現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ふたつの世界の物語 最終幕 まだ届かぬ未来へ・・・。

2007年03月19日 09時02分26秒 | アニメ・映像全般
 扉は開かれる・・・。邪眼の魔女は願っている。【草太】と一つになる為に・・・ずっと待っていた。ファンダヴェーレを大いなる闇が覆い始める。異変。何が始まろうとしているのだろうか・・・。不安。怯え。歓喜。様々な表情を見せる人々。魔女は高笑いをしていた。「エルデの鍵」の力に満足している様子。【赤ずきん】たちの魔法は無力化されてしまう。【草太】の負の感情。世界は一つになり出す。もう止められないのか。エルデに現れたサンドリヨン城。【サンドリヨン】の使徒である無数の【ハトナイトメアリアン】が街並を破壊する。そこには背けたいほどの絶望が映し出す。【りんご】の悲鳴にも似た声がしていた。これが【草太】の望んだ事なのか・・・否定。【サンドリヨン】は見せる過去の全てを。おとぎ話カード。それは1枚だけ母【小夜】のカード。神聖で純粋な力に満ちていた。【りんご】がそのカードを拾う。たった一つの希望。【マレーン】としての姿の道しるべ。あえて見せていた。全てを知っている・・・利用する為に。結末は【サンドリヨン】の1000年前の出来事・・・破壊。【草太】が【サンドリヨン】に重なる。同調。大切な人を失う体験。【サンドリヨン】の瞳が妖しく輝き出す。【サンドリヨン】が【草太】に語りかける。悪魔の囁きだった。支配。【赤ずきん】の声は届かない。【赤ずきん】と【ヴァル】は【草太】を取り戻す為に【サンドリヨン】に立ち向かう。しかし【サンドリヨン】の力は桁違いの強力なもの。でも、諦める訳にはいかない。みんなのその想いに応えるように、【小夜】が話してくれたおとぎ話カード。【サンドリヨン】誕生物語とは関係のないカード。【小夜】が【赤ずきん】たちを応援しているようだった。【フェレナンド】も支える。【草太】と【サンドリヨン】の違い。それは「仲間」がいるか・・・いないか・・・。みんなは【草太】に呼びかける。『おとぎ話を聴いた時の純粋な気持ち』『教えてくれた優しい気持ち』『自然を愛する豊かな気持ち』『いつも仲間を信じていた気持ち』『みんなを包み込む温かな気持ち』『私(りんご)を守ってくれた強い気持ち』そして『笑顔を忘れない明るい気持ち』。みんなの気持ちは一つになって行く。【草太】に想い出して欲しい・・・取り戻す為に・・・。【フェレナンド】も優しい風を【草太】に届ける。【赤ずきん】は【草太】を失いたくない。例え、この声が届かないかもしれない。それでも【赤ずきん】は信じているし、みんなも同じ想い。そして、優しく抱きしめた。涙。その想いは【サンドリヨン】に叩きつけられた。その時だった。【草太】も涙を流す。それは【サンドリヨン】に向けられたもの。【草太】はずっと【マレーン】を救いたいと思っていた。優しく語り、諭す。一人ぼっちでの支配。そして空しさ。だが、止まらない。【草太】は一人じゃないから・・・そばにいるから。ふたつの世界はひとつになり始めていた。【草太】と【フェレナンド】を手中にした【サンドリヨン】は冷たく微笑んでいた。

 みんなで開けよう。未来への扉を。そして、帰ろう。みんなで・・・。