チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

韓国ドラマ「상어」(サンオ:鮫) 最終話見ました

2013-07-30 23:09:43 | 「サンオ(鮫)」
実は 最近ずっと 
キム・ナムギルssiとソン・イェジンssiの
韓国ドラマ「상어」(サンオ:鮫)を
KBSのインターネットテレビで視聴していました。




今日 最終回でした。
全体はよく練られたサスペンスでしたが
やはり…韓国ドラマです。
最終回は…
またもや 消化不良です。
監督は「復活」や「魔王」の
演出を手がけた박찬홍 パク・チャノンssi

キム・ナムギルssi
ソン・イェジンssiなど
俳優を生かすという点では
とても優れているなと感心しました。
どのシーンを見ても感動的で
目が離せませんでした。

二人の傷KISSなど名シーンも満載。
それでも やはり 最終回は
私的には消化し納得するまで
少し時間がかかりそうです。

また,日本でも放送があるでしょう。
楽しみにしておきましょう。

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart29~

2013-07-27 22:06:41 | 創作「赤と黒」
つい2,3日前とはうって変わり
暑い日になりましたが,
お変わりありませんか。

ゴヌクとジェインの物語は
前回の時から
しばらくの時が経ちました。

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空は真っ青に澄み渡り
木々の緑が眩しい。
小さな窓からは暖かな初夏の風が
優しく吹き込んでくる。
小さな部屋の窓際の椅子。
ジェインは落ち着かない気持ちで座っていた。
目の前の世界はどこまでも明るく。
日陰さえも木々の色に染まり照らされている。

キィ…
小さく扉の開く音がした。
ジェインが振り返ると
そこにはテラが立っていた.

「テラさん…」
テラは 静かにジェインに歩み寄る。
そして,座ったままのジェインの手を取り
穏やかな笑顔で口を開いた。
「ジェインさん…本当にありがとう。
 ゴヌクを救ってくれて…
 私たちを救ってくれて…」
その瞳にはうっすら涙さえ滲んでる。

「テラさん…私こそお礼を言わなくては…。」
テラは首を横に振る。
「いいえ,あなたは恩人だわ。
 あなたがいてくれなかったら…
 父も私もモネも,そして,ゴヌクも
 テソンだって救われはしなかった。」
ジェインははっとした。
「テソンさん,見つかったんですね。」
「ええ,今 日本の支社で新しい企画に
 打ち込んでいるわ。ジェインさんが
 ゴヌクを見つけてくれなかったら
 テソンだってあのまま見つけて
 あげられなかったかもしれない。
 今,あの子はできなかった親孝行を
 しているところ…」
ジェインの脳裏に,日本でテソンと行った
うどん屋の女主人が目に浮かんだ。
「モネはさっきお父様とゴヌクのところへ行ったわ。」
ジェインは良かったというように頷く。
「ゴヌクは遺産放棄の手続きをしたけど
 お父様の息子には変わりないわ。
 親子の縁も兄弟の縁も切れるわけじゃない…
 いつでも遊びに来てくれていいのよ。」
「はい。テラさん,そうします。」
ジェインはにっこりと微笑んだ。




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いかがでしたか?
あくまでも
個人的な妄想をふまえた
創作ですので
お気に召しますかどうか。

よろしければ
またのお越しをお待ちしたいます。

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart28~

2013-07-23 23:31:37 | 創作「赤と黒」
各地で集中豪雨
韓国でも今日はかなり降ったとか
皆様もお気をつけください。
ゴヌクとジェインには 
もう 雨は降らせませんよ。

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「ゴヌガ…」
ジェインの瞳から涙が止めどなく
流れ頬を伝う。
ゴヌクに出会ってからの季節が
脳裏に次々と浮かぶ。

生きててくれればいい。そう思ってここ何ヶ月も
暮らしてきた。時には息をするのも苦しいと思うほど
ゴヌクの気持ちを思い続けた。

どんなに苦しいだろう
どんなに悲しいだろう
どんなに淋しいだろう
今 どこにいるの?
一人で泣いてるの?

自分も一緒に泣きたかった。
ゴヌクのそばで苦しみや悲しみを
分かち合いたかった。
ゴヌクの心の重りを半分持ってあげたかった。
少なくとも淋しさは取り除いてあげられるのに…と。

真っ暗闇にいるゴヌクに
灯りを持って 照らしてあげたかった。
そう 漢江に映っているあの灯りのように…
決して 真っ暗闇じゃないと
私がここにいると…

「ゴヌガ…側にいて
 どこにも行かないで…
 あなたのことが好き。
 あなたのことが好きって言ったじゃない。
 泣くのも笑うのも
 苦しむのも喜ぶのも
 私の側でして…
 私もあなたと一緒にいたいの…」
「ジェイナ…」
ゴヌクの瞳が揺れる。
驚きと嬉しさが混ざり合う。



ジェインの頬を両手でそっと包む。
ジェインはそっと目を閉じた。
ゴヌクの唇が近づき
ジェインの瞼に触れる。
その涙をぬぐうように
瞼,頬とゆっくり降りてゆく。
そして,心からの愛を込めて
愛らしい唇に触れた。
水の流れのように 寄せては返す波のように
お互いを確かめ合うように
長く甘いくちづけをかわした。


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やっぱり二人には
ささやかでいいから
幸せを感じてほしいです。
もう少しがんばって
続きを書きます。
またのお越しをお待ちしています。^0^

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart27~

2013-07-21 12:13:10 | 創作「赤と黒」
皆様 暑い日が続いていますが
体調はいかがですか。
キム・ナムギルssiの
KBSドラマ「鮫(상어)」も
見逃せない展開になっています。
日本での放送も待ち遠しいですね。

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食事を終え,漢江が遠くに見える窓際に
ソファを移動させ,二人で寄り添うように
座った。外はすっかり夜のとばりが降りていて
漢江の水面に映る灯りが美しい。
ゴヌクは窓の外を見つめながら口を開いた。

「さっきは驚かせてごめん。」
ちらりとジェインを振り返る。
「ううん。…私…嬉しかった。」
ジェインは漢江を照らす橋の灯りに目をやった。
「…かっこわるいよな。まるで高校生みたいだ。
 愛してるなんて…衝動的に口にしてしまって…
 でも今言わないとだめだと思ったんだ。…今告げたかった。」
真剣なゴヌクの言葉に ジェインはゴヌクの瞳を見つめて
うなずいた。そして,二人はそっと視線をはずす。
見つめ合うと,素直な言葉が出てこない気がして…
ゴヌクはここ数ヶ月のことをジェインに話した。
とりとめもなく話し続けた。本当の思いを
話したかった。本当の自分を知ってほしかった。
「シスターに話を聞いてもらったとき,気付いたんだ。
 自分がどれだけ お前のことばかり考えていたのか。
 復讐のことばかりに追われていた生活の中で
 本当の自分の姿で話ができたのは お前だけだった。」
ジェインはうんうんとうなづくことしかできなかった。
こんなに自分の気持ちを話してくれるゴヌクの姿は
初めてだった。いつもそばに近づくと突き放され
離れるとどこからともなく現れ そんな二人だった。
そして,近づくといつもどちらかが泣いていた。
今もまた涙が溢れそうになる。
「あの頃,テソンとお前が近づく姿は見たくなかったし,
 見ないように努力した。傷つけられてふさぎ込むお前は
 抱きしめて守りたかったし,なによりいつもそばにいたかった。
 だけど,それがどれだけ独りよがりでわがままな気持ちだったか
 知っていたから…君に告げることが怖かった。」
ジェインはそっとゴヌクの手に自分の手を重ねた。
彼がもっと勇気をもって自分に近づいてくれることを
願った。




「財産も地位もなく汚い手を使って復讐を遂げようとする
 ただの悪人の自分が…君をさらに傷つけるのじゃないかって
 そして 俺が近づけば 君もまた君らしさが失われていく気がして
 悪いやつじゃないのに 悪い女のふりをしようとする。
 だから わざと遠ざけようとしてもみた。
 …なのに何もかもが終わったあの時
 死ぬつもりでいた俺をきみが救った。」
ジェインの目から涙が溢れる。
あの時,自分が抱きしめたあの時
この人は死ぬ気だったんだ。
「お前に側にいてほしかった。
 そう,あの夜 言いたかったんだ
 側にいてほしいと。愛していると。」
ゴヌクの瞳もまた涙で濡れていた。
ゴヌクは指先で手のひらで甲で
ジェインの涙を優しくぬぐう。
「ただ まだ 本当には勇気がなくて言えなかった。
 そして そのあと 神様が僕に正しい罰を与えに来たと思ったんだ。
 だから 死んでもしかたないと
 どうせ 初めから死ぬ気だったのだからと…
 なのに…なのに,怪我をして意識が遠のく瞬間に浮かんだのは
 君の顔だった。そばにいたいと思った。
 生きていたいと思った。」
「ゴヌガ…」



ジェインは思わずゴヌクを抱きしめた。
ゴヌクもジェインの背中に手をまわし
そっと抱きしめる。ゴヌクがジェインの耳元に
告げる。優しい声。
「だから 今言わないと後悔するから
 言いたいと思ったときに言わないと
 いけないと思うんだ。
 はたして正しいかどうかわからない。
 罪を償ってもいない自分が未来に向かって
 歩き出していいのかどうかも分からないけど…
 それでも ジェイン お前にそばにいてほしい。
 いや 俺がお前のそばで生きていたいんだ。
 かまわないかな?」

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ようやく ゴヌクは新しい人生を
踏み出そうとしています。

またのお越しをお待ちしています。
(タウメ ボジャ~^0^)

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart26~

2013-07-18 22:10:49 | 創作「赤と黒」
今回は,悩まず情景が浮かびました。
2人の穏やかで愛に満ちた時間が
流れます。

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結局二人でキッチンに立った。
キムパッ,チゲ,ケランマリ,キムチ
簡単な食事だが,一緒に作るのは
思いの外気持ちが落ち着いた。
2人でキムパッを巻く。
狭いシンクなので自然と肩がぶつかる。
2人とも肩がぶつかっても気にせず
寄り添うようにしてキムパッを巻いた。
最後にジェインが包丁で切り分ける。
「うまそうだな。」
ゴヌクが呟いた。
ジェインは切り分けたキンパッから
一切れつまむとゴヌクの口元に差し出した。
「うまそう じゃなくて,本当においしいんだから。」
ゴヌクが口を開く。そこへ,ジェインは
キムパッを押し込んだ。
指先がゴヌクの唇に触れる。
先ほどまで肩に感じてたゴヌクの体温が
今度は指先に移る。

できた食事を居室の方へ運ぶ。
ビーンズ型のソファの前の小さなテーブルへ。
ジェインは食事しながらゴヌクを
愛おしく見つめた。



ケランマリを口に運ぶ手つき。
チゲをすくい口に運ぶその口元。
スプーンを持つ指先。
水を飲み干す喉の動き。
すべてが愛おしかった。






ゴヌクもまた食事するジェインを
愛おしく見つめていた。
箸をとんとんと揃える仕草。
キムパッを口に運ぶ指。
もぐもぐと動く唇。
そして,話しながら時折見せる笑顔。
愛おしく見つめながらも
いつしか心が穏やかに落ち着いていくのが
感じられた。
―ジェイン。君は,日だまりの匂いがする。―
ゴヌクはふいにジェインの手を取った。
「ゴヌク?」
「ジェイン,ありがとう。…それと…君を…愛してる。」

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ゴヌクの初めての告白です。
いかがでしょう。
シチューエーションを様々に考えましたが
一番自然でごく普通のあり得そうな
ものに決めてみました。
それでは 次回もお楽しみに…^O^

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart25~

2013-07-14 17:56:36 | 創作「赤と黒」
お久しぶりです。
自分でも嫌になってしまうぐらい。悩んでしまいました。
このまま一気にエンディングにしてしまうのか。
それとも…
悩みすぎてついつい時間が経ってしまいましたが
またまたお越しいただいてありがとうございます。
それでは,ゴヌクとジェインの優しい時間をどうぞ。

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「ゴヌク 一緒にご飯食べよう。」
温かな抱擁を終え,ジェインはゆっくりと体を離した。
ゴヌクはジェインの「パンモクッチャッ(밥먹자)」の言葉に
僅かに瞳が狼狽える。ジェインはそんなゴヌクに気付かないふりをして
言葉を続け,笑う。
「ご飯,一緒に食べる約束だったじゃない。」
「ジェイン…」
ジェインは,ゴヌクの腕を取る。
「さあ,行こう。買い物して…おいしい物
 作ってあげる。」
なかば強引なほどジェインは確信しに満ちた気持ちで
歩き出した。
― 過去は替えられない。でも,未来は替えられる ―

ゴヌクの新しいアパートは二村の漢江公園から
割とすぐの場所だった。途中の小さなスーパーで
簡単に買い物をしてから,アパートに向かった。
高層アパートの12階。エレベーターで上がって
廊下を二人で歩く。ゴヌクは暗証番号を押しドアを
解錠する。そして,静かにドアを開けた。
部屋の中は前のゴヌクの部屋とはまるで違っていた。
白い壁,明るいベージュ系の床色。キッチンも真っ白だった。
小さな冷蔵庫。コンロは2口のガスレンジ。
小さなシンク台だが ちゃんとL字型キッチンに
なっているところがなんだかかわいらしい。
1LDKなのだろう。しきりのないキッチンから
すぐ居室になっている。緑色のビーンズ型のソファが
クローゼットの前にちょこんと置いてある。
窓は2つ。昼間だったら日差しが入ってきて
とても明るい部屋だろう。
ジェインは少しほっとした。
ゴヌクの住んでいる部屋を見て
ゴヌクの心に穏やかな時が流れ始めているのを
感じられたからだ。
そして,ほっとするのと同時に
急に目頭が熱くなってきた。
ジェインは慌ててゴヌクの手から
食材の袋を取り上げると,ゴヌクに背を
向けシンクのほうへ歩いた。
「何か…手伝おうか?」
急に背を向けたジェインに
ゴヌクが問いかけた。

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ゆっくり時間をかけて
書き進めていますが,
もしよかったら
またお越し下さい。^O^