手水とヤマユリ

じょじょにではありますが
日の出の時間がゆっくり目になってきました。

最近「早朝草ひき」のため
４時半起床するとまだ暗い感じだったで
今日から５時起きにすることにしました。

先日、ヨメさんとお義母さんが
境内の草ひきを代わる代わるにしてくれたおかげで
以前とくらべて、だいぶいい感じです。

それでも、ところどころに
雑草は芽生えてしまうものなので
３０分ほど境内を見回り
早期発見と処置をほどこします。
何事も
良からぬ芽は小さいうちに摘んでおきたいものです。

さて、今日は手水舎で面白いものを見つけました。
ヤマユリです。
最近、近所の山のなかで
ヤマユリはよく見かけますので
氏子さんの中のどなたかが
奉納してくれたのかもしれません。

龍頭にうまい具合に手向けて活けてくれています。
なかなかお洒落。粋だなあ。

花は大きく、上品な香りが漂っています。
朝からいいものに出会えたなあ。

手水舎はお参りする前にお清めをする場所。
こんな手水舎なら、
ほんとに心身ともに清々しく、
お参りが出来そうですね。

腰と作法

ちょっと腰が悪くなりかけました。

その前兆があったのに
うっかりぼんやりテレビを見ていたら
一瞬、立てなくなったので「これはやばい」と
じりじり寝室に戻り、寝転がってストレッチして
何とか一難を逃れました。

日頃の運動不足と「早朝草ひき」の屈んだ姿勢が
かなり腰に負担をかけていたようです。

油断したなあ。

それでも少しまだ
上半身と下半身のぐらぐら感があったので
いつにも増して「良い姿勢」の生活をしばらく続けていました。

なるべく腰をぴんと伸ばし、
テレビを見るのも、ご飯を食べるのも正座。
もちろん足がしびれますから
胡坐の時も腰はやっぱりぴんと伸ばすようにしつつ
休憩しながら、また正座。

そんな「良い姿勢」生活を続けていたら
自然と所作が「祭式研修」を受けているような動きになっていました。

特に起座（立ち上がること）と
著座（座ること）の作法が顕著で
立ったり座ったりするたびに
思わず我ごとながらニヤリとしてしまいます。

思うに祭式における所作というのは
もしかしたら礼法であるのと同時に
実は、いにしえの人々にとっては身体に負担をかけない
まったく合理的な動作だったのかもしれません。

我々が祭式の作法に苦労するのは
ひょっとしたら日本人の体じたいが
「現代的」に変容してしまったから、ではないでしょうか。

…などと、腰をさすりながら想像してみましたとさ。

「早朝草ひき」、始めました。

梅雨の季節、
真っ只中の今日この頃。

境内のアジサイは
ここぞとばかりに花を咲かせましたが
同時に目を覚ました奴らがいたことを
あやうく忘れかけていました。

雑草。
そう、毎度おなじみの奴らです。

平素、別の職をもって
「生業」として生活しているため
基本的に平日昼間の作業は出来ません。

かといって、
休日も何かと忙しい。

これらのことは
我が家人たちも例外ではありませんから
へんに甘えるわけにもいきません。

…というわけで
「早朝草ひき」、始めました。

４時半ごろ起床して
起きぬけに愛犬の散歩をし、
その後、５時ごろから草ひきタイムです。

６時には近所のお寺の鐘がなるので
これによってタイムアップとしています。

今のところ、なかなか好調！

正直、あんまりはかどらないけど
運動になるし、境内もきれいになる！
気分よく仕事に出られるというものです。

でも、昼間ちょっと眠いんですけどねー。