世なおし倶楽部

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生きていることを自覚出来る理由・事由

2009-05-20 22:25:56 | 哲学/ヨガ/芸術/宗教/政治経済
プラティヤハラは、意識と身体、理性と感性のむすびを体得する段階ですが、これを制御、コントロールつまり、自分の都合の良いように操るためのこつが「呼吸」でしょう。
呼吸は意識と身体がセットになって機能する「生きている現象」の基本です。ここでいう呼吸とは、空気の出し入れと、身体全体、あるいは細胞の膨張収縮と、気分的な緊張弛緩の全部を云います。

俗に言う呼吸と、真の呼吸の違いを理解しないと、ヨガの面白さに気づかない。

瞬間瞬間を「生きている」と自覚出来ている理由・事由は、「死ぬこと」の想像の反作用でもなく、いわゆる空気呼吸の刺激でもなく、それらに共通のもっとも基本的な「膨張収縮、循環」感覚であろう。

真理の体得は難しいことのようですが、それは、簡単なことを甘く見るからでしょう。簡単、単純なことの中に真理を見出すのは簡単ではありません。難しいのです。

生きている自覚即ち「命の自覚」は「有無 つまり空」の瞬間自覚です。
瞬間にせよ、無限にせよ宇宙は「循環して閉じている」と考えるのが妥当です。

命の自覚、自分自身の自覚は

大なる自分と、小なる自分とが存在するからともいえる。

「1」、単一のものがそれ自体を客観視できるのは

単一でなく「複数であるからです。
「1」が1であるためには「そもそも複数の要素が必要」なのでした!

「1」より先に存在するのが「0」です
「0」は「空 くう 空っぽ」の概念です
「空っぽ」とは「有るものが、無い」という概念です

有無、否定肯定の以前に

存在があります

存在は、時的存りと、空的在りです

生きているという自覚は

時空的、宇宙的存在感を

生物的感覚で人間が言葉で表現したものに過ぎないのでしょう

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