健康と平和Ⅱ

　　　　　火人


世に百花繚乱の健康法ですが、どのような状態になったら健康完成なのかが、わからないのは、終点のない列車に乗ったようなものです。
では、どのようになったら、健康完成なのでしょうか？
病気の症状がない状態が健康、とは某辞書の解説、の乗り。
そのこころは、男とは、女でない性、というがごとき。某辞書に出ています。

健康完成の状態とは、病気になれる状態ということです。つまり、揺れ動ける状態が健康完成です。健康途中は、病気を治そうとしたり、病気を否定したりしている状態です。
病気（正確には病気の症状）とは、回復作用、復元の働きです。健康とは、回復作用を機能させられる状態ともいえます。完成とは、そのことに気付いたときです。
完成のあとにも、当然病気は発生します。

健康完成の状態は、病気の本質を深く理解したときともいえます。
何事においても、ひとつの本質を深く広く理解すると、全てを理解できるようになります。
理解とはそういうものです。

体得するには、実体験が必要ですが。

平和な社会とはどのような社会でしょうか。健康な人間がおおむね生活している社会でしょう。数字的には、二割強の人口を健康な人が占めていれば、社会は平和といえるのではないでしょうか。健康人が１００％を占めることは論理的に不可能です。５０％以上いることも不要です。二割強のこだわり派に、６０％の日和見がなびいて、全体の雰囲気はこだわり派になります。１００％の平和を求めると、永遠に平和は訪れず、年中インチキ戦争に踊らされることになります。

６０兆の二割は１２兆。１２兆の二割は２．４兆。２．４兆の二割は、４，８００万。４，８００万の二割は９６０万。９６０万の二割は１９２万。１９２万の二割は３８．４万。
３８．４万の二割は７．６８万。７．６８万の二割は１．５３６万１．５３６万の二割は
約３，０００．３，０００の二割は６００．６００の二割は１２０。１２０の二割は２４．
２４の二割は「約５」。およそ、５～６人の有志が目覚めて行動を起こせば、社会は変動し始めるということです。