ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「変な家」雨穴・著 読了しました!

2022年04月23日 | 
「ネットで100万回読まれた不動産ミステリー」
ということで興味深く読み始めた作品でした。


夫のハリ天はオーディブルで「聴読」するというので
私は「視読」で(笑)。

最初のうちは、この家の間取りからこんな想像に至るとは?!
と、ビックリしつつ、それにしてもあまりにも「憶測」が過ぎるのではと
呆れてみたり。

そのうちに、ちょっと普通では考えられないような展開になっていき、
それこそあり得ないような「血族の歪んだ怨念」が織りなす世界に
導かれていくという(汗)

ちょっと後味がよろしくないかなー

家の間取りの妙からそこへ発展していくかなぁと、
恐ろしくもある、「ミステリー」というより「ホラー」でした。。
おお!こわ!!



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「マリアビートル」伊坂幸太郎・著 読了しました!

2022年04月22日 | 
ふくちゃんのお勧めから。
「マリアビートル」伊坂幸太郎・著。

登場人物がほとんど「殺し屋」って一体?!

って思ったけれど、引き込まれる〜♪
東北新幹線の下り<はやて>内での駆け引き劇。
丸々一話、新幹線内でのやりとり。

悪魔の顔を持つ悪魔の顔を持つ中学生<王子>。
その王子に息子をひどい目に遭わされ、王子を殺そうとしている<木村>。
裏社会の大親分<峰岸>の誘拐された息子を救い出し、そのために敵を皆殺しして身代金(黒いトランク)も奪って峰岸の下に運び中の<檸檬>と<蜜柑>。
<真莉亜>から(黒いトランク)を奪って次の駅で降りろとの指示を受けている<天道虫>。
そのほか<狼>、<スズメバチ>、<あさがお>、<木村の両親>
が絡んで、とんでもない相関図が描かれ、殺人が起こりまくり。。。。

多分、登場人物中、ただの一般人(善人)は<塾の先生>ただ一人。
でも、不思議と登場人物の「殺し屋」たちも魅力的っていう不思議。。。

そんなお話の中に、この世の中の不条理や道理や法則の解明があって
実に興味深い!!

こんなアクション、映像化されたら面白いなと調べてみたらなんとっ!!

ハリウッド映画がこの作品を元に作られていて、で、この夏公開となっ!!
「ブレッド・トレイン」
出演はブラッド・ピットとジョーイ・キングなど。。ですって!!
真田広之は福原かれんも出るらしい。。

どんなふうに描かれるんだろう?!
観たいような、恐ろしいような・・・

区分が「アクション・スリラー」なのよ〜(汗)



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「旅屋おかえり」原田マハ・著 読了しました!

2022年04月15日 | 
ケビン奥からのご紹介本・第14弾☆
「旅屋おかえり」原田マハ・著

「キネマの神様」を借りて、すっかり原田マハさんのファンになりまして、
「朝イチ」に登場の折に、この「旅屋おかえり」が映像化されると聞き、
まずはドラマの方を観ていました。

安藤サクラさんの「丘えり」がどハマりで、
彼女の良さが最大限に生かされてるなぁ〜♪
というイメージでしたので、
この本を読んだときにはもう安藤サクラさんが
お話の中で踊っていました(笑)。

「キネマの神様」の時にも思ったのですが、
映像化されて原作がずいぶん脚色されることに
原作者はどう思うのかなぁ〜ってことを、この作品でも。

「キネマの神様」は本当に名前を借りただけ的な変わりよう
でしたが、
この「旅屋おかえり」では大体の筋書きは同じでしたね。

だけど、「秋田・角館編」も「愛媛・内子編」も
原作の方が泣ける・・・かも。

映像化するということはやはり原作の良さは生かしつつ
色々端折らなければならないことがあったり、
登場人物を死なせたくない、、とかも考えて変えていくのかもな〜
と思ったり。

でも、原田さんがこの映像化を確か
「いいものになった」って喜んでおられたのだから
それも良しなんだろうな♪

どちらも心温まるのは同じですし。。

続編も読みたい、そして観たいものです☆


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「魔王」伊坂幸太郎・著 読了しました!

2022年04月04日 | 
友人のふくちゃんから勧められていた本です。
やっと手に入れて読んでみました。

伊坂幸太郎さんの古い作品ですが。。。

今読んだらなんだか空恐ろしくなるほどのインパクトで!!

というのも
この時勢を見越しての?!
こんな状況下に置かれた私たちの取るべき道は?!

の、ある意味、遠巻きな呼びかけというか、問いかけというか・・・

解説にあるように
『魔王』が投げかけているのは、大状況に対して個人は何ができるのか、、
という大風呂敷な問題だ。。というのが大正解かと。

主人公の安藤兄弟はいかにも対照的にも見えるが
二人の共通点として「大きな洪水に流されないだけ」の強さを持っている。

兄は「政治を直視して考え続ける」ことによって。
弟は「小さな平和を愛し続ける」ことによって。

「君はどちらの方法を取るのか。
孤独な戦いに耐えて洪水に流されずにいる自信があるのか」
と、問いかけている『魔王』に
この時勢に恐ろしくも対峙しなければならない自分を発見して慄いています。

むぅ〜〜!!考えさせられる〜〜!!!


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