ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「俺たちの箱根駅伝」上・下 池井戸潤・著 聴き終わりました☆面白い!!

2024年05月24日 | 
待ってました!!池井戸潤さんの「箱根駅伝」!!
ハリ天が見つけてくれて早速オーディブル🎶

以前読んだ三浦しをんさんの「風が強く吹いている」のような
ある大学の弱小駅伝部が箱根駅伝で活躍する。。的な物語かと思いきや、
さすが池井戸さん!!!
箱根駅伝へのアプローチの仕方が、まさに池井戸流でした☆

以下ネタバレになるのでこれから読もうと思っておられる方は
スルーしてください。

昔の強豪校だった明誠学院大学。
今回の箱根駅伝予選会では無念の次点。
監督の茂呂谷(字が合ってるかは分かりません)は突然の引退、
次期監督に甲斐を指名。
甲斐は元箱根ランナーだが、今は有名企業のサラリーマン。
その甲斐は「学生連合チーム」の監督も引き受けることとなる。
本戦には落ちたが、学生連合チームに選ばれた
この明誠学院大学の主将・青葉隼人からの目線と。。。

箱根駅伝を中継する大日テレビのスポーツ局プロデューサー・徳重の
目線で。。。物語は進んでいく。

きっとそういう流れになるに違いない!
と思いつつも、どう展開させていくんだろうと、
もうワクワクしかない!!

案の定、泣かせてくれる場面あり、
感動で胸が熱くなる場面あり。。

ありがとう!池井戸さん!!!
っていう思いです。

さて、ドラマ化必至ですな。
キャステイングは・・・
甲斐に竹内涼真くん
先輩の水上に和田正人くん
・・・しか思いつかなかった(笑)
大学生の年頃で足の速そうな役者さんが思いつきません(笑)

映画化が楽しみだなぁ🎶


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「ツナグ 想い人の心得」辻村深月・著 読了しました♪

2024年03月13日 | 
「ツナグ」の続編。「想い人の心得」。

前作から7年の歳月を経た・・・という設定で、
主人公の歩美は高校生から社会人になっている。
そして「使者(ツナグ)」を引き継いだ祖母も亡くなっていて。

前作から作者自身の変化と経験もあるはずで・・・
とは解説の深木章子さんの言葉ですが、
前作から、さらに「死者と生者を繋ぐ」ということの意味や
道理や信念がさらに熟成したように思えました。

第四話で・・・
父の突然の死に際して、娘の奈緒は
きっと父に最後に尋ねたかったことがあるはず・・・
奈緒は死者の父に会いたいんじゃないか・・・
と、差し出がましく思う歩美に
奈緒が「きっと父はこう思っていたはず」とちゃんと理解して
さらに自分の意思を固くする・・・
つまり「父に聞いてみたい」を超えた瞬間には拍手を送りたい思いでした。

「心残りを晴らすために死者に会う」ということが
必ずしも解決や未来への希望には繋がらないのだと。。
「ツナグ」に「頼らない人」の話に感動し、
それがまた歩美の生き方のスイッチになったことが嬉しくもあったのでした。
(おやごころのような・・・(笑))

終わり方も未来が温かく見えてほっこり。
素敵な作品でした♪



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「ツナグ」辻村深月・著 読了しました♪

2024年03月06日 | 
13年も前の作品なんですね「ツナグ」。
松坂桃李の初主演で映画化されたというこの作品。


生者と死者を「一度だけ合わせてくれる」使者、それが「ツナグ」。

生きてる者が、亡くなったただ1人の人と会うことができる・・
会いたい相手の死者も望んでくれればの話だけど・・・
自分だったら誰と会いたいだろう、誰と心残りを話したいだろう・・

考えさせられたー!!

その例に挙げられている人たちの葛藤、会えたことによる結末を
読むにつれ、
「よかった」と思えるか、責めの気持ちを一生背負うことになるのか、
覚悟と満足を得ることができるものなのか・・・

心が温まったりドキリとさせられたり。

辻村深月という人が、若くしてこんな作品を書いてたという驚き!

人間関係と反省と望み。
本当に考えさせられる作品でした。

ところで・・松坂桃李と樹木希林、ピッタリだね☆


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「先祖探偵」新川帆立・著 読了しました☆

2024年01月12日 | 
ケビン奥お勧め本・第21弾☆
「先祖探偵」新川帆立・著

「元彼の遺言状」も面白かったけど、これもいいよ〜!
ってケビン奥から勧められました。

本当に〜!!!
なかなか「先祖を辿る」探偵っていう発想が面白い!
と思ったのと、
私自身、「ファミリーヒストリー」っていう番組が好きで、
自分の先祖も先祖も辿ってみたいもの。。と常々思っていたので
興味深く読み進みました。

そうしたら、最後の解説(辻堂ゆめさんとの対談のところ)で
新川さんご本人が「ファミリーヒストリー」がヒントになって・・
と言っておられるのを読んで嬉しくなったり(笑)

さて、内容も主人公の邑楽風子のミステリアスな部分を残しつつ
彼女の仕事としての「先祖を辿る」作業の鮮やかさ、
さらに全国各地に赴き、そこの方言の再現や、
(特に宮崎弁には懐かしさすら感じました(娘の住んでる所))
食レポのような巧みな解説に驚かされました。(若いのに。。と(笑))

展開も、仕事をしつつ段々に彼女の出自に近づき、
ついには父、母に辿り着く。そしてそれが
「戸籍」に絡み、涙を誘う展開に!!

とても楽しく読み進みました♪

なんでも続きの構想もあるとか。
次も楽しみなのでした!!



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「じい散歩」藤野千夜・著 読了しました!

2023年11月24日 | 
ケビン奥お勧め本第20弾☆
「じい散歩」藤野千夜・著

これは作者・藤野さんご自身?!と訝るや、
藤野さんは私と同世代の方でした(汗)

実にリアル!!
高齢の(今年89歳になるという)主人公・新平さんの日常。

駆け落ち同然で結ばれた奥様・英子さんと
立派に建設会社を立ち上げたり、
息子3人を育て上げたりした普通のお祖父様なのだが・・・

色々あった過去を交えながら、ユーモアのある文体、
実に男らしい「エロもの」に高齢ながら興味津々の
建物を見ながらの散歩が日課のお祖父様。

が・・・
息子3人は独身。
それも長男は50歳にもなるが引きこもり。
次男は自称「長女」のゲイちゃん。
三男は金食い虫の居候。
奥様は旦那の浮気を信じるそろそろ認知症な88歳・・・

現実は深刻な話題を、実に面白おかしく表現されていて、
暗くさせていないのがこの藤野さんの筆致らしさなのかな。。

自分の将来を考えた時に、
ちょっと身につまされちゃったけど(笑)。

解説の方が方が言っておられるように、
ちょっと行き詰まったことがあった時には
この新平さんのお散歩に付き合えばいいのかなって。
明るくやり過ごせていけたらいいなって。
ほっこり心温かくなった一冊でした。


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「新装版 BT’63」池井戸潤・著 聴き終えました〜♪

2023年10月28日 | 
ただ今絶賛気に入り中のオーディブルにて。

上下、聴き終えました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事の忙しさに心を病んで、入院。
妻とも別れることとなってしまった大間木琢磨が主人公。
BTとはボンネットトラックの略。

病も癒え、これからどうこの現実を生きていこうという琢磨。
そんな時、5年前に亡くなった厳格な父の遺品に手を触れると、
40年前、運送会社で働いていた父の見ている光景が
頭の中に現れるという現象に会う。

若き日の父が、思いもよらない経験をしていたと知り、
その真実を知るために、琢磨がその父の足跡を辿る。。。
というタイムトリップ的なお話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

構想も奇想天外。
父の体験したことを「父の体に乗り移る」のではなく、
その場面を見ているような感覚ってどんな感じなのかな・・

母と知り合う前の父。
その恋や会社で起こった事件の真相。
ワクワクが止まらず、一気に読みたいという願望にとらわれました。

かなーり残酷な場面もありましたが、
やはりこれは映像化されるんじゃないかしら?!

ハイ!お待たせハリマネプロデュースのキャスティング〜♪

大間木琢磨・史郎(父)・・・鈴木亮介
鏡子・・・蒼井優
相馬・・・寺島進
法子・・・関水渚
わけ・・・笠松将
鳴沢・・・江口洋介
猫虎・・・(体が大きく無表情の役者さん)
桜庭・・・仲野太賀(若い頃)平泉成(現代)
平、片岡、下田役(チンピラ)は、思いつきませんでした。

なかなか「チンピラ役」が思いつかなくて(汗)
でも、主要メンバーはこんな感じ・・・でどうでしょう?!


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「心眼」相場英雄・著 聴了しました!

2023年10月13日 | 
家事の合間に聴いていたオーディブル。
今回は「心眼」相場英雄・著

正統派・刑事モノでありました。

「見当たり捜査班」という部署があることを初めて知りまして。
街頭に立ち、顔を見続けて犯人を炙り出す。
新米刑事・片桐はなかなか犯人を見つけることができず。。
一方、ベテラン刑事・稲本は圧倒的な結果を残し。。

そんな片桐刑事が徐々に稲本刑事を倣っていくうちに成長していく様を
追っていきます。

そんな中、ハイテク操作を崇拝する捜査一課長の大林は、
稲本の元同僚でありながら、「見当たり捜査班」不要論を唱え、
片桐らはピンチに。

しかし「心眼」を心情にハイテク操作に頼るだけでない捜査により
成果をあげ、ピンチを脱する彼ら。

なかなか小気味よい展開になってました☆

新人刑事・片桐を赤楚衛二
ベテラン刑事・稲本を松重豊
同僚刑事を麻生久美子、新木優子

を思い浮かべながら聴きました。
これ、ドンピシャだと思うんだけどなぁ〜(笑)


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「ぎょらん」町田そのこ・著 読了しました♪

2023年10月13日 | 
目の調子も戻り、オーディブルに並行して本も読もうかな
という気持ちになってきまして。

本屋さんで手に取ったのがこれ
町田そのこさんの「ぎょらん」
帯に惹かれて購入。

7つの短編。
でもそれは全部繋がっています。

『ぎょらん』とは・・・
「人が死ぬ瞬間に強く願ったことが小さな珠となってこの世に残る」
「その珠をぷちんと噛み潰すと死者の願いがまざまざと蘇って共有できる」
その「珠」がまさにイクラに似ているので「ぎょらん」と。

そのぎょらんを口にして長い間苦しんだ主人公・朱鷺を巡った
色々な人の繋がり。

「人の死」を扱って涙を誘うのって反則な気がしないでもなかったけど、
御多分に洩れず、、、、泣けました。。。

都市伝説みたいな「ぎょらん」の話に魅せられて、
あわや信じそうになったり、まさかと思いながら、
そうよね、そう解釈しなければ生きていけないよね、って思ったり。

とにかくは一読をお勧めしたい一冊となりました。
町田そのこさん、ニクイね〜〜

P.S.解説の壇蜜さんが「フォントオタク」だったって初めて知って新鮮だった件(笑)





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話の肖像画「さだまさし」編 読み終えました〜♪

2023年08月02日 | 
産経新聞の「話の肖像画」というコーナー。
毎回インタビュー形式で30回ほど続いたコラムです。

今回は「さだまさし」さんが取り上げられていて
興味深く毎日読んでいました。

ハリ天にも読んでほしくて、毎日せっせと切り取っておきました。


「さだまさし」さんといえば、私たちの世代の、
いや、言ってしまえばハリ天と私の生活、日常を
彩ってくれていた、いや語ってくれていたと言っても
過言ではありません。

決して「熱烈なファン」という訳ではなかったのですが、
当時の楽曲を聴くと、「あの頃」が鮮やかに蘇るという。。

皆さんにもそんな歌、アーティストがおられることでしょう。
私たちにはまさに「さだまさし」さんがそれでありました。

さださんの生い立ち
(特に満州のスパイだったおじいさまのことや
そのおじいさまを自分のお店に匿ったことが縁だった
おばあさまのことにはびっくり!)
バイオリン少年だった頃からの出来事やグレープ時代のこと、
映画に注ぎ込んだ情熱と莫大な借金のこと
その後のライブにかける思いや震災に遭われた方への思いとか。。

満載なエピソードやさださんの思いが凝縮されたインタビュー
で、読み応えがありました。

読みたい方がおられましたらハリマネまで(笑)。


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「正体」染井為人・著 聴き終わりました〜♪

2023年08月02日 | 
オーディブルにて聴き終えました。
「正体」染井為人・著

未成年で一家惨殺事件を起こし、
さらに脱獄して行方不明の鏑木慶一・・・

聴き進むうち、
「長身で優しい物腰の住所不定の男性」が
この「脱獄囚・鏑木慶一」であることが悟られます。

とても「一家惨殺」した犯人とは。。。
とても「脱獄」した犯人だとは思えない。。。

警察に捕まりそうになるたびに逃げおおせ、
関わりを持った人からは
「あいつが犯人とは思えない」
という印象を強く持たれつつ
お話は進行していきます。

本当に鏑木慶一は犯人なの?!
犯人じゃないとも信じきれずに終盤へ。

最後は・・・

とても残念な結果に終わりますが、
関わった人たちの「彼が犯人では決してない」
という強い思いに彼は救済されます。

生きていてほしかったな。。。

さてキャストを考えなくっちゃ、、、と
ふと検索すると、、、

もうドラマ化されてた〜〜〜(汗)
亀梨くんが髪を金色に染めての熱演だった模様。
いいかもな〜♪

それにしてもふとしたことから「冤罪」って
起こり得るんだなと恐ろしくもある小説でした。


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