伊坂幸太郎さんのを次々買っちゃいまして。
16年も前の作品なんですね、この「重力ピエロ」。
内容は極めてシビア。
主人公の父親の違う兄弟。この二人がとても仲がいい。。
その根本にあるものこそ・・・
家族とは?血縁とは?性衝動とは?絆とは?愛とは?・・・
繊細で怖くて苦しくて・・・
そんな内容なのに登場人物の会話は実に軽妙。笑みさえ溢れる。
息子に「泉水」と「春」と名付ける親。
両方ともに「spring」と訳せる巧妙。
話の中にもうまいトリックや謎解きも含まれていてワクワクする。。。
でも、どんどん読み進むうちに「え?もしかして?!」ってなってくる。。。
それは矛盾であったり納得であったり、気持ちはどんどん揺さぶられ。
主人公の弟・春は、重力に逆らおうとするピエロそのもの。
顔で笑ってでも涙を流してるピエロ。
でも、こんなに明るい家庭も他にあるまい。
ビバ!最強家族!!
最後は「爽快」とは言えないけれど、「心はストンと落ちた」感覚。
苦しかったんだね、春!泉水!お父さん!そしてもちろんお母さんも!
伊坂幸太郎さんの作品を
「シュールな物語」「エレガントな前衛」と評される向きもあるらしい(解説より)
でも、もっと人間味のある、、地に足のついた、、、
そんな野太いものも感じる作品だったな。。
「ハリ天狗の日々奮戦」はこちら
16年も前の作品なんですね、この「重力ピエロ」。
内容は極めてシビア。
主人公の父親の違う兄弟。この二人がとても仲がいい。。
その根本にあるものこそ・・・
家族とは?血縁とは?性衝動とは?絆とは?愛とは?・・・
繊細で怖くて苦しくて・・・
そんな内容なのに登場人物の会話は実に軽妙。笑みさえ溢れる。
息子に「泉水」と「春」と名付ける親。
両方ともに「spring」と訳せる巧妙。
話の中にもうまいトリックや謎解きも含まれていてワクワクする。。。
でも、どんどん読み進むうちに「え?もしかして?!」ってなってくる。。。
それは矛盾であったり納得であったり、気持ちはどんどん揺さぶられ。
主人公の弟・春は、重力に逆らおうとするピエロそのもの。
顔で笑ってでも涙を流してるピエロ。
でも、こんなに明るい家庭も他にあるまい。
ビバ!最強家族!!
最後は「爽快」とは言えないけれど、「心はストンと落ちた」感覚。
苦しかったんだね、春!泉水!お父さん!そしてもちろんお母さんも!
伊坂幸太郎さんの作品を
「シュールな物語」「エレガントな前衛」と評される向きもあるらしい(解説より)
でも、もっと人間味のある、、地に足のついた、、、
そんな野太いものも感じる作品だったな。。
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