八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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御田祭と幟旗と「神武東遷」。

2020年03月23日 | お祭り
来る3月29日(日)、午後3時から御田(おんだ)祭を執り行います。
当社の御田祭は、祈年祭や御田植祭と同義と位置付けており、今年の五穀豊穣を祈り農業をはじめとする全ての産業の繁栄を祈願するお祭りです。
これに併せて「新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭」も斎行いたします。
なにかと健康に留意しなければならない昨今ですので「たくさんの皆様にお参りいただきたい」とは申し上げにくいのですが、よろしければお参りにお越しくださいませ。



なお、この度当社は幟(のぼり)旗を作成いたしましたので、来る3月29日(日)の御田祭に御披露目いたします(写真左)。
ご祭神は「お導きの神様」ですが「勝運」とも相性が良いとされることから「勝色」で染め抜いていただいております。
「勝色」とは日本に古くからある紺色の一種で、特に鎌倉時代の武士に愛好された色であるとのこと。
今後お祭りのたびに神社周辺ではためく幟旗にもご注目ください。
また、幟旗つながりで、もう一点。
先日、文化庁の日本遺産にて「神武東遷」で登録を目指す団体様から綺麗な幟旗(写真右)が1本届きました。
「神武東遷」とは、古事記・日本書紀における初代天皇・神武天皇が、より良い国づくりの舞台を求めて、故郷の九州・日向から大和まで、あらゆる艱難辛苦を乗り越えながら旅をする一大スペクタクル叙事詩です。
この日本遺産への申請には、神武天皇の出立地である宮崎市、終着地である橿原市、そして我が宇陀市を含む途上の22市町村が賛同し協力しています。
日本遺産の登録は今年5月に結果発表があるとのことですので、当社も「神武東遷」ルートにかかわる地におりますし、その重要な働きをした神様を祀る神社ですので、殊更に期待をしているところです。
この「神武東遷」の幟旗も3月29日(日)の御田祭の時に境内に掲示いたします。








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