八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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11月3日、八咫烏神社第五次御造営奉告祭。

2016年10月26日 | お祭り


11月3日、八咫烏神社第五次御造営奉告祭が執り行われます。
20年に1度、行われる大きなお祭りです。
当社では伊勢神宮のように御社殿をまるごと造りかえるようなことはできませんが、この20年を節目とするお祭りの意義は伊勢の神宮と違うところがありません。
この度の御造営では、社務所の屋根の葺き替えを主として、補修が必要とされる箇所の修繕や境内の整備をもって神様の御恵みを若返らせることのほか、よりお参りしやすい環境を整えるなど、神社を支える方々への配慮を慮った未来志向の事業が行われました。
いよいよ祭典の日も迫り、通りに面してのぼり旗が並び、境内には上棟式のヤグラが組まれつつあります。



八咫烏神社第五次御造営奉告祭は、11月3日(木・祝)、午前10時から祭典が始まります。
皆様、お楽しみの御供撒きは、上棟式の終了後になります(時間は秘密ですw)。








御幣づくりの下ごしらえ、或いはあえて大げさにいうのならば。

2016年10月13日 | つれづれ
あっという間に、もう10月(!)。
お祭り月です。

今年、11月には
20年に1度のゾウク(式年御造営)を控え、
神主も氏子さんたちも気忙しい日々です。

とはいえ、
大方の工事がすでに終了していますので
境内は、今のところ、のんびりムードではあります。
それでも、
10月も後半に入れば、
祭典準備などで騒がしくなること必至です。

近頃の僕はといえば、
御稚児さんと御供曳きの宝船を先導し、ご神前に捧げられる大御幣。
そして、祭典当日に氏子さんたちへお配りする小御幣。
これらに使用される和紙(奉書)の奉製に追われています。

大御幣は27体。
そして小御幣は200体。

さすがにこれらの仕上げは
氏子さんたちのマンパワーでしていただく予定なので
その前準備を段取りしているところでなのであります。

決して難しい作業ではないけれど、楽とはいえないこの作業。
嫌いではないです。

むしろ、やりがいを感じ、嬉しがってやっています(本当です)。

こういう作業は、
長きにわたって神社を支えてきたご先祖さまたちがやってきたことの
再生でもあるわけです。
いわば、ご先祖さまたちとの共同作業。

大げさにいうのならば、きっとそういうことでしょう。
(少なくとも僕はそう思っています)

こんな想いをなるべくたくさんの方と共有したいと切に願います。

どうぞ皆さん、
皆さんの地元のお祭りにぜひぜひ参加してください。

それはあなたが何者で、
何を大切に生きるべきか、の手がかりになるかもしれません。

あ、これも大げさな感じですね、かなり(笑)。