WBCバンタム級タイトルマッチが、京都
で、山中慎介とメキシコのルイス ネリの
間で戦われた。
チャンピオンの山中は12回防衛し、今夜
勝てば、37年ぶりの具志堅用高が持つ
13連勝に並ぶはずだった。
具志堅用高も自分の記録に迫ってほしくな
いとバラエティでは言っていたが、
「頑張って並んでくれ!」と応援していた。
山中は「神の左手」と呼ばれ今迄何度も
その左手で勝ってきた。
今回はなんと4回TKOで30秒を残しセコン
ドからタオルが投入されてしまった。
1R.2Rは期待していた神の左手はあまり活
躍していなかった。片手、右手だけで
応戦していた。左手を使った時のパンチは
確実に当たっていたが、温存していたのか
あまり活躍しなかった。
4Rに入ると挑戦者ネリは両方が神の手の
ように山中を叩きのめし、山中は全く
手が出なかった。
ダウンしなかったが、まさにダウン寸前で
オレンジ色のタオルが投入されスタッフが
止めにきた。
山中はチャンピオンベルトを手放さなけれ
ばならなかった。
一瞬にして陥落してしまった。
控え室に戻っても涙が止まらなかったよう
だ。
あまりにも早く放映が終わってしまったの
でTV局は慌てていたようだ。
山中選手、お疲れ様でした。