意を決してペインクリニックに行きましたら
「整形外科さんからの紹介状がないと診療出来ません」と言われて、むなしく帰って来ました。そりゃそうだよね。普通に考えたらそうなの。私でもそう言う。だけど考えが及ばなかった自分が悪いよな~~と思うと落ち込む。
なぜ今回、整形外科に行かなかったか。
湿布も飲み薬も十分にあるから。普通ならそれで何日か我慢すれば治っていたのに、治らず。でもかかりつけ医に行っても結果的に同じ薬が出るだけだしと思ったからダイレクトに動いてしまいました。
さて、自分が病気になって入院している時は、とにかくグルメ番組が嫌いで、ほとんどテレビをつける事がなかった気がします。ワイドショーでもバラエティでも隙間があればグルメグルメ。
そんなに食べ物ばっかり宣伝してどうするんだよ~~
「行ったつもりでお腹一杯」にはならないって 今ならスマホで動画見ればいいんだよね。病院にビデオデッキ付けて欲しいわ。
それはそれとして、最近特に気になるのが「定期保険」のCMなんです。
私はほとんど生でテレビはみないし、ドラマもCM飛ばして1.3倍速で見るから、CMは目に入らない・・・筈なんですけど、バラエティ好きなのがうちの旦那で少しの間はCMに遭遇。
その時の「定期保険」のCMに結構傷ついているんですね。
あれって
自分の葬式代くらい何とかしたい
家族に迷惑はかけられない
80歳でも加入出来ます
が売りじゃないですか。何で急に「定期保険」だけ売るようになったのかと言えば、保険料が安く済む事と、実際保険会社の収入になるからでしょう。
お年寄りの声で「家族に迷惑かけたくない」「自分の葬式代くらい」とか流れるとずしっと心が重くなるんです。
いや~~例えば80年頑張って働いて子育てして、それでもまだ子孫の心配しなくちゃいけないのが老人なのか?と思うと、それだけで生きてる価値がないような気がして。
医療費も老人医療が圧迫していると言われると、私のように喘息だ、眼科だ、腰痛だと言ってる人間は生きてちゃいけないような気がして。
スポンサーだからしょうがないのかもしれないけど、老人からさらに保険料とって何とかしようって思って欲しくない。
怖くなる。
葬儀屋さんに聞いたら、「葬儀代を安くしようとしても、結果的に高くなる」ものらしいです。特に今は火葬場が混みあってて遺体から血を抜いて保存するエンバーミングが必要になってくるらしく、それでも結構お金がかかるよう。
死ぬのも一苦労って感じです。
それで葬儀場のCMも私は見たくないなあと思うんです。
これなんか代表的。「母が喜ぶことをしてあげたくて」
「出席者のみなさんに紫色をつけて頂くのはどうでしょう」
「ああ、素晴らしいですね」っていうこれ。
出席者は生きているので、故人の好きな紫色を身に着けて葬儀に臨むのはいい。でも、このCMには続きがあって、亡くなったお母さんが「あなたの母でよかった」って出てくるんですよ。
そんなのってある?
完全な自己満足の世界なんではないかと。
「あったか~~いお葬式」とかいうのもあるけど、何がどうあったか~~いか、死んだ本人はわからないわけで。
かといって、宗教色ゼロのさっぱりすっきり葬儀も嫌だとも思い。
そんな事を考えている自分ってやっぱり一歩ずつあちらの世界に行こうとしているんだと思うだけでぞぞっとしてしまう。
無論、「私90歳なんです!あはは」とサプリのCMでうそだろ~~的な元気自慢されるCMも嫌いなんですけどね。
言葉で「死亡保険」とか「葬儀」とかいうのを使わないでくれないかな。
考えすきかもしれないけどね。