世なおし倶楽部

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独占資本主義=国家・・・共産主義の本態

2011-06-29 11:07:38 | 哲学/ヨガ/芸術/宗教/政治経済

http://www.qetic.jp/blog/pbr/

Qeticから転載・・・

 

そもそも、共産主義の大元の理念は、資本家による搾取を止めるためだった。

少数の資本家が、多数の労働者を安くこき使い、私腹を肥やすことを禁止するため生産手段を資本家から取り上げて国有にする、これが基本理念だ。



ところが、資本家から生産手段(工場や農地)を取り上げて全部国有にするということは言い換えれば、国が唯一つの、完全な独占の資本家になるということに他ならない。

資本家は、少数寡占であることで労働者を搾取するわけだが共産主義社会においては、資本家が少数どころか、「国」というただ一つになる。

究極の独裁資本なわけだよ。

労働者は、たった一つの独裁資本に頭を下げるしか生きていく方法がなくなる。

しかも、資本主義の資本家とは異なり、共産主義における国家は法律も作ることができるし、警察も持っているし、軍隊も持っている。

つまり、言い換えるなら、資本主義国家の資本家が、たった一つの絶対独占資本家になりさらにその資本家が、法律も警察も裁判も軍隊も独占してしまった、

ただ一つの資本家に、あらゆる富、あらゆる生産手段、あらゆる権力が独占されている社会。

これが共産主義社会そのものなのだよ。

こう考えれば、「資本主義の最悪の形態」と呼ぶ理由が分かるだろう。

 


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