先日、量販店で韓国語用電子辞書に触ってみた。英語の次に盛んな外国語は中国語のようで、幾つもの機種と幅広い機能を持っているようだったが、その他の外国語用は主たる売れ筋品目ではないのだろう肩身の狭い販売状態で片隅に展示されていた。
手にしてみた韓国語用の価格帯は、1万円弱のお手頃機2機種と数万円クラスの上級機数種だった。アラ古希の小生にとっての最大の問題点は、表示文字や操作ボタンが小さかったことで、当然ながら年寄り向きには作られていない点である。
紙の辞書は、韓→日と日→韓それぞれが八千円くらいである。これらの代替品だとすると一万五千円が電子辞書の投資額の一つの指標となるだろう。
小生の場合、韓国語電子辞書で悩ましいのが、使用頻度なのである。
自宅で行う作業ではインターネット辞書や翻訳で間に合うだろうし、むしろパソコンに頼る場合が殆どだと推測される。(当然、自宅で使用することになる紙の辞書を購入する必然性もなくなる。)
電子辞書をどうしても使用するのは、韓国旅行中と韓国語講座出席時くらいに限定されそうである。
数万円する上級機を購入すれば機能的には満足すべきものになるだろうが、俳句用の電子辞書(高級機である)と機能的にダブり二重投資となってしまう。俳句用があと5年くらい使用可能だと思われるので、その更新機を購入する時にまだ必要性を感じていたら韓国語機能を付加して購入しようと決めた。
とすれば、最小限度の投資で当座を間に合わせる方策を探ってみた。買い物はなんといってもAmazonである。韓国語電子辞書の中古品でもないかと調べたら、新品で1575円という簡易型の電子辞書(Canon Wordtank IDP-610K)が出てきた。使用者の評価は、5つ星から1つ星までバラバラ。ダメもとでと、早速購入手続きを完了、あっという間に送られてきた。
写真のように、機器は至って素朴な作りで一見玩具と間違うばかりである。気に入ったのが取扱説明書で実に年寄り向きである、大判で字が大きい、はっきりくっきり見易いのである。そして、ボタンが少なく使い方も実に簡便そのもの、これがまた実に良い。(但し、当然ながらハングルの入力は少し慣れる必要があるが、大したことではない。)
安い物である、多少の問題点はすっぱり諦めることにしてしばらく楽しんでみようと思っている。