筆者11月は流石にハードスケジュールも昨日にてピークは終わり、本日は休んでいます、昨日は生憎朝から雨模様、先日購入したサンシャイン電源ケーブルも使用してエージングも進み、音質が落ち着いて来た感じはあるが、調整は未だ先である。
先日注文したフリッチャイのエッセイ本が到着し横目で見ながらこれはAmazonで注文するが、予想以上に配送に時間がかかったが仕事が続き読めなかったのが幸いした。
モーツアルトの指揮には定評のあるフリッチャイの本これは想像するより面白そうな内容が感じる。
特に内容は指揮者ゆえ見える音楽批評が面白そうである。
また記録、写真も掲載され、珈琲でも飲みながらゆっくり読んで見よう。先日より使用のサンシャイン電源ケーブルのエージングも順調に進むが・・・安定するのは??
FURUTECH ADL オーディオグレード電源ケーブルと比べ視聴する、特に中高音の音質が綺麗になった感じに聴こえ、特にピアノには効果大である。
一般的には真空管のアンプは柔らかな音、刺激的な音は,しないと多数の方は言われるが決してそのような馬鹿な話はなく、真空管アンプに変え、生演奏に近づいた感じがする。
主力の楽器、人の声などかなりリアルに生々しく聴こえ、音楽鑑賞が今以上楽しくなった。まさにタンノイのスピーカーには真空管との相性は抜群であろう。
奥行感が増して、其のあたりにの音の厚みが感じ、どの石のアンプより断然勝るように思う。但しこの真空管はあまり出力は無く、拙宅のアンプも片側8W程で大きな会場等の使用は出力不足は間違いない。
一般家庭で音楽で聴くにはボリューム位置は10時程度の出力程度で十二分である。
勿論、前段管はMT管の日立製作所の6BM8管とPSVANE Cossor300Bの組合せで聴く、現在筆者の手持ちの真空管の組み合わせでは一番相性は良い、勿論サンシャイン電源ケーブルも進化を発揮する。

最近少し聴く音楽の演奏者が変化してきたことは事実で別に意味はないが最近は、今まで余り馴染みのない、東ドイツ、ロシアの演奏者も聴くようになった。
ドイツ人を父にウクライナで生まれ、主にロシアで活躍した(ただし在留ドイツ人として扱われた)。その卓越した演奏技術から20世紀最大のピアニストと称された。
内省的な思索で造形的な音楽作りをするピアニスト、リヒテル。彼の技巧は限界のない完璧なものとして知られ、心の赴くままに弾くことを可能としていた。集中力を高めるためコンサート会場の照明を極端に落とし、また、暗譜よりももっと大切なことに労力をかけるべきだと楽譜を見ながら演奏を行った。
スヴャトスラフ・リヒテル/SVIATOSLAV RICHTER 1935年3月20日ウクライナ生まれ。 オルガン奏者の父に手ほどきを受け、16歳でオデッサのオペラ劇場のピアニストに就き、18歳で同劇場の指揮者となった。
その後37年にモスクワに行った彼は、モスクワ音楽院のネイガウス教授を訪ね、演奏を披露、入学を許可され、
47年に音楽院を卒業したが、在学中より、45年第1回全ソビエト・ピアノ・コンクールに優勝したり、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第6番の初演をしたりと、積極的な演奏活動にはいる。
50年から当時の東欧圏や中国で演奏旅行を行ない「幻のピアニスト」として注目をされていたが、60年にアメリカ演奏旅行が実現し、西側諸国の間でも名声を深めるようになった。
日本にも74年から94年まで7度来日を果たしており、そのたびに深い感銘を聴衆に与えている。 97年8月1日82歳で生涯の幕を閉じる。
特にバッハの程よく調律されたキーボー曲ドBWV846-869(上巻)(下巻)は実に良い演奏である。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=9&v=R13Ua3bupBM&feature=emb_title
20世紀を代表するピアニストにして、クラシック史に燦然と輝く巨人スヴャトスラフ・リヒテル。
彼が西側に登場してからユニバーサル(Decca、PHILIPS、DG)に残されたソロ音源をほぼ網羅した、ワルシャワでのドイツ・グラモフォンとの録音セッションでエンジニアを務めたハインツ・ヴィルトハーゲンは、この時使用したピアノについての証言を残している。
スタッフが現地で調達したピアノはタッチにひどくむらのある粗悪な代物で、スタッフは当然リヒテルに拒否されるものと考えた。しかし彼は黙ってピアノの前に座ると、キーの感触を一つ一つ確かめながらむらなく聴こえるようになるまでし、難のあるピアノを自在に操ったという。
その後彼は1969年にヤマハのピアノに目を止め、愛用するようになった。
彼はその理由について「柔軟で感受性が鋭く、特にピアニシモが非常に美しい。
私の表現したい心の感度を歌ってくれる」と語っている。このことはNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』(2001年10月2日放送回)でも取り上げられた。
その後オレグ・カガンとの共演は素晴らしい演奏が聴ける。1946年、ユージノ・サハリンスク生まれのヴァイオリニスト。1990年、43歳の若さで惜しまれつつ死去。1959年、モスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学、ボリス・グズネツォフに学ぶ。
その後、ダヴィド・オイストラフに師事し、モスクワ音楽院大学院を修了、シベリウス生誕百年記念コンクールで第1位を獲得する。大ピアニストのリヒテルが、オイストラフ亡き後最も信頼した共演者として知られ、その演奏は高く評価されていた。
以前紹介したジョコンダ・デ・ヴィート(Gioconda de Vito)の演奏も大変良いがリヒテル&カガン / ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第一番『雨の歌』、他も流石だ
https://www.youtube.com/watch?v=A3InIAw5vs8&feature=emb_title
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78『雨の歌』
・グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 op.13
・ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
オレグ・カガン(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1986年12月20日、中新田バッハ・ホール[ライヴ]
この手の曲は、筆者の書斎で鳴るAXIOM80 A・R・U・付きの箱にIIILZを移植したエンクロージャーで十分満足できるこのシステムより勝る機材は数多くあると思うが、後少しの部分がグレートアップすれば十分だが、勿論パワーアンプも91Bに交換し300Bもドイツ製または高槻TA-300Bに交換すればよいのだが?
其のあたりが未だ先の感じがする。当分はこのシステムで色々な演奏者を楽しむつもりです。
これは先日購入した(ハイチ・コープキャブ)意外とカリブ海系の繊細な酸味が楽しめる味がした。
また、ブラームスとグリーグ、ラヴェルという異なる色を持つ3つのソナタを、見事に弾きわけて聴衆を魅了していきます。86年の来日公演のライヴ。巨匠リヒテル主導型の演奏にならずに、カガンの、渋めだが心の内側から歌い上げるようなヴァイオリンを、むしろサポートしているような印象だ。
こうして聴くと、90年に亡くなったオレグ・カガンの才能は本当に惜しまれる。