伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

今が熱い、イザベル・ファウスト/フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調を聴く

2017年06月05日 | バロック音楽・オーディオ一般

やっと拙宅の仕事場兼居間にあった大型のプリンター及びラミネターを廃棄して広がったところの整理をしています。約10畳強の仕事場は意外と広い。

庭には初夏のアマリリスが咲、環境も整い早速音楽でもと・・・・・・そして新譜発見!ファウスト&メルニコフによるフランクの登場!

Franck: Sonate; Chausson: Concert

勿論この曲は、ウジェーヌ・イザイの結婚祝いとして作曲されたものだったフランクが、この作品の成功は轟きわたることになる。イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。フランクと、彼に師事したショーソンという二名のフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858~1931)にささげられている、という点でも共通しています。


イザベル・ファウスト 、 アレクサンドル・メルニコフ 、 サラゴン弦楽四重奏団が奏でる・・・・

ファウストは近年ヨーロッパでの活躍が目覚ましく、ソロに室内楽にオーケストラとの協奏曲、ピリオド楽器(古楽器)からモダンまで、あらゆるスタイルと様々な時代のレパートリーを網羅する世界屈指の存在となっています。最近の録音でもモーツァルトの協奏曲全曲(KKC-5691/ASIN: B01MRZ0H9N)、シューマンの協奏曲プロジェクト(KKC-5477/ASIN: B0150YG7I4、KKC-5617/ASIN: B01CZMAGJ0、KKC-5618/ASIN: B01DIQA73M)など充実の演奏を聴かせてくれていましたが、今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。メルニコフも、ファウスト、そしてケラスと共演したシューマンの協奏曲プロジェクトのほか、プロコフィエフのソナタ集(KKC-5694/ASIN: B01NBXP12G)でも著しい充実ぶりを示しているだけに、ますます期待が高まる新譜の登場といえるでしょう。
フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。

ドイツ出身のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストと ロシア出身のアレクサンドル・メルニコフは、 良き音楽パートナーとして共に演奏活動を行い、素晴らしい成果をあげて来た。今回彼らが取り上げたのは、セザール・フランクと彼の下で作曲を学んだエルネスト・ショーソンの作品。

何れも19世紀終盤に書かれた物を取り上げています。フランクの大名曲を遂にファウストが録音しました!此れは聴かなければなりません!

https://www.youtube.com/watch?v=YHX2MYHMPUI&list=OLAK5uy_m5cc_vyzj7AN289eJicNLedztMiR0Nht8

内容にはこのようについて公開しています。でも今までの有名な奏者とは一味違う音色も納得出来ます。

使用楽器はいつもの1704年製ストラディヴァリウス「スリーピングビューティー」ではなく、両作品、 及び初演者のイザイといったフランコ=ベルギー派所縁の1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」というところにも彼女のこの録音への意気込みがうかがえます。凄い意気込みですね。

演奏は19世紀末の奏法を意識したノン・ヴィブラートを基調としたもので、ポルタメントも使われます。

多くのヴァイオリニストたちがレパートリーに入れ、様々に弾かれてきたフランクですが、ファウストはこうした奏法も含めて初心に立ち返り、大げさな表現を排して、しかし幻想味豊かに、 繊細に、真摯にこの作品に立ち向かっています。

表情は幅は驚くほど広く、 ピアニシモの美妙な表現からフォルテシモでの凄まじい迫力まで、作品のスケールや魅力をあますところなく伝えています。

ピアノのメルニコフも作品が生まれたころに製造されたエラール社製の楽器を用い、多彩な音色と繊細な音の触感を聴かせてくれます。

 第1楽章冒頭の和音から、その独特の音色と不思議な浮遊感に惹きこまれてしまいます。

 第2楽章もヴァイオリンともどもラプソディックに陥ることなく激しい迫力を聴かせ、

 第3楽章でのヴァイオリンの張り詰めた緊張感に柔らかな和音で応える“対話”も見事。

[収録内容]
 1. セザール・フランク (1822~1890) : ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 2. エルネスト・ショーソン (1855~1899) : コンセール ~ ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21

 イザベル・ファウスト (ヴァイオリン / 1710年製 ストラディヴァリウス 「ヴュータン」)
 アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ / エラール 1885年頃製)
 サラゴン・カルテット [クリスティーヌ・ブッシュ (Vn) / リサ・インマー (Vn) / セバスティアン・ヴォルフファース (Vla) / ジェシーヌ・ケラス (Vc)]

録音 : 2016年6月、9月 / テルデックス・スタジオ・ベルリン

イザイの結婚式の描写と言われる終楽章のコーダも、モダン楽器のように音が響きすぎることなく、様々な鐘が打ち鳴らされるように明るい音色で打鍵され、極めて華やかに、同時に高揚感と解放感をもって曲を締めくくるのが実に感動的です。

今回サラゴン・カルテットが参加したショーソンのコンセールも、まさに超一流の芸術家が集結した室内楽演奏となっており、それぞれが高い技術と芸術的気品をもち、求心的で志が高く、同時に感覚的にも極めて美しいアンサンブルを聴かせています。イザベル・ファウストの新譜、名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセールという組み合わせでの登場です。

フランクと、 彼に師事したショーソンという二名のフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931) にささげられている、という点でも共通しています。今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。

フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。

 

現在未だ自分の仕事部屋兼居間の配置換えをして音楽を聴く環境も変わりベストな状態で聴ける。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。

繊細なイザベル・ファウストの「ヴュータン」が拙宅のⅢLZから良い音楽を聴かせてくれます。勿論ピアノのメルニコフもバランス良く、ボリュームは少し絞り気味にして楽しんでいます。又最近少し聴く音楽の巾が広がった気がします、ⅢLZとTIAC/MA-7でピアノ曲が増えた様な感じします。 

この曲は昔から多くの有名演奏がありますが、最近ではイザベル・ファウストの演奏が光るセザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調は名曲であることを感じました。大音量もいいですが、ボリュームを絞込、

ひっそり日曜の午後をゆったりCD鑑賞で充実した午後を過ごす、ブラボー!



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