山田太郎ものがたり
これ、月刊「ＡＳＵＫＡ」に連載されていた人気漫画が原作なんですね。
タイトルは見たことあります。
私立の名門、かつ「特進」クラスのさらに「特待生」として入学した
山田太郎君。
（まるで「桜蘭高校ホスト部」のハルヒみたい）
そしてその特進に入ってきた御村タクヤ君。
山田太郎が二宮和也君で、御村君が櫻井翔君です
この二人は共に成績優秀、容姿端麗なので、とてつもない「おぼっちゃま」と
思われているのです
しかも、山田君などは「どこかの国の王子様かも」と思って疑われてない。
ところが、実際は「超」がつく貧乏人・・・・（ねっ
ハルヒみたいでしょ）
ペンケースはお菓子の箱、短い鉛筆をテープで止めて使ってる。
お弁当はなし・・ゆえにいつもお腹をすかせている。
学校が終わったら即家に帰って沢山いる弟妹と体の弱い母の為に
家事一切を受け持ち、夜は道路工事のバイトに励む
（いつ勉強してるんだよーー
）
食事はご飯と味噌汁・・それに目玉焼き２個が家族全員のおかず。
もうねーー、信じられないほどキツイ生活なわけですよーー
で、親の顔が見たいと思うでしょ？
体の弱いお母さんは元「お嬢様」らしく、「倹約」という事を知らない
ずぼらな人で、しかも能天気でおっとりと浪費する方
お父さんは売れない画家だったみたいだけど、今は行方不明なんですかね。
普通に考えれば「キューポラのある町」風の貧乏話になるところが、
回りが勝手に「王子様」だと思っている所が明るさをかもしているのです。
二宮君・・・さすがです。シリアスなドラマや映画で培った実力が
アイドル系ドラマでもきっちり発揮されて、ちゃんと「王子様」に見えますもん
一方、正真正銘の櫻井君は、ちょっと表情に気品が足りないような
気がしますが、二宮君とはあうんの呼吸でＯＫ（当たり前か）
一回目は妹の誕生日に、スーパーの大人気メニュー
「横綱コロッケ」をゲットしようとしてスーパーに並ぶも、あえなく売り切れに
なってしまいがっかり
ところが、次の日、それをクラスメイトの女の子がお弁当に入れて
持ってきたものだから「ぜひぜひそれを頂戴」と目をキラキラさせて
言うのです
「王子様に言われたら上げちゃう」と貰ったお弁当。
山田君は「これで妹の誕生日が祝える」と大喜び
ところが、クラスメイトに意地悪されて危うくお弁当を失いそうに・・・・
その時、「弁当は命をかけて俺が守る」と決死のトライ
結局、御村君に助けられてお弁当を奪還したのでした
家に持って帰って妹に「食べようね」とコロッケを上げる兄。
しかし、妹は「お兄ちゃんに食べて」というの。
妹や弟達はいつもお兄ちゃんが自分達にばかり食べさせて
自分は食べてないことを知っていたので、今度は絶対に食べさせて
上げようと思っていたのね
ここらへん・・もう涙・涙・・・特に妹役の子が本気で泣いてて、その演技力に
舌を巻きましたよーー
それにつられて二宮君の目からも大粒の涙がこぼれると
思わず「王子様が泣いている」と思っちゃうから不思議
そんな素晴らしい兄弟愛を分かち合っているときに、お母さんが
妹に高いワンピースを買ってきちゃった・・・
「あれ、いくらしたんだ？まあいいか」とすんなり笑ってしまう太郎君の
のほほんぶりが、本当は暗い貧乏生活を明るくしているんですね
さて、山田太郎が「超貧乏」だと知った御村君・・・どうする？
続けてみますよーー
