Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

可愛いおべべ

2014-11-24 | 日記
茶箱の整理をしていたら可愛い赤いおべべが二つ出てきた
一つ身である。

親が使っていた言葉「ひとつみ」
とは
「並幅の布一枚で見頃を仕立てた産衣や乳児用の和服。
うしろの中央に背縫いがない」と辞書に書いてあった。

なるほど背縫いはない。

2、3歳の頃着せられてだかれている写
真が確かに何枚かある。
その時は覚えていないけれどこの赤いお
べべは私のお気に入りだったようだ。
うれしそうに得意そうにしているから。

今は亡き両親が始めての子どもにこの
着物を買い可愛がって抱っこしてくれた
と思うと無条件に涙が出る。

私の後に生まれた子供は四人とも男の子
だったのでこの着物は私に渡されたと言うことになる。

のんきな私は娘にも双子の孫にも着せな
いで時が経ってしまった。


こうなれば長生きをしてひ孫に女の子が
生まれたら、ひいお婆ちゃまの悲願よと言って
このおべべをもって行こうかしら? なんて考えてしまった。