悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

サプリ 最終回 ~伝えたい言葉~

2006-09-18 22:23:27 | テレビドラマ
 藤井ミナミ(伊東美咲)の前から石田勇也(亀梨和也)が姿を消してしまった。クリエイティブ採用試験に落ちたからなのか? ミナミは動揺してしまう。今岡響太郎(佐藤浩市)のもとには勇也の辞表が届いていた。勇也は実家にも帰った様子がなく、行方不明状態。

 数日が経過するが勇也の行方は依然としてわからない。バイトとはいえ、頼りにしていた勇也がいなくなり、今岡チームのメンバーはいつもの調子がでない。ミナミは自身の動揺を隠して、腕時計のCM案を作り直して今岡たちに提示する。しかし、メンバーの反応が今ひとつ良くないことにミナミ自身も気付いた。案の定、今岡はミナミに再考を求める。

 北京事業局への異動が正式に発表される荻原智(瑛太)だが心が晴れない。実は、荻原だけは、勇也がアルバイトを辞めた理由を知っていたのだ。その心中を田中ミズホ(りょう)に打ち明けると、ミナミに伝えるつもりなのかと問われる。否定する荻原だが…。

 ある日、勇也がマンションに忘れたサーフボードを取りに行くと紺野なつき(志田未来)に見つかってしまう。なつきからミナミとだけは最後にもう一度話すべきだと言われ、勇也は会社に向かう。ちょうど会社に着いた時、ミナミが出てきた。駆け寄ろうとした勇也だが、先に荻原がミナミに話しかけた。肩を並べて歩き去るミナミと荻原。勇也は、結局ミナミと話すことができず…。公式ホームページより

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yumikongポイント 5→5

 毎回、評価が乱高下してすみません。やっぱ、おもしろくないわぁ(笑)。少なくとも前半。前半特にダルかった。

 結論。渡辺さんのいうように、「藤井さんは石田勇也を選ばない」とはならなかった。見ている人はみんなそう思っていた通り、ミナミは勇也を選んだ。しかも、荻原に背中を押してもらって。今岡は最後の最後に娘なつきのピアノの発表会に駆けつけ、柚木との関係も修復。渡辺さんは松井とくっつく? 


「霞町物語」 浅田次郎 

2006-09-18 09:22:51 | 本 コミック
 題名に惹かれて手に取る。著者自身の青春時代を描いた短編の連作。かなりワルな高校生グループの恋愛、友情、家族、特に祖父との心温まる交流を描いている。

 今の麻布を霞町といっていた時代を知る人(世代?)は少ない。私はもろ、その霞町、西麻布交差点の坂上で育ち、著者の生まれ育った麻布十番、あるいは六本木を通って小中高大と学校へ通っていた。

 しかも著者と全くの同い年。同じ世代、同じ地域で青春を過ごしているのだから、この本の光景は手に取るように浮かんでくる。ただし、全くの接点はなし。チョー真面目な青春時代を送っていましたから。

 同じ時期、同じ年頃の人にこんな粋がった高校生がいたとはちょっと驚きでもある。ああ、話には聞いたことがあったかもな~。でも、なんか今の時代とは違うんだよね。ワルさが。ここに出てくるのは、ワルはワルでもポリシーと言うか秩序と言うか、人間臭さ、優しさがあるのよ。

 当時の霞町は普通の住宅街、六本木もぽつんと存在する昼は普通の街。テレビ局があったり、大使館がそこここにあったりはしていたが、本屋や文房具もあれば、八百屋も肉屋もあるごく普通の街。ただ、家族で夕食に出たときや、夜一人で遠いほうの本屋に行ったときなど、あまりに昼とは違う賑わいに、子供心にもびっくりした覚えがある。

 麻布十番から一の橋、あるいは六本木から墓地下、龍土町から青山一丁目に都電で抜けるとか、鳥居坂のけやき、青山墓地の桜、霞町のプラタナスなんて言われると鳥肌がたっちゃうくらい懐かしい。

 しかも第2話「夕暮れ隧道」の舞台は江ノ島、逗子。そしてアブズリ、葉山マリーナときたら、もう、、。小さいときは家族で、20過ぎたらアブズリ、江ノ島でヨットで真っ黒になっていたんだ。お化けトンネルもよく通ったよぉ。なつかし~!

 あ~、今はもう六本木ヒルズ。十番には地下鉄が通り、ものすごい人手に。西麻布交差点はとっくの昔から倍以上の広さになり、高速道路の真下に。ぺんぺん草が生えていた都電の面影なんてどこを探したってありゃしない。

 浅田次郎さんごめんなさい、小説の内容そっちのけで。
帰れば実家があるとはいえ、大阪に嫁いでしまっているので、余計に郷愁に浸ってしまったyumikongでした。