百姓一揆(差別用語だけどあえて使わせていただきます。)
最近,農家の田んぼが、農転などで資材置き場などに変わっていきます。
良識ある業者であればいいのですが、いざ開発されると近所迷惑で苦情を相談に来る方が、後を絶ちません。
最近では、農転物件ではないのですが、施工者に言わせ建築物ではないと言わんばかりにブロック積みで、
歩道の真横にカーポート兼用でコンテナを2段に積み上げてあるのを見かけ
建設課に指摘、後日上にあるコンテナは下ろされました。
農家の方は今、米を作るのはよほどのことがない限り、オペレーターにお願いをしています。
大抵の農家の方は、田んぼを維持しているだけで、機会があれば処分したいのではないでしょうか。
(私もその一人です。)
それでも、近所迷惑になる業者には売るのはためらうのですが、いったん手放せば次はどうなるかわかりません。
そんな思いもあり、今回東京に行く機会があり、それも官房副長官にお目にかかれるので、
要望書を携えていきました。
作っているときに思ったのが、表題にある「百姓一揆」です。
住民の困りごとを、お代官に直訴しに行く、そんな藁(わら)にもすがる気持ちで、要望してきました。
以下、要望書の全文です、
内閣官房副長官 内閣総理大臣補佐官
木原 誠二 殿
自動車の解体施設(以下「ヤード」という。)産業廃棄物の野積みや住環境に相応しくない施設の規制の要望について
令和5年7月13日
愛知県海部郡飛島村竹之郷1丁目25番地
℡0567-52-4833
愛知県海部郡飛島村議会議員 鈴木 康祐
【要旨】
ヤードや産業廃棄物の中間処理施設などが、農地転用(最初の転用目的が駐車場)などを経て、住宅地の近くに本来の目的外の開発・建設等がなされ、農地法などお構いなしに転用が、急増している状況であります。
社会一般としては必要な施設であることは承知しておりますが、農地の横に高い塀を建て、産業廃棄物を野積みにされることは、農作物の安全性が危惧され、また住居との隣接地に立地することは、近隣住民としては、今までの平穏な居住環境が壊されるのではという不安な気持ちがあります。
騒音も作業が連続して続くわけでないからと、どんな大きな音でも「瞬間的な騒音だから公害ではない」と言われ、油脂などの悪臭や粉塵もあり、苦情が絶えない状況でもあります。
「住みよい住環境」とするためにも喫緊の課題となっており、何らかの規制を行える実効性のある法律等の整備をお願いするものです。
【理由】
開発等を行う場所が民家の近隣が多く、その多くは周囲を高い塀で覆い、振動・騒音・悪臭・流出する油脂等の問題も住民苦情が絶えません。
中古車や鉄屑、産業廃棄物の野積みが毎年のように火災が発生し、付近の道路や歩道など敷地の延長だと言わんばかりに占有し、近隣住民は泣き寝入り、無法地帯と化しています。警察や行政等により指導を行っていただいていますが、その場しのぎの対応で、イタチごっことなっています。
また、車両や物資の搬入時には道路を占有し、長時間の積み下ろし等を行うことがあり、一般の通行車両に対し事故の誘発を招く恐れがあり危険です。その中には、ナンバーの無い車両で公道を運転する行為も散見され、事故に遭った場合、被害者は何の補償もされない恐れがあります。そのような業者(特に外国人)には、回送運行ナンバーを車両に張り、中古車、鉄屑、中には産業廃棄物を運び、日本の法律、税制などお構いなしに金儲けに走る業者が散見されています。その立地場所が子供たちの通学路になっている場所もあり、保護者から何とかしてほしいとの訴えも日常的に寄せられています。
この要望は、このような施設の排除を求めるものではなく、そこに居住する住民の住環境を守りつつ、安心して生活が出来るように、住居近隣への立地を制限する法律等の整備や、違法行為の取り締まり、規制の強化をお願いするものであります。