Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

救急隊の人

2015-12-17 | 日記
今月になってなんと二回も救急車にお世話になった。
介護生活のブログとしては避けて通れない話題である。

一度目は、私の留守に
「妻が奥の部屋で意識不明になっている。呼んでも返事がない」と夫が119番を呼んでしまった。救急隊は家中を探したらしい。いよいよ認知症がひどくなったとがっかりしていたら翌日、
「昨日は早まったなぁ~」と言った。
ある人はしたことを覚えているから認知症ではないと言う。

今日は又滑って転んで起き上がることが出来ずにヘルプを求めた。ひとりでは無理。大人二人でもおこせない。
起き上がるだけでいい。119番に、病院へ搬送しなくて良いので、消防隊の人に来て欲しいと告げた。
だが、もしどこか怪我でもしていたら
病院に連れていかなければならないから
とにかく、救急車を回しますと言われ、ピーポーピーポーが来てしまった。

その音を聞くのは肩身の狭い思いだったが、救急隊3名が現れ、的確に処置を
行ってくれた。

前回、遠い病院に運ばれて痛みは昔のものだと判断され帰って来るのが大変だった。同じ隊長さんだったのでわかってくれて、とにかく車椅子に座らせるまで
面倒をみてくれた。

地域の人のために働いている救急隊員は
みんな優しい。
「奥さん、大変ですね。又いつでも
遠慮しないで、呼んでください」と
言って帰って行かれた。

こんな事、繰り返すなら、施設に入れなさいといつも他人から言われ、本人は絶対嫌だと言う板挟みになって家庭での介護をしているのだ。

救急隊の優しさに感謝したが、そのあと、半日、私は腰が抜けたままで行く末の不安で胸がいっぱいになった。