「たった」と言われますが、3年10ヶ月の間、衆議院議員として
税金からねん出されている「歳費」をいただいていた立場から
見ても小渕前経済産業大臣の収支報告書は杜撰(ずさん)です。
私がチェックをお願いしていた税理士さんは、稲毛屋の経理を
お願いしていた先生で、国会議員の会計チェック専門の方では
ないのですが、それでもあの様な内容での提出は許可していた
だけなっかたと思います。
有権者に金品を渡して票をまとめるような必要の無い、地元
で絶大な人気を誇る先生ですから尚更残念だったと思います。
「親の代、子供のころから金銭の出入りをお任せしていた」
「私自身知らない事が多すぎる」「法的に何の問題が無いとは
言い切れない」等々、あの記者会見での言葉がよく分かります。
松島前法務大臣の「うちわ」は社会通念上金品とは言えません。
他の議員、候補者も配っていました。国会で質問した参議院
議員本人も配っていました。だからこそ突かれたのでしょう。
しかし、政治問題を取り上げずに政治スキャンダルを取り上げる
メディアの対応姿勢はあまりにも読者や視聴者に迎合し過ぎて
いるように思えます。
民主主義と言うのは選んだ人が適さなければ自分や仲間が
議席を目指す事が出来るシステムです。その為には声を出す
事です。そしてその声をまとめる事なのです。
何も言わない事は「満足している」という意思表示なのだ、と言う
事を忘れてはいけません。