ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎・著 読了しました☆最後にやっと溜飲が下がった(笑)

2020年09月16日 | 
伊坂幸太郎さんの短編集は「アイネクライネ」やら「バイバイ、ブラックバード」、
「終末のフール」など読んで大ファンなので、
(短編が何かしら皆繋がっているといった手法が好きで)
この短編集にも期待が高まっていました。


それが、、、
実は第2篇目を読んでる時に、なんかなー、いつもと違うような、、
と、あまりの話の唐突さに(1篇目と繋がらないもどかしさ)
伊坂幸太郎ファンの友人Fくんに「意味わかんないんだけどー!」
と、SOS。

「あ、でもボク、わりと嫌いじゃなかったですよ、面白かった記憶が」
とのこと。
その意見に励まされ、読み進むと。。。

いやぁー、やっぱり面白かったわ!!

それぞれの短編はそれぞれの出版社の特集とかで、
他の作者さんとの共演の中、書かれたモノで、
やはり繋がりはないお話だったとのこと。(解説より)
それが、最後の書き下ろし短編「うしろの声がうるさい」
で、全て繋げてくれてあって!!

う〜ん、やられたな!
お見事と言うほかありません!
流石ジャイロスコープ!
(ジャイロスコープの説明があった後、
「転じて、軸を同じにしながら各々が驚きと意外性に満ちた
個性豊かな短編小説集を指す」とあったので、
まさにこれかっ!ってなりました。)



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どんだけ〜?!

2020年09月11日 | 
ハマりにハマっております。
どっぷり〜(笑)

今年はコロナの影響で開催すら危ぶまれた「ツール・ド・フランス」。
それが8月末からの開催の運びとなり、
それまで待ちに待って自転車ロードの小説は読みまくり、
ツールにまつわる本も読みまくり、
「選手名鑑」は買う〜、「スタートリスト」はプリントアウトする〜、
・・・・ついにはっ!!

「弱虫ペダル」全巻を大人買い!!!(爆)


まっ、申し込んだりプリントアウトしてくれるのは全部ハリ天なんですけどね(汗)

ロードバイクなんて乗りもしないのにね。。
(むか〜し乗ったことはあるにゃあるが、断念してハリー息子ちゃんにあげたという経緯が・・・(笑))

とにかくは今、夫婦で夢中!!

とはいえ・・・夜は保たないから(放送は夜中!)明け方観る速報が1日の活力になっております(笑)


因みにツール開幕前の予想は1にログリッチ、2にベルナル、3にポガチャル
でした。
さあ、当たるかなぁ〜♪


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「60代と70代 心と体の整え方」和田秀樹・著 読了しました☆

2020年09月08日 | 
ハリ天の蔵書の中から。


高齢者という言葉を使いたくないので、
「高年者」という言葉を使いますと著者。

和田さんは長年高年者を対象とした精神科医でいらっしゃいます。

なるほど高齢者という言葉にはなにか蔑む響きがありますね(笑)。

精神科医でいらっしゃるので、残る人生を出来るだけ
楽しんで暮らしてほしい、という願い、アドバイスもしっかり受け止めたいと思いました。

特に最後の章でおっしゃる言葉に激しく同意!
・クスリはリスク
・健診は受けない方がいい
・あるがままに生きよう

この精神で余生(いい言い方ではないけれど)を過ごしたいなぁ



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「ツール・ド・フランス」山口和幸・著 読了しました!

2020年09月05日 | 
このところハマっているのが「ツール・ド・フランス」。 
自転車のロードレースのお話に夢中になり、すっかり虜に。
 自分で走るわけじゃないのにね(笑)。

 で、ハリ天が購入していた蔵書から 「ツール・ド・フランス」なる本をチョイス。
 

筆者は「サイクルスポーツ」にお勤めの後フリーのライターになられた方。
 ハリ天も学生時代に「サイクルスポーツ」にアルバイトに行ってたので 聞いてみると、
どうやら入れ違いだった模様。 
フランスに詳しく、さらにツールの全てに精通されている方ですね〜。

 さて本書。 自転車ロードレースとは何か?!から始まり、 
ツールの歴史もさることながら、活躍された選手たちの性格や評判、
 さらにレースの模様を実録。 
その息詰まる駆け引きにはワクワクさせられっぱなし!!
 見事に解説してくれています。 

ツール・ド・フランスの発祥は1903年に遡り、
第1回優勝者は煙突掃除を生業としている モリス・ガランという選手だったそうで、
彼が2連覇したいあまり、翌年、 列車を使うという手に及び失格となった。。。
なんてくだりは歴史を感じさせます。

 また、ツールを5勝したのが過去最高で、「5勝クラブ」なる栄誉あるところに いるのは、
ただ今4人とか。(2012年に書かれたものだが未だに4人)
 ジャック・アンクティル、エディ・メルクス、 ベルナール・イノー、ミゲール・インデュライン。
 それぞれの活躍や当時のツールの様子、 また、それぞれの英雄の性格、言動。。。 実に興味深い! 

いちばん面白かったのはベルナール・イノーに関わるお話。
 イノーのことはあまりいい印象を持たれていないらしく、
 その裏での空約束、裏工作、負けん気の強さ。。 
これくらいしなくてはツールで5勝なんてできないのかな、、なんて思わせる。。 

ツールを7勝しながら、薬物使用で全ての栄誉を剥奪され 永久追放になった
ランス・アームストロングの影で 奮闘していた選手の話も面白い。

 そして思ったのが時代は流れるんだなっていうこと。
 誰も敵わない!!と思われた鉄人でも5勝するのがやっと。。
 どんどん時代とともに強い新人が出てきてベテランを追い越していく ・・・
自転車の世界にだけ言えることではないけれど、 ああ、そうなんだなぁと感慨深く思いました。

 最後に日本人の活躍も記されていて、 
日本人初ツール参戦者は今中大介さんかと思っていたら違っていて、 
「川室競」という方が初だったそう。(1926年、27年に参戦) 
その後今中大介さんが出場されるも完走できず、
 日本人初の完走者は別府史之と新城幸也。 
別府は最終日のシャンゼリゼを最後まで先頭で引いたという栄誉を持っていて、
 新城は敢闘賞で表彰台に上がったことがある。

 素晴らしい活躍のもと、筆者は今後の日本人の活躍を期待して 筆を置いているが・・・ 
その後の日本人の活躍はまだ見られないという事実。残念! 

いつか「サクリファイ」の主人公の「白石誓」のような日本人選手が
 ツールで活躍しないかなぁ〜♪ 
ひいては「日本人が総合優勝」を勝ち取ることがあるのか?! 
楽しみにしたいものである。。 

生きているうちに見たいなぁ〜




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