菅談話「露呈する悪循環」、韓国の修正に「外相抗議せず」北にも“おわび (1/2ページ) 2010.8.13 22:58
岡田克也外相は13日の記者会見で、日韓併合100年にあわせた菅直人首相の談話の中で朝鮮半島由来の文化財を「お渡しする」とした表現を、韓国政府が意図的に「返還」に修正していたことについて、「韓国政府内の対応なので、コメントしない」と述べ、抗議しない考えを表明した。一方で、菅談話の趣旨が北朝鮮にも及ぶと語り、北朝鮮に補償要求の言質を与えるなど、懸念されていた「謝罪外交の悪循環」が早くも露呈した。
昭和40(1965)年の日韓国交正常化に伴い、文化財を含めた韓国の請求権は消滅しており、「持ち主に返す」という意味の「返還」はあり得ない。だが、韓国外交通商省の報道官は「不法に搬出された文化財が元の場所に戻ってくる場合、『返還』が自然な表現」と修正を正当化した。
菅内閣は談話発表にあたり、賛否が分かれていた民主党内では十分な議論をせず閣議決定し、韓国側の要望は最大限尊重した。そこまで神経を使った「お渡し」という表現で、日本側が尽くしたという「誠意」は、韓国側にあっさりと踏みにじられた。 (続きあり) (MSN産経)
民主政権になって以来、鳩山政権のあまりの幼稚さに呆れていたけれど、菅政権は稚拙なだけでなく実行力があるものだから、恐ろしい。特に仙石氏は稚拙な認識でしかし確信的にこれを実行している。
菅首相本人はこのような重大な、国益を損ないかねない談話を言い放って、即、軽井沢に逃げこんでしまった。そして、この談話は、朝鮮半島全体(北朝鮮)にも及ぶと岡田外相が述べたとか。日本はもう信じられない状況にある。中国もはやくもこれに関心を示している。民主超売国政権を誕生させてしまったつけは、日本と日本国民に重くのしかかるだろう。菅政権と仙石氏ら旧社会党出身の議員たちは本当に誰のために働いている人達なのだろう。
1965年締結された「日韓基本条約」に関して、数年前まで私はほとんど知識がなかった。この条約の詳細は、未だ多くの国民に知られていないかもしれない。
参考までに、WIkipedia「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」(注:Wikipediaは、編集可能なフリー百科事典です)によると、この条約において、日本は韓国に
- 3億ドル 無償金(1965年)(当時1ドル=約360円)
- 2億ドル 円有償金(1965年)
- 3億ドル以上 民間借款(1965年)
もの多額の経済援助を行っている。