チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

吹き替え版NHK「赤と黒」第16話 Part2

2012-01-28 13:31:24 | 韓国ドラマ「赤と黒」
さて シン夫人の 衝撃の事実の暴露後
いろいろなことが動きます。

シン夫人への疑惑がテラの心に忍び寄り
実の母のことを信じたいのに
目の前にあらわれるすべてのことが
それに反していて…
実際は確かにシン夫人が『悪い女』なのですが…

シン夫人 彼女もまた 自分の父親の始めた会社を
守ることに人生を賭けた不幸な女性なのでしょう。
偏った愛の与え方しかできず
キム・ジェウク演じるテソンが愛されていなかったことを
知っていたと言いながらそれでも「母さん 育ててくれて ありがとう。」
と 言うと
少し動揺しているかのように
感じられる表情をしますね。
このシーンがなかったら もう100%『悪い女』決定だったんですけど…
不器用で我が儘な生き方しかできなかったのかなぁ…と彼女の人生にも
思いをはせてしまいますね。




さあ ホン・テソンの名前で入院しているゴヌクですが…

ベッドの上で食事をとっています。
ご飯を口に運び噛みしめ箸を止め 何かに思いめぐらすような表情。

時を同じくして ジェインも自宅で食事中…
彼女も何かを思い出したかのように物思いにふけります。

ゴヌクはトレーの中の卵焼きをつまみ
それをじっと見つめています。

ジェインもゴヌクと同じように
あの時のことを思い出しています。

それは…
ゴヌクの家で手料理を作って
さあこれから二人で食事をしようとしていたときのこと

テソンからの呼び出しメールをジェインが受け取り…
「だれから?」
「妹。」
ごめんと謝りながら帰るジェインにゴヌクは
「ジェイン…手料理ありがとう。」

ゴヌクはその後 一人で二人分の食事をもくもくと食べたのですよね。(>_<)

そして…ベッドの上のゴヌク。
卵焼きを 食べるのです。
あの時と同じ 生きている誰にも思いを寄せることが許されない
孤独な食事です。

ジェインは…というと

ゴヌクの家にやって来て
冷蔵庫に買ってきたたくさんの食材を入れながら
独りつぶやきます。

「ここに帰ってきたら
 ごちそうしてあげる。
 材料もいっぱいかっておくから…」

涙ぐんで言葉が詰まります。(T_T)

「帰ってきて…あたしはなんにも気にしないから
 へらへら嗤ってても平気だし
 私が分からなくてもいいから
 戻ってきて…
 今度は一緒に食べようね…」

ネタバレになりますが…



真実が分かっても 

報われない運命の二人。

互いのことを想い合っても

また 運命に引き離される二人です。

吹き替え版NHK「赤と黒」第16話 Part1

2012-01-27 23:30:09 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第16回【明かされた真実】

 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)が、かつて家から追い出された養子であり、何者かに狙われた可能性があることを知ったムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、ホン・テラ(オ・ヨンス)にゴヌクの行方を問いただす。そんなテラとシン夫人のもとに、シン夫人がキム室長にゴヌクの殺害を命じる会話が録音されたICレコーダーが届く。テラはシン夫人の関与を確信する。また、ホン・テソン(キム・ジェウク)もジェインから、ゴヌクがもう1人の"ホン・テソン"だと聞かされ驚く。ゴヌクの行方を突き止めたクァク班長は、ジェインとともに訪ねるが、ゴヌクは事故のショックで心を病んでいた。ゴヌクの大切さに気づいたジェインは、テソンに別れを告げる。ヘシングループの新会長を選任する臨時理事会にて、投票の結果、テソンが会長に選出される。が、シン夫人は役員たちにテソンがホン会長の実子ではないというDNA鑑定書を見せつけ、会長の資格がないと主張する。事実を知ったテソンは、ヘシングループから去ることを決意する。部下からゴヌクが生きていると知らされたシン夫人は、ゴヌクの殺害を改めて命じる。同日、ジェインとテソンがゴヌクの病室を訪ねるとベッドはもぬけの殻だった・・・。
(NHK公式より)

************************************

う~ん(^_^;)今回は謎だらけの回ですね。

つじつまの合わぬ事や

衝撃的でにわかには信じられぬ事ばかり

起こりましたね。

どういうことなのか

つじつまの合うように

説明がほしいところです。

カットされたシーンのせいもあるのでしょうが

それよりもキム・ナムギルssiの入隊の件で

ゴヌクのシーンが短くなったり

ゴヌクに動きがなかったりするのも

一因でしょうか。



ゴヌクが見つかったという知らせを受けて
ジェイン 病院に駆けつけます。
しかし,病室で対面したゴヌクは
完全に正気を失っているかのように見えます。

ゴヌクにすまないという気持ちと
ゴヌクの歩んできた道の険しさを思う気持ちと
生きていてくれてよかったという
安堵が入り交じって
何とも言えないジェインです。

そっとゴヌクに近づき話しかけます。
「ゴヌク…やっと見つけた…
 生きてたのね。つらいから休んでいたの?」

ゴヌクは子どものように
上の空のまま小さな声で「…ん…ん…ん。」と
答えます。それを答えととっていいのか
それとも独り言なのかな?と疑うような
小さな返事です。

ジェインはゴヌクのベッドに
腰掛けます。
ゴヌクはジェインの髪の毛を
指でつまんで遊びます。
ジェインが声をかけると
唇を軽くかんで
なにか言うのかも?という感じの
表情をします。
「どうしてつらいって
 言ってくれなかったの?
 聞いてあげたのに…」

そのとき
「あーーー。」と叫んで
ゴヌク ベッドから飛び降ります。
壁際に座り壁を人差し指で
激しくさわります。
「かけない」
「どうしたの?」
「ペンかけない
 黒色が出ない。」
思い出のペンをバッグから取り出して
渡すジェインです。
「これつかって」
しかし,キャップを付けたまま壁に
書こうとして書けないので
ペンを投げ捨てます。
そして再び指で書きます。
その指を思わず握るジェインです。
「けがするわよ。」
ゴヌク,ジェインを見つめて
「母さん泣いてる。」
ジェイン今度は思わずゴヌクを抱きしめます。
そして,嗚咽します。
「泣いてないわよ…ぼうや。」

涙の止まらぬジェインです。



吹き替え版NHK「赤と黒」第15話 Part 2

2012-01-21 00:21:39 | 韓国ドラマ「赤と黒」
頭まですっぽりシーツでかくされたゴヌク(?)と思われる
患者が運ばれるシーンで。

キム室長がシン夫人に電話で命令通りに事を運んだことを報告しています。
そしてその電話が終わった直後もう一本の電話が…
なんとキム室長を信用できない夫人はさらにキム室長を見張る人まで
用意していました。

恐ろしい人ですね。

それとは別に何日も会社に出てこない
連絡も取れないゴヌクにだんだん不安になってきている
ジェインです。

テソンが「結婚しよう」というと
彼の時計をして彼との交際を始めようと決心していたはずなのに
即答を避けます。

さらにテラが鍵開けサービスを呼んで
ゴヌクの部屋に入っているところに
鉢合わせしてしまい…

それでもなんとかゴヌクの秘密がばれないように
咄嗟に秘密部屋の戸を閉めます。

しかし,テラが口から出任せで
ゴヌクは旅行に行かせていて
帰ってきたら彼と結婚するといったのに
ショックを隠せないようでした。

家に帰ってウォニンに八つ当たり。
八つ当たりしながらも
「人との出会いや別れが思い通りになると思ってるの?」
とウォニンに言われた言葉に
ゴヌクからそっくりそのまま
「人との出会いや別れが思い通りになる?」
と言われたことを思い出し…
「会ってても無視すればいいのよ…。」
つぶやきます。

その後,話は急展開。
ゴヌクの居場所が分からないことを
クァク班長に伝えていたところ
クァク班長は自分に届いていた
ゴヌクからのメールをもとに事故のことを知り
ジェインに知らせます。
ジェインは驚いて駆けつけますが
そこで思いがけなく
ゴヌクが死んだのではないかということと
20年前にホン家から追い出されたもう一人の
ホン・テソンこそがゴヌクであることを
知ってしまいます。




病院の外の壁にもたれて
ジェインは泣き続けます。

「私をからかってるんでしょ…どこにいるの
 早く出てきて…ゴヌク…早く出てきてよ…
 お願い…」

もう最後は号泣です。
「…会いたい。会いたい…ごめん。
 どこにいるの? 会いたい…ごめん。」

自分が知らなかったとはいえ
たくさんゴヌクが傷つく言葉を
浴びせていたことに気づくジェインです。


※ちなみに,話が急にテンポアップしたことと
 ゴヌクとジェインのからみはおろか
 ゴヌクの露出が極端に減ったのは…
 キム・ナムギル氏の入隊が決まったからです。
 ゴヌクが事故にあって病院に担ぎ込まれる
 シーンなどは代役の方だそうです。



吹き替え版NHK「赤と黒」第15話 Part 1

2012-01-20 23:01:14 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第15回【ゴヌク遭難】



 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)を家に呼び出したホン会長は、ゴヌクに"テソン"と呼びかける。ヘシンやテラに手を出すなというホン会長は、ゴヌクの前で発作を起こし意識を失う。シン夫人は、キム室長にゴヌクを交通事故に見せかけて始末するよう命じ、ゴヌクは病院に運ばれる。事故直後、何も知らない東部警察署・クァク班長の携帯に一通のメールが届く。それはゴヌクの現在地を知らせるものだった。ゴヌクが確実に死んだとの報告を受けたシン夫人は、すべて解決したと安心しきっていた。しかし後日、自分の机にゴヌクのライターが置かれる。驚いたシン夫人は問いただすが、確かに火葬し散骨も済ませたと答えるキム室長。ゴヌクの失踪を知ったクァク班長は、以前ゴヌクがメールを送ってきた場所へ駆けつけ、血のついた携帯を発見する。捜索の末、ゴヌクの搬送先の病院での死亡が判明したと聞かされたジェイン(ハン・ガイン)は、遺体を確認させてほしいと頼むが、遺体は何者かに引き取られたあとだった。一方、どうしてもゴヌクと別れないと言い張るテラ(オ・ヨンス)に、シン夫人はゴヌクが20年前に追い出した偽物の"テソン"だと明かし、テラは激しいショックを受ける・・・。
(NHK公式より)
***************************************

今回は ジェインとゴヌクの会話はありません。
しかし,物語は唐突に動き出します。
まず,前回の後半でシム・ゴヌクが20年前のあの子だと
シン夫人から聞かされ思い悩むホン会長。
そのもとにウン部長が来て何事か耳打ちします。
これは重要なドラマの伏線になります。



何を耳打ちしたのかは,ネタバレになるので
言えませんがこのわずか数秒のシーンの結果…

ゴヌクを家に呼び寄せるホン会長です。

「テソナ…」と呼びます。



日本語吹き替えでは普通に『テソン』ですが
韓国では親しい人には名前の後に母音の「A」の発音を
くっつけて呼ぶ習慣があります。

だからジェインは「ゴヌガ…」と呼んで
ホン・テソンには「テソン」と呼んでいます。
名前の後に「ssi」をつけるのは
親しくなかったり改まった感じの時につける敬称のようです。


そして,会長は

「テソナ…いけない…
 ヘシンに手を出すな…テラにも…」

後々,この時の会長の台詞やまなざしに
「ああ~。」
とうなずけるようになります。(ネタバレぎりぎりですね。)



会長は脳梗塞(?)を起こして倒れます。

とうとう シン夫人は決心します。
キム室長を呼び寄せて

「ちょっとやってもらわなくちゃいけないことがあるわ。
 ずっと前にやるべきだったのよ…」

この件を片付けてほしいと…
…すなわち20年前にしたように
邪魔者は消してしまいなさいということです。

~んん。マフィアみたいです。
怖い(^_^;)
確かにシン夫人は常軌を逸したところが
ありますが ぞっとする怖さなのです。

そして…事故。
このシーンについては詳しくは
書きませんが これまた 後々の伏線がいっぱい。

こんな2時間ドラマみたいな展開…
ちょっと びっくりです。

事故にあって 生死の境をさまよってるげなシーンでは
ゴヌク ずっとジェインと出会ってからのことを回想しているようです。

うんうん な~んだ~ ゴヌクだって考えてることは
ジェインのことでいっぱ~い(^_^)じゃないですかぁ。

そしてもう一つの回想シーンはカットされていましたが
ソニョンとの思い出。





「まだテソンと付き合っているのか?あいつが誰だかわかっても、
 会わなくちゃいけないのか?あいつとは別れるって、俺に言ったじゃないか。」
「それが…、自分でもどうにもできないの。」
「姉さんが、傷つくって言っただろう。」
「私のほうが、テソンさんのことをよく知ってるわ。
 ずっとこんなふうに生きて行くことはできない。
 私も自分の家族を作りたいの。愛する旦那さんと可愛い子供と…。
 ゴヌク、もう忘れて。忘れた方がいいわ。」
「忘れる?」
「ごめんね…
 テソンさんが、待ってるの。」

歩き出したソニョンを迎えるテソン。
ゴヌクは、彼の姿に彼女を追うのを止めます。
走り出す二人の車。

そして 心電図モニターのピーーーという音。
ゴヌクは死んだのでしょうか?



吹き替え版NHK「赤と黒」第14話

2012-01-13 23:00:57 | 韓国ドラマ「赤と黒」



第14回【DNA鑑定】

 自分の正体に気付いた会長秘書・キム室長を呼び出したシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、彼から衝撃の真実を聞かされる。20年前の出来事はすべてシン夫人が仕組んだというものだった。夫のホン会長が外で作った子供を受け入れられなかったシン夫人は、DNA鑑定を偽造してチェ・テソンという名の少年、いまのゴヌクを連れてきた。しかし本物のテソンが見つかると、自らのウソが発覚しないように、ゴヌクの両親を交通事故に見せかけ殺害したのだった。一方、ゴヌクの隠し部屋を見てしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、壁に貼られたヘシンの人々の写真は何かとゴヌクを問いただす。ゴヌクは意図的に彼らに近づいたことを認め、ヘシングループへの激しい怒りを口にする。夫ジェフンの浮気現場を目撃したホン・テラ(オ・ヨンス)は離婚を切り出し、ゴヌクとの愛を貫くことを覚悟する。ゴヌクはシン夫人とテラを同時にオフィスに呼び出し、テラと自分の関係をシン夫人に見せつける。大事なテラにまで手を出したゴヌクを見て、シン夫人はゴヌクを殺害しようと考える。シン夫人からゴヌクが20年前に追い出した少年"テソン"だと聞かされたホン会長は、ゴヌクを自宅に呼び出す・・・。

************************************

今回は もどれない道へ また一歩踏み出す
ゴヌクとジェインです。

キム秘書から 20年前の両親の事故の真相を
聞かされたゴヌクは 新たな悲しみに苦しみます。

そうして 自宅に戻ると
あの秘密の隠し部屋が開け放たれ
ジェインが椅子に座っているのを見つけます。

しかし,両親の出来事のショックの方が大きくて
もう ジェインに自分の隠していた部分が
知られてもどうでもいい気分なのでしょう。

平然とジェインの脇を通り抜け
デスクの上の本や書類を片付け出します。

ジェインはたまらず詰問します。



「ねえ ゴヌク この部屋は何?
 それにこの人たちは…」

「ヘシンの人間だろ
 知ってるだろ。」

「ちょっとふざけないで
 なんでここにこれが貼ってあるのか聞いてるの。」

「おれもヘシンに興味があってね。」

「私が誤解してるのよね。
 今まであんたがヘシンの人たちに近づいたのは
 計画だったの?  …まさかそんなことないわよね。」

ゴヌク持ってた書類でばんと机をたたいて

「なんで…? …悪いか?」

ジェイン驚いて目を見張り…

「ゴヌク…」
「よく見ろ」

ゴヌク,ジェインの肩を抱き寄せ
壁いっぱいの写真や関係図を見渡します。
ジェインは ただ ただ 驚いてゴヌクの横顔を
見つめて…

「モネは破談。テラはきっともうすぐ離婚する。
 あとは 誰だ…? ああ…あそこにはテギュンがいた
 もう死んだけどな…」

ゴヌク ヘビのように執拗な口調で言い 最後は薄ら笑いまで
浮かべてみせます。
冷静に見ている視聴者の私ですら
気味悪く心の中に冷たいものが
すうっと入り込んでくる
感じがしました。
ジェインはどれほど衝撃的だったでしょう…

ゴヌクの手から逃れて ジェインはゴヌクに向き直ります。

「どうしたの?ヘシンにうらみでもあるみたい…」

強い口調で聞きます。ジェインは時折急に核心に迫ったり
ゴヌクのガードしてある心の中にふわっと入り込んできたりしますね。
瞳が一瞬揺らぎますが,さっとガードを張り直し
ゴヌク 答えます。

「何がいけない? お前みたいにヘシンの人間に
 やさしくすべきなのか?」

「ちょっとあんたなにいっての?
 人が死んで 家庭が崩壊したのよ。
 なのに何とも思わないの?」

ほお…ほんとに核心的な部分をついてきますね。
この台詞は ゴヌクにとってシン夫人にそのまま言いたい台詞ですね。

「悲しめってのか?…なんだお前 今からもうヘシンの嫁気取りか?
 それともテソンがきずつくのがそんなに心配か?」

この期に及んでテソンを引き合いに出してくるゴヌクに
ジェインぶち切れます。

「彼は関係ないわ!テソンじゃなくてあんたの話をしてるの!
 あんたの話よ!自分のことを話してよ!
 なんで いつもホン・テソンのことばかり気にするの?」

「どうしてかって?
 あいつのものはすべてほしい。なにもかもうばってやりたい。
 つまらぬプライドのため他人の人生を踏みにじる奴らを
 ヘシンの仮面をかぶった奴らを…今度は俺が踏みつぶしてやる。」

…そうさ プライドのために殺された父さん…母さん…
…テソンの勝手な振る舞いに 死を選ばずにはいられなかった
 ソニョン姉さん…許せない…誰がなんと言おうと ヘシンの人間たちを
 許すわけにはいかない…

こんな風に思ってるのではないかと思うゴヌクの表情と台詞です。

そんな深い事情があると知らないジェインは何とかゴヌクを
止めたいのでしょう。必死に言葉を続けます。

「あんた正気じゃない…どうかしてるわ
 親を殺されたとしても
 そこまではできないわよ。」

「!?…今…なんて?」


ジェインがつぶやいた言葉に驚くゴヌクです。
悪い人間に染まろうとするゴヌクを
絶妙のタイミングで引き戻すジェインです。

「わかったわ。どうしてもやめない気ね。
 じゃあ やってみなさいよ。
 私はなんとしてもテソンと結婚して
 ヘシンの人間になる。
 私も踏みつぶしたければどうぞ好きにして…」

ジェイン 捨て身の作戦です。



「ムン・ジェイン 思い上がるな。」

ゴヌク 2,3歩 歩いて ジェインに背を向けます。

「俺は必要なら お前も利用して
 容赦なく捨てる。
 俺のことなんか興味ないだろ。
 善人づらするな。」

ゴヌク わざとジェインを突き放し 自分を悪い人間に染め
復讐を遂げる決意に自分自身を奮い立たせようとしているかのようです。




ジェイン もう何を言っても無駄なのを悟ったかのように
急に力をなくしてしまいます。

「分かったわ。わたしはあんたが悪い人じゃないことを願ってた。」

復讐の鬼と化したかと思うぐらい
怒りに満ちあふれていたゴヌクの心。
しかし,ジェインのひとことで
一瞬で揺らぎます。自信と怒りに満ちた瞳が急に揺らぎ
迷子になった子どものようにうろたえます。
これが愛なのでしょうか。

「でも もういい。」

ジェイン静かに立ち去ろうとします。

ゴヌクはわき上がる自分の感情に戸惑っているようです。
振り向いて引き留めたい…けど…迷うゴヌクです。

ジェイン 涙をこぼしながら 振り向き

「私に 何かいうことはないの?」

ゴヌクは必死に自分の感情と戦います。
何も言わないゴヌクにジェイン悲しげな声で
つぶやきます。

「そう よく分かった…もう 何も言わない…
 終わりにする…
 何も知らず あんたに惹かれてなんて
 なさけない…
 でも これで あんたを気にせず
 自分の道を 進めそうだわ ありがとう…」

ジェイン 静かに立ち去ります。
何かとんでもない間違いを犯したのではないだろうか…という瞳のゴヌク

心の中でジェインに呼びかけます。
「ジェイン…おまえが
 誰を選ぼうが かまわない
 おれもヘシンも
 みんな 破滅する運命だ…」

悲しいけど戻れぬ道へ 一歩踏み出した二人です。

 

  

吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part3

2012-01-07 22:53:19 | 韓国ドラマ「赤と黒」



ジェインは ギャラリーを首になりました。

首にならなくてもやめるつもりだったようですが…

荷物を片付け それを持ってバスを待っている時に

1つのアイスを一緒に食べてるカップルに

目が留まります。そして,心に浮かぶのはゴヌクとの思い出…

そして,そのまま ゴヌクの家に。

荷物を置かしてほしいと訪ねます。

二人並んでキッチンのイスに座り

ジェインは独り言のように言います。

「ここに来る途中,700ウォンのアイスを食べてるカップルを見たわ。
 うらやましかった…ごく普通のことなのにね…だけど,もしかして
 あれこそが幸せなのかもしれない…
 私が間違ってるのかな…
 いい暮らしにあこがれて つい 欲が出ちゃったけど
 いっそ 最初から 何も知らなかったら…
 欲が出ることもなかった…そうでしょ?」


テソンにつきあおうって言われたことを
ゴヌクに伝えた後のこの台詞ですから
ジェイン…止めてほしいのでしょうね。

こんな感じでかな↓

   「そうだな…最初から何も知らなかったんだよ。
    いい暮らしも 上品な世界も
    700ウォンのアイス…いいじゃないか…
    …ジェイン,もう やめよう…
    何もかも忘れて 生きよう…一緒に」

でも! でも!
ゴヌクはこう答えました。

「アイス 食うか?」

う~ん,そりゃそうだよね。
財産めあてとか ちょっとした逆恨みとか 
それだけなら クァク刑事が
「忘れて許すことです。」って言ったあのときに
やめてたもんね。(T_T)

でも ジェインはゴヌクにとめてほしくって
ゴヌクをとめたくって 言葉を続けます。

「欲を捨てようかな…
 そうすれば楽になるかも…
 あんたは…?」

私がやめたらあんたはどうする?
あんたもやめてくれない?
やめてほしいの モネともテラさんとも
一緒にさせたくないの

そんな気持ちを込めて言ったのに ゴヌクはかたくなです。

「買ってくる。」

「あんたはどうなの?
 まだテラさんと会ってるの?」

「一緒に食おう…アイスを
 1000ウォンのやつ…
 買ってくる。」

出て行きます。

これは即答を避けましたね。

テラにもらったジャケット着ちゃってるしね。

復讐をすすめていこうとしたものの

テラに対しての罪悪感も少し出てきているゴヌクです。



揺れてます。


吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part2

2012-01-07 00:43:37 | 韓国ドラマ「赤と黒」


ジェインの家に戻ってきた3人ですが

ジェインは 一人離れて座っています。

ウォニンとゴヌクの会話から

ゴヌクが身寄りのない天涯孤独の身だということがわかり

少し心の揺れるジェインです。

ジェイン 基本的に心根のやさしい普通の女性なので

すぐ相手の身になって考えちゃうんですね。

最近のゴヌクもそのジェインにずいぶん影響を受けてきて
結構心揺れるシーンが増えてきました。




さあ このシーンの二人の会話です。

携帯のアプリで嘘発見装置があるから

嘘を言ってもわかるんだからと ウォニンが

しゃべってるところに鬼の形相?でやって来て

ゴヌクに問いかけるジェインです。




「いったい何を企んでいるの?
 あんたヘシンの財産目当てでモネと
 結婚したかったんでしょ。」
「モネと結婚してほしかったか?」
「本当は何を望んでいるの?」



「何もない。」




(中略…目に涙をためて)
「ヘシングループに恨みでもあるの?」

図星の言葉に力なく笑うゴヌク。




「最後に聞くわ。テラさんとつきあうの?」

「おまえはテソンとつきあうのか?」

また ジェインつらそうです。


いつもこの水掛け論。


   私は あなたにとって関係ない

   なんでもない存在なのか…と。

   私の気持ちはもう…あなたにあるのに…





「おれが誰とつきあってもほっとけ。
 おれも口出さないから。」
 
ジェイン 帰ろうとするゴヌクの手をとって

「あんたが好き。」

ゴヌク 動揺します。

「あんたが好きなの。私は自分が好きな人が
 悪い人であってほしくないのよ。
 お願い 私を止めて。 それとも私があんたを止める。
 ゴヌク答えてよ。ねぇ…。」

ゴヌク 静かに手をふりほどき
努めて冷静を装いながら…

「信じているんだろ。
 なら,最後まで信じろ。
 何があっても。」

ゴヌクの本心からの言葉でしょうね。
だれかに 心に寄り添ってほしいのでしょうか?



「わかったわ。さっき私がみたことは全部忘れるわ。
 だからいいわけして。」

「おれはお前が思っているような
 いい人間じゃない。」


ジェイン 泣きながらとてもつらそう。

ゴヌクもつらそうにする。

そんな中 間の悪いところに おじゃま虫。
テソンの電話です。
2回無視します。

3回目にゴヌクは言います。

「テソンはきっと苦しんでいる。
 なげさめてやれ。」

揺れるゴヌクです。





吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part1

2012-01-06 23:52:09 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第13回【告白】

 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)とホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)とホン・モネ(チョン・ソミン)は激しいショックを受ける。モネは、姉であるテラに近づいたゴヌクをなじり、さらに自分を裏切ったテラを絶対に許さないと激しく非難する。ジェインはゴヌクに、ヘシングループの人間に近づく真の目的は何かと問いただすが、ゴヌクは何も答えようとしない。感情が高ぶったジェインは、思わずゴヌクのことが好きだと告白するが、ゴヌクは傷心しているホン・テソン(キム・ジェウク)を慰めてやれと言って突き放す。兄の死をきっかけに、真面目に生きていこうと決意したテソンは、これからずっとそばで支えてほしいとジェインに告白する。そんな中、シン夫人のもとにかつて偽者として追い出され、死んだとされていた養子"ホン・テソン"が生きているという調査報告が届く。同じ頃、アメリカで事故死したホン・テギュンを裏切って、彼の裏金を海外へ持ち逃げした男に接触してきた謎の人物の似顔絵を入手したホン会長の秘書、キム室長はついに、ゴヌクが20年前に自分たちが追い出した少年、"ホン・テソン"であることに気づく・・・。



*******************************

あけましておめでとうございます。*(^0^)*

今年もどうぞよろしくお願いします。


さあ,新年最初の 「赤と黒」です。

年末に衝撃のキスシーンを目撃する
ジェインとモネで終わっていましたね。

その続きからです。




テラとのキスシーンを見てしまったジェインは
一目散にホン家から飛び出します。

そして,ためらうことなく ジェインを追いかけるゴヌクです。

冷静な人ならこの状況で 置いてけぼりにされたら
その時点で ? と気づかなければなりません。

しかし,テラもモネもゴヌクに夢中ですから
そのことには気づきませんねぇ。

いや~この状況で 追いかけられた人が
本命に決まってるじゃないですか~^0^

モネはテラとキスしていたことに
腹を立ててまくし立てるし
テラは見られてしまったことに動揺してるし

ゴヌクはそんな二人に目もくれず
ジェインを探しに行っちゃうし…

町中探し回るゴヌクです。
携帯で呼び出そうとしたり
形相が普通じゃないですよね。
必死です。

偶然 万引き少女の濡れ衣を着せられたウォニンに
出会い警察に行きます。

そこに連絡を受けたジェインがやって来て…

修羅場です。^-^;

「その男をぶちこんでください。」
「手錠はないの?留置場でも刑務所でもいいから
 ぶち込んで。」
「彼は罪を犯したの…ああ…人を殺したかもしれない。
 彼をぶち込んでください。」

警察官の誰彼かまわず 手錠を探そうとつかかみかかり
わめき散らします。
そんなジェインを背中から抱きしめるゴヌクです。
後ろから手首を握って…(きゃっ >0<)




その手をふりほどいてゴヌクに向き合い
ジェインは言葉を続けます。

「愛してるの? テラさんを 愛してるの?
 あの人とつきあうの?私の見間違いだと言って…」

涙涙涙…泣いてるよ ジェイン 泣いてるよ…(T_T)
なのにゴヌクは冷静に答えます。

「関係ないだろ。」

ああ…ジェイン また わめきます。

「私はいつまで関係ない人間なの?
 信じてろと言って なぜ また遠ざけるの?
 私はどうでもいい存在だったの?
 …私どうかしている。あんた わたしなんかどうでもいいのに…」

 (中略)ゴヌクを留置場に入れるためには
 お巡りさんを殴ればいいのかと聞き
 やっぱりゴヌクの方を向きあんたを殴ると宣言して
 ゴヌクの胸の辺りをなぐりつけながら

「私 あんたを本気で留置場に入れておきたい。
 ほかの誰にも会えないように…」

こりゃ…告白ですね。