八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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彫刻作品『八咫烏』の写真に関する続き

2018年02月01日 | 奉務メモ


彫刻作品『八咫烏』の写真に関する続きの巻です。

写真の左下部分に、こんな内容の書き込みがありました。
『帝国美術院 佐藤朝山 作
 回字會代表 久留島武彦奉納
 昭和十二年二月二十一日  』



「佐藤朝山」とありますが、これは佐藤清蔵が山崎朝雲に師事していたときの号なのだとか。
気になるのは「回字會代表 久留島武彦奉納」です。
…というわけで、久留島武彦の詳細は下記のリンクをご覧ください。

フリー百科事典『ウィキペデイア』より
デジタル辞書『コトバンク』より


なんと「日本のアンデルセン」!
日本のボーイスカウト運動の基礎作りをした人!
そして、童謡『夕やけ小やけ』の作詞者!

ただし、この『夕やけ小やけ』は我々のよく知るところの童謡ではなく、また別の曲のようです。
<参考資料>

上記と関係ありませんが『夕やけ小やけ』のついでに書きますと、かつてこの地域には「八咫烏こども会」という会があって、その会歌は『夕やけ小やけ』の替え歌(メジャーな方)だったそうです。



また、宇陀市榛原の夕方のチャイムも『夕やけ小やけ』(メジャーな方)です。

ところで、久留島武彦氏が当社にこの写真を奉納してくださったという証拠資料は、今のところ確認できていません。
さてさて、当社にその証拠となる資料の有りや無しや。
状況証拠としては、成立しているように思えるんですけどねえ。







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