チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

「赤と黒(原題『悪い男』)」第12話カットシーンPART2

2011-12-25 20:21:15 | 韓国ドラマ「赤と黒」
カットシーン まだありました。

ジェインの家の前での テソンを殴ったシーンの後です。

このカットは痛いですね。

ノーカットにしたら そんなに困るのかしらん?

日本のがちがちの番組編成って…

でも民放は 最近 サッカーや野球,バレーとか
試合が伸びても 何とかやりくりして 最後まで
放送する試みをしていますよね。

いつ終わるか分からないスポーツの中継と違って
時間が回によってまちまちになるだけなんだから
少しがんばれば できるのでは…って思ってしまいますぅ。

さあ 気を取り直して…
カットシーンです。

****************



10話でゴヌクがジェインに1分だけと言って
その肩を貸してもらってうたた寝した窓辺のシーンのあの場所で
今度は逆パターンです。

あの場所に通りかかったジェインは
ゴヌクの影を見つめるようにその場所を見つめ
ゴヌクがしていたように座り目を閉じます。

そこへゴヌクがやってきます。
寝てるのか?みたいな表情で顔を近づけます。(近い!)
横に座ると同時に
ジェインがもっているジュース(?)をのぞいて取り上げ
ジェインの左腕に自分の背中をくっつけ
もたれかかって ジュースをためらわず飲みます。
(か,間接KISSです。)
(あっ…でも本KISSは もう経験済みでしたね。)
(もう,ぜったいこの感じは恋人同士の感じですよね。)

(このあとの台詞が所々分かりません。
 ちょっと想像でカバーして…
 違ってたら ごめんなさい(T_T))

(ゴヌクが何か最初に言っていますが,分かりません。)
(二言三言 ゴヌクが言った後,ジェインが言います。)

「この間はごめん。テソンさんの恋人のこと あなたがあんな言い方
 するから。」
「いいよ。」

「刑事さんから聞いたわ。ソニョンさんがなくなった事件にあなたは
 関係ないって… 嬉しかった。」
(ジェインの言葉を聞きながら,微妙な表情をするゴヌクです。)

ゴヌクは空っぽになったジュースの入れ物に目をやりながら
ジェインに聞きます。

「ジェイン,俺たちの関係ってなんだ?」
(きゃー(>_<) もう告白っぽい!)

でもすんなりとはいかない二人なのよね。
ジェインは言います。

「モネとはどうなの?」

またまた ゴヌクも負けじと

「おまえはホン・テソンとどうなんだ?」

ああ この二人 自分の気持ちに気づいていないのか
いつも同じパターンですよね。

そこに間の悪いことに電話が
うううう…誰だ~。

ゴヌクは手でジェインに「じゃあな」みたくして
すたすた立ち去ります。

その後ろ姿を見送る ジェイン。
独りごちます。

「背が高いのね。 頭は小さいのに…」 

(じっと見つめているのか,画面は ゴヌクの後ろ姿です。)
(たしかに ノム イェッポヨ~)

「肩幅は広いわね。」

(どんどん遠ざかる後ろ姿)

「後ろ姿 とても綺麗だわ。」
 
(さらに遠ざかり…ついには小さい出口から出て行ってしまう。)
完全に見送ってしまってからジェインはつぶやきます。

「ゴヌク 私たちって 何かしら?」

****************

見えなくなるまで見送るって
それも背中を…すごい純愛じゃないですか!?

ジェイン 少し自分の気持ちに気づいていますよね。
ホン・テソンには「テソンsii(テソンさん)」って呼んで
ゴヌクには「ゴヌガ~(ゴヌクを親しい間柄で呼ぶときの呼び方)」って
呼んでいますもん。
でも,気づかないふりしているんですよね。
そこが 大人の恋ってことかしらん。

ジェインの靴。ゴヌクが買って履かせてくれた靴じゃないかな?


「赤と黒(原題『悪い男』)」第12話カットシーン

2011-12-25 12:54:42 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第12話冒頭部分にカットシーンを発見しました。
前回の字幕版の時には確かにあったシーンが
各話共に少しずつカットされているようです。

時間を55分で区切るとどうしても
それぞれの回で 5~10分のカットを
せざるをえないですよね。
残念です。



****************
ベッドで眠るゴヌク。
ジェインはゴヌクと一緒に撮った写真を
見つめてます。
自分の中の気持ちの変化を
意識しているかのようですね。

そして,警察署でマジックミラー越しに見た
ゴヌクの怯えたような哀しげな眼差しを
思い出します。

ジェインの心の独白が
ナレーションに流れます。

(私のつたない韓国語で
 解釈するとこんな感じのことではないでしょうか?)
(間違っていたらごめんなさい(^_^;))

ゴヌクに心の中で話しかけながら
くつを脱がせます。

「ゴヌク…今は何が何だか分からないけど
 いつかは あなたから 話してね…」

ベッドにあがりながら 

「あなたが何も言わなくても 大丈夫。」
 
横向きにねているゴヌクの背中に寄り添うように
横たわり

「とっても つらいんでしょう?」

さらにゴヌクの背中を右手で触れ
幼い子にするように やさしく とんとん。

(ここで何か言いますが,ちょっと分かりませんでした。)

「本当によかった。」

ゆっくりと 手で 肩下からなで下ろしていきます。
脇腹の辺りを また幼い子にするように
さすります。ちょうど 傷跡の辺りでしょうか?

「とても痛かったわね。」

ゴヌクはすやすや。安らかな寝顔です。

********************


この後の12話ですから
12話の最後の二人に起きる「亀裂」も
それぞれの意味合いが出てきますね。

やはりノーカット版での放送がいいです。(^_^;)


吹き替え版NHK「赤と黒」第12話

2011-12-23 23:34:23 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第12回【亀裂】

 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、チェ・ソニョンの遺品をすべて焼却するが、クァク班長は偶然、焼却炉から彼女の遺書の一部を見つける。それは自殺を意味する内容だった。一方、株価不正操作が発覚したホン・テギュンは、ホン会長からアメリカ行きを言い渡される。自分を陥れたのは弟のホン・テソン(キム・ジェウク)だと思い込んだテギュンは、彼のオフィスに乗り込みテソンを罵倒する。クァク班長は、テソンに焼却炉で見つけたソニョンの遺書を渡して、彼女は自殺であり、養子だった"ホン・テソン"は結局見つからなかったと報告する。同じく連絡を受けたムン・ジェイン(ハン・ガイン)もまた、ゴヌクが事件と無関係だと確認し安心する。そんなある日、アメリカへ旅立ったテギュンが交通事故で死亡する。突然の訃報で悲しみに暮れるホン家に亀裂が生じ始める。シン夫人は、テギュンが死んだのはホン会長のせいだと泣き叫び、何もかもテソンの企みだと怒りを爆発させる。同じ日、弔電を届けにホン会長宅を訪れたジェインは、偶然覗いた倉庫で、ゴヌクとホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまう。さらに、そこへホン・モネ(チョン・ソミン)が現れ同じくキスを目撃する・・・。(NHK公式より)

**********************************

確かにサブタイトルにあるように今回はいろいろな「亀裂」がはいりましたね。

シム・ゴヌクにしてみれば テギュンの事故死は予想外だったのですね。

幼い頃は殺してやりたいと憎んでいたけど
今は憎しみもなく死も望んでいないと言ってましたね。
ただ不幸になっていくのを見届けたいだけだと…
やっぱりクァク班長の言葉が効き目があったのでしょうか?

先輩のレストランで一緒に食事をとりながら
クァク班長が自分の思いを語りましたね。

「チェ・テソンさん,刑事を20年やって分かりました。
 怒りや憤り。それを捨てれば 世の中 楽に生きられます。
 人に向けた怒りは必ず自分に返ってくる。
 だから,忘れて許すことです。」
「許せ?自分の過ちに気づいてもいない奴らを…許せ?」
「チェ・テソンさん,彼女の声を聞き間違えていました。
 『助けて』ではなく『止めて』だった…
 『どうか止めてください…私の弟 大切なゴヌク
  テソンという子をどうか止めてください。
  お願いだから…』と。
 『以卵投石』岩に卵を投げつける。卵は割れその痕が残る。
 だけど 雨が降ればその痕は流れてしまう。何も残らない。
 何事もなかったかのように岩はそのまま毅然としている。
 …それが世の中です。」

う~ん,『以卵投石』初めて聞いた四字熟語です。
でも そんなことない!と思いたいです。
何か行動を起こした痕跡は目に見えなくとも
必ずどこかに残っているものだと…

さて レストランでクァク刑事とゴヌクが食事を
しているまさにそのとき ジェインの家にテソンが
来てジェインの家族と食事をとることになってしまいました。
ジェインに悪かったと思っているテソン
テソンとはもう関わらないことにしようと決めたジェイン
ジェインの母だけ異様に盛り上がってちょっと気まずい食事です。

その食事の後 一応車のところまでテソンを送ってきたジェイン。
またまた偶然にも!
クァク刑事の言葉に心が揺れているゴヌクが
ジェインに会いたくて 
でも ためらいながら ジェインの家の近所まで来ていて…
二人を見つけます。

ジェインはさっさと送ったら きびすを返して去ろうとします。
そこにクァク刑事から電話。
ソニョンの件が自殺と断定されたこと。
ゴヌクが事件とはなんの関係もないこと。
それを聞いたジェインの表情がほころびます。

ずっと心のどこかで ゴヌクの心配をしていたのでしょうね。
安心したせいか 思わず冷たくしていたテソンにも同情して
声をかけてしまうのです。

「大丈夫?あなたのせいじゃないわ。
 彼女だってあんなふうに死にたくなかったはずよ。」
「どういうこと?」
「あなたが苦しんでいるとソニョンさんも胸が痛んで
 安らかに眠れないわ。」
「ソニョンのこと知ってるの?」
「いいえ。けど,あなたが彼女のことで苦しんでいるのは
 知っている。」
「…苦しいよ。」

ここで ゴヌクが現れ怒りを爆発させます。

だって彼女のものを簡単に「捨てろ」と言ったじゃないか?
日本でも彼女のことなど微塵も感じさせない振る舞いだったじゃないか。
そのうえジェインににこにこと愛想を振りまき近づいている。
なのに…苦しい?

「ふざけるな!」
怒り心頭のゴヌクです。
「ゴヌク!」
「もう言うな!」
ジェイン ためらわずテソンを放り出してゴヌクに駆け寄ります。
「ちょっと 急にどうしたの?」
「ジェインの遺書はもう用意したのか?」
テソンが今度はにらみ返します。
「なんだと?」
ゴヌクは怒りをかくそうともせずに続けます。
「自分のしたことを忘れたか。」
「おまえにはかんけぇねーだろう。」
「はっ…お前のせいでソニョンは死んだんだ。もう忘れたか。
 次はムン・ジェインか?」
テソンも怒りがおさまらずゴヌクを殴ります。
ジェインが中に割って入ります。
「ゴヌク!テソンさん!…ゴヌク。こんな人だったの?
 ゴヌクったら…目に見えないからって傷がないわけじゃないわ。
 痛みを表現する方法があんたとは違うのよ。」
ゴヌク,とっても哀しげな表情ですね。
じゃあ,俺には傷がないとでも言うのか?
俺には目に見える傷以上にたくさんの目に見えない傷が
あるっていうのに…。
ジェインはゴヌクの表情に気づかず続けます。
「テソンさんがあれてるのを見てなんにも感じないの?
 彼は苦しいって叫んでるのよ。分からない?」
説得しながらジェインはずっとゴヌクの腕を押さえ続けています。
こんなに心情を解説されてはテソンもどうふるまえばよいのか
困ってしまうのではないでしょうか?

お人好しのジェインに腹を立ててゴヌクは両手を
振ってジェインの手を放させます。
「正気か?」
「謝って!悪いのはあんたよ。謝って。
 恋人が死んだのよ。あんなこと…何も知らないくせに。」
「何も知らないだと…(小さくため息のように虚しい感じ)はっ…はは…
 お前は知っているのか?」
「自分に無関係だから勝手なことが言えるのよ。」
ああ…ジェイン。それは言っちゃいけません。(-_-)
ゴヌクが今にも泣きそうにつらそうな顔になってること
気づいていないでしょう。
近づいたかのように見えたのにまたすれ違う二人です。

心を許しかけたジェインに分かってもらえず
かといって自分の事をすべて話すわけにはいかず
つかんだジェインの手を本当には放したくなくて…
走ってその場を離れそして叫びます。

『忘れて許す』
できたら本当にどんなに楽でしょうか。

吹き替え版NHK「赤と黒」第11話

2011-12-16 23:16:53 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第11回【傷あと】

 別荘で一晩を共に過ごしたホン・テラ(オ・ヨンス)とシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、二人の関係を疑っている妹のモネ(チョン・ソミン)のことを相談するため社内の試写室に入るが、誤って外から鍵をかけられ閉じ込められてしまう。胸にしまっていた「恋」への憧れを打ち明けるテラは、ゴヌクへの気持ちをさらに強くする。一方、ギャラリーでムン・ジェイン(ハン・ガイン)が金目当てで自分に近づいたことを聞きショックを受けたホン・テソン(キム・ジェウク)は、やけになりジェインをホテルに連れ込んで関係を強要する。最初は強く拒んだものの、 "ヘシングループの嫁の座"を条件に受け入れようとしたジェインだが、結局部屋を飛び出してしまう。ちょうどその時、東部署のクァク班長から電話をもらったジェインは、容疑者の背中の傷あとを確かめるため警察へ向かう。一旦は「同じ傷あとだ」と答えるジェインだが、取り調べ室の男がゴヌクだと分かると、自分が見た傷とは違うとウソの証言をする。さらに死んだチェ・ソニョンがテソンの元恋人だったと知り、ジェインはゴヌクに、ソニョンの死とどんな関係があるのか問いただす・・・。(NHK公式より)

*******************************


今回は,ジェインとゴヌクのそれぞれ仕掛けた恋の展開に
多くの時間がさかれていました。

ゴヌクはテラと話すために入った試写室でまんまと閉じこめられ
テラの弱い部分に揺さぶりをかけます。
ゴヌクの表情がくるくると変わり,見ているこっちも
演技をしている演技なのか,本当の気持ちのかいま見られる演技なのか
疑心暗鬼になりながら見てしまいました。

ジェインの方はもう少し素直な演技でしたね。
お金目当てで自分にジェインが近づいたことを
知って相当やけになっているテソンに 素直に動揺したり
売り言葉に買い言葉で部屋までついて行ったものの
ボタンをはずそうとする手は震えていたり…。

ホテルの部屋から「2度と顔を見たくない」と言って
出て行くところまでは気丈にふるまっていたのに
非常階段の途中にへたり込んでしまいます。
その姿は,ジェインの心が本当にはテソンにないことが
うかがい知れる場面です。

そして,今回のゴヌク&ジェインの見せ場は
後半10分ぐらいのところからです。

警察でマジックミラーごしにゴヌクの背中を
見て,あのときの男がゴヌクだということに気づいたジェインです。
クァク班長には 前言を撤回しこの人ではないと言及します。

しかし,疑いをぬぐいきれないジェインはゴヌクの家の前で
彼の帰りを待っていました。

そして…
「あんたを信じてる
 だから,私には話してくれない?」
「何を?」
「テソンさんに恋人がいたの。
 彼が愛していた人とあんたは何も関係ないわよね?」
顔をそむけるゴヌクのそばにかけ寄り 手を取ってひざまづき
涙ぐんだまなざしで見つめ 言葉を続けます。

「答えて…あの夜なぜあそこにいたの?
 何があったの?」
動揺を見せまいと無表情を続けるゴヌクです。
「私,今日警察に行ったの。あんたの傷跡,私が見たの。
 そっちからは見えなかっただろうけど ガラス越しに
 私がいた。」

衝撃の告白に驚くゴヌク。
ジェインはさらに続けます。
「あんたじゃないと言ったけど,本当はあんただった。
 彼女が死んだ夜,あんたを見たわ。…あのとき
 ぶつけたのは私だったの。」

頭を殴られたような衝撃がゴヌクの体に
走ったに違いありません。
…そんなばかな,あのときの車の女?
そう言えばジェインによく似た声だった。
だけど,そんな偶然が…?
…もうよそう…彼女との縁は絶ちきるべきだ。
これ以上そばにいるべきじゃない。…
そんなことを考えていたのではないでしょうか?
「おまえが…俺を見たって?…」

自分から離れようとしているゴヌクの心には
気づかずジェインはまだ言葉を続けるのです。

「だから,話して…テソンさんの恋人とあんたは無関係だって…
 あんたは 偶然 車にぶつかっただけよね? でしょ?」
「何が言いたいんだ?」
(ソニョンとのことは言えるわけありません。
 言えば,自分の復讐計画も話さなければならないでしょうし
 忌まわしい過去や復讐にジェインもまた巻き込んでしまう
 ことになります。そのことで結局ソニョンは自らの死を選ん
 だのですから…)
 
「ゴヌク…」
「俺が殺した。だからもう帰れ。」

せっかく心を許せる唯一の存在となったジェインを
手放そうとするゴヌクです。
育ててくれた両親以外に心を許したのはソニョンとジェインだけでしょう。
そして再び心を閉ざすのでした。

ジェインは足早にその場を離れます。

その場に崩れるように腰を下ろします。
空虚な眼差しが哀しいです。

自殺へと結果的に追い詰めてしまった自分。
ソニョンの自殺を止められなかった自分。
落ちる間際で手を掴んだのに 放してしまった自分。
過去のあらゆる瞬間が悔やまれるのでしょうか。
力なく柱にもたれかかります。

ジェイン やっぱりもどってきました。
ゴヌクの瞳の奥の寂しい光に気づいたのでしょうか。
放っておけません。泣きながらかけ寄りゴヌクを無条件で
抱きしめます。もう,ゴヌクの返事を求めたりはしません。
ゴヌクも一度離れようとした心が一気に引き戻され
生きた人間の心がほとばしり出るように
涙が止まらなくなります。

本当に好きなのに理由はいらないのです。(T_T)



吹き替え版NHK「赤と黒」第10話(後半)

2011-12-10 00:30:44 | 韓国ドラマ「赤と黒」




出て行ったと見せかけて,ドアの音だけさせて
もどってきたジェインです。
今度はちゃんと野菜を持ってきました。

思いの外 落ち込んだ様子のゴヌクの姿に
胸の奥がずきんとうずくジェインです。

手料理を作り始めたジェインに
ゴヌクが優しい顔になります。
表情が柔らかいですね。

「ジェイン,信じるか?」
「何?どういう意味?」
「俺のこと…」
「信じられないわよ。こんなひどいうそつき。」
「そうだ。信じるなよ。俺なんか信じるな。」
「…信じる。…あんたのこと,信じる。」

この禅問答のような会話。
ゴヌクは困ったような嬉しいような顔をします。

そして,二人で食事を始めるのですが
テソンからのメールがジェインに送られてきます。
ここで,やっぱジェインは行っちゃうんですよね。
この一度始めたゲーム(?)簡単にはやめられないのです。
それはゴヌクも同じこと。
もっともゴヌクはゲームでなく復讐ですけどね。
それも命を賭けた。今は亡きソニョンに語りかけてましたよね。
「許してくれ姉さん。…全部すんだら罰を受けるよ。」って。

さて,ゴヌクを置き去りにしてテソンと食事するジェインですが
高そうな食事も心ここにあらずという感じで
あまり味わってない様子です。
置いてきたゴヌクが一人で食事しているかと思うと
心がまた痛むのでしょうか。

ゴヌクも一人の食事をしながら
ジェインのことを考えているのでしょう。
自分の分を食べ終えた後,
ジェインの分も座り直して
もくもくと食べ始めます。
なんとも哀しい食事風景です。
韓国では一人で食事するのは
とても侘びしい感じに取られるそうですから
とても印象的なシーンではないでしょうか。

このシーンの後,ゴヌクはテラに再び接近します。
ホン家の人々を心身ともに無茶苦茶にし
不幸にするのが目的ですから
やさしそうに見えてどこか冷たく恐ろしげな感じが
否めません。

テラの看病をして徹夜した翌日,テギュンを追い詰める記事も
出し一仕事終えたゴヌクは会社の廊下の窓際に座り居眠りをします。
そこにジェインが通りかかり…




「ねてるの?」
顔の前で手を振っても反応がないので
そのまま行こうとすると
さっと手首をつかまえて横に座らせます。
「夜になにしてたの?」
「仕事」(う~ん,まあ確かに仕事かなあ)
「どんな?」
「とにかく,仕事」
「副業?」
ゴヌクは嗤いながら「ああ」
頭をジェインの肩に乗せると無防備な寝顔。
「なあ,少しだけこうしててくれ」
「やだ…やめてよ。人が見てるわ。」
「心配するなって,ホン・テソンは外だから」
「そんなこと心配してないわよ。」
「一分だけ」
「忙しいのに…」
まんざらでもないジェイン。
愛おしそうに顔をのぞき込みます。
「ゴヌク,昨日はごめんね。今度は一緒に食べよ。」
きゃー(>_<) 一気にテンション急上昇ですよね。

髪をさわろうとしてまたためらいます。
でも,ゴヌクの頭に自分の頭を寄せてほほえみます。
つかの間の幸せな瞬間です。

吹き替え版NHK「赤と黒」第10話(前半)

2011-12-09 23:20:02 | 韓国ドラマ「赤と黒」


第10回【モネの家出】

 ムン・ジェイン(ハン・ガイン)は酔いつぶれたホン・テソン(キム・ジェウク)を家まで送り介抱するが、ワイシャツ一枚の姿で家を追い出される。シム・ゴヌク(キム・ナムギル)に迎えに来てもらったものの、惨めな自分に落ち込むジェイン。そんな自分をさりげなく励ましてくれるゴヌクに心が揺れ始める。後日、ジェインは手料理をご馳走しようとゴヌクの家を訪ね、ゴヌクの背中の傷あとを見てしまう。一方、一瞬でもゴヌクに心揺れた自分が許せないとホン・テラ(オ・ヨンス)はゴヌクを拒絶する。その会話を偶然聞いてしまった妹のホン・モネ(チョン・ソミン)はショックを受け、別荘に立てこもってしまう。モネの居所を知ったテラが迎えに行くが、モネは既に不在でゴヌクだけが残っていた。風邪で高熱を発したテラはゴヌクと言い争ううちに気を失い、ゴヌクは彼女を寝ずに看病する。翌朝、テラはソウルへ戻る途中、ゴヌクに揺れた心は過ちではなかったと告白する。また、ゴヌクによってヘシングループ長男ホン・テギュンが行っていた株価不正操作が公になり、テギュンは窮地に追い込まれる・・・。

************************************

いや~,今回は 災い転じて福となす…的なお話でしたね。
ゴヌクもジェインも心揺れまくりです。

テソンのマンションの部屋からシャツ1枚で追い出されたジェイン。

ジェインは覚悟していたのでしょうね。鏡の前で自分を映して
決心したようなまなざしになっていましたもん。
テソンをものにしてと負け犬の人生からはおさらばしようと…

ところが計算がはずれて追い出されちゃった…しかもあられもない格好で。
誰を呼ぶわけにも行かず…ゴヌクを呼んじゃいます。

呼ばれたゴヌク。すごい速さで駆けつけます。
走っちゃってるもんね。(^_^)
でもジェインは何かあったと誤解されるような格好。
でも自分のジャケットを腰に巻き付けてやりくつも履かせ
自分は裸足で…手を引いて歩いていきます。

途中で服と靴を買って履かせてやり(このときジェインは
ゴヌクの頭を触ろうとしてためらってやめます。
前はゴヌクがジェインの肩にさわろうとしてやめたよね。)
食事をごちそうします。

後日,食事のお礼に手料理を作ってあげようと
ジェインはゴヌクの家(以前,シャツを洗いに行った
本当は先輩の家)に行き だまされていたことに気づきます。

怒ったジェインはゴヌクを呼び出しといて
用事ができたふりをし,家路につくゴヌクの後を
尾行します。(よく見ると服装がゴヌクに買ってもらった
上着に靴ですよ。)

でもゴヌク気づいているよね。尾行されたいるのを
知っててジェインを家に呼び寄せるなんて
ジェインにかなり心を許しているのよね。(*^_^*)

さあ,尾行して着いたゴヌクの家が自分の家よりもずっと広くて立派だったので
ジェインまたまた怒っちゃいます。

「家のほかにどんなうそをついているの?
 あんた,何者?
 こんな家に住めるのならお金持ちなんでしょ。
 財閥の隠し子?そんなところ?」
「じゃあ,テソンからおれにのりかえる?」
「なに?あんただれなの?本当にシム・ゴヌク?
 シム・ゴヌクって名前。それは本名?」
「そんなことお前に関係ない。」

結構,核心をついた台詞をぽんぽん言うジェインです。

「私はあんたの何?」
「おれはお前のなんだ?」
「あんた だましたのよ。私に謝るべきでしょ。」
「なぜ 謝らなきゃならない?俺のことなんか
 興味なかったくせに。今までずっと。」
「ちょっと,ゴヌク!…そうね。あんたとあたしはなんでもない
 確かにそうよ。関係ないから謝る必要もない。
 興味もないのにあたしどうしてここにいるんだろ。
 …もう,帰るわ。二度と来ないから…」

ゴヌク一瞬悲しそうに瞳が揺らぎます。
演技うまい!

ジェインもドアの方に歩いていきながら
二人で撮った写真を見つけ履かせてもらった靴を見つけ
涙がこぼれそうになります。

(後半へ続く)









吹き替え版NHK「赤と黒」第9話

2011-12-02 23:32:04 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第9回【仮装ゲーム】

 シン会長夫人のギャラリーのオープニング仮装パーティーに参加したホン・テソン(キム・ジェウク)はシム・ゴヌク(キム・ナムギル)に自分と入れ替わることを提案する。破れたストッキングを替えるため別室へ入ったテラ(オ・ヨンス)の前に、テソンに扮したゴヌクが現れる。捜しに来たモネ(チョン・ソミン)を避けて、とっさに隠れた二人は熱いキスを交わす。一方ムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、テソンがゴヌクに扮していることを知った上で、ゴヌクに語っているフリをしてテソンへの想いを告げ、心を揺さぶる。、シン夫人はソニョンの転落死事件の捜査の過程で、ソニョンがテソンの元恋人で以前養子だった"ホン・テソン"と同じ施設で育ったことを知り、驚く。グループの長男のホン・テギュンがアメリカから帰国した家族団らんの場でテソンの言動に腹を立てたシン夫人は、ソニョンの死を持ち出し激しく罵倒する。母の言葉に傷つき、ソニョンの転落現場で酔いつぶれたテソンを迎えに行ったジェインは、そこで警察と鉢合わせる。転落死事件のことを聞かれたジェインは、当日、現場付近で背中に傷あとのある男を見たと証言する・・・。


*********************************

今週のゴヌクは復讐への段階を前へ前へと進めます。
一方,ジェインもゴヌクに言ったとおり テソンをものにすることに
覚悟を決めたようです。ジェインは,ゴヌクの本当の目的をを知らないので
彼もモネをものにしようとしているのだと思っています。


二人は もうすでに 心の奥で見えない糸でつながっているのに
歩む道は違うのだと 言い聞かせているように見え 切ないです。

その切ないシーンを 振り返ってみましょう。(^_^;)


まず,ギャラリーのオープニング仮装パーティで
テソンと入れ替わっているのをジェインに伝え
「やつをものにしろ。」
といったものの…。
テソンを落とそうと思わせぶりなことを言っている
ジェインの様子を ちゃんと遠くから見て…しかもちょっと切なげな感じを
漂わせているゴヌク。

…そんな風な目で見つめるんなら言わなきゃいいのに…。

次に,正社員になったことを知ったジェインが
「よっぽど気に入られたのね。…モネと結婚するの?」
と聞くと
「モネとは関係ない。」
そっけない返事ですが,ちゃんとモネと結婚するわけじゃないと
言っているわけで…
ジェインもそこんところがすごく気にはなっているようで…
でも,皮肉混じりでしか聞くことができず

ああ,いじいじします。

その後,スポーツクラブの会員証をプレゼントして
ホン・テソンが会社帰りによることを教えるそのゴヌクの表情も
決して なんでもない感じではありません。

「いいの?ここ 高級ジムでしょ。」
「ものにするんだろ?」

平気そうなふりをしていますが,目がとってもさみしそう。(T_T)

ジムで足首をひねってしまい,思いがけなくテソンに付き添って
もらうことになったジェイン。
予想外の出来事ではありますが,いつものツンツンなテソンが
おどおどしている様子に少し気分をよくします。

そして,家の近くまで送ってもらい 家がみすぼらしい借家だと知られたくなくて
先にテソンを返したジェイン。ちゃんと,ゴヌクに報告の電話をします。

ジェインが「けがをして病院に行ったの。」と
さりげなく言った言葉にゴヌク,過剰反応です。携帯を右から左へ
持ち変えるんですから…

動揺を悟られまいといいます。
「よかったな。」
「どこがぜんぜんよくなかったわ。…(中略)…
 でもね,最後までいてくれた。」
「だろうな。初めて看護した相手は忘れられない。…おめでとう。」
「何よ。いやみに聞こえるけど?」
「切るぞ。」

ほんと ジェインじゃないけど全然本心からでない
「おめでとう」ですね。目がちっとも笑ってない。
言葉と心がどんどん離れていっている感じです。

テソンが酔いつぶれているのを知らされたときも
ジェインに電話して向かわせようとします。
「いいチャンスだろ。」
「また,チャンスって何よ。」
全然チャンスなんて思っていない表情ですよね。
つらそうな顔でウォニン(ジェインの妹)に言います。
「愛なんて信じるな。」

そうして,自宅に帰ると
ジェインと一緒に写した写真をじっとみつめ,
いすに足を投げ出して座ると
その胸に写真を
ゆだねるようにそっと置くのです。

復讐は着々と計画通り進んでいるのに
自分の心に計画通りに行かない気持ちが大きくなり
始めているゴヌクです。