ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

女の子たくさんアニメに対する考察

2005-12-28 00:46:06 | アニメ
「舞-乙HiME」を見ました。
晶くんの「バカヤロウ」連発に胸がときめいてしまいました。
それはもう「イッペン、死ンデミル?」並みに(おい)。

さて、前記事の続き。
だいたいにおいて、ギャルゲー原作のアニメで
全員のお当番回を用意しつつ、
主人公とのフラグが立ちそうな空気を漂わせようとすると、
お話が破綻する傾向があるのはこれまで多く経験してきた通り。
原作ゲームのイベントをそのまま導入するととくにやばいですね(笑)。
そうしないためには、
はじめから恋愛レースに参加していないキャラを増やすことだと思っております。
ようは、本命と対抗がいればそれでいいんですよ。
もっとも、ゲームの場合は対抗馬がいないことのほうが多いですが。
(個別シナリオに入ってしまえば、
その関係を妨害しようとするキャラはだいたいいなくなる)

実際のところ、女の子をたくさん出すだけなら、
恋愛要素をスポイルした作品のほうがアニメには向いていると思います。

例:あずまんが大王・マリア様がみてる・ARIA・苺ましまろ

古くはセーラームーンもこのカテゴリーだと思います。
恋愛要素は豊富に含まれていますが、
あるいは舞-HiMEもこっちかもしれません。
共通しているのは、視点が女の子側にあること。
そのうえで、女の子が主体的に行動しているということ。
話に男がからんできて、それに追従するように行動しているのを見ると、
受け手としてはどうしても「媚び」を感じずにはいられません。
そういうキャラは物語にひとりいれば十分です。
そして、対抗馬は媚びることを拒むいわゆる「ツンデレ」になるわけで。
(むしろ、こっちが本命になるほうが多いような)
一方で、女の子が女の子の意をくんで動くと、
それは「媚び」ではなく「仲間思い」という好印象としてとらえられ、
そこからキャラが立って「萌え」が喚起されるのだと私は考えています。
これはギャルゲーでも言えることで、
人気のあるゲームにおいては序盤で女の子同士の横のつながりが
きちんと描かれていると思っています。

ギャルゲーで一見ハーレム的に見える設定が許されるのは、
攻略キャラとは無関係なイベントはそのシナリオ内ではカットされ、
結果として個々のシナリオにおいては1対1の関係におさまるからです。
「どの道にいくこともできるが、選べる道はひとつで決して後には戻れない」
ということですね。で、アニメでそれをまともになぞると、
「行くことのできるすべての道を一通り回った後で、どれかひとつを選ぶ。
ただし、それはすべての視聴者の希望にかなうとは限らない」
となってしまいます。そりゃ、破綻もしますわ。

まとめると、こういうことですかね。

・女の子に萌えるだけなら男なんていらない。むしろ邪魔
・恋愛をからめたいなら、物語では三角関係までが限界
・ゲームのシナリオをアニメにベタ移植するのは危険

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2 コメント

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とりあえず、 (お(ry)
2005-12-28 01:25:51
ラムネが割とうまいことやったと思う。

メインヒロインシナリオに、実質絞ったやり方が効を奏したと思う。



DCSSはそもそも始まりからアレだし、

SHUFFLE!は詰めを誤った。

Canvas2がどうまとめてくるかが気になってる……
返信する
ラムネは評判いいね (日和佐潤@管理人)
2005-12-28 08:47:46
ひよりみ的には後藤邑子ちゃん演ずるぽんこつさんのためだけでも見ておけばよかったかとかなんとか。

DCSSは、あそこまで突き抜けてしまえば逆に話のネタには困らないね(笑)。

ところで、私が途中で放棄したTH2は?
返信する

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