現代視覚文化研究会「げんしけん」

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舞-乙HiME 第13話「茜色の空に・・・」

2006年01月07日 10時30分31秒 | アニメ・映像全般
 この13話は物語の中盤にかかるストーリー展開は「人の目を忍び【カズヤ・クラウゼク】との逢瀬を重ねる【アカネ・ソワール】だったが、オトメになる為、どうしてもまだ一線を越えられないままでいた。【カズヤ】との恋とオトメになる夢の間に、板ばさみに悩む【アカネ】。その矢先、フロリンスの使いがガルデローベにやってくる。フロリンスの現役のオトメ「清恋の孔雀石」こと【ロザリー・クローデル】が引退する運びになり、その次のオトメ候補として、急遽、【アカネ】に白羽の矢が立ったのだった。学生ながらオトメに抜擢された【アカネ】の話題に沸く星組の教室。しかし、【アリカ・ユメミヤ】は日に日に自分の中に募る不可解な感情に悩んでいた。【ニナ・ウォン】たちの心配をよそに、一人ふさぎ込む【アリカ】。そんな折、【アリカ】は【イリーナ・ウッズ】や【ニナ】たちから、夢と恋との狭間に揺れ、姿を消した悲劇のオトメ「炎授の紅玉」の話を聞く・・・。なぜか?元気のない【アリカ】・・・その訳とは?、【アカネ】と【カズヤ】のお互いの立場を越えての決断と行動、二国間の国境付近でのオトメ同士の戦闘の今後への予兆・・・。」などが描かれています。
 まず、物語は【アリカ】【ニナ】【エルスティン・ホー】【イリーナ】の4人でのいつもの喫茶店でのシーンから始まります。注文したプリンアラモードにも手をつけずに憂鬱そうな【アリカ】「う~ん・・・はぁ・・・」とため息をついていた。そんな【アリカ】を見かねて【イリーナ】「どうしたの~?いつもみたいにわ~あ、ぷるぷるエルスちゃんのおっぱいみたい~とかやらないの?」が話しかけるが「うん・・・何か食欲がないの・・・」とまた、ため息をつくのだった。4人で街中を歩いていると【ニナ】「あれは・・・」と【アカネ】と【カズヤ】の2人を目撃する。しかし【イリーナ】と【エルス】はそ知らぬ感じだった。【イリーナ】からメガネを借りて見るが、本人は納得していない様子。【ニナ】の間違いの発言に【アリカ】が「間違いって?」と聴く【ニナ】「説明させないで・・・」とそっぽを向くが「う~ん、け~ち~」と【ニナ】の背中を指で押した。「うわぁ・・・こらぁ!アリカ!」と追い掛けまわしていた。この冒頭の場面では【ニナ】がとても良かった。「ピザ」にタバスコをかけて食べている所、借りたメガネをかけた所など人間味が溢れた感じが可愛いですね。
 その頃、【アカネ】と【カズヤ】は公園の人目がない木々の中で「口づけ」を交わしていた。【アカネ】「カズ君・・・」と本当に幸せそうな表情をする。すると【カズヤ】「アカネちゃん・・・僕・・・」と【アカネ】に迫るのだった。やはり【アカネ】の清純さには惹かれるかも・・・奥ゆかしさも可愛いからね(萌)。「カズ君・・・あっ・・あっ・・だめ・・だめ・・うっ・うわぁ・・いや・・・だめぇぇぇ!!!」と絹を裂くような悲鳴で【カズヤ】も我に返った。「あっ・・・ごめん、アカネちゃん。マイスターを目指す君に・・・こんな」「私の方こそごめんね・・・本当に・・・ごめんね・・・本当にごめんね」と言うのが精一杯だった。本当は【カズヤ】の気持ちに答えたいと思っているが、お互いの立場がそれを許さない。2人の切なさが感じ取れるシーン。
 ガルデローベ学園の授業風景。まどろみの中で【マリア・グレイスバート】の【アカネ】を呼ぶ声が聴こえて来た。「あなたに、お客様です。学園長室に来なさい」と言われ【アカネ】が向うと「フロリンス」からの使者が来ていた。「えっ・・・私をマイスターに?」と今のマイスター【ロザリー・クローデル】の結婚による引退の為に【アカネ】に白羽の矢が立ったの事が告げられる。【アカネ】も「でっ・でも、私まだ学生で・・・」と戸惑いを隠せない。【アカネ】の両親も喜んでいる、オトメとしてマイスターに対する憧れと夢、【カズヤ】への愛との板挟みになる【アカネ】。その話題はもちろん、すぐに学園中に広まる事になる。お部屋係の【イリーナ】と【エルス】も若干、戸惑い気味かな。【ニナ】「カズヤさんの事?」【イリーナ】「まぁねぇ・・・」【エルス】「カルデアとフロリンスって、昔から仲が悪いし・・・」と話していると机に寝ていた【アリカ】が顔を上げ「どう言うこと・・・?」【ニナ】「あんたには分かんなくて良い話よ」と言うと「う・・・ん、わかった・・う・・ん」とまた顔を下げしまう。【ニナ】も調子がくるう感じかもしれない(笑)。「トリアス」の【チエ・ハラード】と【シホ・ユイット】から祝福されていた(シホは嫌味ですがね)。【チエ】は今後の事を考えると【アカネ】が抜けると痛いと言う。【シホ】も色んな意味で頑張ってくれると思う。
 【アリカ】は部屋に戻ってベッドに倒れ込む。「はぁ・・・何だろ、何か、ずっと、胸がモヤモヤしてて・・・うん・・!」と【ニナ】の時計のロケットを見つける。「うん、これ・・・」と手に取るとロケットが開き【セルゲイ・ウォン】と【ニナ】の写真が出て来る。それを見て「うわぁ・・・」と【セルゲイ】との思い出が蘇る。自然と表情が赤くなる・・・恋する表情でじっと見つめる【アリカ】。そこへ【ニナ】が入って来て「アリカ、大丈夫だったの・・・あっそれは・・見た?」と恥しそうに聴く。今までの【ニナ】だったら考えられない言動と行動ですね。2人が仲良くなっている証です。すると【アリカ】の頭から煙が色んな事が有り過ぎてオーバーヒートしたらしい。【アリカ】が目覚めるとベッドの上だった。【ヨウコ・ヘレネ】「お目覚めのようね」とカーテンを開けて入って来る。「あたし、どうして・・・?」【アリカ】のベットに座る【ヨウコ】先生「いきなり、倒れたの、憶えている?」「うんん・・・」と首を横に振る。【ニナ】の【アリカ】を担いで来たシーンが笑えた。そこで【アリカ】は「あの・・・ヨウコ先生!・・・って感じなんです・・・やっぱり、あたし病気ですか?」と相談する。【ヨウコ】先生は、笑顔で「確かに、病気ね・・・古い諺で、神様にも治せないってやつよ」と言われて、【アリカ】がブルーなオーラに包まれていた(笑)。動揺する【アリカ】に「ねぇ?『炎綬の紅玉』の話、知ってる?」と言われる。学園内の図書館で4人でその事を調べる事にする。【イリーナ】「ええと・・・あ!あった」と【アリカ】「どれっ」と覗き込む。伝説になるのは早過ぎる2,3年前の事。ここに夢と恋に破れた【鴇羽 舞衣】の伝説が刻まれていた。【ニナ】「御真祖様は、舞衣に五柱たれと判断されたのね」と語る。マスターを持たず、真祖様に仕え、オトメ自身を守る存在。それは『炎綬の紅玉』にとって最も辛い宣告だった。悩んだ彼女は自らの行く末を決める為に未来を見通す神の住まう森へと出かけ、ついに戻らなく今もその魂は暗い森をさまよっているとの悲しい伝説。4人の会話に【トモエ・マルグリット】が会話に入って来る。「バカよね・・・この人、男なんかに恋をするから、男との恋と、オトメである事の両立はしないわ。だから、ガルデローベではお姉様との絆を重視するのよ、恋する気持ちはその中にあれば良いんだから」と言うが、みんなが【トモエ】がようにわり切れ、百合系ではないのだ(笑)。
 中庭の場面。【アリカ】「炎綬の紅玉か・・・でも、何でヨウコ先生、そんな話・・・」と考えながら歩いていると【アカネ】と【ジュリエット・ナオ・チャン】の会話を偶然、耳にしてしまう。【ナオ】「ったく、キレが悪いね。したい様にすりゃぁ良いでしょうが、全部捨てちゃうとか」と【アカネ】に言う。本音では「トリアス」になりたくないらしい、面倒くさいから。【カズヤ】との写真を見ている【アカネ】の表情が切な過ぎる。その写真を破こうとすると【アリカ】「だめですっ!」とその手を止めた。【アカネ】との会話シーン。「アリカちゃんは、誰かに恋した事とかある?」の問いに「なっ・・ないです」と答える。そんなバレバレの【アリカ】を優しく見つめる【アカネ】。「不思議なんだよね。恋って出会うまでは全然、そんな人がいる事も知らなかったはずなのに、その人の何気ない一言で、喜んだり、悲しんだり、その人の事を想うだけで胸がぎゅうって痛くなったりするの・・・」とひとすじの涙を流す「どうして・・・どうして・・・恋なんかしちゃうんだろうね・・・」と、黙って見つめる【アリカ】の表情も好きなシーンですね。
 【ナギ・ダイ・アルタイ】と【ジョン・スミス】との会話。「ハルモニウム」の起動法、本物の姫の捜索の件が話される。そして「エアリーズ共和国」の遺跡で見つけてモノから原型に近い高次化技術を得た『シュバルツ』。その手に入れた技術を試す作戦が実行される。
 【カズヤ】を待つ【アカネ】。そこへ【カズヤ】が走って来る。「ごめんね、いきなり呼び出して・・・」となぜか、浮かない表情の【アカネ】。
 一方、【シズル・ヴィオーラ】も【スミス】の情報を追って「アルタイ」の国境付近に向うのだった。【ナツキ・クルーガー】の為でもある。そこへ【トモエ】が息を切らせて走って来る「シズルお姉様・・・あの・・・しばらく・・・お仕事で学園を離れるって聞いて、それで、私・・・」と想いを伝えようとするが【シズル】ははぐらかしている様に見えた。【シズル】は【トモエ】に昔の自分を重ねている様だった。やんわりと【トモエ】の恋する気持ちをお返しした。何を言いたいのかも一番に知っているし分かっている。あの悲しみの表情で理解できる。タイミングが悪いと言うのか、演出が巧みなのか、【アリカ】がバイトに行くので【シズル】に声を掛けて一緒に行こうとするのを見る【トモエ】。【シズル】にも断られて想いが届かず、【トモエ】の嫉妬心は【アリカ】に向うと思う。彼女のその先には何が待っているのだろうか・・・【トモエ】の動向が気になる所。
 【アカネ】と【カズヤ】はベンチに座り話している。【カズヤ】「えっ・・・」【アカネ】「ごめんね・・・カズ君」「だめだよ!そんなの!・・・僕は、アカネちゃんが好きなんだ!アカネちゃんだって・・・」と抱き寄せる。「好きよ!大好き!でも、あたし、国も夢も捨てられない・・・カズ君だってそうでしょう!いつか国の為に役立ちたい、その為に勉強するんだって・・・」と目の前にいる彼女は運命にほんろうされ、涙を流す一人の少女だった。
 【アリカ】が【シズル】を呼び止めて、一緒に行こうとした理由は【シズル】に聞きたい事があった。「あの・・・シズルさんって恋とかした事ありますか?」と・・・一瞬、【シズル】が驚いた表情をし、笑顔で抱きしめた。オトメなら誰もが通すべき道だと知っている【シズル】。「あっ・・・シズルさん」とドキドキの【アリカ】の頬にキスをして「気張りよしや・・・アリカさん」と言う。2人の前に泣きながら走って来る【アカネ】と【カズヤ】の姿が目に入る。そこへ爆破音と巻き上がる砂煙が支配した世界がやって来た。高次化技術で更なる強化をされた「スレイブ」が出現した。【シズル】は【アカネ】達に避難を促し、立ち向おうとすると【アカネ】が【カズヤ】を見て「あたしも!あたしにも戦わせて下さい!」と願い出る。「それが、どう言う事か分かってはるの?」と覚悟を聴かれるが「はい!でも、あたしはオトメなんです!」と【カズヤ】への決別の気持ちを込めた志願だった。そして「パールオトメ」としての力を解き放つ。【シズル】は上空から「シュバルツ」の構成員を捜していた。その時【アカネ】と「スレイブ」の戦闘を撮影(?)している黒き影の存在も気になる。失われた技術によりパワーアップした「スレイブ」が【アカネ】を追い詰める。よろよろを立ち上がり、決死の表情をする【アカネ】「あたしはオトメにマイスターにならなきゃいけないの、それが望みで、その為に今まで頑張ってきたの、それが夢だったの・・・だから、だから!」と「スレイブ」の肩を持ち上げて腕を破壊する。その事が「シュバルツ」の構成員を見つけるが・・・「その石、今までのもんとは違いますなぁ、調べさせて貰いますぇ」と【シズル】も気が付く。しかし、「スレイブ」が【アリカ】と【カズヤ】に迫るのを見て、一瞬気が取られてしまうと【シズル】の髪を突き抜け、弾丸が「シュバルツ」の構成員にヒットしてしまう。結果的には「スレイブ」が消え去り助かる事になるが・・・【アカネ】「さよなら・・・カズ君」と飛んで行ってしまう。その時の表情は精一杯の笑顔だった。
 マイスター【アカネ】の叙任式が行われる事になる。式典の生徒席にいる【ニナ】「どうしたの?」【アリカ】「うんん・・・でも、なんか・・えっと、よく分からない」と考えている様だった。叙任式が始まりマイスターの正装をした【アカネ】が式場に入って来る。契約の石がはめ込まれた指輪を持って、中央の【シャルル王】の前にひざまずく。【ナツキ】「清恋の孔雀石、マイスターアカネ・ソワール」と式が進んで行く。【アカネ】が指輪を持ちながら「これが、あたしが望んだ事・・・だから」と自分に言い聞かせている。やはり、表情はどこか寂しさを感じた。この場面に「ちょっと待ったぁ!!!」とのコールが響く・・・【カズヤ】だった。「やっぱり、僕は君が好きだ!愛している!君の為なら、家も、国も、何もかも、全て捨ててみせる!だから、だから、だから!アカネちゃん!!!」と手を伸ばすと・・・【アカネ】「すみません、陛下・・・あたし、あなたのオトメにはなれません」と駆け出し、抱き合って口づけを交わすのだった。「行こう!」「えぇ」と2人を見守る生徒たちも頬を赤く染めていた。その余韻が冷めあらぬ状態。【イリーナ】は泣き、【エルス】も「良かった。アカネお姉様・・・」と泣いていた。「うわ・・・凄かったね!ニナちゃん」と【アリカ】。2人に話しかける【セルゲイ】「夢を捨て、恋に生きる。それも一つの生き方だ・・・少しは憧れるか?」と【ニナ】と【アリカ】に聴く。【ニナ】「いっいえ!私はマイスターオトメになります!必ず!」と顔は真っ赤ですが(笑)「そうか・・・ニーナ」と頭を撫でて上げるのだった。「はい、お父様」と嬉しそうな表情をする【ニナ】。「君は?アリンコちゃん」と【アリカ】にも同じ事を聴く。「えっ?・・・あたし・・・えっ・・と」と【セルゲイ】を見つめる【アリカ】が【アカネ】との会話を思い出す。そして、その想い、気持ちに気が付いてしまう。「えっ・・・うっうそ!」「はぁ?」「うそっ!」「はぁあ?」「うそって!言ってぇぇぇぇ!!!!」と青空にこだました。
 夜遅くに、学園長室の電話が鳴る・・・。電話を【ナツキ】が取ると、相手は【ヨウコ】先生だった。その内容は「ロムルス」と「レムス」の国境付近で「オトメ同士」の戦闘が行われたとの【シズル】からの連絡が入ったと言うものだった。ここから物語はどうなって行くのか?それと【アリカ】はどこの国も背負っていない。いわば、中立的な立場。この立場が今後の展開に影響するかに期待したいですね。


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2 コメント

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舞乙 (せっけん)
2006-01-08 01:02:13
舞乙はまだ見ていませんが今後必ず見る予定です。舞HIMEはDVDと単行本でだいぶ内容が違うようで2度面白いです。好きな久我なつきはいつも下にパーカーみたいなの来てるところとか好きです。あとジャンケンとか負けるところとか。またたまに現れまーっす!!
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コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2006-01-08 23:13:58
 せっけんさん、お世話になっております!

そうですか、『舞HIME』はDVDを購入して

観ているのでしょうか?映像特典が良いですよね~

お色気が満載ですよね(笑)。

 確かに、コミックはだいぶ違う世界観ですね。

私は、アニメの方が好きです。

そうなると、『舞乙』はDVD待ちって

事でしょうか?今回の映像特典の「風華大戦」

でしたっけ?【アリカ】が【夢宮 ありか】になって

前作のメンバーと絡むらしいとか・・・観たいですね。
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