チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

イ・ジョンソクくん 韓国到着写真(9/29)

2016-09-30 23:00:39 | Wー2つの世界
イ・ジョンソクくん 羽田を出発し

9/29の 午後10時20分頃 金浦空港に到着し

41分頃に 入国ゲートから出てきたようです。

おつかれさまでした~。



ハン・ヒョジュちゃんも 9/29の午後の便で 帰国しましたが

すぐに翌日9/30には 仁川空港から バリへ 出国しました。

ファッションマガジンのグラビア撮影らしいです。

東京から もどって また すぐの 海外。

忙しそうですね。10/2のツーショットは なさそうです。(とほほ)


イ・ジョンソク ハン・ヒョジュ ともに今日帰国(9/29)

2016-09-29 22:59:15 | Wー2つの世界
ジョンソクくんも  ヒョジュちゃんも  来日予定を終え 帰国しました。



偶然にも どちらも今日の午後。

10月2日に行われる 「2016APAN STAR AWARDS」にベストカップルとして

ノミネートされていますから そちらに出席する準備があるのでしょうか?

もう一度 ツーショットが 見られるかもですね。

期待しましょう。

イ・ジョンソクくん 日本ファンミーテング 

2016-09-28 22:54:20 | Wー2つの世界
ジョンソクくんの ファンミは 大成功だったようですね。





東京のアンコール?の歌の途中で 急に恥ずかしくなって

一瞬座り込み歌がとぎれる場面もあったようです。


 願い事~信じられなくらいあるでしょ~

 休みたいでしょ うるさいでしょ 全部迷惑でしょ~

 家に帰りたいでしょ 家に帰りたくなるよ~

 そんなときはこの歌を チョコ代わりに取り出して聞いて~

 しんどくても朝昼晩ちゃんと食べて~

 そしたら後で僕がほめてあげる~

 会いたい~

(ここで照れて座り込んだので 歌がとぎれるジョンソクくん)

(歌の歌詞は「すごく好きだよ」ん~なんか意味深…考え過ぎか?)

(座ったまま続きを歌います)

 もっとたくさん抱きしめたい~

(立ち上がり…)

 窓~窓みたいなものだよ~

 もしかしたらホントに愛してる~

ファンミでは フォトタイムやハイタッチ(いわゆるハイファイブ)タイムも

あったようです。(うらやましい~^0^)






イ・ジュンソク&ハン・ヒョジュ W メイキング超スキンシップ

2016-09-27 22:48:52 | Wー2つの世界
「 W 2つの世界 」では  何かと話題を呼んだ

ジョンソクくんと ヒョジュちゃんです。

ただいま2人 そろって 東京に滞在中。

ジョンソクくんは ファン・ミーティング。

(ちょうど今日27日は 豊洲PITでありました。)

ヒョジュちゃんは グラビア撮影。

CS衛星劇場で 「W」 の放送が決定しているので

もしかして一緒に番宣も撮るのかしら?

日本の番組でも 紹介されると嬉しいですね。

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さて,Wメイキング映像の中では 超スキンシップの多い2人に

ドキドキした人も多かったのではないでしょうか?

そんな2人の ほっこりスキンシップ映像を 見つけました。



ヒョジュちゃんの スマホで 2人で 自撮りしています。

ジョンソクくん 思わず ヒョジュちゃんの肩に手を回したり…

(ジョンソクくん 誰かと写真を撮るときこのポーズ多いんです~)



頭に手を当てたり

(このポーズは 今回Wのメーキングではヒョジュちゃんに結構してましたね。)



撮影したビデオを2人で覗き込み ヒョジュちゃんが何かコメントしてるのを

思わずじっと顔を見ちゃうジョンソクくん。




ヒョジュちゃんが携帯をさわっている横で

何をするでもなく くつろいでぼお~っとしているジョンソクくん。





この何とも言えない2人の距離感が ドラマにもいい影響を与えたようですね。



Wー2つの世界ー 第16話(4)

2016-09-24 22:32:30 | Wー2つの世界
さあ 最終回で~す。

シージャッ!

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Wー2つの世界ー 第16話(3)

バス停の前には ヨンジュを待ち続ける 瀕死のカン・チョルがいます。

そこにヨンジュが来ていると 聞いて 車で駆けつける父オ・ソンム。

しかし ソンムの体は 徐々に 薄れていきます。

『…私達は 一緒には 生きていけない…

 お前がハッピーエンドなら 私はサッドエンドだ…』

なんとか バス停の前に着いた ソンムです。

「私 来たわ!…」

カン・チョルに向かって叫ぶヨンジュを見つけました。

「愛してる…私の娘…さよなら…(消えるソンム)」



(不覚にも キム・ウイソンさんの熱演に 涙が……

 娘の幸せを思う ごく普通の父親として 生きていきたかったのに…)

(それと 動画を確認したら ヨンジュが駆けつけた直後にはなかったのに

 ヨンジュがチョルに向かって駆けだしたシーンでは 確かにソンムの車が

 映っていました。気がつかなかった~)

ハン・チョロの議員室では 警察が来て現場検証。

スボンのナレーションが入ります。

「カン・チョルの死ではなく,悪漢が消えた瞬間にWは終わった。

 読者達は 悪漢の死を見ることはできなかった。」

(真犯人(漫画の世界のキャラになってしまったソンムということになるのかな)が

存在理由に反して カン・チョルのハッピーエンドを助けた格好になったから…と

いうことらしいです。脈絡がないことで最後のシーンが編集されたということ。)


ソ・ドユンを乗せた警護員の車が カン・チョルの元へ急いでいるシーン。

(おお これはもしや…ということはつまり 漫画は終わったが 実際の漫画の

 中の世界はまだ続きがあって…ということですね。どうもここで賛否両論別れる

 みたいですね。でも よく想像しちゃうよね。THE endになったあとの話を

 創作しちゃうこと。私なんか しょっちゅうだけど…だからかな。この終わり方

 嫌いじゃない…むしろ好きかも。)

そして,チョルの車を発見。チョルも発見。



救急車に乗せられるカン・チョル。スボンのナレーション。

「だから 誰も知らなかった。カン・チョルは死なず,その前に漫画が

 終わってしまったことを…」

救急車の中

「チョル…カン・チョル!」



ドユンの呼びかけに 意識を取り戻すチョル。

(生~き~て~た~)

「大丈夫か?」

顔をドユンのほうに向けるチョル。

「死んだかと思ったぞ!」

「オ・ヨンジュ…」

「いない…車だけだった…」

一瞬 固まって 次の瞬間 安堵したように笑うチョル。

スボンのナレーション。

「チョルもその時になって分かった。とうとう 主人公の役割が終わったことを…」


タクシーに乗って電話をかけているユン・ソヒ。

今 ソウルにいるというソヒ。携帯でメールをチェックしています。

タクシーのラジオからニュースが流れています。

ハン・チョロの自殺,ハン・チョロの悪事の証拠すなわちカン・チョルを

拉致拷問した映像,真犯人ハン・サンフンとの通話記録など 

たくさんの証拠がインターネットで

広がっていることが 放送されています。

ハン・チョロが死んだことに驚くソヒ


そして ソヒはチョルの面会に向かいました。

面会室でさわやかに入ってくるチョル。うつむいているソヒ。

(どっちが被告人か…って感じ)

「やあ ユン・ソヒ」

チョルを見て思わず立ち上がるソヒ。

にこにこしながら椅子に座るチョル。

「大丈夫?撃たれたって…」

「死んで生き返ったから…(病院から)出たらすぐ(ここに)入れられたよ。」

「殺人の濡れ衣は 晴らしたんだから…残りの刑はいくらにもならないでしょう。」

大きくため息をつくソヒ。

「ごめんね。」

「何が?」

「疑って…連絡もしないで…」

「僕も自分を疑ったし…死んだって偽装したし…

 君が僕を疑って連絡しなくて 嬉しかった。」

「どういう意味?」

「君が 他の人生を生きることができているということを自ら証明してくれて。」

どういう意味なのかとまどうソヒ。

満足そうに笑顔を向けるチョル。


独房の中 差し入れの本を手に取るチョル。

中には メモと写真が挟んでありました。

(検閲は!?…つっこむところですが…まあスルーしましょう。)

手に取った写真には 微笑むオ・ソンムが写っていました。

回想するチョル。ドユンが面会に来たときのこと

ドユンは結局オ・ソンムは見つからなかったと報告しました。

しかし 手紙を残していたと告げ 本と一緒に届けると約束しました。

ソンムからの手紙を読むチョル。



『カン・チョルへ 君が私を楽に葬ってくれると願ったが,結局は自分自身で行くよ。

 私はもう死んだのだ。私の魂は時限つきだ。また,気が狂うか分からないから,

 今日ここで人生を終わりにしようと思う。君は現実の世界へ出て行って

 私は ここで生を終える。君は人間になり,私は漫画のキャラクターとして残る。

 君は私が作った設定値を抜け出して,私は私が作った設定値に閉じ込められて死ぬ。

 人生がおもしろくないか? どうか 幸せになってくれ。 

 ヨンジュを幸せにしてくれ。それと,ヨンジュに会ったら 私は生きていると

 言ってくれ。その子が悲しまないように…

 ここで,ちゃんと生きていると。私が描いた漫画の中で…。」

涙をこらえ,うなだれるカン・チョル。

(私は ここでも涙が~(TwT。))

スボンのナレーション(最終話も大活躍ですね。)

「カン・チョルは刑務所で2年間過ごした。……時間はゆっくりと過ぎた。」


現実の世界

机に向かって 化粧をしているヨンジュ。

部屋の入ってきたヨンジュ母。

「どこ 行くの?」

「友達に会うの…」

「調子が悪いんでしょ 休んでなきゃ…父さんはどうしたの?

 一週間以上になるわよ?」

「戻ってこられるでしょう。何日かもう少し待ちましょう。」


ソンムの家を訪ねるヨンジュ。 主のいない書斎に入ります。

タブレットもなく 綺麗に片付けられた部屋。

「お父さん…」


そして,雨の中車を走らせ あのバス停に向かいます。

傘もささずに車から降り あの時と同じように車道を横断します。

雨のせいか さえぎる車は1台もいません。

ずぶ濡れになりながらバス停に着くと いつも座っていたようにベンチに座ります。




そのころ 家では机の上に置きっぱなしになっていたヨンジュの携帯が鳴ります。

ヨンジュ母が 携帯に出ます。

「もしもし…ええヨンジュの携帯であっています。

 ヨンジュが携帯を忘れて出たんです。…ところで どちらさま?」


その頃 雨の中 ヨンジュは チョルが倒れていた 道路の縁石に座っていました。

ずぶ濡れになりながら…最後の瞬間に 手当てしてあげることも

抱きしめてあげることも 声を掛けることすらできなかった…あの瞬間を

思い出しながら…泣いていました。このまま あの人の元へ行ってしまいたい。

行けばあえるかも…そんなことを考えているのでしょうか?

激しい雨足に このところ消耗していたヨンジュの体力はみるみる奪われ

意識が朦朧としていきます。

車が1台 バス停の手前で止まりました。

その車のヘッドライトに気付き 力なく目を開けるヨンジュ。



車のドアが開き誰かが降りたようですが もうヨンジュはそれを確認する力が

残っていませんでした。近づく足音を聞きながら…その場に倒れ込んでしまいました。

チョルが倒れたと同じように…。


夜が明け 病院のベッドで ヨンジュは 目を覚ましました。

誰かが自分の手を握っています。そおっと目を開けると

自分の手を握っている人の 薬指にどこかで見たような指輪があります。

そして その人は自分を腕枕しているようです。



そっと手を動かすと 自分の薬指にも 消えたはずの指輪が…

こわごわ 背中に感じる 誰かのほうを振り返ります。

そこにいたのは カン・チョル。 

夢かと思いながら チョルの方に体の向きを変え 向かい合うように

すると 目を閉じていた彼も今まで眠っていたのか「……ん」と言ってヨンジュを

抱き寄せました。



そして,目を開けヨンジュをまっすぐに見ました。

(夢かな?私…死んだのかしら?…)

「…起きた?…気分はどう?」

優しい声で尋ねるチョル。

まだ 現実かどうかよく分からないヨンジュ。すると チョルが言います。

「お母さんには帰ってもらったよ。たくさん尋ねることもできたのに

 特におっしゃらなかったんだ。…夫っていうわけにいかないから

 恋人だっていっておいたよ。」

チョルの回想

病室の前で ヨンジュ母が尋ねています。

「もしかして…ヨンジュと別れたのは バスの停留所ですか?」

「…はい」

はあ~とため息をついて(この前から様子がおかしかったのは

こういうことだったのね。と納得した様子。)

「失礼だけど…何をなさってる方です?」

チョルは 例の名刺を渡しました。


ベッドの上

「急だったから この名刺を渡しちゃった。」

だんだん 現実味をおびてくるヨンジュ。

「僕は 刑務所に2年もいたんだ。だけど ここでは1週間だったんだね。

 実は,時間が同じだけ流れたかと思って心配したんだ。2年の間に一人で

 悲しんで死んだかと思って。

 (1週間しか経ってなくて)どれだけ良かったと思ったことか…」

本物のチョルだと確信し 彼の頬に触れてみるヨンジュ。



温かい彼の頬。生きてる。生きていた。…と実感するヨンジュです。

涙がこぼれます。

「お父さんは?」

父のことを尋ねるヨンジュの頬を 今度はチョルが優しくなでます。

起き上がり上着のポケットから あの写真を取り出します。

ベッドの上に座ったヨンジュの隣に座り 写真を渡します。



(このシーンの二人はどう見ても夫婦です。)

写真を見て 再び涙をこぼすヨンジュ。

チョルは何も言いませんが 悟ったように泣くヨンジュです。

チョルは黙ったままやさしくヨンジュを抱きしめます。


夕日の漢江。

ベンチにそろって座り 沈む夕日を見るチョルとヨンジュ。

「ああ 知ってる? 今はこっちの世界にいるんだ。

 だから 無条件で『オッパ(兄さん)』って呼ばなきゃ。

 拒否できないよ。

 僕が苦労して3年過ごしたんだから…分かった?ヨンジュ。」



(小さく「もう…」とつぶやいて)笑うヨンジュ。

チョルも笑います。

「終わり…なのよね?」



「そうだよ。」

「本当に…終わりね?」

「(うなずいて)本当に終わり。」

チョルは 不安そうなヨンジュを見て 思わず頬をなで 額にキスします。



目を閉じ 幸せをかみしめるヨンジュ。静かに目を開け 頭をチョルの肩に

預けます。そして また目を閉じます。チョルもヨンジュを抱き寄せ

目を閉じ 幸せをかみしめます。しばらくして 二人とも目を開け

見つめ合います。ヨンジュに笑いかけるチョル。そして,やさしくキスします。

チョルの唇を受け入れるヨンジュ。



ヨンジュとチョルのナレーション。

「漫画の中のカン・チョルのストーリーは ハッピエンドだった。

 しかし,本物のカン・チョルとオ・ヨンジュのストーリーのエンディングは

 まだ未知数だ。ただ,2人がこれ以上漫画のような生死の岐路に立たず,

 たとえ退屈で平凡でも50年間続くようなエンディングを迎えたいと祈っている。
 
 他の普通の恋人たちのように…。」



              ―――――終わり―――――

**************************************

終わりました~。

半分サッドで 半分ハッピーな エンディングです。

ファンタジーですから…細かい設定や 脈絡のなさは とやかく言わずに

主人公の気持ちに浸って ドラマを感じてあげてください。

もしかしたら 本当に 何日かしたら ソンムも戻ってくるかもしれません。

私の気持ちは 最後の2人のナレーションそのものです。

16話まで あきらめずに 呼んでいただいてありがとうございました。

ちなみに イ・ジュンソクくんは ファンミーティングのために来日中です~。







Wー2つの世界ー 第16話(3)

2016-09-21 23:06:14 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第16話(2)

スボンのナレーションが つづきます。

読者のほとんどは その結末を不思議に思っていなかったと。

悲しくても サッドエンディングと想定したから…。

ところが…

(ん? 『ところが』? まだ…希望がある?

 別のエンディングが隠されているってこと?)

ナレーションはつづきます。

シーンは チョルがバス停前で倒れ ヨンジュが消え

『終わり』の文字が出たところです。



――――― しかし、それはサッドエンディングではなかったということを

    誰も知らなかった。―――――

(なんですって!?ああ心の中が ざわざわ)


時間は ほんの少し戻って あの倉庫の中。

ハン・チョロの部下が 拳銃で撃たれて苦しんでいます。

そこへハン・チョロの第1秘書が到着。惨状に驚きます。

ハン・チョロを探します。そして 柱の影でうずくまるハン・チョロを

発見します。

「何があったんですか? どこも お怪我はないですか?」

何も言わないハン・チョロ。黙って立ち上がり ネクタイを乱暴に外します。

恐怖が過ぎ去り どこか狂気に満ちています。


同じ頃 モーテルでは ソンムが また 真犯人の人格を覚醒させ かかっているのか

ロープをほどこうと抵抗しています。

モーテルに着いた警護員さんがドユンにその状況を報告しています。

「到着しました。彼の様子は深刻です。ああ それからちょっと聞いたんですが

 代表は銃で撃たれたようです。」

「銃で撃たれたって?」



「ハン・チョロが撃ったんです。さっきは分からなかったんですが,

 血がたくさん流れたようです。どうしましょう。」

カン・チョルが撃たれたという台詞で 正気に戻るソンム。

「カン・チョルが ハン・チョロに撃たれた…?」

独り言のようにつぶやいた後 警護員に聞きます。

「ハン・チョロに撃たれたのか?」

「はい…」

「カン・チョルはどこだ?」

「わかりません。今探しています。」

「それは ソ・ドユンか? かわってくれ。」

ためらう警護員。

「早く かわってくれ」

携帯をソンムの耳に当てる警護員。

「縄を解いてくれと言うことですか?」

とドユン。

「すぐに解いてくれ。」

「オ・ヨンジュさんが 解いてはいけないと言いました。」

「解いてくれ お願いだから…」

「だめです。必要なことがあれば 彼(警護員)に言ってください。」

「聞いたことがあるんだろ?」

動揺するドユン。

「位置さえ分かれば タブレットで助ける方が 早いんだ。」

迷うドユン。

「解いてくれ 解くだけだ。」


タブレットに向かい何か描いているソンム。

(結局 解いたんだね。)

「正常じゃないんだ。 突然 凶暴になるかもしれない。」

ドユンが警護員に釘を刺し 警護員が「分かりました」と答えた直後

警護員の後首に注射器が現れ麻酔を注入。警護員さん慌てて抜き去るも

あっという間に倒れてしまいました。

凶暴ソンムになったかと思いきや 冷静に警護員から携帯を取ると

どこかへ電話をかけます。


その頃 ハン・チョロは議員室へ戻ってきました。

部屋に入りながら 携帯の向こうの部下を怒鳴っています。

見つけ出して始末しろと言っているようです。椅子を蹴って

怒りまくりです。第1秘書がそんなことをしてはいけないといさめても

カン・チョルが自分を破滅できるファイルを持っているのに…と逆ギレて

とうとう最後には秘書さんを部屋から追い出してしまいました。

椅子に座り 頭をかかえるハン・チョロ。



そこへ 女性秘書が電話を持って入ってきました。

「オ・ソンムという人からです。名前を言えば 

 (電話に)出るだろうと言ってます。」

ハン・チョロは驚きますが 慌てて電話を受け取ります。

「もしもし?」

「私だ。」

「オ・ソンム?」

「そうだ…議員室にいるんだな?」

「あの時 病院で見た…あの オ・ソンム?」

「そうだ…お前を作った者だ。」

驚くハン・チョロ。

「私が作ったんだ。悪役の役割に…しかし,どうしてこんな…お前の手を

 血でそめるような奴ではなかったのに…銃で撃った?」

「お前はどうやってここにいるんだ?お前はあの時…私がお前を捜しに行こうと…」

「私に会いたくて カン・チョルを撃ったのか?…私はここにいるぞ…

 1年前から…」

電話をしながら タブレットで何か描いているソンム。

突然 議員室のドアがロックされました。

驚くハン・チョロの左手に 拳銃が現れます。



「何だ?」

恐怖を覚えるハン・チョロ。

「お前も お前の存在理由が 知りたいか?」

拳銃を強く握らせるように ソンムが描いたので ハン・チョロの意に反して

拳銃を強く握らされます。

「知りたいことが多くなったから もう出て行かなきゃな(出番は終わりだな)

 知りたい欲求を防ぐことはできないさ。他の奴もそうだった…

 だから 私がこんな格好になったし…」

拳銃を握った手が ぶるぶる震えています。ハン・チョロが抵抗しているようです。

「しかし お前はそれではだめだ。お前は大統領になりたいやつじゃないか。

 お前まで秘密を全部知って この世界がどうなってしまうか分からない。

 お前のような悪い奴が…危険だ…だから…私と一緒に行こう…」

抵抗するハン・チョロ。しかし身の自由がききません。



「私はすべて失敗したが,お前一人ぐらいは 処理できる。」

ハン・チョロの銃を握った左手が 彼の意に反してこめかみに銃口を向けます。

「やめろ…やめろ…助けてくれ…」

大きな声を出し助けを呼ぼうとしますが 一瞬で口にガムテープを貼られてしまいます

そして ソンムは銃の引き金を引く絵を完成させ…



パン!乾いた銃声が響きます。ソンムは 電話を切り

急いで口に貼ったガムテープを消しました。

そして 机の上には遺書と証拠のUSBを描き足します。

さらに eメールをパク刑事をはじめとする警察関係者などに送ります。

『ソン・ヒョンソクの死の真実』

次に 自分の写真を作り手紙とともに 体の自由がきかなくなって横たわっている

警護員のお兄さんに握らせ 悪かったなと言うように背中をとんとんします。

それから ドユンに電話をかけ尋ねます。

「ヨンジュは カン・チョルの所だな?」

「ええ」

「それはどこだ?教えてくれ…私の娘に…少し最後に会いたいんだ…」

体の消えかかっていることに焦りながらも

車でカン・チョルとヨンジュのいる場所へ急ぐソンムでした。


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完全に カン・チョルロス 状態です。

OSTを聴いては 胸がいっぱいになり

動画を見ては ドキドキし…ちょっと日常生活に支障が出ます。><;

次回は とうとう 本当に 最後です。

お楽しみに~









Wー2つの世界ー 第16話(2)

2016-09-19 22:57:20 | Wー2つの世界
最終回は どこを取っても 涙を誘うシーンが満載で…

鼻の奥がつーんと します。

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Wー2つの世界ー 第16話(2)

電話を切ってチョルは 息を整えるとやっとシートベルトを外しました。

車から降りると ふらつく体で バス停に向かって歩き始めます。


ヨンジュは ドユンに電話をかけ チョルから連絡があり

どこにいるか分からないが とりあえず 探してみることを告げ

父を見ててもらえるようお願いをしました。


チョルは体を支えているのがやっとのようです。しかし,ふらつきながらも

なんとかバス停の前まで来て 地面に座り込みました。(執念です)


車を運転するヨンジュにチョルから電話がかかってきました。

「…ヤンジュ……テシンリ……はあはあ…バス停留所。」

「待ってて すぐ行くから。」



電話が切れると 我慢していたのか チョルの口から

大量の吐血が…。

ヨンジュはすぐドユンに連絡します。

「私が先に到着すると思います。救急センターに行けないのにどうしましょう。」

「主治医に連絡を取るよ」

「ずぐに来てもらってください。」


チョルは 力を振り絞って ヨンジュに電話をかけます。



「もしもし?」

「………どうして 来ないの?」

「向かってるんだけど…思ったより遠くて…」

「僕が待ってるから…」

「行くわ…すぐ行くから…」

「最終回が…50年かかるというのは間違いみたいだ…」

(ヨンジュの考えたエンディングのことを言っているのかな。)

「やっぱり それはちがったんだ…」

苦しい息の下 チョルの頬を涙が伝います。

(永遠に会えないのは嫌だと言ったヨンジュと同じ気持ちです。)

「…そんな退屈なエンディング…誰が見るんだい?」

ヨンジュは チョルの命が風前のともしびなのを悟ります。

「早く来て……会いたいから…」

「向かっているわ…」

ヨンジュの頬にも涙が伝います。

「行くわ。今行くわ。お願いだから…気をしっかり持って……」 

しかし チョルにはもう携帯を支えている力も残ってないようです。

携帯が手から 落ちます。

ヨンジュの声がむなしく携帯から聞こえています。

「(泣き叫ぶように)気を失わないで!!お願い!!…聞いてる?

 もしもし…もしもし?」

力なく頭を垂れているチョル。ヨンジュの声が聞こえているのでしょうか?

「もしもし?聞こえる?…もしもし?」

声を掛け続けるヨンジュ。

大きくカーブを曲がって…ようやく道の反対側の

バス停留所の前に 座り込んでいるチョルを発見します。

急いで車をとめて降ります。

そこは3車線の広い道路。さっきまで車の往来が少なかったのに

今はなぜかひっきりなしに車が通ります。まるでヨンジュの行く手を

阻むかのように…二人の仲を裂くかのように…

バス停の前のチョルはうなだれ 表情も伺えません。

身動き一つしないチョル。

「(思いっきり叫びます)私 来たわよ」

声に反応して 顔を上げるチョル。

行き交う車の向こうに 愛しい人が見えます。

「だいじょうぶ-?」

ちからなく笑うチョル。その瞳にはヨンジュが時折ぼやけて見えます。

「だいじょうぶ?」

必死に叫ぶヨンジュ。一瞬目が合ったと思った次の瞬間 チョルは目を閉じ

崩れるように体を横たえます。そして…現れる『終わり』の文字!!!!!



(ついつい ヨンジュにシンクロして キャーーーって叫びそうになりました。)

(うそーー!!って何度も繰り返してしまいました。きっとヨンジュも…ね。)

ヨンジュはもう車が来ててもかまわず 走りだしました。



あと少しで チョルに届くと言うところで 大きなトラックが…

立ち止まったヨンジュの目に前でチョルの体が トラックの影になり

見えなくなりました。(みんな思ったよね。もしや…って)

トラックが通りすぎた途端 ヨンジュは現実世界に戻っていました。

もちろん バス停の前には 誰もいません。夜でもありません。

明るい日の光の中 ヨンジュだけが 置き去りにされたかのように

道のまん中にたたずんでいたのです。





そのころスボンは ソンムの自宅兼スタジオに戻ってきていました。

一晩中 誰にも電話がつながらないとブツブツ言っています。

(ヨンジュ達が消えてから 一晩しか経っていないのね。)

ソンムの書斎にはいると ちょうどその時目の前でタブレットが

消えてしまいました。びっくりしますが,急いでパソコンで

Wの続きを確認します。そして 驚きます。開いた口はふさがりません。

ラストシーンを確認して ヨンジュの救出に向かいます。



バス停の前 ちょうどチョルが倒れていたところに ヨンジュはいました。

スボンは大急ぎで車を降りると ヨンジュのそばに近づきました。

ヨンジュは地面に手を当て 泣き続けていました。

スボンは掛ける言葉が なくなってしまいました。



病院のパク教授も ラストシーンを確認しました。



もうすっかり感情移入してしまい チョルの死をにおわせるラストに

ショックを隠しきれません。突然 何かを思いついて部屋を出ます。

廊下でソクボムに出会うと ヨンジュの居場所を尋ねます。

救急センターにいますと答えるソクボム。後で私の所に来いと伝えろといいます。

ソクボムがあわてて否定します。

オ・ヨンジュ自身が救急センターに運ばれたのだと…。

驚いて 様子を見に来た パク教授です。ヨンジュは ベッドに横たわり

人目もはばからず 泣き続けています。

「何で泣いているんだ?…何があったんだ?」と尋ねるパク教授。

いつもの勢いが全くありません。ヨンジュもてっきりWのラストシーンを見て

ショックを受けたのだと勝手に勘違いしたようです。ハンカチを渡して

そっとその場を離れます。ヨンジュはまだ泣いています。漫画の世界の話ではなく

彼女にとっては現実の話なのですから…





スボンも また 涙が止まりません。涙をぬぐいながら車を走らせ

ソンムが滞在していたモーテルに向かいます。

しかし,ソンムはそこにいませんでした。



ベッドに横たわって 泣き続ける ヨンジュの指から 指輪も消えてなくなりました。

ヨンジュは これではっきりと チョルがなくなってしまったと認識します。

そして,さらに悲しみに暮れます。



スボンは結局ソンムを見つけられないまま 病院に戻ってきました。

廊下でパク教授に会います。

スボンを引き留め 「Wは 本当に終わったのか?」と尋ねます。

なんで悪人は死なずに 主人公だけ死んだんだ? こんなサッドエンディングを

望んでたんじゃない…とスボンに言います。しかし,パク教授が言葉を全部

言い終わらないうちに スボンがキレます。大声で 

「黙れ~~~~!!!何も言うな~~~~~!!!何か言おうものなら~~~」

手で口を引き裂くような動作をして 去っていきます。

(パク教授のわめき台詞を 取られてしまいました。)

「何なんだ?何であいつは いつも私に会うと怒るんだ? ああ~苦しい…」

そう言って 自分の部屋へ戻るパク教授。


教授と別れた後 スボンは 救急センターの ヨンジュの所へ来ました。

ヨンジュはまだ泣いています。

「ヌナ(姉さん)」

「…お父さんは?」

「モーテルにはいらっしゃいませんでした…」

「漫画が終わって 現実の世界に戻って来るはずでしょう?
 
 ヌナ(姉さん)みたいに…」

誰もソンムを見かけた人がいなくて…どうしたらいいか分からないと告げるスボンです。

それを聞いて ヨンジュは急に 点滴の管を抜き取ると ベッドから起き上がります。

驚くスボンには返事もせずに ベッドから降りると ソンムの家に戻ります。


ソンムの家に戻ったヨンジュは 真っずぐにソンムの書斎に向かいます。

しかし,タブレットが見あたらないのに驚き,あたりを探します。

(タブレットを使って なんとか チョルとソンムを助けようとしたのね。)

そこへ 一緒に戻ってきたスボンが 書斎に入ってきて言います。

「ヌナ(姉さん)タブレットは(もう)ないから…漫画が終わったとき

 消えました。あれは本物じゃなかったからですよ。絵に描いた物だったから…

 それに あっても使えませんよ。分かってるじゃないですか…終わったら

 終わりでしょ? これで本当に終わり…」

ヨンジュはその場に 座り込み 再び泣きます。

深い喪失感が 彼女を襲います。



母と暮らしている自宅のベッドに横たわるヨンジュ。

しかし 一向に眠ることができません。

起き上がり 窓に貼り付けた チョルとの思い出 漫画の切り抜きを見つめます。

まるで夢の中の出来事のように 一瞬で何もかも消えたしまった事実が




ヨンジュを悲しみの淵に沈めます。


車で チョルの倒れていたバス停に行き 確かめるヨンジュ。


何か反応があるかもと 別のタブレットで父ソンムの顔を描いてみるヨンジュ。

ドアの音に父が帰ってきたのかと振り返り スボンだと分かるとまた喪失感に

さいなまれるヨンジュ。


スボンとヨンジュは ソンムの写真の入った 尋ね人ポスターを街頭で

配ることにしました。(おそらくヨンジュの中では父やチョルの言っていた

言葉『一方がハッピーエンディングなら もう一方はサッドエンディング。

一方がサッドなら もう一方はハッピー。』に期待を込めているのでしょう。

チョルが死んで漫画が終わったのなら ソンムはどこかに戻ってきているはずだと)

また バスの停留所に来ているヨンジュ。



回想シーンとともに スボンのナレーションが入ります。

「姉さんだけが 現実を受け入れなかった。漫画・Wは,7年間の連載を終えて

 2016年9月に終了した。生まれてから 主人公としての人生を与えられた

 カン・チョルは…作家が与えた運命を拒否し…自分の存在の限界さえ拒否し…

 完全な人間としてのハッピーエンドの夢を見たが…結局,宿命に逆らえず

 悪役の手で最後を迎えた。自分が愛する女性が見ている前で…」


ソンムの家の前には 記者が詰めかけます。スボンのナレーション。

「何人かの記者がエンディングの説明を聞きに来たが,…それに答えて

 くれる作家は いなかった。先生は漫画が終わったのに お戻りにならなかった。」


*************************************

深い喪失感と 悲しみに 暮れる ヨンジュが かわいそうです。

脚本家ソン・ジェジョンさんがインタビューに答えて ハン・ヒョジュに

対して申し訳ない気持ちでいっぱいだとコメントしているようです。

あまりにも表現しにくい感情の演技を要求したことに対して…。

ヒョジュちゃんは ちゃんと演じ分けていましたよね。視聴者はヒョジュちゃんの

気持ちにシンクロできたと思います。さすがですね。

最終話 まだまだ つづきます。涙を誘うシーンが満載です。

  









Wー2つの世界ー 第16話(1)

2016-09-18 17:11:11 | Wー2つの世界
悲しみの最終回です。


*************************************

Wー2つの世界ー 第16話(1)

16話の最初は 15話のラストシーンから

ヨンジュの指輪を抜き 自分の指輪と並べて テーブルの上に置くチョル

このシーンを パソコンで見ているのは 現実世界の パク教授。

あんなに オ・ヨンジュとのラブラインはない!と断言していたのに

深いため息をついて 完全に 情が移っちゃってます。




漫画の世界

ヨンジュは ありえないというように 黙って自分の指に

指輪を戻します。

「誰が言ったの あなたの名簿から私を消すって…

 そんな話にもならないことを 言って…」

とつぶやくと チョルの指にも指輪を戻してあげます。




「誰 一人消えるような,そんなエンディングはないわ。
 
 なぜそんなことになるの?みんな 一緒に(生きて)行けるわ。」

「それで ここで 一生生きるというの?」

「私達3人で 生きたらいいのよ。」

「どうやって 一緒に生きるんだ?僕は 刑務所に入らなければならないし,

 お父さんも同じだ。 僕もお父さんも 一生刑務所だろう。」

「模範囚で過ごせば… 刑が軽くなることもあるじゃない?」

「だからといって,私たちがここで幸せに暮らすこともできませんよ。

 生涯面会室で会わなければならないし…」

「永遠に会えないよりはいいわ。」

「そんな エンディングは不可能だ。」

涙をこぼすヨンジュ。むきになって…

「可能よ………(チョルをまっすぐ見て)父さんと…あなたと…

 必ず私のそばにいて…他のは考えられないわ。病気をしたり

 老いたり…ただ 生きていくの。他の人たちと同じように…

 他の普通の人たちの人生と同じように…

 …私に決めろって言ったでしょ。私はそのように決めたんです。」

深いため息をつくチョル。家の外が騒がしくなってきました。(包囲されていますね)

こっそり抜け出せるよう 裏口と車を描いてとヨンジュに言います。

そして,すぐに結論を出すことができなければ ひとまずここから

出なくっちゃと提案します。(ヨンジュの決定は さりげなく保留されてしまいました。)


チョルの運転で ヨンジュとソンム3人は 新たな隠れ場所を探します。

(ソンムは 薬で眠らされているのか目を閉じて意識がないようです。)

「ところで 言ってたよね。前の夫が愛してるって言わなかったって……」

無言のヨンジュ。

「…愛してる…」




涙が溢れるヨンジュでした。

郊外のモーテルに着きました。

眠るソンムの 縛られている手に そっと自分の手を添えるヨンジュ。

父の手は相変わらず消えかかっています。チョルはドユンを助けるべく

ハン・チョロの待つ倉庫へ 但しタブレットは置いて…。

時計を見るヨンジュ。時刻は10時52分。

心配でたまらないヨンジュです。


ドユンがとらわれている倉庫の建物の前に来ると

チョルがやとっていた警護員達が車で待機していました。

どうもドユンがここにとらわれているのは 分かっているようですが

踏み込めずにいたようです。入り口にいたハン・チョロの部下がチョルが来たことを

無線で中の部下に伝えました。しばらくすると 血だらけのドユンが連れ出されて

きました。ドユンを警護員達に渡し「病院に連れて行って」と頼むと自分は

建物の中へと入っていきます。



倉庫の中では ハン・チョロが待っていました。

「タブレットは?」

「ない。」

ポケットからUSBを取り出すと, チョルは

「かわりにこれをやるよ。」

と言い 机に投げます。自分を拷問したときからの映像が全て入ってると

告げます。

「確認してみろ。」

すぐには警察に送らないが 自分にもしものことがあればすぐ処理されるだろうと

付け加えます。コピーはたくさんあると。タブレットもあきらめろと。

この圧倒的に有利な状況で チョルはきびすを返し倉庫から出て行こうとします。

すると 今まで黙って聞いていたハン・チョロが急に口を開きました。

「ところで…  この世界は お前が死ねば終わるのなら…」

「何!?」

驚いてチョルが振り向くと同時に ハン・チョロは銃でチョロの左胸の上部を

撃ち抜きます。床に倒れるチョル。




モーテルでチョルの帰りを待つヨンジュ。

心配でなりません。ソンムの手は相変わらず消えかかるばかりしています。

と,急にソンムの手が復活しました。胸騒ぎ覚えるヨンジュ。


床に倒れてうめいているチョルに なおも銃口を向けているハン・チョロ。

「お前を待っている間に,私は不思議な話を聞いたんだ。二つの世界。」

そこまで言うと 部下に外に出てろと言います。

とまどう部下を銃で脅し 外へ出すと 自らドアに鍵をかけます。

「ソ・ドユンが お前から聞いたと言ったぞ。実際には,お前が漫画の主人公で

 私は悪役キャラクター。そのタブレットは漫画を描く人の物で…オ・ソンムが

 描く漫画。」

笑いながら話を続けるハン・チョロ。

狂った奴の話かと思ったが しかし 合点がいくところもあると言います。

1年前ここで起こったこと すべてが奇妙だったこと…と。

「私が今どんな気分か 分かるか?選挙はもう重要じゃない。

 ここでないもう一つの世界があるというのに…。

気になってたんだ。消えたり現れたりできる奴が…突然(撃たれて) 

ここで死にそうでも(殺されそうでも)逃げられないのか?

それに どうして(逃げずに)刑務所に居続けたんだ?」

質問を続けるハン・チョロですが 答えずに黙っているチョルです。

「なぜ?…どうして?…なぜなんだ?…」と『ウェ~?』を連発するハン・チョロ。

それを聞いているうちに なぜか涙が溢れるチョル。

(そうそう 現実世界へ 戻りたくて 1年間 『ウェ?』を言い続けてたのは

 他でもない彼自身なんですものね。ヨンジュとソンムを連れて現実世界へ

 戻れたら…どんなにいいことでしょう。現実の世界では 誰も彼を追ってこないし

 ひどい設定からも外されて 普通の人の人生を生きていけるのに…)

「タブレットがないからそうできないんだろ。それに 最終回なんだろ?

 奴が薬を打ったら全部はいたよ。最終回なのでそうなったと。

 だから 主人公が死ぬか 悪党が死ぬか どちらか一方が死ねば終わると。

 終わってこそ その世界へ行くことができると。」

ハン・チョロは 銃口でチョルのほっぺたをつつきながら続けます。

「悪いが 一つ確信したんだ。別の世界があって お前のおかげで

 そこに行けたし…だから そこがどんなところか確かめてみたいし…

 そのためには お前が死ななければならない。」

ハン・チョロが話している間に そぉっと 椅子を足でたぐり寄せようと

試みるチョル。(まだ おしまいじゃない!)

「ソ・ドユンが まさか お前を殺せと言ったたわけじゃないだろうが…

 そう…そうだな…」

何か納得したように立ち上がり 銃のスライドを引いて弾を装填します。

チョルに半分 背を向けた格好です。

「お前はもう必要ない…」

チョルは たぐり寄せた椅子に足をかけます。

「真実は 私が行って 確認すればいい…」

と言いながら 振り向きチョルにとどめを刺そうとするハン・チョロ。

その瞬間を見逃さずに チョルは椅子を 蹴り上げました。

椅子はハン・チョロに当たり 二人はもみ合います。

「死ね~」

とチョルに銃口を近づけるハン・チョロ。それをはねのけ腕を押さえるチョル。



ハン・チョロの部下が 中の異変に気付き 合い鍵で入ってきました。

ハン・チョロの姿はなく チョルが床に座り込みこちらに銃を向けていました。

急所を外して 部下を撃つチョル。

倉庫の外に出ると 階段上から外にいた部下2人も降りてきました。

一人の足を撃ちますが,弾が切れて 残りの一人とは格闘に…

(結構な重傷を負っているはずですが 拳一つで相手はノックダウンです。)


病院に運ばれている車の中で ドユンは正気が戻ってきました。

チョルをほったらかしにして一人で戻ることなんてできるかと言い

車を引き返させます。さっきの建物に近づいてきたところチョルがよろめきながら

出てきました。車に乗り込み発進します。後を追うようにハン・チョロの部下も

建物から出てきて車に乗り込みました。追っ手を止めるよう警護人に頼むドユン。

カンチョルは車を走らせます。怪我の具合は良くないようです。



モーテルで ひとりやきもきしているヨンジュの携帯が 鳴ります。

ドユンからの電話でした。

「ドユンさん?どうなったの?開放されたの?」

「はい 生きてます。」

「ああ よかった。カン代表…」

ヨンジュが全部言い終わらないうちにドユンが言葉をかぶせました。

「カン代表は?」

「一緒に いるんじゃ…ないの?」

「(ヨンジュの元に戻っていないことが分かりうろたえるドユン)いいえ。

 逃げたところは見たんですが 連絡がつかなくて…」

「どこに行ったんですか?」

「探しているところです。いったん 抜け出したのは確かですから…

 ああ そこの住所を教えてください。人を送ります。」

「はい」

電話を切ると チョルに連絡してみるヨンジュ。

しかし 電話はつながりません。

時刻は1時15分。心配が頂点に達したころ ヨンジュの携帯に

チョルから電話が入りました。

車をとめて電話しているチョルです。

声に力がありません。

「ぼくを…迎えに…きてくれる?」



「どこにいるの?」

人通りのない路上に駐車しているチョル。車がガス欠してしまったようです。

「ガソリンが…なくなって…行くことが…できない…」

携帯を持つ手が血まみれです。

「今どこなの?どうして電話に出なかったの?」

「…はあ…ちょっと…眠くって…」

(ヨンジュを心配させないように言ってますけど また意識朦朧と

 してるってことですよ。ピンチ!)

「眠気があるって…そこはどこですか?」

(ヨンジュも異変に気付いたようです。)

「分からない…僕も……バスの停留所の前だ…」

「怪我してるのね…?」

「(隠せないな…という顔をして)ちょっと…」

「どこの停留所?…今行くわ…名前を言って…」



「良く見えない……(シートベルトを外すのも苦しそうで

 片手では はずせません。)また 電話するよ…」

電話が切れてしまい ヨンジュの 心配は 頂点を突き抜けちゃいました。

タブレットで 迎えに行くための車を描きます。父が眠っていることを確かめ

チョルの救出に向かいます。

************************************

ううう…指輪を戻した後の 2人の表情もグッと来ました。

それよりなにより けがをしてなお ヨンジュの所へ戻ろうと

強い意志をみせる カン・チョルに 涙が出そうです。

アップのペースが スローダウンしちゃっていますが…

もう少し カン・チョルに浸らせて~~~

では,次回も お楽しみに^-^








 














Wー2つの世界ー 第15話(3)

2016-09-16 22:37:17 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第15話(3)

現実の世界の家そっくりの隠れ家に着いた ヨンジュは 

急いでソンムの元へ。ベッドに体をくくりつけた ソンムは眠っています。

まるで 意識を覚醒させないよう 努力しているかのように。

呼びかけにも応じません…どうしてくくりつけているのか問うヨンジュに

チョルは 「彼が 自分でなさったんです。」と答えます。

驚くヨンジュ。自分自身を制御できなくなっているそうだとチョルは告げます。

泣き続けるヨンジュの声に ソンムが目を覚まします。

ヨンジュがちゃんとよみがえっていたことに 安堵するソンム。

そして,また 自分の中の真犯人の記憶が覚醒し 

ヨンジュを傷つけてしまうのではないかと苦悩するソンムでありました。

ソンムのために おかゆを作るヨンジュ。

その間 チョルとなにやら話しているソンム。

チョルは目に涙を溜めて

「どうしてそんな話を…」

そう言い 首を横に振ります。

「できません。」

「私が言うとおりにしろ。(諭すように)」

今度はさっきよりきっぱりと

「できません。」

「私の言うとおりにしてくれ(お願いだ)」



チョルの目から 大粒の涙がこぼれます。

「それは 不可能です。聞かなかったことにします。」

そうチョルが答えたとき ヨンジュがおかゆを持って入ってきました。

「おとうさんはどう?」

ソンムは涙をみられまいとするかのように 顔を向こうにそむけます。

チョルも普通の声のトーンで少し良くなっているようだと答えます。

ヨンジュがソンムに声を掛けます。

「おかゆを作ったんだけど 召し上がることができる?お父さん」


しばらくして チョルが おかゆの入っていた盆をさげてきます。

ヨンジュは キッチンの食卓に 二人分の食事を用意しています。

「寝たよ。」

「座って ご飯用意したから」

「ご飯?」

「私達も食べなきゃ。お昼も食べてないでしょ。」

チゲをまん中に置き 二人で向かい合ってご飯を食べ始めます。

機械的に 口にご飯を運ぶヨンジュを見て 場を明るくするようにチョルが

話しかけます。

「意外だな」

「何が?」

「考えてみたら君が作った食事を食べるの初めてだね。いけるじゃない。」

「本当?」

「うん」

「忙しい医者だと思えば 結構上手だよ。」

「本気じゃないでしょ。お世辞でしょ。」

「半々かな?」

「じゃあ もっとやって見せて」

「何を?」

「お世辞にしろ何にしろ 手厳しいカン・チョルさんがほめるんだもん。

 気分いいわ。」

「OK~ほめることか…」

ん~と考えるチョル。

「ほめること ないの?」

「考え中だよ。ん~~~髪は長くて…顔が白くて…」

「それ 本当に ほめてる?」

「背が高い方で…鼻も高いかな?」

「私 今 ほめてって言ってるんだけど。事実を言ってるだけじゃない。」

「耳はちょうどいい所についていて…いや~簡単じゃないな~。」

「もう…」

「オッパって一度ためしてごらんよ。そしたら,褒めちぎるのに…」

「年をひとつ 一人でとったことを 自慢してるの?」

「うん。僕は とても満たされるんだ。 なぜこのように満たされてるかって?

 オッパ(自分)は31だ。ヨンジュ。 君はせいぜい30。 分かるか?」



思わず笑みがこぼれるヨンジュ。

「笑顔がいいね。一年ぶりに見るけど いい笑顔だ。」

ヨンジュは 先ほどのチョルと父の話の内容が気になるようです。

しかし チョルは 「ノーコメント」と返事します。

「食べたら 片付けは 僕がするよ。」

話題を変えるチョルです。


食後 父の様子を見るヨンジュ。(ああ お医者様だったよね)

皿洗いをしているチョルは どうしたらいいのか迷っているようで

ため息をつきます。




回想シーン

「どうせ 君と私 一緒に(生きて)行くことはできないんだ。」

「え?」

「君がハッピーエンディングなら,私はサッドエンディングだ。

 私がハッピーなら,君がサッド。この手を見てみろ。」

ソンムは自分の手を見せて 普通の手ではない殺人者の手なんだと言います。

今朝 看護師を殺して逃走したんだと 告白します。

消えかかった手が 殺した後 復活します。悪いことをしないと

存在を維持できないことに気付いたソンム。(作家様なのにそんなことが!?)

「私はもう 以前の私に戻ることは できない……

 (現実世界に)戻ったとしても 生きてはいけない。

 私はとても汚れてしまった…(涙を流すソンム)私のこの手で

 たくさんの人が死んだ…(殺した記憶を)すべて覚えているんだ。」

だから この世界から出ないというソンム。出ていくことはできないと。

「私が どうやって ヨンジュの顔を見ながら これから 生きていけるだろう?

 …私の人生は もう 終わってるんだ,1年前に。」

黙って聞いているチョルですが 恐ろしい事実とあまりの衝撃に

一言も答えることができません。そして,何より ソンムがいなくなると

ヨンジュがどんなに悲しむか考えると …。

ソンムが手を差し出します。その手を握るチョル。

「ハッピーエンディングンが出る前に ここで私を死なせてくれ。

 お願いだ。漫画の中に…埋めてくれ。(葬ってくれ)」

「どうしてそんな話を…私にはできません。」

「私が言うようにしろ…」

「(首を横に振って)できません…」

チョルも涙が溢れそうになっています。

「(ソンムも首を横に振り)私の言うようにしてくれ…」



ハン・チョロが 以前チョルを拷問した倉庫に再び現れました。

なんと 今度は ドユンくんを 拷問!!

(真犯人が死んだので この漫画の主要悪役が一人になったことで

 悪役度が増していますね。)

しかも 実際 拷問は部下にさせていたようですね。

カン・チョルやオ・ヨンジュの居場所について 探っていたようです。

薬も投与して しゃべらそうとしたようです。

ドユンくんの携帯電話をとるハン・チョル。


チョルの携帯にドユンの携帯から ラインが入ります。

チェックすると それは ハン・チョロからでした。

ドユンに何かがあったことに気付く チョル。

ヨンジュに外で電話してくると告げます。通話することで現在位置を

知られるおそれがあるからですね。隠れ家から離れた路上に車をとめて

電話をかけます。

一瞬 ドユンが出ますが すぐハン・チョロの声。

ドユンが拉致されたことに気付きます。

大統領候補がギャングのようなことをするのかと噛みつきますが

ハン・チョロはカン・チョルが復讐しようとするだろうから やられる前に

完全に決着をつけようと考えているようです。

それだけでなく オ・ソンムの名前まであげて 多くのことを知っているぞ。

聞きたいことがある。と言い,11時までにタブレットを持ってこいと

言います。「1分でも遅れたら 何が起こるか 知ってるよな。」

電話が切れ 悔しそうなチョル。

…と,警官が 住民に聞き込みをしているのが目に入り 身をかがめます。

しかし,チョルを探してるのかと思いきや ソンムを探していることが

分かります。捜査網がすぐ近くまで迫ってきているようです。

慌てて隠れ家に戻ります。


その頃 ヨンジュは タブレットで チョルが拷問されていた倉庫にCCTVを

描き加えていました。すると 眠っていたソンムが目を覚ましました。

何をしているのかと尋ねるソンムに,ここから出る前に描いておくのだと言い

ここは ソンムにとって地獄だから 早く出ようと答えるヨンジュです。

「私達がハッピーエンディングになるように…」

と 突然 ソンムがベッドに起き上がります。

(目つきが変わってます。真犯人の意識が覚醒したのでしょうか。)

ちょうど その時 チョルが 車で帰ってきました。

門を閉めるときに 自分の手が消えかかっていることを見ます。

門を閉め 鍵をかけ 家の中へ。

書斎では 真犯人の意識に憑依されたかのように ヨンジュの首を絞めるソンム。

チョルが家の中にはいると

「死ね~死ね~」「きゃー」

と言う声が聞こえてきました。慌てて助けに行きます。

(んんん?首を絞められていたら 悲鳴は出ませんよ?

 まあ 分かりやすいから いいっか)

ヨンジュから ソンムを引きはがし 両腕を押さえつけるチョル。

「大丈夫か?」

あまりの衝撃に答えられないヨンジュ。

また ベッドにくくりつけられたソンム。

正気に戻ったようで 憔悴しきっています。

(そりゃあ 地獄ですよね。愛してやまない娘を また 自分が

 殺そうとしたのですから…)

「私は 何をしたんだ?」

「何も ありませんよ。」

涙を押し隠して答えるヨンジュ。

「その首は どうしたんだ…? お前に何かしたのか?」

「なんでもありません。」

何かを悟ったソンムは チョルに向かって

「私が 言っただろう。…私は怪物だ…私が言ったようにしてくれ。お願いだ。」

何も答えられないチョル。

そして,父の手が消えかかっているのを ヨンジュは目撃してしまいます。


父の部屋から出て 追っ手が来ていないか窓からうかがっていたチョルの手も

また消えかかります。ヨンジュはそれも目撃してしまいます。

チョルの手を取るヨンジュ。

「手がどうして…監獄では大丈夫だったって言ってたのに…」

「罪を償わずに逃亡し 友達を死の淵に追いやっているから…」

「誰が死にかけてるの?」

「ドユンが ハン・チョロに誘拐されたんだ。…タブレットを持ってこいと

 脅迫されたよ。タイムリミットまであと40分しか残っていない。

 …それに…君のお父さんが…人を殺したんだ。」

「何ですって…?」

「警察が今(僕たちを)探してるところだ。 すぐにこの家も見つかるだろう。」



 
食卓の椅子に向かい合って座るチョルとヨンジュ。

「ハン・チョロの(拷問の)動画を描きました。これから警察に

(それを)渡しましょう。e-mailでばらまけばいいんです。

 そして ドユンさんが捕まっている場所の情報を提供しましょう。

 そしたら すぐ(ハン・チョロは)捕まるじゃないですか。その次は…」

「今は だめです。」

「どうして?」

「そんなハッピーエンディングになったら お父さんが消えてしまいます。

 僕のハッピーエンディングは 真犯人のサッドエンディングです。

 今問題なのは どんなエンディングになっても エンディングになったら

 お父さんと僕,二人のうち一人はもうあなたのそばにないということです。

 死んだり…消えたり…」



警察はとうとう 隠れ家を見つけてしまいました。



誘拐されたドユンは まだ拷問を受けています。

薬物を注射され 何か尋問されているようです。

「続けろ…話せよ…2つの世界は何が違うんだ?」

ハン・チョロがドユンに話の続きを 求めています。

「この世界のほかに まだ他の世界があるといったじゃないか…今…

 オ・ヨンジュがそこから来たって?」

「聞いたんです…」

「ということは あの日 私がオ・ソンムを見たそこが…他の世界と

 いうことか?(合点がいったように)ああ~ちょっと理解できた。

  今まで理解できなかったが…」

ドユンの顔を上に向け

「それで,そことここと何が違うんだ?」




隠れ家の前に来た警官が パク刑事に電話をかけ カン・チョルの車が

見つかったことを報告し 来てくれと要請しています。

隠れ家では ヨンジュがタブレットで 隠れ家のドアや窓など外界と通じる場所を

全て壁に描き変えていました。

「抜かしたところはない?」

「ちょっと話があるんだ…」

チョルが意を決したように言いました。



踏み込もうとした 警官達は ドアも窓もないへんてこりんな家に

驚いています。


チョルとヨンジュは,食卓の椅子に 再び向かい合って腰掛けます。

「もう…どうしよう?」

「(窓やドアを消しても)長くは持たないだろう…たぶん どうにかして

 壊して入ってくるでしょう。ドユンを助ける時間も30分しか残っていないし…」

ため息をついて 顔を手で覆うヨンジュ。

その左手を取り 自分の両手でそっと包むチョル。

「もう 決定しなきゃならない。どんなエンディングを作るのか。」

「どんな?…どんなエンディングですか?」

チョルは黙って 消えかかっている手で ヨンジュの左手から指輪を抜き取ります。

そして それをテーブルの上に置くと 自分の指輪も外し そっと並べて

置きます。

「どういうこと?…何してるの?…どうして指輪を抜くの?

 何をどうしようっていうの?」



「父が娘まで殺さないと消滅を免れないというのは 残酷じゃない?

 そんなことはさせない。…僕の家族の名簿から消してあげるよ…

 あなたは もう 自由です。もうエンディングに関係なく安全だ…

 もう(この後は)あなたが 決めて…どんなエンディングを作るのか。

 僕は オ・ヨンジュさんの決定に従うから…。」


現実の世界

パク教授が 病院に 出勤してきたシーン。

エレベータに乗ると 知り合いが 今朝 Wの漫画が終わったと教えてくれます。

結末のネタバレしそうな 知り合いの口を塞いで 急いでエレベーターを降ります。

パソコンを起動させ 神妙な面持ちで 最終話を読み始めるパク教授でした。



************************************


脚本家ソン・ジェジョン作家が ワッタガッタして内容が難解だったことに

触れ 全放送の台本を公開してくれました。多少撮影の場で変更はあったようですが

だいたいはそのままです。…というわけで,台本もチェックしていたので

15話を終わらせるのにすごく時間がかかってしまいました。

ちょっと 日本語風に意訳もしてみました。

さて いよいよ 最終話です。

名残惜しいですが…頑張ります。^-^





 

 





 

 

 






Wー2つの世界ー 第15話(2)

2016-09-14 23:29:25 | Wー2つの世界
16話(最終話)リアルタイムで 見ました~…が,

シムカック(がっくり)

映像は届くんですけど 音声が全く届かなくて(涙)

一応 食い入るように 映像を見て とりあえずの感想は…

たぶん ハッピーなサッドエンド? サッドなハッピーエンド?

~~~~~~ヨンジュと同じで 心の整理を付けるには時間が必要かも。

でも 二人なら 乗り越えられるよね^-^

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Wー2つの世界ー 第15話(2)

拘置所?監獄?への移送のために 待合いで待たされているチョル。

ヨンジュのナレーションが入ります。

「彼は言いました。その時こんなふうに考えたんだと…。(スーパーの倉庫で

 発見されタクシーを待つ間に再び漫画の世界へ引き込まれたときです。)

『本当にあまりにもつらくて...ああもうこれで終わってくれたらいいのに…』と。

 漫画の主人公が本当にもうやめたいと思ったのです。」

(そして浮かぶ『最終回』の文字)

「だから 本当に最終回が始まったのです。」

(そう言うことだったのかと自嘲気味に笑うカン・チョル)

つづくヨンジュのナレーション

「最終回が終わるまで 私たちはここから出ることができない…。

 『終わり』になれば 私達は自由になる。それが ハッピーエンドでも

 サッドエンドでも…」

その時突然 チョルの手錠の鍵穴に 鍵が出現します。

周りの状況に目をやるチョル。そして,気付かれないように手錠を外します。

外した途端 今度は手の中に銃が現れます。



ドユンと車で移動中のヨンジュ。

「ペントハウスへ行きましょう。カン代表が(あなたが)戻ってくるから

 空けておいてと言っていました。」

「あの広いところに私一人でしょう?いやです。…私はただ一部屋あれば

 いいんです。」

「小さなところは警護が大変なんです。ただ(深く考えずに)行きましょう。」

そこに電話がかかってきます。

「もしもし…ええ今出発したところです。え?カン代表が何ですって?」



そのころ 正式に大統領候補になったハン・チョロは 

大統領候補としての公式活動のため 保育園を訪問していました。

園児と親しく話をして 穏和なイメージを前面に出すチョロ。

テレビカメラや記者達が大勢取材に来ています。

訪問を終え 車で移動中 カン・チョルの脱走の知らせを受けます。



ヨンジュも脱走のことを聞いてドユンに尋ねています。

「どうやって逃亡したのかしら?」

「手錠を外し銃を持って…… どうやって手錠をはずしたって言うんだろう?」

もうさすがに驚かない。と言うドユンです。びっくりするような事件が

ありすぎて…と。いったん裁判所へ戻らなきゃと言うドユンにヨンジュは

「私…ちょっと…どこかで下ろしてください。」

と頼みます。

一緒に行動するのは危険だと思うヨンジュです。

「連絡が来たらここにいると伝えてください。」

「一つだけ聞きいておきたいんだ。…カン代表から聞いたんだけど

 とても信じられなくて…ここと同じような世界がもう一つあるって…

 ヨンジュさんはそこから来たって…それは本当ですか?」

「……(ためらうが)……ええ…」

「(観念したように)…分かりました…。」

車を降りてカフェに入っていくヨンジュ。



秘書からの報告を思い出すハン・チョロ

カン・チョルが手錠を外し銃を持って逃亡したこと

裁判所にオ・ヨンジュという女性が現れたこと

オ・ヨンジュは 以前ペントハウスで死んでいたはずの女性でなはいかと

秘書は言い,カン・チョルの友達であるドユンが彼女を連れて行ったと告げます。

「カン・チョルは消え、オ・ヨンジュはよみがえった…

 …ということは タブレットはカン・チョルが持っていると言うことか?

ぞっとするハン・チョロ。(しかえしが 怖いよね)




カフェで チョルを待つ ヨンジュ。

どれくらい待ったのでしょう。

窓越しに黒い車が止まるのが見えました。

運転しているのは チョルでした。

運転席の窓を開け 右手をひらひらさせて 笑いながらおいでおいでを

しています。



もう 心配させて…という顔をして 急いでカフェを出るヨンジュ。

「今 スリラー物の女主人公 似合っているね。」

「どうして遅かったんです?捕まったかと思ったわ。」

「会う人がいて…」

「なぜ突然逃亡したの?本当にどうしてこんな風に続けて罪を犯したら

 どうやってハッピーエンドにするって言うの?前科がいくらなの 今?」

「僕たちが考えたハッピーエンドは 僕が警察に捕まったことですでに失敗です。

 ハン・チョロを法で報復するストーリーはこれで用途破棄です。」

「それならどうするの?」

「また 考えなきゃね。どんなハッピーエンドにするか。」

はあ~とため息をついて この状況に合わないにこやかなチョルに

焦燥感を深めるヨンジュ。

すると 突然チョルが

「ちょっと…」

と言ってヨンジュの顔を片手ではさんで 自分の方に向かせます。

ヨンジュが仏頂面になります。(おお 月9「好きな人がいるということ」の

冒頭で桐谷みれいちゃんがされた キスシーンと同じはさみかたです。)

「久しぶりなんだから 顔をよく見せて。お?僕が思ってたのと違うな。」

「はい?(ちょっと不機嫌)」

「とても長い間見られなかったから 僕がど忘れしたのかなあ。

 監獄で想像してた時 オ・ヨンジュは絶世の美女だったのに…

 今はちょっと違うなあ。ただのちょっとした美人だね。」


「代表…ちょっと歳をとりましたね。1年経ったから 歳をとりましたね。」

ショックを受けるチョルですが 負けじと

「じゃあ 一回言ってみてよ。オッパって。」

「オッパですか?」

「僕が一つ年上になったんだから,呼んでみてよ。 オッパ?」

「あきれた…」

「『あきれた』? ああ…妹のくせに…」

思わず笑うヨンジュ。



「いいえ 何があったのかしら?」

「何が?」


「(思いついて)あっ,そうだ。拳銃やら手錠の(鍵やら)…お父さんが

 描いたんですか?」

「そうだよ。この車も,この服も…」

「何を考えて描いたのかしら…急にあなたを逃がしたくなったのはどうしてかしら…」

「僕たち これからお父さんに会いに行きましょう。」

「え?」

「あの方もここにいらっしゃってるんですよ。もう1年も前に。」

息をのむヨンジュ。


回想シーン

裁判所から逃走している車の中。

運転しているのは チョル自身。服も着替えています。

速度メーターのところに現れるメモ。住所が書かれてありました。

その住所の場所へ行くと オ・ソンムの家とそっくりの家。

家の中には オ・ソンムが自らを拘束して チョルを待っていました。



驚くチョルです。1年前から漫画の中にいたようです。ヨンジュが

生き返ったことも知らずに…漫画の中に入ったことにより 真犯人の

記憶がより鮮明に思い出され ときおり 真犯人のキャラクターが

憑依したかのように出現し 彼を悩ましてきました。

そのせいで 早々に殺人未遂で逮捕され 警察で警官の拳銃を奪おうとしたので

警察病院の精神病棟に入れられたそうです。

そこでも 精神が ソンムと真犯人を行ったり来たり

ヨンジュを助けてください。とつぶやいたかと思うと

生きてますよと慰める看護師に 急に生きてるのか!俺が撃ったのに

生きてるのか!とつかみかかり 殺してやるヨンジュを殺してやる!と

叫んだようです。そして,しばらくすると ソンムの魂が 娘ヨンジュの生死を

気にかけ ヨンジュ ヨンジュと呼び続けるのでした。


 
再び車の中のヨンジュとチョル。

「真犯人は死んで 体はなくなったけど,真犯人の記憶は 彼の中に残ったんです。

 そして それはここに来たことでさらに悪化したんです。両方の記憶を持って

 いるので耐えられなくなったんです。状態はよくありません。」

驚くヨンジュ。

「見たらとても驚くと思って 前もって言うんです。」

そして さらに驚くことを言いました。

今朝 看護師を殺して 逃げ出してきたと。

1年前 漫画の世界へ引き込まれる前 ちょうどスボンがスーパーの倉庫へ

チョルを探しに行こうとしていた時に タブレットがコピーであることが不安で

もしやと思い もう一台タブレットを作り 漫画の世界へ隠していました。

病院から逃げた後 自分の家そっくりに描いて作った家に向かい

書斎に隠してあったタブレットを取り出し チョルを逃がしたのでした。

**************************************

第16話 音声付きで 見直しました。

もう 涙涙涙~~~~ああ~ん

涙なしでは 語れません。

詳しくは 第16話の時に。



 




 

 



 















Wー2つの世界ー 第15話(1)

2016-09-14 00:52:34 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第15話(1)

頭を負傷したハン・チョロですが 部下から自分が少しの間消えていたことを

聞き驚きます。それと同時に カン・チョルもまた 部下の目の前で煙のように

消えたと聞き 驚愕します。


現実世界へ戻ってきたカン・チョルでしたが

救急車ではなくタクシーを呼んでと要求した後

スーパーの店員が上司に報告している間に

再び 漫画の世界へ。場所の移動はないわけで

結局 拷問を受けた建物の外に座っているという状況。

その状況で 急いで戻ってきたハン・チョロ一行に見付かります。

「タクシー 来ましたか?」

怪我のため ともすると意識が朦朧とするので ハン・チョロの車の音を

タクシーと間違えたようです。

現れた文字 『最終回』 を見て驚くチョル。



そして タクシーと思ったのが ハン・チョロの車と気付き

再び漫画の世界へ引きずり込まれた事実に驚きます。



現実の世界

自宅のインターネットで漫画の最新号を確認しているソンム。

アップされた最新号で ヨンジュが復活したのを確認。

慌てて 表通りまで飛び出します。そして,タクシーをとめ

「ミラクルホテルへ」と言って乗り込もうとしたとき

一瞬でタクシーが消えてしまいます。

驚くソンム。そして ここにも 現れる『最終話』の文字。



なんと 3人とも 同時に 漫画の世界へ引き込まれてしまいました!!


漫画の世界

ホテルの前で 『最終話』の文字を目撃したヨンジュは フロントで

日づけを確認します。引き込まれなれているせいか この確認が大事なこと

よく分かっています。そして 今が 1年後の8月15日と言うことを知り

さすがに驚きを隠せません。今までで最長のスキップですね。

途方に暮れてロビーに座っていると エレベーターからユン・ソヒが

降りてくるのを見つけます。思い切って声を掛けるヨンジュ。

ヨンジュがカン・チョルの逃亡の時に車に乗っていた女性だと気付いたソヒ。

カン代表の事務所に 連絡したこと ヨンジュを探していたから助けになるだろうと言います。

そして 自分はもうそこでは働いていないとも…。

「カン代表は 今どうされていますか?」

「ご存じないのですか?」

「私 1年間 韓国にいなかったので…」とごまかすヨンジュ。

(まあ あながちうそではありません。)

「昨年の9月警察に逮捕されました。」


実は 『最終話』の文字が現れた後 再びハン・チョロにとらわれ

瀕死の重傷のため 意識を失ってしまいました。放っておけば死ぬ状況で

ハン・チョロは公の場に放置してくることで さらにカン・チョルの立場を

悪くできることを思いつきます。チョルは 病院の前で車から落とされたのでした。

その後 逮捕され 殺人罪で起訴されたようです。正確には殺人罪 逃亡罪

虚偽罪 公文書偽造罪など多くの罪状で起訴されています。


翌日 ヨンジュは ソウル高等裁判所に駆けつけました。

チョルの判決が出ると聞いたからです。

ホテルで 

ユン・ソヒは 会いたければ明日そこに行ったらいい。とヨンジュに言いました。

ソヒは行かないのかと尋ねると 明日 アメリカにたつからと答えました。

(ある意味 キャラの設定から解放されたのですね。)

それと 最初の判決では「死刑」の決定が下っていること 明日の裁判は控訴審で

あることも教えてもらいます。


法廷に入ると ちょうど 裁判官による判決が述べられているところでした。

呆然と 傍聴席の間を進む ヨンジュに気付き ドユンが とめます。

「オ・ヨンジュさん」

判決を聞いていた チョルがびくんとします。

そして 振り返ります。見つめ合う二人。

会話はありませんが 表情からは どちらも 良かったとか 嬉しいとかの

気持ちが伺えます。



もし 言葉を付けるなら…


「生きてたんだね。良かった。…元気そうで。」


「あなたも 無事だったのね。どこも痛いところはない? 会いたかった。」




「いったいこれは?どうしてこんなことに?」



「平気さ きみさえ無事なら」


判決は 控訴棄却でした。ということは「死刑」確定ということ?

まだ 最高裁に上訴する方法が残っているのかな?

判決を言われている間 ヨンジュの登場で チョルは結果なんてどうでもよくなり

ヨンジュに会えた嬉しさ 彼女が生き返っていたことを確認できた喜びの方が

勝ってしまい 死刑囚らしくなく 笑みが漏れるのでした。


閉廷し チョルに駆け寄るヨンジュ。裁判所の職員に制止されます。

「ちょっと待ってください。」

チョルが言うと さっとひく職員。

(ありえない~~~。被告のいうことをそんなにあっさり認めないでしょう?)

またまた見つめ合う二人。

なんと声を掛けていいのか分からないヨンジュと

ずっと顔を見ていたいチョル。

「どうしてこんなに 長くかかったの?」

「すぐに来たんだけど 1年も過ぎていたの,どういうわけか…」

「すぐ来たの?」

「目が覚めて すぐに来たのに…」

「何だ…僕一人 一年間心配してたのか。…なんで君が来ないんだろう。

 ドユンは 君が目を覚ましたのを見たと言ったのに…って。

 もしかしたら 心変わりして 他の男と会ってるんじゃないかと…

 すごく心配したけど…良かった。漫画を読んで来ないことに

 決めたんじゃないだろうかとか…僕が死刑判決を受けたから…

 君は億万長者と結婚したけど 文無しになってしまったし…

 それに殺人容疑者だし…ふう…君の心情を理解しようとしてたんだ。」

「こんなときに 私をからかうなんて…」



今度は刑務官(?)が

「行きましょう」

と声を掛けます。しかしチョルは

「待ってください。1年ぶりに妻に会ったんです。」

と答えます。刑務官はあっさり引き下がります。

「どうして (現実世界へ)でなかったの?出れば良かったんじゃない?」

「出ることができなくて。」

『タシ トラガンダ…(また 戻ります。)』

この1年間何度も呪文のように繰り返したけど 戻れなかったようです。

「どうして急に?」

「最終回だからだと思うんだ。」

刑務官がもう行きます。と言って有無をいわさない感じでチョルの腕を取って

法廷から連れ出そうとします。数歩歩いて再びヨンジュを振り返ります。

「知ってる? 今がWの最終回なんだ。」

チョルは法廷から出て行きました。

ドユンが近づき ヨンジュに声を掛けます。

「一緒に行きましょう。裁判は終わりました。

 つらくても 次の公判のために準備しましょう。」

**********************************

もう 死刑判決は出るし 漫画の最終回だし

チョルは自由に戻れないし いろんな意味で 縛られまくりの

15話です。まだまだ 縛りがきつくなりますよ。

つづきをお楽しみに~~~

明日は いよいよ 最終回16話の放送です。

どきどき わくわく。 どうかハッピーエンドでお願いします!!! 














Wー2つの世界ー 第14話(3)

2016-09-12 22:39:22 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第14話(3)

現実の世界で 漫画を通して チョルのメッセージを受け取ったスボン。

『泣かずに 待っててください。僕がいつSOSを送るか分かりませんから。』

別れ際に言ったチョルの言葉を思い出します。

慌てて病室のソンムの元へ。



漫画の世界

ちょうど ハン・チョロが 病院の入り口に着いたところです。

持ちますと言う警護の人を断って タブレットを自分で運ぶハン・チョロ。



現実の世界

ソンムの病室へ戻って 漫画が更新されたことを告げるスボン。

チョルが死ぬかもしれないと言いつつ 漫画のラストシーンのメッセージを見せます。

送ってくる物ってタブレットのことでしょうか?(でもどうやって?)と

不安そうにつぶやきます。



漫画の世界

警護の人に8階の810号室へ行くと言うハン・チョロ。

ここで病室がなぜ分かっているのか 回想シーン。

チョルとの会話を 思い出しているハン・チョロ。

ハン・チョロが 推理したストーリーをチョルに聞かせます。

「ハン・サンフンによって撃たれた女は 奴と一緒に姿を消した女

 オ・ヨンジュ。 お前の妻だな。お前がハン・サンフンを殺した理由だ。

 脳死したお前の妻は お前のペントハウスにいたが しばらく前に死んだ。」

「そうだ 死んだんだ。」

血だらけで答えるチョル。

「で?」

「そいつで 助けることができる。お前も見ただろ。それで何ができるか。

 だから 持って行こうとしたんだ。」

「もう一度 生き返る?エンターを押すと 死んだ者が生き返ると?」

「(力なく笑うチョル)そうさ。」

「描くのか?」

「タブレットの所有者が 描けばね。病院へ持っていこうとする理由だ。

 持ち主は 今 入院中だ。」

「(あきれたように笑い)おまえ ふざけてるのか。」

瀕死のチョルを揺さぶり

「漫画みたいなことをぬかしおって!絵に描いて 人が生き返るか?」

(チョルは チェシャキャットのように 歯をに~いっとして笑い)

(けっこうぞくっとしますよ。こんな表情もできるんだ~ホラ~もいけるね。)

「お前も漫画のようなこと みたじゃないか。」



ハン・チョロは チョルのペントハウスへ部下をやって 本当かどうか

調べさせます。ペントハウスにはドユンがいて 部屋に入らさないように

阻止します。カン代表の許可を得たというハン・チョロの部下に

(死んだ)カン代表の名を語るのかと言い返し追い返そうとします。

部下は ハン・チョロに電話します。そして 

「カン・チョル氏と通話してください。」

と電話をドユンに渡します。電話に出るドユン。

「兄さん 見せてやって…(弱々しい声)」

「気が狂ったのか?」

「見せてやって…」



奥の部屋に案内される部下たち。そこには脳死状態で横たわるヨンジュ。

部下からの報告で ハン・チョロは,チョルが言ったとおり 

ヨンジュが撃たれて しばらく前に死んだことを確認します。

「この不思議なことを私はどう考えればいいんだ?」

「お前は 確かめることができる。」

「どうやって?」



「絵に描いて もし 妻が生き返れば それが 十分な証拠だろ。

(タブレットの持ち主は)ソンジン病院 医療病棟 810号室

 名前は オ・ソンムだ。」

というわけで ソンジン病院のエレベーターに乗り 8階へ向かっているのです。


その頃 倉庫で チョルは 見えない画面に向かって言いました。

「パク・スボンさん 物を送ります。頼みましたよ。」

そして 現れる『つづく』の文字。消えるチョル。

(ということは この時点でも チョルは 現実世界の人物として

 認識されていると言うことですね。半分が…かな?)

チョルはスーパーの倉庫に 戻りました。


漫画の世界 

810号室へ来たハン・チョロ。

名札はオ・ソンムではありません。入って看護師に聞きますが

やはり違うようです。看護師を先に部屋から出し,だまされたのか?と

考えたその時


現実の世界

倉庫でまだ縛られたままのチョルですが 必死に意識を集中しています。

『第3の仮説 僕が現実世界にいるときは 僕の認識で漫画の中の人物を

 召還することができます』

「今 僕は ハン・チョルを現実世界に召還します」

意識をさらに集中させるチョル。




だまされたと思い

「…くそぉ」と出口に向きを変えた瞬間 ハン・チョロは現実世界に。

背後には 携帯を覗き込み あれこれ言うスボンとソンム。

「なんだ これは?」

とつぶやいて振り向くハン・チョロ。

声の方に振り返るスボンとソンム。



     ご対面~~~~~~~


ソンムの顔を見て ハン・サンフンと誤解するハン・チョロ。

そのすきをついて タブレットにタックルするスボン。

取り返そうと スボンの首を締めるハン・チョロ。

ソンムが慌てて点滴スタンドでハン・チョロをなぐります。

倒れ気を失うハン・チョロ。

ソンムは スボンの手からタブレットを受け取ると慌てて電源を接続。

その間に ハン・チョロは再び漫画の世界へ。チョルが戻したのでしょう。

気を取り直してタッチペンを握ると 自分の手が消えかかります。

(どういうことでしょう?漫画のキャラクターとして認識され

 存在意義がなくなっているということ??)


チョルは スーパーの店員によって 発見されます。

店員達が呼びかけますが,死んだように動きません。


同じ頃 漫画の世界

ソンムが絵を描いたことにより

ヨンジュの 心臓がまた動き始めました。

目を覚ますヨンジュ。



そこに ドユンが 誰かと電話で話ながら,入ってきました。

カン・チョルが危険だと言っています。

ヨンジュが生き返っているのを見て驚き 看護師を呼びに

部屋から出て行きました。その直後『つづく』の文字が現れます。



(ということは ヨンジュもまた現実世界へ?)


現実の世界

スーパーの店員に スボンが話をいつ頃のことかと聞いています。

20分ほど前ですと店員が答えたときヨンジュから電話がかかります。

大喜びのスボン。



どこも怪我していなくて生きているというヨンジュ。

どうして生きられているのかとスボンに尋ね ソンムが絵を描いたからだと分かります。

父が戻ったことを喜ぶヨンジュ。しかし,電話がつながらなかったことに

また不審を抱きます。スボンは たぶんホテルでしょう。アップロードする漫画を

待ってたからと言います。漫画を見た後 そこへ行くんじゃないかと。

自分はチョルを探すためにここにいると。

「どこなの?」

と尋ねるヨンジュ。

「チョルが拷問されたところです。」

と答えるスボン。

迎えに来たけど いなかったと。


チョルは店員に担がれて 店の外の階段まで運ばれました。

救急車を呼ばずにタクシーを呼んでくれと頼みました。



ホテルへ行きたいからと…一刻も早くヨンジュに会いたいのですね。

しかし,またもや消えてしまったチョル。


自分のことよりチョルや父のことを心配するヨンジュに

「人の心配をしている場合じゃないでしょう!」

というスボンです。漫画で確認すると言って電話を切るヨンジュ。

ホテルのスタッフに頼んでインターネットを見せてもらいます。

命がけで 自分を助けようとしたチョルに 涙が止まりません。



ヨンジュは ホテルの前で チョルを待つことにしました。

彼はきっとここに向かっている。きっと来る…と信じて。

しかし なかなかやって来ません。ホテルの中へ戻ろうと

きびすを返した瞬間 雷が。突然の雨。驚いて振り返り降っている雨を見ます。



(あああ~ホテルの壁に 漫画の世界のホテルの名前が入った看板が出現してる!)

傘をさして近づいてきた女性を見て 驚くヨンジュ。それは ユン・ソヒでした。

またもや 漫画の世界に召還されてしまったヨンジュです。

そして 現れる『最終回』の文字。



**************************************


漫画の世界も 現実の世界も 最終回に向けて 脈絡を回収できるでしょうか?

韓国は今年は15日が秋夕(チュソク:お盆)です。前日14日から16日までが

祝日になるそうで 大型連休になるようです。ジョンソクくんの「V LIVE」の

映像でも サプライズの誕生日祝いをしてもらいながら 「みんなたくさん食べて

秋夕をよく過ごしてくださいね。」と言っていましたよ。



それでは 15話もお楽しみに~






















 




Wー2つの世界ー 第14話(2)

2016-09-11 17:23:28 | Wー2つの世界
Wー2つの世界ー 第14話(2)

スボンに 漫画の世界に戻ってくると告げるチョル。

「先生を頼みます。」

部屋から出て行くチョルについて病室から出て行くスボン。

ベッドの上で 目を開け 屋上でのチョルとの会話を思い出すソンム。

「オ・ヨンジュさんが 僕にとってどんな意味を持つのかよく分かりません。

 ヨンジュさんは 僕の唯一の家族です。

 先生に 作られた仮想の家族ではありません。

 彼女は本当に存在する家族なんです。

 でっちあげでなく本当の思い出もあります。

 運命じゃなく僕が自分で選択したものです。

 初めてのオリジナルの意志です。

 だから 僕はあきらめられません。ヨンジュさんは僕があなたと

 同じように人だという証拠です。僕も人間なんだと…。

 ですから 僕は必ず娘さんを 助けて幸せになります。

 このままでは 取り返しがつかないことになります。

 誰にも僕の邪魔はできません。必ず逆転して見せます。

 無条件ハッピーエンドで…。」



ソンムをおぶって 病室に帰る途中には

「ああ そうだ。先生の人生も 僕にとっては重要なんです。

 僕を作ったからじゃありません。僕の妻の父だから。

 先生は 僕のもう家族です。認めてくれないでしょうけど

 そうなんです。だから さっきのようなバカなことはしないでください。

 お分かりになりました?」




病院の入り口までチョルを送ってきたスボンです。

「兄さん 気を付けてくださいよ。」

悲愴な顔で送ります。そんなスボンに励ますようにチョルが言います。

「泣かずに 待っててください。僕がいつSOSを送るか分かりませんから。」

「僕にですか?何をですか?」

「まだ 分からないよ。」

そう言い残して 車に乗り込みます。


屋上での会話には もう少し続きがありました。

絵を描こうにもタブレットを破壊してしまったと言うソンムに

チョルは 必ず代替があるはずだと言います。

そうでなければ 破壊しろとは命じなかっただろう。

真犯人にとって重要なことだから…とチョルが言います。

ソンムの脳裏にかすかな記憶が戻ります。真犯人がタブレットを描けと

要求したシーン。

奴は コピーを描くよう要求したでしょう。でなかったら現実世界のタブレットを

破壊するわけがない。と繰り返しチョルが話します。

「覚えてないですか?」

「トランクに入ってる…」

チョルの話を聞くうちに詳細を思い出していくソンム。

警察が探した時 真犯人のタブレットはありませんでした。と言うチョル。

その時二人同時に気付きます。ハン・チョロが警察より先に現場に来たことを。


漫画の世界

ハン・チョロはタブレットを議員室へ持ち帰っていました。

秘書から使い方のレクチャーを受け どのようなものか試しています。


現実の世界

ソンムとチョルが屋上で話している続き

そのコピーは 元のものと同じように動くのか不安に思うソンム。

分からないが 見つけて確認しましょう。何が違うか…と答えるチョル。

…というわけで チョルは議員室に設定されている 現実の場所にやってきました。

そして 漫画の世界へ 召還!

漫画の世界の議員室に 召還されたチョルは 机の上にタブレットを見つけます。

ところが同じものではありませんでした。罠だと気付いたときには

ハン・チョロに殴られ 首もとに何かを注射されます。

意識が朦朧となり 床に倒れます。

「カン・チョル お前が探してるのはこれか?」

薄れゆく意識の中で ハン・チョロの声と もう一つのタブレットが見えます。


次に気がついたときには どこかの倉庫の中

手足を縛られ 椅子に座らされていました。

もう死んでいるはずのカン・チョルだから ここで死ぬことになっても

誰も何も言わないだろう…とハン・チョロが言います。殺すことになっても

犯罪にすらならないと。

そして 自慢そうに タブレットで注射器を出したり消したりして見せます。

秘書に説明してもらった後 自分であれこれ試してみている間に 気付いたようです。

(ドラえもんのポケットの道具のように 出したり消したり 楽しそうだな~)

あらゆる薬物も取り出せると言います。ナトリウムの入った注射器をちらつかせ

脅かした後で いったいどういう仕組みなのか ハン・サンフンはどうやって

手に入れたのか どうして自分が持っていることが分かったのか 

誰が元々持っていたのか 真犯人に撃たれた後に消えた女は誰か。

どうやって簡単に部屋に来たのか…などと聞き 答えろと言います。

簡単に答えそうにないので 「始めようか」と言って拷問し始めます。

むごいです。チョルが血だらけになっていきます。流れる血で服が染まります。

息も絶え絶えになり 口から血を吐きます。(オットッケ~チョラ~)



そこに電話がかかってきました。ハン・チョロは出かけなければならないようです。

チョルがつぶやきます。

「病院…」

「何だ?」

「病院に持っていかなければならない…」


現実の世界

スボンが携帯を持って 廊下でうろうろしています。

連絡を待っているようです。その時 漫画のアップ音。

スボンは急いでチェックします。

カン・チョルが拷問を受け瀕死の状態なのに驚きます。


漫画の世界

お前の話 信用できるのかと 疑うハン・チョロです。

「本当だ」と答えるチョル。

もう一度蹴り倒してから 外出します。タブレットを持って。

死んでも関係ないから 水一杯もやってはいけないと手下に言い出かけます。

車で移動しながらどこかに寄ることを電話で伝えています。

一方 チョルは しばらくしてから 手下に聞きます。

「今何時だ?」

「午前2時半だ」

「現実では 30分くらいたったかな?」と独り言をつぶやきます。

「到着した頃だろうな。」

「何だ?」

「パク・スボンさん 物を送ります。頼みましたよ。」とはっきりとした声で言います。

チョルがスボンにメッセージを送ったのでした。



「何言ってるんだ?」

手下が不審がると同時に 『つづく』の文字か浮かび上がりました。












 

Wー2つの世界ー 第14話(1)

2016-09-10 21:52:44 | Wー2つの世界
9月10日にジョンソクくんのファンミーティングが

ありました。大盛況のファンミだったようですが 最後は 14日の

誕生日を前に ファンのみんなで バースデイソングを大合唱。

照れるジョンソクくん(キウォヨ~)

会場を離れるときも 車の窓を開けて 帽子を取って御挨拶。

おや 着ているシャツが…例の『少年少女』の服ですよ。

あれは 私服だったのでしょうか?(それとも気に入ったから購入?)




************************************


Wー2つの世界ー 第14話(1)

漫画の世界

ハン・チョロは 真犯人の隠れ家として提供した倉庫の前まで来ると

衝突した2台の車と 真犯人ハン・サンフンの遺体を確認しました。

指紋が残らないように手袋をし 自分が走り書きした住所のメモを回収。

続いて ハン・サンフンの遺体から携帯も回収。

次に,車のトランクを開け何かを発見しました。

生き残った手下からことの顛末を聞きました。



現実の世界

真犯人が死んだことで ソンムの顔が戻りました。

はっと正気に戻るソンム。操られて自らタブレットを破壊したことに気付きます。

スボンを探しますが 家には誰もいません。

ヨンジュに電話しようとして 頭の中に真犯人の記憶がよみがえります。

(取られた顔が戻ったことで,真犯人がしたこと見たことがまるで

 自分がしたかのような錯覚に陥るのです。)

自分がヨンジュを撃ったと錯覚するソンムでした。

家の前にずっとまっていたスボンと,  車で 倉庫のあった場所へ向かいます。

倉庫の責任者から救急車で運ばれたと聞いて 今度は病院へ向かいます。

「ちがう…だめだ…だめだ…」と繰り返しつぶやくソンムでした。

病院に到着し 看護師にヨンジュの消息を聞きます。

すると 看護師は言いにくそうに

「…それが…」



ソンム達が到着するより前のこと

ICUの前にたたずむチョル。

スボンからの電話に出るのをためらうチョル。

携帯を持つ手が また消えかかります。

(真犯人に復讐?したのに なぜ消えるのかな?)

そのときICUから出てきた医師が声を掛けてきます。

「あの女性の ご主人ですか?」

「はい」

「手術はうまくいきました。しかし,手術前に出血がひどくて心停止を起こしました。

 CPR(心肺蘇生)のため30分かかりました。まだ,意識が戻りません。

 自発呼吸もなく瞳孔も開いています。他の刺激にも反応がありません。」

「…それで?」

「回復の見込みはないと思われます。」

「…危篤ということですか?」




看護師から説明されているスボンとソンム

「脳死ですって?」

「いえ まだ確定ではないんですけど…」

(日本ではこんなシーンはないよね。まず,患者の状態を看護師が説明するって

 ことはありえませんね。まあ,ドラマだからでしょう。)

ソンムはもう立っていられません。

「ヨンジュはどこにいるんですか?」

「…はあ…それが…」


ヨンジュの傍らに座るチョル。

ヨンジュの手を握りますが その左手はまたもや消えかかります。



ICUの外に警官がやって来ました。

「意識は戻りませんか?」

看護師が肯定すると 残念だといい 夫の所在を聞きます。

ヨンジュが銃で撃たれていたので 事情を聞く必要があると 

(聞かれても答えようがありませんね。)

「中です。」

と言って看護師がICUの中に案内すると ヨンジュもチョルも消えていました。

「急にいなくなってしまったんです。数分のうちに…ご主人も一緒に

まだ見つけられなくて…」



ソンムの家に戻ってきたスボンの元に ヨンジュ母から電話がかかってきます。

まだ家に戻らないので心配になったみたいです。

「病院から呼び出されて行きました。」

とごまかします。ソンムはいたたまれず睡眠薬をお酒で流し込みます。

ベッドに横になりますが 少しも眠れません。

そこに呼び鈴の音がしました。ヨンジュかと思って門まで出たスボンが見つけたのは

カン・チョルでした。

(スボンは「カンヒョン」と呼んでいますね。いつから ヒョンになったの?)

門を開け招き入れます。

家の中にはいると 書斎からふらつく足で出てきたソンムを見つけます。

「お戻りになったのですね。」

「…ヨンジュは?」

「あっちの世界へ連れて行きました。」

「なぜだ?」

「医者達は 彼女は目を覚まさないだろうと言いました。

 ここでうまくいかなかったら もう戻すことはできません。

 病院で3日過ごしました。そこでもやはり目を覚まさないだろうと言われたので

 ホテルの部屋に移しました。銃創について説明できなかったので…

 そこでまた1週間過ごして 1度だけ目を開けました。」

目を開けるヨンジュ。

「ヨンジュさん 僕が見える?」

呼びかけに答えるように 目を開き見つめ 再び目を閉じました。



「それで?」

ソンムが続きを尋ねます。

何も言わず黙っているチョル。

「それで?…今は?」

再び聞きます。

瞳に涙を溜めて 絞り出すように言いました。

「…亡くなりました。」



ショックでソンムは座り込んで意識朦朧となります。



病院に ソンムは入院したようです。

パク教授とカン・スクボムが会話しています。

やはり 薬とアルコールを一緒に摂取したことと強いストレスが

かかったことが原因のようですが,パク教授は 自分がアンチファンになって

強烈なコメントを掲示板に残したからかもと 反省しています。


ソンムの病室 スボンが付き添っています。

チョルからの電話で外へ出ようとすると,入れ替わりにパク教授が入っていました。

パク教授は ソンムに お酒をやめてくださいと言ったじゃありませんかと言い

オ・ヨンジュはどこに行ったのかな?ここにいないと…と独り言のように言ってから

気になっているので一つ聞きたいんですが…

(漫画の)オ・ヨンジュはどうして急に死んだの?

(パク教授 禁句だよ~それ~ しかし このドラマの良いアクセントだわ。

 この方。脈絡のない中で唯一最後まで ぶれないお方。)

パク教授の言葉に ソンムの脳裏には真犯人の最後のシーンが

浮かびます。ヨンジュの背中を打ち抜いたシーン。

まさに 自分がしたことかのように…いたたまれなくなり,点滴の管を外すと

裸足で飛び出し 非常階段へ。その姿を 面会に来たチョルが見つけて追いかけます。

屋上に上がると ためらわずに 手すりに足をかけ乗り越えようとします。

自殺を図るつもりです。すんでの所でチョルが追いつき 手すりから引きずり

下ろしました。

「どうして!」

「私がやったんだ。私が撃ったんだ。私がヨンジュを撃ったんだ。」

「先生じゃありません。(直訳すると『作家様』だけど 日本語なら先生ですね)」

「いや…私が撃ったんだ。全部覚えてる…私が自分の娘を撃ったんだ…」

「いいえ。それはあなたじゃありません。」

「私は 生きていけない。これ以上生きることはできない。」

泣きうめくソンム。あんなに傲慢だった態度が消え去り 苦悩する父の姿に

胸が詰まります。



「しっかりして 僕の話を聞いてください。

 僕があなたを捜したのを知っていますか。先生には

 やらなきゃならないことがあります。自分を責めないで。

 あなたの娘を撃ったのは あなたじゃない。真犯人です。

 彼女を救うことができる人はあなたしかいないんです。

 だから 気をしっかり持って 自分を見失っちゃいけません。

 あなたは 娘を助けなきゃ。」

「どうやって 助ける…?死んだのに…」

「死にました。けど…助けることができます。

 ヨンジュさんは私と結婚したので 半分漫画のキャラクターになりました。

 私のように…だから,漫画の中で怪我をすると出血します。

 だから,撃たれて死んだんです。けれども 彼女が漫画のキャラクターに

 なったのなら 絵に描くことで助けることができます。

 私が 死んだのに 生き返ったように…お分かりになりますか?

 先生の絵で 彼女を助けることができるっていうことです。

 そして,僕が,彼女が死ぬ前に漫画の世界へ連れて行った理由です。

 まだ 終わりじゃありません。僕は絶対にあきらめることができません。

 必ず生き返らせます。」

タブレットが壊れてしまったのに…どうやって描くというんだと言うソンム。

「あります。…ないわけないんです。あるはずです…どこかに。」

確信があると言うチョルです。


病院の廊下で ソンムを探すパク教授とスボン。

(のんきだね~)

ソンムが急に飛び出した顛末を聞いて 頭をかかえるスボン。

「何で聞くんですか~~~何で~~~」

スボンがパク教授にかみついている後ろから チョルに背負われたソンム登場。




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ヨンジュが助かる方法があったのですね。

続きをお楽しみに~『つづく』ですよ。^0^