【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

森の厄介モノ - 藤

2009年08月14日 | 里山整備
森の厄介モノの一番は『藤』でしょう。(写真)
ツル性植物の代表的存在、
春には藤色の房状の花を咲かせます。
藤の綺麗な森は手入れがされていない森と言われます。
ツル性植物は樹木と違い頑丈な幹を作る必要が無く
森の樹木を利用して先へ先へとツルを伸ばし、
樹木の上に出て葉を広げて太陽を独り占めしようとします。
ツルを伸ばし、葉をどんどん広げ、
最後は支えとしてきた樹木を弱らせ、枯らしてしまいます。
その木の藤も同じ運命を辿ります。

同時に地上で他の木に取り付いて成長を続けます。

カタクリの里の森も何十年の手付かずの状態で放置されて
藤に撒きつかれて枯れたクヌギの木が何本も有りました。


今回の整備で周辺の森の藤を伐って廻りました。
周辺を含めて森を管理、カタクリの保護を続くて行きます。


開花情報

矢ばなの里のカタクリ、桜、アジサイ等の開花情報