【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

カタクリの里展望台

2009年08月26日 | 里山整備
今年整備するカタクリの里に新しく荒島岳展望台が新しく出来ます。
日本百名山荒島岳をちょっと高い位置から眺められます。
緑の額縁の向こうに大野富士『荒島岳』が眺められます。
カタクリの咲くころは雪が残り、もっと綺麗な荒島岳が見れます。

今回拡張するカタクリの自生地は、
東に面した平らな斜面で、上から、横から、下からと
カタクリをいろんな角度から見れます。


通路の幅も約1.2mを確保、
すれ違いが楽に出来るよう配慮します。
写真愛好家にも親しめるカタクリの里を目指します。
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継体大王即位1500周年記念桜

2009年08月25日 | 
今年の春に福井県の継体大王即位1500周年記念事業実行委員会が
寄付を募り、関係自治体にサクラ1500本の苗木を配り植樹した桜
現在どうなっているでしょうか。?

この写真は大野市の亀山公園の植樹地です。
大野市に限らず同じ状態の桜が多いと思います。
草が一番茂る8月、桜がどこに植えてあるのかわからない。
この話を聞いたときから予測出来たことですが、
桜に携わっている一人として
桜が可愛そうでならない。
いったい誰が管理するのでしょうか。
こういったイベントに桜を使わないでほしい。

立派な標柱にかけるお金があるくらいなら、
もう少し丈夫な支柱を立てて欲しいと思います。

植えた桜、特に最初の5年間は愛情を持って管理して欲しい。
見える愛情 
その1
丈夫な支柱を添木として立てる。
これまでに各地の名所、植樹地を見ましたが貧弱な支柱、添木の桜の倒木や折れる確立が高くなっています。
その2
適切な間隔をもって植えて欲しい。将来、間引き出来る管理体制と計画があれば最初に狭く植えても良いとは思いますが、出来ますか?
その3
木の周りだけでも月1回の草刈を行って欲しい。

簡単なようで大変な情熱が必要です。
がんばって管理して欲しいと思います。
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桜公園の草刈作業

2009年08月23日 | 矢ばなの里
今日は桜公園の草刈作業を行いました。
堤防のさくら堤、里山に広がる桜公園の3回目の草刈です。
この作業が終わると稲刈り作業が始まります。









暑い中の作業、区民の皆さんご苦労様でした。
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桜千年夢プラン

2009年08月22日 | 
この2日ほど目が覚めてから桜千年夢プランの苗場に草取りに行ってきました。
ここに昨年集めた桜・江戸彼岸の種を植えて苗木を育てています。
数えたことは無いですが5~600本はあると思います。
背丈も大きいモノで120cmほどになりました。

その中で枝垂れ桜の種も撒いたのですが、
枝垂れに育った苗は無いようです。
枝垂れ桜の種を植えても全部が全部ならないと聞いていましたが。
1本も無いとは残念です。


9月にはこの苗木を使って目次の勉強会・講習会を行います。
その時には枝垂れ桜など他の桜の芽を接いで見ます。


この実生から育てた苗木、秋には皆さんにもお譲り出来ると思います。
ただ、10年ほど花が付かないかもしれません。


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カタクリ物語

2009年08月20日 | カタクリ
カタクリは花が咲くまでに7~8年かかることが知られています。
なぜ、そんなに長い期間が掛かるのでしょうか。


植物が花を咲かせるには体力が必要です。
矢ばなの里のカタクリの場合芽を出し
葉を広げて枯れるまで
3月下旬から5月上旬まで賞味1.5ヶ月
この間に太陽の陽を浴びて栄養を鱗茎に蓄えるのです。
早春の陽はまだまだ弱い陽です。
光合成を効率よく行うには気温も高い方が良いでしょう。
太陽も高い強い日差しが有利です。
しかし、5月に入ると木々が葉を広げて陽の光を遮り
カタクリの育つ林床まで届きません。

こんな条件の中で花を咲かせる体力をつけるのに
8年という長い年月が必要なわけです。

カタクリは1年のうち2ヶ月生育で
30年と言う長い寿命を保っているのかもしれない。

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アメリカシロヒトリ-害虫

2009年08月19日 | 桜と管理
写真は柿木に群がるアメリカシロヒトリです。

車で走っていると時々葉が無くなっている木を見かけます。
これからアメリカシロヒトリが大量発生する季節


桜も大量発生する木です。
見つけたら広がる前の早めの駆除が一番ですが
毛虫で桜が枯れることはありません。
丸裸の桜の木は狂い咲きするようです。

これは桜の習性で、もう一度葉を出すには順序があり
花を咲かしてからでないと葉が出ないそうです。
葉をつける前に花を咲かせる桜の宿命、
狂い咲きじゃなくて順序正しい桜ならではです。

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とうとうやって来た

2009年08月18日 | 矢ばなの里
今日、カタクリの里の桜の樹皮が無残に
剥ぎ取られているのを発見しました。
とうとう、矢桜にも鹿がやってきたようです。
桜は花芽も実であるサクランボも、
新芽も、樹皮も美味しいようです。


花芽はウソという野鳥の好物で開花に被害が出ます。
新芽、新梢や樹皮は鹿の大好物のようで、
他県の新植樹地でも被害が出て、対応に苦慮しているようです。

気が大きくなれば被害も限定的ですが
小さい内は鹿にとっては
食べやすい高さとやわらかい樹皮が格好のご馳走になります。
苗に円筒の網をかけて保護する方法もありますが
費用が馬鹿になりません。
予算の限られたわれわれのようなボランティア団体では出来ません。

カタクリも鹿に葉を食べられたと言うことを聞いたことがあります。
熊でもイノシシ、鹿でも増えすぎ、
鳥獣保護もほどほどにしないと
自然との接点で暮らす人の生活が成り立たなってしまう。
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九輪草の苗づくり

2009年08月17日 | 山の話
九輪草の苗が育ってきました。
6月に訪れた宇津江四十八滝の山野草花園の九輪草
その時赤と白の株を買ってきました。
ついでのササユリの種と一緒に
九輪草の種も買ってきて撒きました。
その種が発芽して写真の大きさになりました。

一厘の苗をどんどん増やして九輪草園を出来たらいいなぁ~。
そんな夢と計画を持っています。

花の苗では他に
4月に訪れた福島県の花見山公園で
黄色い花の色の印象が強かった
レンギョを増やしています。





レンギョは挿し木で簡単に増やすことが出来
桜の木の下に輪郭のアクセントとして植えようと考えています。
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森の厄介モノ - 藤

2009年08月14日 | 里山整備
森の厄介モノの一番は『藤』でしょう。(写真)
ツル性植物の代表的存在、
春には藤色の房状の花を咲かせます。
藤の綺麗な森は手入れがされていない森と言われます。
ツル性植物は樹木と違い頑丈な幹を作る必要が無く
森の樹木を利用して先へ先へとツルを伸ばし、
樹木の上に出て葉を広げて太陽を独り占めしようとします。
ツルを伸ばし、葉をどんどん広げ、
最後は支えとしてきた樹木を弱らせ、枯らしてしまいます。
その木の藤も同じ運命を辿ります。

同時に地上で他の木に取り付いて成長を続けます。

カタクリの里の森も何十年の手付かずの状態で放置されて
藤に撒きつかれて枯れたクヌギの木が何本も有りました。


今回の整備で周辺の森の藤を伐って廻りました。
周辺を含めて森を管理、カタクリの保護を続くて行きます。

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山の道具

2009年08月13日 | 里山整備
カタクリの里に転がる倒木、枯木を扱うには
どうしても必要な道具があります。
チェンソーなどの新しい機械も重要な道具ですが
斬った木材を扱う昔ながらの道具に鳶棒があります。

1.5mほどの丈夫な柄の先に飛びのくちばしのような鋭い金具が付いています。
これを木材に打ち込み木を縦横の扱います。
くちばしはほどよく伸び、てことしても利用できます。

この道具、地区の人の好意でしばらくの間借りることが出来ました。

私は扱うのは初めてで、これから練習して慣れ、
縦横の扱える様になりたいと思います。


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開花情報

矢ばなの里のカタクリ、桜、アジサイ等の開花情報