「詩的私的ジャック」読了

いわゆる森博嗣のＳ＆Ｍシリーズ第４弾です。
ヒロインの萌絵ちゃんが萌えるという噂で読みはじめたのですが、
私のストライクゾーンからは少し外れているようです。
むしろ犀川先生萌え（待て）。
カップリングとしては、
ヤンとフレデリカ（でも若干カリン風味）といった感じでしょうか。
萌絵ちゃんが、お嬢様＋天才＋超年下（そして料理下手）なキャラなんですよね。
お嬢様ということで、脳内声優は池澤春菜で読んでいたのですが、
ゲーム化されたときは小林沙苗だったようです。
それはそれでちょっとそそられるものがあります（笑）。

今作はあまり真面目に謎解きする気にはなれませんでした。
驚くべきは犯行の動機と、手口を即時に思いついた頭脳なのだと思いますが、
呈示された事件そのものに興味が持てなかったというか。
それはすなわち犯人に対して感情移入できる部分が
どこにもなかったということかもしれません。
理解はできるけど共感できないということで。