ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

他人の視線

2005年12月16日 | 
毎週金曜日は、私が講師を務める太極拳教室の稽古日です。
今日は本年の稽古最終日でした。

太極拳の稽古は、通常
1.挨拶(ニーハオ、とまずはご挨拶)
2.立禅(立ってする禅、つまり瞑想の時間です)
3.ソワイショウ(ウエストをひねる運動です。でんでん太鼓の原理)
4.八段錦(中国古来からの8つの形の養生法。まずは前半部分1~4をします)
5.簡化太極拳二十四式(10分間で、24の型を、流れるように続けて舞います)
6.休憩
7.部分稽古(二十四式の2つずつを稽古します)
8.簡化太極拳二十四式をもう一回。
9.八段錦(後半部分5~8をします)
10.ソワイショウ
11.立禅
12.挨拶(謝謝、再見と挨拶)
という流れです。
毎回これの繰り返し。同じ事を繰り返し。
でも、なかなか毎回同じようには舞えないし、もっと上手く、
もっと理に叶った動きを、と思うと奥が深いものがあります。

・・・ですが、教えている私達にとっては、何とか皆さんを飽きさせない
ようにと苦心惨憺。
ちょっとしたスパイスも必要かと・・・

っで、考えたのが、まず第一に「立ち位置を替える」こと。
いつも同じ位置でやっていると、隣の人のクセが移ったり、一方向ばかり
上手くなったりで、偏ります。
突然、「位置替え」を宣告すると、皆さんびっくりされますが、必要な
ことなんですよ。

第二に、二つの班に分けて、互いの演舞を見せ合うということを、
抜き打ちでしてみます。
これがなかなか集中度を増すんですよ。人の視線ってすごいもんですよー!
いつもより、ぐっとピシッとしますもん!
ですので、本日最終稽古にはこれを採用。ピシッと締めて、終わりにしました。

自分に集中するのが必要な太極拳ですが、
しっかり集中するために必要なのは、もしかして「他人の視線」かも!?

山を駆けるランナーの方も、そうなんじゃないのかなあ?
山を走ってて、人に会うと、急に速くなってみたり・・・
または、応援してくれる人の前では思わぬ力が出ちゃったり・・・
覚えありませんか~?
コメント
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