伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団でベートーヴェン:作品18を聴いてみた

2018年09月30日 | クラシック音楽・オーディオ


生憎最近の日本は週一ペースで台風に見舞われている。関東地方は本日深夜あたりか?被害が心配、幸い日曜なので家族皆一緒に過ごせるとこは安心である。

先日某民法テレビ局が音楽問題の放送を行っていた、その中で作曲家ベスト10人の人物を当てるのが問題でしたが、なんと大変珍しく、英国は19世紀まで最大の音楽の消費国で、行進曲集『威風堂々』で有名なサー・エドワード・ウィリアム・エルガー(Sir EdwardWilliam Elgar)辺りしか知らないが、驚いた事に20世紀になって現れたBEATLESが2位になっていたことだ。

筆者が若い頃ビートルズを聴くのは不良とか、あの音楽は騒音とか言われた時代であった?その後ビートルズは順調にしかも爆発的にヒットし、それ以来10年以上続く英国最大の作曲家なのです。

しかし思えば音楽の消費国な英国でレコード盤、音響メーカー例えばTANNOYなど色々な音楽を楽しむ数々の装置が多いのも消費国の賜物のような気がする。勿論筆者もスピーカーは英国純正のTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)10吋のユニットを使用している。勿論BBCモニタースピーカーも有名です。

作曲者では勿論1位はベートーヴェンです、でもバッハは7位になっていました、ただしこれは日本での話であるが誰も知っている音楽で最初学校で名前はベートーヴェン、交響曲第九「合唱付き」は余りにも有名です、勿論この演奏には聴くたびに感銘を受け浄化するがバッハの場合代表作はマタイ受難曲であろう、

比較するとやはりバッハの音楽は宗教色が強く不利なのであろう、ベートーヴェンの音楽が納得でき最後の合唱には陶酔さえするであろう。

余談になるが、勿論筆者もライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏する、ベートーベンの交響曲はフランツ・コンヴィチュニー指揮で、交響曲第3番変ホ長調『英雄』・交響曲第7番イ長調作品92は良く愛聴します。やはりベートーベンの交響曲の魅力は爆発力だ!

特に世界最古の弦楽四重奏団で、結成から現在まで継続して首席奏者たちにより演奏活動が行われているゲヴァントハウス弦楽四重奏団演奏も好きで良く聴きます。此のようなベートーヴェンの作品の中に弦楽四重奏曲の作品18があり優れた演奏が期待できる、ラズモフスキー第1番第2番までの演奏は特に良く響き当にヴァイオリンの音色の虜になる。

昔のゲヴァントハウス四重奏団のベートーベンのレコードを久しぶりに聴く。

筆者の現在の残っているレコード曲はゲヴァントハウス四重奏団の演奏は少し地味に聴こえるが淡々と奏でる演奏は他には無い魅力がある。

1955年ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任ゲヴァントハウス四重奏団をクルト・シュティーラー教授より引き継ぐ。

 ゲルハルト・ボッセ(第1ヴァイオリン)

 カール・ズスケ(第2ヴァイオリン)

 ディートマル・ハルマン(ヴィオラ)

 フリーディマン・エルベン(チェロ) 

Silent Tone Record/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲1、2番/ゲヴァントハウス弦楽四重奏団/ETERNA:825 655/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコー

流石古いがボッセ/スズケの音は絶品です、やはり伝統が蘇る。レコード盤を聴くには針は必要だが、昔から殆どOrtofonGEを愛聴している。

特にTANNOYのスピーカーには相性が誠に宜しく、TANNOYの魅力を隅々まで奏でてくれる針である。拙宅のオルトフォンもGTE、GE、MC20等所有するがやはりAシェル未だ使用してなく、醸し出す音は興味深い、機会があればぜひ手元に揃え聴き比べてみたい。

その前に上等なガラードのLPは欲しい、それと一緒にOrtofonのアームも一度は聴いてみたい。

勿論針はオルトフォンSPUGTE(トランス内蔵のSPU)で聴くが弦音が艶っぽい、勿論オルトフォンSPUGEも所有するがMCトランスも廃棄し今は所有してないため現在MCトランスは検討中である。WEのトランスは探しても高値の花であり数の少ないこともヴィンテージ要素が高い。

英国系のスピーカーには、どうしてもクラシック音楽のイメージが強いとされてきた理由もなんとなくわかるのではあるが、今や、英国も、昔から輸出によってお金を嫁ぐことに熱心なことはよく知っておられる通りである。英国がその古い伝統と、高度な産業技術を、クラフトマンシップを生かしてつくり上げた製品は、筋金入りの名品が多く、しかもお客の望みを十分に叶えてくれるサービス精神に優れていて流石音楽輸入国である。

タンノイはいぶし銀のような艶をもつスピーカーだと評されていたが、特にIIILZのユニットであろう、そこでTEAC MA-7のアンプはTANNOYが共同開発したArmoniaシリーズのパワーアンプ。

当然視聴に使ったのはオートグラフ、IIILZでテストした結果TANNOYお墨付きになったアンプであろう一般的にTANNOYにはLUXの球のアンプの相性を良しとされるが、筆者の場合は昔から長く聴くには、あの独特のLUX臭さが音質に出てプリはTechnics 30AメインにLUXMAN MQ60を使ってたこともあった。

此の組み合わせので聴くと、凄く素直な音がして聴きやすかった記憶がある。後日MacintoshC-29を購入後プリは交換するが、個人的にはTechnics 30Aが素直な音で良かった記憶が残る。

因みにパワーはTOSHIBAの真空管でモノーラルで作って頂いたものを使用していたが後日石のパワーに交換した。今は貧困老人故高額商品は購入できない。

今はLUXMANで出した本の付録のハサミモノに筆者の虎の子Vプリ管英国製BRIMARの13D9で駆動する実にクリーミーな味わいに鳴る、他のメーカーでは得られない弦楽器を楽しむ筆者のプリ管である、なんとこれで随分真空管の音に近くなる、今ジックリ聴くとゲヴァントハウス四重奏団などの演奏はTEAC MA-7が優れているそこで鍵盤楽器となるともう少し音の粒立ちの冴えて響が欲しくなる・・・・正に一長一短である、

1809年にヴァイオリニストのアウグト・マッティと他のゲヴァントハウス管弦楽団の3人の音楽家によって誕生。以来、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者達によって、今日にいたるまで途切れることなく音楽活動を続けている。正直今の演奏よりこの演奏を評価する。

19世紀のメンバーにはメンデルスゾーンにヴァイオリン協奏曲を献呈されたF.ダヴィッド、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の初演を行なったJ.ヨアヒム等がいる。世界各地での演奏に加え、平成天皇や英国のチャールズ皇太子の前でも非公開で演奏を披露しているほか、ドイツのローマン・ヘルツォーク大統領が1999年3月にアルゼンチンを公式訪問した折に同行。

勿論NHKによる収録も行なわれている。レーガーを含む100以上の作品の初演を行っている。ベートーヴェンの後期の四重奏曲について`Klassik heute’(Classic Today)誌は、「模範的で、かつひとつの基準ともなり得る解釈」を持ち、「卓越した音の美しさ」で聴く者を魅了すると述べ、また「この録音は、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団が世界で最も優れた四重奏団のひとつであるという名声を再確認するものである」としめくくっている。

 

最近仕入れた演奏・録音のクオリティの高さに加え、装丁の良さも魅力となっているベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集をゲヴァントハウス四重奏団をCDで聴く意外と安価で音質も良いがやはり昔のボッセ/スズケの音と比べると落ちる気がする。

ゲヴァントハウス四重奏団

 フランク・ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン)

 コンラート・ズスケ(第2ヴァイオリン)

 フォルカー・メッツ(ヴィオラ)

 ユルンヤーコプ・ティム(チェロ) 

このベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、現在のメンバーである、フランク・ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン)、コンラート・ズスケ(第2ヴァイオリン)、フォルカー・メッツ(ヴィオラ)、ユルンヤーコプ・ティム(チェロ)によってセッション録音されたもので、代々受け継がれてきた伝統の重みをベースに、どんな細部にも迷いの無いアプローチを聴かせる手法は現代最高のベートーヴェン全集としての評価を十分に裏付けるものです。

Disc10には、歴代ゲヴァントハウス四重奏団によるハイライト音源についてかつてのメンバーが語るという興味深いテイクが収められています。弦楽四重奏曲第14番と弦楽四重奏曲第10番から抜粋した1916年、1968年、1985年の音源のあとに、ゲルハルト・ボッセ、ディートマル・ハルマン、カール・ズスケがマルティン・ホフマイスターと共にドイツ語で語るという趣向です。

秋の夜長はベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集が実に良く聴こえる、ブラボー!