鈴木様
日頃よりカタリバへの温かいご支援をありがとうございます。
認定NPO法人カタリバの大石です。
コロナ5類移行から1か月半が経ちました。
子どもたちの生活にも変化がみられます。
「運動会で声を出して応援した」「授業中のグループ活動が再開した」など活発に活動する声が聞かれています。
カタリバの放課後学校でも、コロナ前と同じような取り組みを徐々に再開しています。
本日は、最近の放課後学校の様子をお届けしたいと思います。
ご寄付のおかげで実現した検定試験
検定試験に向けて学習にも力が入ります。
6月4日(日)、カタリバの放課後施設の一つでは、中学生35名が、英検(実用英語技能検定)に挑戦しました。会場は「準試験会場」として認められたカタリバの放課後施設です。
今回の受験は、すべて皆様からのご寄付を使わせていただき、子どもたちは費用の心配をせずに挑戦することができました。心よりお礼を申し上げます。
なかには人生で初めての検定試験となった子どももいました。来月には数学検定、都立高校入試のための模擬試験と続きます。お預かりしているご寄付で実施させていただくことができそうです。ご支援に心より感謝申し上げます。今後の秋や冬の模擬試験や検定も、継続して実施していきたいと思っています。
お問い合わせをいただくことがあり、私たちの活動を任意の金額にて、その都度ご寄付いただく支援の形もご案内させていただきます。
▼「その都度のご寄付」はこちら
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/すでにご寄付をいただいている皆様には重ねてのご案内になりますこと、ご容赦ください。
夏から冬に向けて毎月のように実施される模試は、学習の習熟度を測るだけではなく志望校決めのためにも大切です。
「夏は受験の天王山」とも言われます。子どもたちが、学力だけでなく自信を高めていけるようにサポートしてまいります。
試験の「前」と「後」で挑戦する気持ちを育んでいく
英検という一つの目標に向けて取り組む過程は、とても大切です。
スタッフは、教室内の掲示板や廊下の張り紙や声かけで、チャレンジを促しますが、一歩を踏み出す勇気が湧いてこない子どももいます。
「どうせ受からない」
「自分だけ落ちたら恥ずかしい」
これまで、経済的な理由から色々なことを「諦めてやり過ごす」癖がついている子どもたちは、すぐには「がんばればできる」という気持ちにはなりません。
面談では前より成長した点に着目してやる気を引き出しています。
そんな気持ちをほぐし、挑戦してみようという気持ちが芽生えるように、根気よく励まします。
小さなやる気が芽生えたら、受験する級を見極めるのもスタッフの大切な役目です。学年の目安に縛られず、その子の学力に応じた級を受験することで、まずは「合格する嬉しさ」を体感してもらい、「できるかもしれない」という挑戦のための小さな芽を育みます。その先に「できる」という自信につなげられるよう次の機会を提案し、一緒に学習計画を立てていきます。もし、検定試験に合格しなくても「次回こそがんばろう」と思えるようにすることも大切です。
今回は、検定試験の後、スタッフがカフェタイムを企画しました。
珈琲ミルを持参し、BGMをかけながら、ちょっとしたカフェの雰囲気を演出し、みんなでテーブルを囲むと、子どもたちは、検定試験をがんばったことを、お互いにねぎらう様子がみられました。
「失敗しても大丈夫」そう思える居場所を用意し、子どもたちが安心して挑戦し続けられるように見守っています。
スタッフも心を込めて珈琲を淹れました。
体験を通して学ぶ大切さ
来月から夏休みです。
カタリバの放課後学校では、昼と夜の二食を用意するほか、地域の方のご協力を得て、花火大会での浴衣の着付けや、プロの奏者によるクラシック演奏会などの体験学習を企画しています。先日、島根県雲南市にある不登校などの困難さを抱える子どもたちが集まるカタリバの施設では、田植え体験を行いました。
この夏、体験学習を通して子どもたちが多くの人や文化・自然に触れ、社会とのつながりに気づき、自立心やチャレンジする気持ちを育む機会になればと願っています。
初夏の日差しを感じながら、島根県雲南市のカタリバの施設では生徒たちが田植えに取り組みました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本格的な梅雨を迎え、体調管理の難しい季節です。どうぞご自愛ください。
※本メールは寄付者の皆様にだけお送りしております。お知り合いの方に情報を共有される場合はプライバシーに配慮した形でよろしくお願い申し上げます。※
ご支援金額の変更や各種ご寄付の相談受付の紹介
日頃よりご寄付に心より感謝を申し上げます。 お問い合わせをいただくこともあり、各種ご寄付の受付窓口を紹介させていただきます。重ねてのご案内となり恐れ入ります。
■ 法人・団体からのご寄付「勤めている会社の社会貢献活動として寄付したい」「チャリティーイベントで集めたお金を寄付したい」などのご相談をいただくことがございます。こちらよりお問い合わせ・資料請求ください。
メディア掲載
お手続きに関する変更はWebから可能です
発行元/認定NPO法人カタリバ文 責/ 大石 しおり・鶴賀 康久
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