去り行く日の来ん時は
去り行く日の来ん時は
ものみなに許しを乞います
心の髄に感じる事は
文をなしたる事の悲哀です
なぜか その悲哀の故にか
泉に小石をひとつ投げてみます
水に沈みゆく石が黙っているのは
何と言う不思議な美しさでしょう
口をつぐみて時間の声に聴き入ります
時間がすべてを澄ましてくれます
ところが 万目荒涼たる心象が
冬近き小路に細い影をつくっています
風の音に驚きて 草木を想い
万物流転に身を任せましょう
僕の歴史を顧みますと それは一行の詩
Uni-verse Universe
宇宙が黄昏て逝きます
仰げばオリオンが密かに瞬いています
(こんな駄文、なんとかならないものかしら。)