悪妻愚母&鬼嫁

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「宿命」 東野圭吾

2006-10-13 21:53:43 | 本 コミック
 「白夜行」は暗いし、これはあかん、こんなことありえないと思う。救いもない世界。なのに、かなり惹きつけられた。東山圭吾に興味を持つ。

 次に「殺人の門」。誰かが東山圭吾はこれでしょうといっていたので。私達の世代なら誰でも知っている豊田商事事件やマルチ商法に、図らずも騙す側からかかわった主人公。その道に引き込んだ友人に抱く殺意。人生の折々に現れ、彼の人生を左右するその友人。殺人の門をくぐるのかどうか。つまらなくはないが、東山圭吾ってこれなの?と思う。

 もう一つ読んでみようと、「宿命」。これはただの推理小説?と思いながら読み進む。主人公勇作の幼いときの光景、同世代の少年との出会い。入院患者サナエの死などが、後々どのような宿命となって現れるのか。いま起こっている殺人事件の原因はすべて過去に起因しているのかなどを考えながらどっぷり。

 最後にまんまとやられました! そういえば帯に、「ラストを先に読まないでください! タイトルにこめられた真の意味。それは最後の10ページまでわからないのです、、。」とあったんだ。前に読んだ二作のような後味の悪い結末ではなくて良かった。

 でもまだ、東野圭吾がわからない。もう少しを知りたいと思う。賞をとった作品から入るべきだったのかしら?

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2 コメント

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う~ん (ひろ)
2006-10-13 22:48:37
お奨めは、手紙です。これは兄が殺人犯となり(色々訳ありです)残された、弟(主人公)は差別を受けながら生活していきます。加害者の家族、被害者の家族、そして当事者に付いて書かれてます。タイトルの手紙がやはりキーワードです。とにかく感動します。



変わった所で、片想いでしょうか?こちらはジェンダーフリをテイマに性別を越えた友情が書かれてます!

さまよえる刄、こちらは少年犯罪のはなしです。被害者の残された家族に付いて綴られていておりだれが少年を裁くのか?法律それとも…てな内容です
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ありがとうございます (yumikong)
2006-10-14 07:44:37
 そうそう、手紙。作品一覧をみていて、興味を持ちました。こんなアドバイスが欲しかったので、嬉しいです。早速読んでみます。
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