八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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季節の移ろいとお供えもの

2013年02月25日 | つれづれ
まだまだ寒い日がつづいています。
今年の奈良は、例年よりもさらに寒いようです。
雪もだびたび降っています。

それでも少しずつではありますが
春の兆しはわずかに感じつつあります。

まず我が家の柴犬の毛がモコモコしだしたこと!
また、あのやっかいな毛の生えかわりの季節です。

野鳥の声も少しずつ聞え始めています。
この間もヒバリの声を聞きました(かなり寒そうでしたが…)。

そして徐々に日の出の時間が早くなってきたこと。
…ということは、日の入りが遅くなってきた、ということ!

この休日は月末ということもあり
家族に誘われて境内の清掃をおこないました。
まだまだ寒いので、ついつい無精がちになってしまう僕の背中を
いつも上手に押してくれる家族に感謝です。

終わる頃には夕方5時をまわっていましたが、まだ明るい。
季節の移ろいをしみじみ感じました。

さて、その時に見つけたのがこれです。



拝殿からのびる石段をのぼりつめると
本殿があるのですが、その門の前にお供えが。

三つ容器が並べられ向かって左から
紙コップ=塩
紙コップ=米
ワンカップ=酒



お祀りの際のお供えのし方を
よくご存知の方がお参りされたものと拝察されました。

神さまに対する感謝と親しみを捧げていただきますことは
神社のおそばでご奉仕させていただいております身において
たいへん嬉しくまた有り難いことです。

もしも、
このような形でお供えをされる機会がありましたら
今度はご自宅までお持ち帰りいただき
日々のお料理などにご利用いただくことも
有意義な方法のひとつだと思います。

神社で行わる恒例祭の最後には、
直会(なおらい)という行事があります。
これは神さまにお供えした品(撤饌)をいただくことで
神さまの恵みを直にいただくという意味があります。
よろしければ、お試しくださいませ。



より深い御恵がいただけますように。






「三寒四温」ならではの風景

2013年02月13日 | つれづれ
今年に入って「季節の移ろい」を記録したい!
…という気持ちがふつふつと湧いてきまして、
毎朝、日供を行ったあとお決まりの場所から
「定点観測」をしています。

おもに境内から東を眺め伊那佐山の山麓を撮っています。

これまで撮った写真は、まだわずかですが
それでも、この1月後半から現在までの
境内の表情のちがいといったら!
「三寒四温」ならではの風景が見えてきました。

よく当社にお参りになる方も
なかなか朝の忙しい時間帯はお参りも難しいでしょうから
すがすがしい朝の雰囲気をおすそわけさせていただきます。


平成25年1月15日
新年最初の連休は前半は小春日和。後半ドカ雪(!!)。


平成25年1月23日
伊那佐山が霧に隠れるのは少し温かくなってきたから、だろうか。


平成25年1月26日
空気は冷たく、それだけに空は澄んで居り。


平成25年1月28日
夜半からの雪はさらっさらの粉雪。
木の多い本殿付近には、あんまり積もらず。


平成25年1月29日
昨日の雪はまだ解けず。境内は白いままです。


平成25年1月31日
前日までの雪はいづこへ?昼間、温かかったんですね。
朝日がまぶしい!


平成25年2月4日
少し雨が降った後の伊那佐山は雲の衣を纏ひて…。


平成25年2月8日
朝から突如降り出した雪はあっというまに境内を真白に。


平成25年2月8日
降りしきる雪ごしに拝殿を撮影。


平成25年2月12日
ただ射す朝日は春を感じさせるも、まだまだ肌寒いー。


「定点観測」、これはなかなか面白い!
春になって夏になれば、日の出の変化も確認できそう。
こりゃ楽しみが増えました。