TH2を地道に進めてるんですが、
やっと会長の噂が聞こえてきたあたりです(遅っ)。
ツンツン系の生徒会長といえば、
最近ではおとぼくの貴子さんにあたりましたが、
数年前は「紅茶王子」の葉桜菊花会長がよかったです。
でも、ペコーが帰って以降この作品読んでません(笑)。
で、じょじょに進行が遅れてきている本題。
・本音をぶちまけて以来、
光源氏と玉鬘との関係はぎくしゃくしている。
・兵部卿の宮は相変わらず玉鬘にアプローチしている。
光源氏は「ときどきは返事して差し上げるように」と
中途半端なことを玉鬘に言う。
そのやり方が気に入らなくて、玉鬘は返事を書かなかった。
・そこで、光源氏は女房の一人に返事を代筆させることにした。
宮がどういうふうに言い寄ってくるかを観察して
ニヤニヤしようという腹である。今で言うところのドッキリ(古)。
・宮はその作戦にかかったわけだが、
口説き文句にもどことなく風格がある。
それを玉鬘に伝えた光源氏は
「よそよそしいですよ。せめてもう少し近くによっては」
と言ったが、それって自分の話とまぜこぜにしてるんじゃないかと思った玉鬘は
あえて無視を通した。
・そこで、光源氏は蛍を玉鬘の居場所に放つという技を繰り出した。
蛍の光に照らされる玉鬘の横顔が美しい。
光源氏の思惑通り宮は光につられ、玉鬘の美しさに感嘆するのだった。
まあ、それでも玉鬘には袖にされるのだけど。
・一方の光源氏も気持ちをあきらめたわけではなかったが、
玉鬘のほうは光源氏の名に傷がつかないようにして
この件を終わりにしたいと思っていた。
・さて、六条の院では物語ブームが起こっていた。
玉鬘は「物語の中にも自分ほど数奇な運命をたどっているものはいない」
とか思っていた。
それを見た光源氏は
「女というのはそういうのが好きだねえ。
こういうのは嘘をつきなれた人間が書くものだと思うのだが」
と玉鬘に言うが、
「嘘をつきなれている人こそそういうふうに思うんじゃないですか?」
と言い返される始末である。
それでも光源氏はめげず
「我々ふたりのことを物語にして後世に伝えたいものだ」などと言う。
「そんなことしなくても十分噂になります」とは玉鬘の抵抗。
『はっはっは、昔の例をたどっても、
親に逆らう子供なんていたためしはないよ』(光源氏の歌)
『昔の例をたどっても、
子供に手をつけようとする親なんていたためしはありません』(玉鬘の歌)
さて、このふたりこのあとどうなるのやら(笑)。
・とはいえ、紫の上も物語は捨てがたいという。
近くで明石の姫が昼寝しているのを見つつ光源氏は
「あまりそういう色めいた話は読んで聞かせないように」と言う。
たとえるなら「少女コミック禁止」?(笑)
紫の上は「何も考えずに物語のまねばかりするのは困りますね」と答え、
継母が意地悪な物語は聞かせたくないとか思っていた(笑)。
・光源氏の息子である中将の君は、内大臣の娘のことが忘れられない。
一方、内大臣に息子である右の中将は
光源氏の義理の娘である玉鬘にひかれている。
右の中将は中将の君に玉鬘とのことを相談するが、
「他人の鯉の取りもちは批難されやすいから」とつれない。
・内大臣は、子供は多いが娘は少ないので、
夕顔の娘のことを惜しいと思っていた。
占いにかけたら
「長年忘れていた子供が他人の養女になってませんか」と言われた。
そのことを気にかけて、内大臣はしばしば話のタネにした。