桐乃がこういうキャラだったら私の命に関わる＞お兄ちゃんのことなんか～

今晩放送の「海月姫」が終わったら、２０１０年冬までのアニメが全部終わるので、年間まとめとか書こうと思います。
１年前スタートのアニメとか、正直記憶から飛びつつありますが。

それでは、新番組も含めたアニメ感想。

・おとめ妖怪ざくろ
ストーリーの縦軸自体は、明らかに悪いラスボスをみんなの力でぶっ倒して解決という、よく言えばわかりやすい、悪く言えばお決まりのパターン。
ただ、この作品に関してはコンビの絆（百緑と橙橙も含めて）を見せることが本題という作り方だったので、本筋で妙な謎を残すようなやり方にしなかったのは正解だと思う。
橙橙は犠牲になったのだ……だけど、花楯と百緑は生きててくれたし、妖人省の面々も幸せそうに過ごしていけるようなので、気持ちの良い終わり方だった。
バトルは結果的にざくろの一発で終わったように見えたけど、地味に総角が成長してて（花楯守るところとか、１話で妖人にびびってたヘタレとは思えん）、ざくろがペンダントを壊せたのは総角たちがいてくれるから平気だと信じられたおかげだということはわかったさ。
正直、ソフトの売り上げからして２期は厳しいと思うけど、OVAとかでキャラエピソードとか見られたら嬉しい作品ね。

・とある魔術の禁書目録
大覇星祭編終了。
藤村歩声のおっぱいちゃん（吹寄って名前で呼べよ）の存在意義がいまいちわからなかったのだけど、ラストの花火の説得力を増すためだったのだな。
ああいうのは、本来名前も出てこないような下っ端キャラががんばってこそ、その他大勢も同様にがんばってるのだというイメージにつながる。
それに引き換え、上のほうはローマもイギリスもひでえったら……。
オルソラみたいな人もいるから、必要な組織ではあるが。

オリアナは正しさの絶対基準を求めてたけど、それを決めようとして現実世界でも争いごとが起きてるわけで。
つーか、「何が正しいかを決める」じゃなくて「勝てば、自分が正しいことにできる」っていうケンカなんだぜ。
そういうわけで、私は「だいたい正しければそれでいいよ」という適当なスタンスをとることにしたんだ（笑）。

・魔法少女まどか☆マギカ
またの名を「血だまりスケッチ」。
血は流れないかもしれないけど、死人はたくさん出そうではある。とくに魔法少女の身内とか友達とか。
まあ、私は絶望の中に一筋の光が見えるようなお話は好きだから（そこからバッドエンドになるにしても）、がんばって耐えてみせよう。キャラはかわいいし。
いや、そういうかわいい子がグロいことになると、よけいにきついものがあるな（笑）。
それでも、３話くらいまではキャラのかわいさを楽しませてもらいたい。
まだ、お気に入りの子ができるところまでいってないし。

・ドラゴンクライシス！
釘宮がかわいい声で「りゅーじりゅーじ」言ってた。とらドラかよ（笑）。いや、今回は釘宮もドラゴンからドラドラだな。
設定では、お宝ハンター的な何かが存在して、ねーちゃんはそれで一旗上げようとしてるようだけど、そんなことはどうでもいいものと考えておいて、お約束の落ちもの展開を素直に楽しもう。
４話以降で作品独自の魅力が出てこないときついけどね。
「あそびにいくヨ！」は、ＳＦ的なところが面白そうと思えたからソフト買うところまで行けたわけで。

・夢喰いメリー
説明的なものはわりとすっ飛ばして、主人公とヒロインの不思議な出会いを描くことに集中した第１話。
１話でわかっておけばいいのは、夢と現実の世界はつながっていて、メリーは夢の世界に帰りたがっている迷子ということだけなんだろう。
そんなことよりも、ヘソだヘソ（笑）。
冗談はともかくとして、２話くらいでメリーか勇魚かどっちかで視聴者の心つかんでおかないと、空気化してしまいそうな心配はある。中の人も若手で、名前で引っ張れないしね。逆に、ここをきっかけに役をつかんでいくくらいに作品を盛り上げられたらってところか。
ああ、原作少し読んでる私はこう思ってるよ。

「ドーナツ好きな子に悪い子はいないし！」

・お兄ちゃんのことなんか～
キャラクターデザインがポパイに出てくるオリーブみたいな感じで、どうにも萌えてこないなーとか思っていたのだけど、そんなことどーでもよかった。
妹の思考が変態すぎて、ドン引きするところを通り過ぎて、いっそすがすがしく思えてきたし。
桐乃みたいなキャラデザインでそれをやられていたら、私の命がスペランカー先生並みに危ないことになってたと思うので、私にとっては絶妙のバランスで作られた作品だわ。
「お兄ちゃんのエッチ！　大嫌い！」というところまで計算して妹像を演じているキャラというのは、意外とここまでなかったような気もするしさ。