12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

あさきゆめみし

2007年08月15日 07時28分54秒 | Weblog

難解な源氏物語を簡便に知る方法はないかと尋ねたところ、教室の先生に勧められて読んだ漫画本である。  

あさきゆめみし」大和和紀の少女漫画。『源氏物語』を漫画化したもの。
月刊『mimi』(講談社)に1979年から連載され、のち『mimi Excellent』に移って1993年に完結した。

まんがで描く「源氏物語」全54帖、原典・古典への入門・誘導として、高校の古文の授業などで紹介されている。

大和 和紀(やまと わき、1948年3月13日 - )は、漫画家。北海道札幌市出身。北星学園大学短期大学部卒。
1966年、「少女フレンド」(講談社)掲載の『どろぼう天使』でデビュー。

代表作に『はいからさんが通る』、『NY小町』、『あさきゆめみし』など。
1977年(昭和52年)度、第1回講談社漫画賞少女部門受賞(『はいからさんが通る』)。

紫式部の源氏物語54帖が忠実に描かれており、古典文学ではなかなか思い描けなかった華やかな宮廷生活が、目の前に広がるように描いてある。

視覚的な美しさもさながら、登場人物の心情や行動にもハラハラどきどきさせられ、完成度も高く本当に素晴らしい漫画であった。

 源氏といえども恋の苦しさが避けられないのであろうが、されど一生を恋の悩みで過ごせる人とは、羨ましき限りである。

小生くらいの引退世代が読むと、源氏の一生を理解できる心情に近いように思える。
現在のところ、殆んどは女性の読者のようであるが、男性が読むほうが心情的に一段と理解しやすいのではなかろうかとも思うのだが。

 昨夜までの三夜、NHKラジオで源氏物語の特別放送があった。
来年が、源氏物語千年記念の歳にあたると教えられた。

いろいろと特別放送や記念イベントなどが行われそうである、楽しみなことである。

お知らせ:都合により23日まで休みます。