現代視覚文化研究会「げんしけん」

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グレーテルの笑顔とヘンゼルへの想い。

2007年01月20日 16時20分21秒 | オタカルチャー
 【グレーテル】は、愛情に飢えている女の子。ただ優しさを求めている。何もいらないから【ヘンゼル】との生活を望んでいるだけ・・・。でも、今は【ヘンゼル】を待っているだけではだめなのも分かったと思います。大切なお兄様を取り戻す為に、怖いかもしれないけど「邪眼の魔女」と戦わないといけないのです。ひとりでは無理かもしれないけど、【グレーテル】には【赤ずきん】と【草太】たちがいるのです。だが、まだ行けない。それは、彼女には彼女にしかできない事がある。サンドリヨン軍の中にいるからこそできる事があると思うのです。きっと【草太】たちの手助けをしてくれると思いますよ。やはり【グレーテル】も笑うと可愛いですよね。ずっとその笑顔でいて欲しいですね。

グレーテル、君はひとりぼっちではないよ。

2007年01月20日 14時08分43秒 | アニメ・映像全般
 【赤ずきん】の歌声が聞える。みんなは「封印の地」を目指していた。吊り橋。この先はどう進めば良いのだろうか?驚く【赤ずきん】。目の前には【グレーテル】と【ランダージョ】の姿。これは、待ち伏せされていた。いきなり、駆け出す【グレーテル】。ミッシググレイヴとグリムテイラー。【赤ずきん】と【グレーテル】との攻防。しかし【グレーテル】の手首はまだ治っていなかった。それだけ「ギガンティックグレイブ」の破壊力は凄まじいものなのだ。【グレーテル】の表情が歪む。逃がすまいと吊り橋を斬り【草太】をつかまえるも、痛みの為に重力魔法が解けて【グレーテル】は【草太】と「苺の谷」へ落ち【赤ずきん】たちとも別れてしまう。
 【ランダージョ】はこの状況を【ヘンゼル】に報告する。【ヘンゼル】は【グレーテル】よりも「エルデの鍵」の方が重要だと口にする。ますます【サンドリヨン】の暗黒魔法にとり込まれているようだ。もう、妹だと思えないのか・・・。
 魔物に襲われそうになる【草太】を助ける【グレーテル】。「エルデの鍵」だから助けた。【草太】は痛みで震える【グレーテル】が心配なのだ。彼女をできる事ならば助けたいと思っていた。優しかった頃のお兄様はもう消えてしまったと嘆く。全てを【草太】のせいにして、ミッシググレイヴを振り上げるが身体がいう事を利かなかった。高熱にうなされ木にもたれかかる【グレーテル】。もうろうとする意識の中で【ヘンゼル】を、優しさを、その小さな手が求めていた。【草太】は逃げる事はしない。【グレーテル】をそのままにしておけない。
 【グレーテル】は昔の夢を見る。もしかしたら、悪夢なのかもしれない。【ヘンゼル】と森をさまよう。そこで【サンドリヨン】に出会った。【ヘンゼル】は【グレーテル】を守る為に暗黒魔法を覚える。そして、お兄様は遠くなって行く。

 『今度は、私がお兄様を守ってあげなくちゃ』

そこに【赤ずきん】たちが来る。ミッシググレイヴを構える【グレーテル】。だが、小さな身体は悲鳴を上げていた。【赤ずきん】は【グレーテル】の額に手をやり、みんなで介抱されてしまうのだった。みんなの優しさに触れる【グレーテル】。ひとりではない。みんなは本当にお人好しですよね。どんどん【グレーテル】は笑顔になって行く。『あっ・・・ありがとう・・・』。照れながらも感謝をする【グレーテル】。【グレーテル】は【ヘンゼル】のお手製の似顔絵ブロマイドを持っている。彼女のお兄様がどれだけ大好きなのかが分かります。それは、はずかしがる事ではない。【白雪】は【草太】の似顔絵カードを10枚以上は持っていた。取り上げようとする【りんご】とのやり取りを見て、心から笑顔になる【グレーテル】だった。
 苺の谷に到着する【ヘンゼル】は【ランダージョ】と合流する。一方【赤ずきん】たちとお別れをする【グレーテル】。【草太】は『本当に、一緒に行かないと?』と言う。彼女の答えは行かない。お兄様を守る為に行けない・・・。そこで【赤ずきん】が『でも、おかしいよね』と【ヘンゼル】を助けたいなら戦う相手は【サンドリヨン】だと言う。【グレーテル】は下を向き『無理よ・・・』と邪眼の魔女の恐ろしさを知っているから・・・。でも、【赤ずきん】は『無理じゃないよ』と言う。【グレーテル】はひとりではない。【赤ずきん】たちも【サンドリヨン】と戦っているのだから・・・。

 『一緒に戦おうよ。大事なものを守る為に・・・』

【赤ずきん】の表情は凄く力強く、その瞳は真っすぐに【グレーテル】を見ていた。【赤ずきん】の本気の言葉は、【グレーテル】の心に響き、心を揺さ振り、彼女を変えて行く。少しでも良かった。前向きになれれば・・・。
 ついに【赤ずきん】たちの前に【ヘンゼル】と【ランダージョ】が現れた。それは、妹の為に来た訳ではなかった。容赦なく【グレーテル】ごと雷の魔法「サンデ」を使い、攻撃をして来た。
 
 『どうして・・・お兄様が私を攻撃するなんて・・・私は今まで・・・何の為に頑張って来たの・・・』

【ヘンゼル】は妹ごと消し去るつもりなのか・・・。さらなる上級の雷の魔法が放たれようとしていた。すごくショックだった。力ない表情の【グレーテル】に「デスブロー・サンデ」が放たれた。もう死ぬ覚悟があったのかもしれない。お兄様に攻撃をされて、何もなくなっちゃった。そして、絶望した。だから、もう・・・。でも、君はもうひとりぼっちではないよ。【草太】がとび出し、身を挺して守る。その姿が、優しかったお兄様に重なる。ここにもいるよ。傷ついた【グレーテル】を守るひとりの男の子がね。だから、あきらめないでね・・・。
 【ヘンゼル】との戦い。森の木々を魔物に変えて攻撃を仕掛けて来る。三銃士はそれぞれの力で対抗するも、数が多く【ヴァル】の作戦で逃げる事にする。【赤ずきん】たちは斬り落とされた吊り橋までやって来た。【白雪】の氷の魔法で反対側に橋をかけた。しかし【グレーテル】は一緒に行かない。ここに残る。時間はあまり残されていない。どうする【草太】。その時だった。【グレーテル】はひとり言のように呟いた。『緑の道を行けば、封印の地につながるはず・・・』。もう行くしかない。【グレーテル】は【草太】の優しさに触れ、彼女の中で何かが変わり始めていた。呪文を詠唱し「ギガンティックグレイブ」を使い、氷の橋を斬り落とし【ヘンゼル】たちに追撃をさせなかった。優しくしてくれた【草太】の為に・・・。エルデの鍵を逃がす為に・・・。悪い子ではない。
 【草太】が道を指す。それは「緑の道」。三銃士たちは、この道を知っている。【赤ずきん】の表情が一瞬、厳しくなった気がします。【ヴァル】も知っている。
 【サンドリヨン】の怒りに触れ、牢獄に幽閉される【グレーテル】。『大事なものを守る為に・・・』と【赤ずきん】の言葉を思い出していた。【グレーテル】にもう一つの居場所ができようとしていた・・・。今は、まだ少し先だと思うけどね・・・。