現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

未来への扉を開くのは、優しさという・・・鍵。 さよなら、赤ずきん・・・。

2007年03月24日 18時59分15秒 | アニメ・映像全般
 あなたのいるふたつの世界を守りたい―。未来を信じて心をつなぐ―。この世界が「優しさ」に溢れる事を信じて、そして、願っている―。
 2つの鍵を手に入れ、今度はふたつの世界を手に入れようとする邪眼の魔女に勇者たちが立ち向かう。未来への扉を開ける為に・・・。これは夢ではない。リアルな現実なのだ。エルデを侵攻するサンドリヨン城とハトナイトメアリアン。【小夜】を想い【草太】を想い、見守る【純太朗】。悲劇は繰り返してしまうのか・・・。三銃士たちは、命を懸けて、全てを懸けて【サンドリヨン】に立ち向かう。【白雪】は今まで【草太】と【りんご】に張りつづけた結界を外します。彼女が眼鏡を外す以上に本気だと思います。【草太】の大切な人ならば、それは【白雪】によっても大切な人だから・・・。しかし、その全力も【サンドリヨン】には通用しなかった。冷たい微笑の中で、防戦一方の三銃士たち、その脅威がエルデだけではなく、ファンダヴェーレにも迫っていた。巨大な杖は【草太】と【フェレナンド】から鍵の力を吸収し続ける。そして、融合。【サンドリヨン】が城そのものとなり、モンスター化し、目の前で絶望を見せ付けた。暗黒の刃に落下する【赤ずきん】と【ヴァル】。まだ、諦めていない。まだ【赤ずきん】は笑えた。弱々しいが笑えた。負けられない。そして、厳しい戦いがエルデに舞台を移す。その想いに応え助けたのが【ヘンゼル】と【グレーテル】だった。だが、【サンドリヨン】には手が出せない。体内には【草太】と【フェレナンド】がいる。高笑いをし、エルデの民に選択を迫る。『服従か・・・滅亡か・・・』。【りんご】は涙で訴える。【草太】を返して欲しいと・・・。大丈夫。きっと帰って来ると【純太朗】の言葉。だから、呼びかける。大きな声で【草太】に呼びかける。信じているから・・・。その時だった。『りんご・・・赤ずきん・・・』と【草太】が応えた。
 残された時間は少ない。心を完全に取り込まれるまで・・・。【りんご】を残し、七人の勇者たちが向う。【サンドリヨン】は鍵の力を使おうとしていた。苦しむ【赤ずきん】たちの声は体内にいる【草太】に聴こえる。草太・・・。悲しみ、怒り、憎しみ、なんていらないよ・・・それは、サンドリヨンと同じだよ。【フェレナンド】は優しく語りかける。『鍵の力はみんなの未来の為に使おう』と言う。自分を強く持ち、惑わされず、心の主となる。【草太】は自己を取り戻す。そして、内側から残された鍵の力を解き放つ。構わない・・・みんなが、ふたつの世界が救われるのならば・・・未来の為に、その犠牲もいとわない・・・。でも、そんな事を【赤ずきん】たちは望んでいない。大切な人を失いたくないのは、みんなも一緒だから・・・みんなで未来への扉を、気持ちを一つにして開こう。女の子たちのくじけない気持ち。それはなんて強くて、なんていとおしいものだろうか。みんなで力を合わせ、2つの世界を守り、生きて帰る。残された鍵の力と三銃士の想いが一つになり、眩き光の一矢が放たれる。『もう、誰も傷つけないで・・・自分もまた傷つくだけだから・・・』。【草太】は信じている。閉じた心にも、未来を開く「優しさ」という名の鍵がある事を・・・。【草太】は【マレーン】に呼びかける。「優しさ」は無意味ではないよ・・・きっと。【赤ずきん】の瞳は真っすぐだった。『未来への扉を開くのは、優しさという・・・鍵。』
 未来を紡ぐ勇者たちが、千年の時を越えよみがえった、七賢者の光に包まれる。優しい光と優しい風に包まれたふたつの世界。それは、封印の光。人は間違っても、いつだってやり直せる。それは、仲間がそばにいるから。だから、わかれたふたつの世界の人でも、力を合わせ、心を一つになれた。いつか、分かり合える。理解できる。そんな日がやって来ると信じている。
 何も描かれていないカード。それは、未来への招待状なのかもしれない。未来の物語は、自分たちで造って行くものだから、その力はきっとあるよ。物語はふたつの世界が本当の意味で一つになるまで続く。我々がその結末を知るには、まだ永い永い時間が必要なのかもしれないですね。また、物語が始まる。その第一章が良い方向に進みますようにと願っている。
 再会。【サルタン】に救われた【小夜】にも逢えた。【草太】はお母さんと帰って来れた。『ただいま』とお父さんに言えた。『おかえりなさい・・・ただいま』の何気ない会話。それが凄く嬉しかった。家族もようやく一つになる事ができた・・・そんな気がした。それだけで良かった。一人一人の物語は終わらない。まだ、始まったばかりなのだから・・・。さようなら、赤ずきん・・・。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ろろ)
2007-03-25 08:49:50
うわぁ~♪なんか、途中で見るのを挫折してしまったことが後悔されますよぉww
DVDで今度まとめて見たいですっ☆
返信する
コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2007-03-26 00:38:54
 ろろさん、いつもありがとうございます!!!
本当に残念ですね。ラストは温泉話ではあります。
でも、飽きる事無く観る事ができたアニメ作品です。
こんなアニメを4月以降も期待しております!
返信する

コメントを投稿