ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

現実と物語との境界線はあいまいだ

2017-06-23 23:59:50 | 雑記
朝の時点で、市川海老蔵氏が「お察しください」というコメントを出していたので、まあだいたいみんな察していたわけですが、闘病中の奥さんが亡くなったということで。
それについて、「本人がコメントするって言ってるんだから、それまで発表待ってやれよマスゴミ」みたいなコメントを散見しましたが、亡くなったということは単なる事実にすぎないんで。
その事象に対して、海老蔵氏が何を思ったかとか、そういうことを本人の意思を無視して知ろうとしたり、広めようとしたりするのはデリカシーに欠けるだろうとは思います。

だいたい、有名な誰かが亡くなったとか、そういうのは私の人生においてはどうでもいいことなんで。
そんなことより、身内が亡くなる方がよっぽど重大事だわ。世界の大半の人にとっては、それこそどうでもいいことだけど。
じゃあ、有名人の死が周知される理由というのは何かというと、物語として成立している人間の、物語が完結したことを示しているのだと。
そういう消費のしかたをしてるからこそ、登場人物の内面を知りたがるのね。
でも、登場人物だと思ってる人にとっては、それは物語ではなくて現実だから。
そのへんを理解せずに、勝手にずかずかと踏み込もうとする行為は、現実と空想の区別がつけられていないということだと思います。
コメント
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