います。(ってるように見えます)

コンビニで レターセットとペンを買い ヨンジュに手紙を書きます。



そこまで 漫画の内容を見たとき 看護師が入ってきます。

父親に何かあったのかと 驚くヨンジュでしたが

看護師は  一通の手紙を置いていきました。

今 見た表書きとそっくりの手紙を…



筆跡が同じなのを確かめ 急いで開封するヨンジュ。

(フォーカスがあってないので 読みづらいですが…)

『……(最後の文は)……殺人者になった主人公に

 これよりふさわしい エンディングはないでしょう。

 では…さようなら。』

慌てて漫画の続きを読むヨンジュです。

漢江大橋の欄干の外につかまっているカン・チョルの姿がありました。



(思わず 또!(ット!)って言っちゃいました。また!ですよぉ)

(愛する家族を亡くし 家族を殺したオ・ソンムを殺し…と思いこんでいます。

 オ・ソンムは愛する女性の父親で 自分のしたことで彼女もまた苦しむことになる

 この悪縁の連鎖を断ち切るには 主人公である自分が殺人者となって 

 自殺することしかないと………悲しすぎます。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・)

そして 飛び込むカン・チョル。



川に沈んだカン・チョル。右下に 끝(終わり)



急いで 漢江大橋に向かうヨンジュですが

川面には何も浮かんでいません。

静かで大きな漢江が横たわっているだけです。

ヨンジュは 長いことその場に座り込んでいました。


オ・ソンムは一命を取り留めました。


家の周辺にあるCCTV(防犯カメラ)には 何もうつっておらず

銃も見付からないし 摘出したはずの弾丸も消えてしまったと

刑事が言います。

カン・チョルが自殺したので 彼にまつわるものが 消えたのでしょうね。


スボンとヨンジュは ソンムにカン・チョルの自殺を伝えます。

そして,今回の顛末を なんとかみんなに 納得させるために

ソンムが ストレスを受けて 泥酔状態で 自殺を図ったという

シナリオを考えます。


Wの最終話が 発表され 人気のあった主人公カン・チョルの自殺という

結末に 世間の人々は 動揺します。泣き出す女性も…

(ちょっとしたカン・チョル ロス 状態ですね。)

もちろんこの人もです。パク教授。



サインを貰いに入ってきたカン・ボクスムに

「今日晩 約束があるのか?」と聞いて

「はい」と答えたのに

「飲みに行こう」と誘います。

飲まなきゃやってられないようです。