Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

H夫妻の場合

2019-01-12 | 日記


30年ほど昔、ダンスの競技に夢中だった頃、
H夫妻は憧れの存在であった。

毎年年賀状だけで繋がっていた。

今年は奥様からの年賀状だった。よく見ると
ご主人は去年の一月、競技会の前日にくも膜下出
血で倒れられたという。

ご主人は周りがいつも憧れるほど、奥様に尽くし
ておられた。奥様は何もしないお姫様だった。

びっくりしてお見舞いの電話をすると、一年間
植物人間で目も開かず、もちろん意識のないまま
だと言う。

「今まで散々世話になったのでその恩返しと思い
毎日病院に通っている」とのこと。

お子さんはおられず、お二人でいつも新婚気分で
あったのに、、、。

人生何が起こるかわからない。

私は脳梗塞で倒れた夫を25年間看病したが、半身
不随で苦労したものの意識、言葉は残っていた。
わがままを言い、喧嘩ばかりで辛かったが
相手が反応してくれない、、、とはこんな残酷な
事があって良いのだろうか?

かわいそうでお気の毒で、、、今年最初のショッ
クである。

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