一言言わずにいられない。年寄りの苦言としてご容赦いただきた。
地震・津波の緊急速報や報道、また地震時の原発における状況報告で大変気になるのが、過剰な敬語・丁寧語である。絞り込んだ要点を紋切り型に単純明快に表現出来ないものかともどかしく感じた。
また、解説者やレポータの話し言葉が、実にたどたどしく、内容は整理が悪く、話し方としても実に下手なのである。聞くに堪えないのである。
この種の人が余りに多過ぎるのである。学校教育の欠落が、ひとつにはその原因に成っているのだろうが、本人の心がけと訓練で解決する問題だと思うのだが。
「じょうちょう‐ど 〔ジヨウチヤウ‐〕 【冗長度】 いう言葉の解説を見ると、「情報理論で、伝達される情報に含まれる余分な部分の割合。リダンダンシー。」 と書いてある。
特に、マスコミに登場する人たちは、緊急事態における正確かつ迅速な情報伝達のあるべき姿を勉強してもらいたい。
総じてNHKラジオは、合格点だと思うが、TVの方はいささか気になる。改善を要望する。
もうひとつ気になるのが、TV各社共通の電波の無駄遣いと視聴者負担の無用な増加である。LIVE報道の運用を誤っていると思える点である。
緊急記者会見のLIVEを織り込んでの放送だが、LIVEの場面とスタジオの場面をずたずたに切り変えてしまい、脈絡のないLIVE報道となり、挙句はスタジオの解説で再度全てをなぞるという、なんとも無駄一杯の判りにくい、視聴者負担だけが増加した非効率的な報道と成っている。
LIVEを必要なものに限定して、無意味なLIVE報道を止め、視聴者負担の少ない判りやすい報道を考えてもらいたい。(馬鹿の一つ覚えみたいなLIVEは止めるべし。)