八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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もっと知りたい。

2006年07月08日 | つれづれ
先日、仕事で撮影に同行した。

ちょっと前に取材させていただいた
観光ボランティアガイドの方の仕事ぶりを
カメラマンさんに撮影していただいたのだ。
一行は桜井市の稚桜神社から土舞台跡、安倍文殊院、安倍寺跡を経て
山田寺跡で昼食の後、飛鳥寺、飛鳥坐神社から
石舞台古墳を目指す予定だった。
途中、山田寺跡で雨に降られ予定を変更したらしい。
(われわれ撮影組はその山田寺跡で撮影を終了したため)

さて、この日のガイドの対象は
新米ボランティアガイドさんたちの研修を兼ねたものだった。
新米とはいうものの年齢層はちょっとお高めの様子。
しかし皆さん、ガイドの方の説明を熱心にメモをとる、質問をする。
気心が知れているんだろう。和気あいあいの中、進んでいった。

それにしても、ガイドの方々の博学ぶりには驚かされる。
というか、僕らが住まうこの町のことを
僕らがいかに知らないか、ということなのかも知れない。

と思って聞いてみたら、なんのなんの
ガイドの皆さんは、いつも少しずつ、しかし常に
読書・勉強を怠らないのだそうだ。

「本を読んだり、勉強したりすると
 いかに自分が『知らない』かがわかるんです」

とは、今回取材した Nさんの弁。
なるほどなあ!
僭越ながら、僕もこの年になって学ぶことの楽しさを知ったんです。
「学びたいことを学ぶ楽しさ」。
モーレツに共感した。

今日のカメラマンさんは
大阪からやってきた女のひとで、なんと大学の同級生なのだった。
(しかし、学科がちがったため仕事で出会うまでまったく面識がなかった)
そのひと曰く

「奈良の田舎って、ほんとにいいとこですよねえ」

はっはっは。そうだろう、そうだろう。ついに気がついたか。
今度はニンマリ共感。

僕は奈良の土地や雰囲気や文化、歴史その他もろもろが好きなんです。
だから、もっと知りたい。
これから少しずつでも「勉強」してみよう。