前から読みたかった一冊☆
双子の兄弟がある時から身につけた奇跡的なトリップ!!
(ネタバレになるから言えない!)
解説で
「君の名は」的なネタを使って書こうとしたら
この映画が先に上映されていて、真似っこになっちゃう。。。
と、書けなくなっちゃったってエピソードが面白かった〜
なぜって、息子もそんなことを言ってたから(笑)
で、このネタになったそうで。
大体、この伊坂幸太郎さん、
とってもバイオレンスな場面や状況に置かれても
なんとなーくとぼけた味わいで、軽めのタッチで
表すところ、凄いなぁといつも思います。
「殺し屋シリーズ」でもいつも思ってた〜(笑)
その上、この解説の方の意見が奥深い!!
伊坂幸太郎の文章は
「作品にメッセージは込めない。
けれど、自分の考えが出てきてしまう。
そして勧善懲悪な美談に落とし込んだりしない」
と言ったところに彼の作品の妙があるとしていて。
まさにそうなんだと肯首した次第。
とにかく面白かった〜!!
伊坂幸太郎の作風が好きな息子に勧めました。